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経過報告&

2016  1028   ヨコハマ 雨

 

寒い日です。本日はギタリストSさんのギブソン175の指板修正&リフレット作業です。今日は無事にフレット打ち込みまで終了させました。

明日からはニアCF加工で仕上げていきます。Sさん、ライブには必ず間に合わせますからご安心を。

    

 

FG75のチューン作業はブリッジのサドル溝を一旦埋め木する処理だけ行いました。

この後はリフレット〜ニアCF加工まで済ませてからブリッジ台座の段差加工及びボールエンド位置を修正し、最後に適正の位置にサドル溝加工を施していきます。

目が回る

2016  1027  ヨコハマ曇り

 

最近はニアCF加工の依頼が相次ぎ、嬉しい限りではありますが、暗くなるのが季節柄早いので、手元を拡大するためにライト付きのヘッドセットルーペを購入して作業してるんですが、自分の手が野球のグローブくらいに見える倍率なので、これで4時間もぶっ通しでCF形状にフレット加工をしてると終いに目が回ってきます。(@_@)

そんな訳でこの作業は1日1本しか出来ませんね〜

  

右の写真はギタリストSさんから依頼を受けた以前フルチューンしたギブソンCS製LPです。無事に本日ニアCF加工が終了いたしました。しっかりピッチ出てます。

明日は同じくSさんのギブソン175にニアCF加工を行います。

 

もう1本は古〜いヤマハのFG-75/レッドラベルです。

このなんともまったりとしたルックスが気に入って以前購入した個体ですが、折角ですので、コイツも指板修正&リフレット&ニアCF加工、そしてヤマハはブリッジサドル設定が独特すぎるので一旦サドル溝をローズで埋め木して掘り込み位置やサイズも変更して水牛の角材でナット共々作り変えます。

勿論ブリッジ台座の段差加工とボールエンド位置修正を行いグランドアースも落としてやります。

12フレット位置が316ミリと独特のスケール設定ですから材設定含め、マーチンとギブソンの合いの子的な設定でまとめてあげようと思っています。

枯れて少し泥臭いレイドバックサウンドで有りながら、ピッチはしっかり出てる楽器、と言うイメージでまとめます。

終了報告

2016  1026  ヨコハマ 晴れ

 

なんだか蒸し暑いくらいの日でした。

 

写真のギタリストHさんのガットにWBH/オクターブ対応サドルを製作し取り付け調整が完了。既に発送済みです。世界中のギタリストが驚くでしょうね、これだけピッチが出ていると。あらためてCFを世に出せて良かったと感じます。

 

これならオーケストの中にクラッシックギターも加えて頂けるでしょうから。

 

*オーケストラの奏者さんからはギターはピッチが悪いから、一緒にやると気になって仕方ない、って声が多いのです。 まあ、確かに。これまではね。

でも、このニアCF加工をすればぜんぜん大丈夫。も〜う文句言わせません。ウインク

 

本日のメニュー

2016 1025  ヨコハマ 曇り空

 

今日は薄暗くなって来てそこそこ冷え込んでます。

 

写真はギタリストのHさんからの依頼でニアCF加工作業のドイツ製手工ガットです。

Edgar Monch 1993 とラベルに有ります。

 

ニアCF加工は3〜4時間は掛かりますが、今回はたっぷり4時間掛かりました。

ずっと前かがみで作業しますのでぶっ通しで4時間の作業が終わると腰がキツ〜イ。

この後、WBH材でオクターブ対応のサドルを作り直して明日の完成予定です。

Hさんお楽しみに。

 

ちなみに今回の個体のCF設定データは弦の傾斜内角が89.495度、0Fから1〜6弦の延長上交点までが2467.72ミリ、12フレットで2792.22ミリの算出値をもとに加工を行っています。

終了報告

21016  1024   ヨコハマ 晴れ

 

ビュンビュンと日々過ぎ行きますね〜

 

 I さんのCS製ストラトのスロープヘッド化作業が終了し本日既に出荷済みです。

ご依頼ありがとうございました。

 

やはりスロープヘッド設定の楽器はいいです。

手間暇かかる作業ではありますが、やる価値は十分です。

 

