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オリジナルは必然性

0903  ヨコハマ 曇りのち晴れ

今日は雨降りとの予報でしたが晴れましたね~
でもスピーカーの作業を接客があったので塗装も燻煙も行なっていません。
燻煙も途中で雨に降られると困るんですね~ 中止ですから。

オリンピックの公式デザインで揉めてる様子ですが、結局ボツにして再度公募するとの事ですね。
何とも準備段階から揉め事が多いオリンピックですね。

それから最近は一般人がネット検索でいろいろ調べて問題点を見つけ出してはそれを指摘して拡散させ、まるで素人が吊るし上げ裁判をしてる様に感じて少々不快ですね。

何はともあれ、人の揚げ足取りばかりしてると、それもまた自分の身に返って来るから気をつけなよ!って思ってます。

でもまあ、プロの仕事はオリジナルで無くちゃあ、いけませんよね。
ワタシの作る樹脂製のスピーカーも曲面構成構造である点が非常に重要なんですが、唯一本体のボトムだけは円形のフラット面です。

スピーカーの裏面のコーン紙の動きでスピーカー内部にも音が出てますから箱形スピーカーでは自分の出した音が跳ね返って来て自分が押される為に自由振動が出来ない事が根本的な問題なのです。この為に従来の箱形スピーカーでは吸音材を内部に貼って反射音を抑えているのですが、対面反射を防げば防ぐ程、内部は原音よりも濁ってデッドな響きに成ってしまうのです。

t.m.p のスピーカーの唯一平らなボトム面には写真の様な多孔樹脂プレートをクレーター状に加工を加え、更にその上には繊維シートを貼り、ボトムプレートに設置して上から降りて来る空気振動を吸収分散させています。簡単に言えば、衝撃吸収ダンパー的な役目をしてるって事です。

@写真左のプレートがクレーター加工したもので、右側がそこに繊維シートを貼っているショット。またボディ内部の側面にも吸音効果が得られる独自な工夫が施してあります。

このボトム面にぶち当たった振動エネルギーは拡散して力無いものに成ってしまう為に元のスピーカー位置まで戻れないのです。だから t.m.p スピーカーは常に新しい信号にだけ反応出来るのです。だから立体的な原音に忠実でライブな再生音を出せるんです。

この拡散プレートもこうした理由あって生まれたオリジナルなモノなのです。

誰かのデザインに似てるかどうかの前に、そのコンセプトの必然性から生まれたものが真のデザインなんだと思いますね。 そこには誰かを参考にする必要など そもそも無いんですから。

終了報告 熊本の F さん 

0831  ヨコハマ 曇り

湿度が高いので本日も塗装も燻煙も無し。出来ません。

今日のメインは F さんのテレキャスターのセットアップ。
スロープヘッド化とブリッジ加工を済ませて既に発送済みです。やはりスロープヘッド設定の鳴りはいいですね。
明後日には到着する見込みです。お待ち頂きましてありがとうございました。


時々、何でこんな方がイイね!付けてくれてるんだ?って方がいらっしゃいますね。
要するにイイね!が少ないブログを見つけては イイね!を押して、自分の営業ブログに誘導してるんですね。 
早い話、自分の為に興味もないブログにわざわざイイね!を付けて回ってるんだね。

まっ ごくろーさん、お好きに! って感じですが、
素直な気持ちでイイね!下さってる方々に失礼ですね。勿論、ワタシにも。

そんな生き方をしてると 後でしっぺ返しが必ず来るよ~ 
人生って そう出来てるんだよ、って思ってます。 早くその事に気付くと いいね!(^ε^)b

経過報告 その他

0829  ヨコハマ 霧雨が降っていたり

燻煙も塗装も中断中です。

写真は熊本のFさんご依頼のテレキャスターのチューン品。
スロープヘッド化が終了したネックを元に戻し、現在はブリッジの追加工中。


スピーカーの写真は t.m.p 製スピーカーのボトムプレートの加工工程のショット。
2m×1mサイズ/20ミリの厚い塩ビ板(これが相当重い)からまず円板形状にカットして、それからトップの角面をR 形状に加工し、そのトップセンターに独自の吸音構造のパネルを接着してから、本体接着。
この構造のお陰でスピーカーを何処に設置しても置いた場所の影響を受けにくく、同じ音で鳴ってくれます。純粋に空気振動だけが起こるからです。

金属で例えると鉛の様に重くて響きが悪い塩ビ材で構成されているスピーカー本体は仮に同じ形状で木材で作った場合より数倍の重量になります。値段も数倍するけどね。

完成報告 Fさん分 T-100T DBM

0828  ヨコハマ 曇り

何かハッキリしない天候でした。
湿度の関係でHさんの7弦ギターの燻煙は1セット終了時点で保留中。

塗装関係もストップしています。

今日は F 様より頂いたオーダー品の T-100T のダークブルーメタリックのセットアップを行なっていました。
このDBMカラーだけはバッフルをベージュホワイトにすると違和感があるのでバッフルも本体と同色で仕上げています。現在も音出しランニングテスト中です。

お知らせ 

0827  ヨコハマ 晴れ

本日はHさんご依頼のチューンナップの為にミュージックマン製の7弦ギターの燻煙処理中です。

その次にはニューアルバムをリリースしたばかリのSさん(新作を頂戴しました)のフラメンコギターの燻煙処理予定です。

ここでひとつお知らせ。
現在 T-100Tに加え、T-28T の製作を行なっておりますが、以前にお話し致しました様にこの2モデルに共通採用したフランス製SPユニットは既にディスコンとなっている為に残ったユニットが終了次第もう製作出来なくなってしまいます。

