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完成間近

0320  ヨコハマ 薄曇り

ハッキリしない天気です。でも今日はセットアップ作業なので、まあいいか。

順調に作業が進んでいる H さんのカスタムストラトですが、t.m.p の設定はフェンダーストラトの様にボディセンターに貫通溝を与えていない設計なので、通常のストラトみたいにピックアップ・アッセンブリーを上からポンッ!と乗っけてオシマイと言う訳には行かず 組み込むのが面倒なんです。

まあ、ストラトキャスターほどボディ木部に座グリやカット面の多いモデルも少ないので、少しでもダイナミクスを豊かにする為に貫通溝加工をしていないのですが、お陰で数倍作業は面倒です。

今日中に完成させる予定でしたが、なんと今度は指定された弦が在庫切れ。
でもまあ、ここまで来ればひと安心。

このストラトの次には試作モデルから t.m.p のネックプレートだけ取り外して、STELLA-P90W のセットアップを行なう予定です。T さん、お楽しみに。



経過報告 H さんのカスタムストラト

0319  ヨコハマ 雨

少し晴れ間も見えましたが結局、今日は雨降りですね。
塗装は出来ませんが、今日の日程はカスタムストラトのセットアップですから天候関係無し。

たまたま在庫で見つかったネックプレートは手作り品ですから市販されてませんので作る以外に手は無いです。
t.m.p を設立した当初から目標はオールジャパンメイドでしたから出来る限りパーツもポットやスウィッチ、ジャック以外は国産品やオリジナル/手作り品で構成されています。

そんな関係で東京の下町工場にお手伝いいただいて作っていたものも過去には有りましたが、現在までにその多くの町工場は閉鎖/廃業されて皆さん転職されて行きましたね。

さぞかし悔しかった事でしょう。頑張って頑張って家族中で維持して来た工場を自ら閉めるんですからね。
中には自殺された方も数名いらっしゃいました。その仲間の最期の姿を見て廃業決めたと言う知人もおりました。

メーカーさんでさえ出来る限り既存のパーツ、仕様でまとめようとします。オリジナルとはコストリスクが高いからです。個人で製作家をやるのであれば、生活費を削ってまでオリジナルを製品化するか、どうか、そう言う次元です。誰も給与もボーナスも与えてくれないですからね。

そうまでして作りたいか?自問自答の繰り返しですね。
「作りたい」ワタシは自問自答の答えを自分にそう言って返しました。

もうすぐこのストラトも完成します。




終了報告 Oさんの VGT-LP

0318  ヨコハマ 曇り

なんだかハッキリしない天気ですが、何とか塗装は可能でした。

本日のメインは O さんのLP-Std VGT です。全てのセットアップ作業が終了し、最後のサウンドチェックでハンバッカーのポールピースが適しているか再度確認して終了です。

出来立てのホヤホヤでまださすがに寝ぼけてはおりますが、それでもこれが最近に製造されたレスポールとはとても思えないサウンドをしています。

たぶん コイツを弾き込んだら どんだけ鳴るんだろう、と思われるでしょう。
これ以上、説明は不要ですから後は O さん、お引き取りの際にケースをご持参の上お越し下さいね。受け取り際してのご予定をお聞かせ下さい。お待ち致しております。

P.S. 確定申告に伴う棚卸し作業中に t.m.p製のオリジナル・ネックプレートが1枚だけ見つかりましたので、最も長くお待ち頂いているHさんのカスタムストラトのセットアップを明日から再開致します。その他の皆さんはもう暫くお待ち下さいませ。m(_ _ )m



楽器製作は治具製作である

0317  ヨコハマ 晴れ

今日は文句無く春の暖かさです。ありがたいですねえ。
もうすぐ友人達と桜の花を愛でる会を予定しています。早い話 花見ですわ。桜

今日は O さんのVTGのレスポールのセットアップの続き作業。でも勿論それだけではなくて、今日は古くなって作り替える必要のある製作治具の作り直しなどもやってたりしてます。

まあ、あと何年仕事するか判りませんけど、製作するってことは同時に治具も製作するってことなのです。

写真1枚目も ある種の治具の写真なんですが、この写真だけで何の治具かお分かりになる方はそうそういらっしゃらないでしょうねえ。
2枚目の写真でもうお分かりでしょう。そうチューン0ブリッジの固定治具なのです。

これはフラットトップ用でして、ボトム面がフラットですが、ボトムがアーチ形状になっている治具もあります。オクターブの位置設定でまずこうしてブリッジを固定してサドルを大まかにオクターブ位置にセットしてから、実際に弦を張ってブリッジの左右のスクリューセンターの位置出しを行なう為のものです。

写真のボディは T さんの CCR-LS ですが、この楽器もブリッジ取付け以外を全て済ませてから、弦を張って完成形まで一旦持ち込みます。そしてブリッジ位置が決まった後でスクリュー穴加工を施して最後にブリッジを正規に取付けるのです。

まあ、言ってみれば、それだけの為に手作りで用意したのがこの固定治具です。
治具には他にも固定治具とは異なるガイド治具もあります。
作業用途別に何種類もワタシは使いますね。勿論全てそれらはオリジナルなものです。




経過報告 O さんのLP-Std

0316  ヨコハマ 曇り空

新しい1週間のスタートです。
今日は O さんのレスポールのセットアップです。
あえていつもの磨き込みはせずにラフに仕上げています。まあ、なんつってもヴィンテージ・ゴールドに、と言うオーダーですからね。