このユニットはワタシのお気に入りの非常に優秀なユニットですが、残念ながらもう二度と入手出来ませんので、今後の為にも小型で優秀なユニットを探し続けていたのですが、様々なユニットを取り寄せての試験結果、期待以上のクオリティの国産ユニットが存在しましたので迷わずに採用する事に致しました。そのユニットを搭載したモデルが写真の「BRL-8」と名付けたモデルです。
* 写真は試験機

このモデルはハイレゾ対応の幅広い再生域を備えたワタシの新たな自信作です。
小型ながらフルオーケストラ再生が可能ですし大音量再生は無理ですが、スモールスタジオのモニターや一般でのリスニングSPとして飛び抜けた再生能力を備えています。
T-100T、T-28T の製作が終了次第、 t.m.p のメイン製作モデルとして受注を開始致します。
販売価格は1セットで税別 ¥138.000 予定です。

真に音楽好きな方全てにこのスピーカーを捧げます。

経過報告 熊本のFさん

0825  ヨコハマ 晴れ

九州は台風で大荒れの様子ですね。最小限の被害で済んで欲しいものです。

最近は世界中で爆発や大きな火災が頻発してますね。同じ時期に同じ様な事が起きるんですね。

今日は新しい小型フルレンジ・スピーカーユニットの試験をしつつ、F さんのネックの塗装を行なっておりました。もう塗装自体は終了してますので硬化が進んだらセットアップへと移行します。

また晴れたらの予定ですが、チューン依頼の7弦ギターの燻煙処理に入ります。

隠れちゃってますが

0823  ヨコハマ 晴れ

本日は休日でしたが作業を行っております。
新たにT-100T のオーダーを頂いた為にその仕込み作業でした。

そんな中にポツンとネックの塗装処理品が1本紛れています。
熊本の F さんご依頼のスロープヘッド化のチューンナップ作業です。着実に完成に近づいています。

九州に強力な台風が近づいてるみたいですね。F さんお気をつけて。

ギターだってやってますよ

0822  ヨコハマ 晴れ

暑さはまだ感じても、夏が少しずつ遠ざかり始めている事に寂しさも感じます。

小学生の頃、海辺で夏を楽しみつつ、このシアワセを誰かにお礼しなくちゃいけない気がしていたことを未だに覚えています。
取り敢えず「神様ありがとうございます」とマツシタ少年は心から感謝してました。
それは未だに変わりません。心から夏が好きです。


そんなマツシタ少年はジイジと孫に呼ばれる歳になっても、作ってるものを見てると どうやら少年のままの様ですね。(^ε^)



写真のSTELLAのSSP仕様のボディはストック品で、バラされてネックをオーダー品に取られてしまいネック無しのままでした。すっかりラッカーの表面はナチュラルクラックが入っています。
今回クラックが入ったまま上にオーバーコーティングしてあげました。

近々、フェンダーネックを取り寄せてSF化&リフレット&スロープヘッド化してマウントしてあげるつもりです。一回組み上げてますし全体にナチュラルクラック入ってますから安目に販売する予定です。お楽しみに。

火山灰みたいなの

0820  ヨコハマ 雨だったり

今日は雨降りですから屋内作業のみ。
最近はスピーカー製作で塩ビ材を加工してますので床が火山灰が積もった様に灰色です。
これがツルツル滑るのでこまめに掃除機を掛けるのですが、すぐに積もってしまいます。

まあ、その位 頻繁に加工をしてるっちゅー事です。

何でまたスピーカーを?と聞かれるのですが、そもそもワタシは t.m.p 設立以前(早い話15年以上前から)スピーカーの研究はしていたのです。
なんせ、ミュージシャンと同じ様にスタジオに入り深夜までレコーディングに付き合っていましたからね。
そこで、現場で実際に鳴ってる音とガラス1枚隔てたミキシングルームのモニタースピーカーから出て来る音がもう既にニュアンスや表情が異なってるのが非常に疑問でしたね。
こんなんでイイの? レコーディング現場で既に音が変わっちゃってるんじゃ、問題でしょ~ と。

この原因は まず電源周波数の問題、そしてスピーカーが四角い箱形である事、更にはその箱が木製である事、主にこの3点が非常に問題有りなんです。特にスピーカー自体の構造と素材構成は本来なら絶対に避けなくては行けない内容なんです。
四角いからスピーカー内部は反射音だらけ。これじゃ音が濁るに決まってる。しかも木製だから素材特製が出音に影響してしまう。楽器じゃないんだからこれはマズイに決まってる。
とまあ、こうした音源を忠実に再現出来ない原因、問題点を全て解決する方法はないかと、その研究をしてたのです。

その結論が 55Hz理論であり t.m.p スピーカーそのものです。 
購入者の多くがミュージシャン本人だったり音楽制作関係者です。その彼らが驚きの声を上げます。こんな音で再生可能なのか!と。
更には老舗のオーディオメーカーさんまでもが注目しています。

少なくともワタシは従来の箱形スピーカーで音楽を聴く気はしません。

経過報告 熊本のFさん

0819  ヨコハマ 晴れ

だいぶ暑さも控えめになって来ましたね。
台風が頻繁に沸き起こるのが最近の特徴かな。また来るみたいですなあ~

写真はスロープヘッド化が済んだネックへの塗装処理中のショット。
パドーク材、なんでこんな赤みを帯びた木が育つんでしょうね~あのアフリカで。

明日は雨降りだそーで また塗装中止ですな。