前回サンプル作業として今回と同じトップのリシェイプ&リフィニッシュした83年製のギブソンは
70‘sのサウンドとイメージで仕上げましたが、今回は50‘sですから、色合いも細部設定もが異なります。と、説明させて頂いてますが、色合いはどう違うんですか?とおっしゃる方の為に2本を並べてみますね。

片や既に完成済みですから見え方が違いますが、それでもカラーリングの違いはお判り頂けると思います。こんなんです。(^ε^)
83年製のチューン済みレスポールは弾かれた方がみなさん魅了される様子ですね。でしょーね。

個別報告 仙台市のTさん

0314  ヨコハマ 薄曇り

なんだかハッキリしない天気のヨコハマです。

とは言え、本日はTさんのCCR-LS 用のネックのフレット仕上げと塗装コーティングを行ないました。ボディも一旦全体を水研ぎしてから最後のクリアーコーティングを施しました。

もうこれで塗膜さえ硬化すればセットアップに移行出来るのですが、なんせパーツが・・・

メッキ屋の社長さん、行方知れずとか・・ ( ̄□ ̄;) 死んだらダメですよ、それだけは。
 


カスタム品の完成をお待ちの方々へ

0313  ヨコハマ 晴れ

今年の春の訪れはそこそこの寒さを伴ってる様子。

気掛かりだったカスタムパーツの上がりがあまりに遅い。
知人を介してメッキ処理を依頼した工場とずっと連絡が取れないのだそうです。
持ち込んだネックプレートもどうなっているのか・・最悪の事を想定して再度プレートを加工して別のメッキ工場に持ち込む必要が出て来ました。現在その線で進めています。

エレキ用のパーツのメッキは電気メッキ処理なのでですが、これが出来るところが限られているのでこの点も少し心配です。それでも何とかしなくちゃ。

完成をお待ち下さっている皆さん、誠に申し訳ない。必ず何とかしますのでもう暫くお待ち下さい。

写真はほぼ完成していたRetro City Bass のカラーリングを外周のカラーを変更して仕上げ直している最中のショットです。
外周のカラーがブラックに近くなり過ぎているとの判断からやり直しを決めました。
外周部分が黒に近くなるほどフェンダーの3トーンサンバーストのイメージに近づいてしまうのでそれを避けたかった為です。



ちなみに、ワタシは来月で還暦を迎えますが、実は去年の秋からからジムに通って筋力を強化しつつランニングもこなし、筋肉を増やしながら体重は10キロ近く落としました。
そして16の時から毎日40本前後吸っていたタバコも50代で止めるべく、現在1日5本まで減らしています。
お陰さまで今では50才の頃よりもパワーがあり、自分の体重をリフトアップすることも可能になりました。

すべては還暦をもって新たに生まれ変わる為であり、自分の人生をより良くする為です。

世の中を良くしたいなら、世の中が変わる事を望むのではなくて、それぞれが自己改革すれば良いのです。
(^ε^)





経過報告 O さんのLP-Std

0312  ヨコハマ 晴れ

晴れてくれました。有り難い。

数点の塗装作業をこなしつつ、写真のVTGレスポールのフレットファイリング仕上げを済ませております。
近年のレスポールはネックの仕込み角が強過ぎるものが多く、この個体は後半からフレットを抜き去り指板の上面角修正をして再びフレットを戻す、ハーフ・リフレット作業を施してあります。

後は全体をあえて大雑把に水研ぎ研磨してあまり艶だしをせずに仕上げるつもりです。
ヴィンテージ・ゴールドトップなのにピッカピカってのもアンバランスですからねえ~。

O さん、作業は完全に後半戦です。
ますます楽しみでしょうねえ。他所では味わう事が出来ない醍醐味でしょ? (^ε^)

終了報告 2件

0311  ヨコハマ 晴れ

風が強いですが晴れてくれて助かります。

今日は写真のHさんの64レリック・ジャズベースのチューンが終了。
この個体は昔ワタシがチューンナップした ベーシスト A・O 氏の白いヴィンテージ・ジャズベ-スと全く同じセッティングで仕上げてあります。音もそっくり。
Hさんは受け取りに来られますかね?ご連絡をお願い致します。

そして墨田区のTさんのマーティン000-28ECのネック調整も終了し本日出荷です。
これは以前に 一連のt.m.p チューンを施した個体ですが、あまりにネックが真っ平らなのでカポをした時にアタリが出易くなっていた様子ですので、ほんのちょい順反りに変更してあります。

所有者のTさんはこのチューン済みの個体を心から気に入って下さっっている様子で、先日はチェリーウッド仕様のマーティンのチューン品をご購入下さいました。2本目のチェリーのマーティンも大変お気に入りだとの事です。作業者として嬉しいですね。ありがとうございます。




個別報告 恵比寿のHさん

0310  ヨコハマ 雨

冷たい雨が降ったり止んだりを繰り返しています。塗装を行ないたいのですが無理ですね~

今日はHさんの64レリック・ジャズベのセットアップが開始です。
まずはフレットのファイリング仕上げから初めてWBHナット取付け、そしてボディとのジョイント。
理想的な設定へと変更しつつのリセットアップ作業となります。

明日から全体のリセットアップ作業を進め、出来れば明日中には完成させる予定でおります。

1000W仕様の55Hz-パワーサプライが売却済みとなったので本日は懐かしい55Hz周波数変換機の試作2号器をセッティング。相変わらず音源に忠実な再生音を聴かせてくれてます。

時々、通常電源時の音と違いが判らない方もいらっしゃいますが、まあワタシの様に音源/ソースを創る側の人間としては致命的ですが、音楽/音響の世界で生きて行くわけで無いのであれば、然程気にする必要は無いのではないでしょうかね。