問題はこうした作業を行えるショップがあるか?ですね。どこでも出来る作業だけでは技術屋の音楽的な面での価値は限られてきますからね。

背負ったリスクの先にだけ出来る貢献がありますから。

無難な道はリスクが少ない分、誰もが通れる道でしか無いです。

 

1本1本に価値あるクオリティを備えさせる専門的な技術を一人でも多くのクラフツマンの方に習得して欲しいものですね。

アレがいいらしい、これがいいらしい、と溢れる情報に振り回されず、真理を追究されたい方なら応援させていただきますよ。そんな方はワタシにメールを。

 

試奏器2本

2016  1023   ヨコハマ 晴れ

 

写真はニアCF加工済みの試奏器2本です。

既に試奏希望の方々から連絡を頂いています。

ノーマルフレッティングの楽器へのCF加工でここまでピッチが出せるのですか!と皆さん驚かれますけど、これが本来あるべきフレットの形態であります。

* 現物の購入希望に関してはご相談とさせて下さい。

 

試奏器 準備できました。

21016  1022   ヨコハマ曇り空

 

I さんのCS製ストラトネックのSH化は塗装も連続で温風ヒーターで乾かしセットアップの準備が整いました。もう暫くお待ち下さい。

    

 

また、本日ニアCF加工の効果を確認いただくために用意した試奏器を仕上げましたので、実際に体験した方はメールにてご希望日をご連絡ください。

定価が5万を切るローコストな個体ではありますが、ピッチの良し悪しはしっかり確認できますのでお試しください。

 

300年以上の年月を経て、フレット付き弦楽器のピッチの悪さを解決したこの手法をご存知無い奏者さん方のために用意させて頂きました。

勝手な素人判断ではなく、実際に試してからご判断くださいね。

試奏器 準備中

2016  1021  ヨコハマ晴れ

 

飛び去るように日々が過ぎていきます。

今日は依頼品の作業の合間に、ニアCF加工の効果を体験して頂けるように試奏器を準備中です。

 

話だけだと、信じて貰えないからです。 どんなんだろう? 必要なことなの?

って方が実際に体験したら、これは是非自分の楽器にもやって欲しい、ってなるのが、これまでのお決まりのパターン。

 

そもそも弦が末広がりに張られているのにフレットが平行に並んでいること自体、大きな問題なんですから。

弦の張られてる場所によってスケールが異なっちゃってるんですからねえ。ピッチが合うわけがないのです。

既存のフレッティングはノコギリで真っ直ぐに引けばフレット溝加工が出来るから平行になってるだけで、昔は本当に手ノコでギーコギーコやってましたからね。

 

火星へ行こう!って言ってるこの時代に未だに300年以上前と変わらない構造のままなのは残念な限りです。

なんでこんなに狂ったピッチでみんな平気なの? って30年以上前からそう思い続けているワタシです。

終了報告 &

2016  10 20  ヨコハマ 晴れ

 

なんだか暑かったですね今日は。

 

そんな中、ギタリストYさんのギブソン-B25の作業が全て終了致しました。

ニアCF加工を含むリフレット作業とWBHナットとペグ交換です。

まあ、ここまでピッチの出てるB-25は初めてですね。

 

それでもこの個体のサドルはセラミックサドルなのでヤスリ加工が出来ないので、いつものオクターブ対応加工を行ってはいないのですが、それでも全然鳴りが違いますね。

統一された1スケール上でのフレッティングに作り変えられていますので楽器自体から不協性が消えて、まとまったサウンドで鳴りまくっています。まるで鍵盤楽器みたい。

Yさん次は175のニアCF加工をご希望でしたね。

      

 

 I さんのCS製ストラトのSH化作業は本日丸一にかけて塗装処理を行っていました。

塗膜が硬化したら磨きを掛けてペグ取り付け〜セットアップ作業です。お楽しみに。

諸々 経過報告

2016  1019   ヨコハマ曇り

 

暗くなるのが早くなりましたね。

今日はスロープヘッド化の作業と B-25のペグ取り付けまで。

B-25は明日セットアップです。SH化したネックは塗装工程です。

最近1本 フラメンコギター(安価ですが出来がいい)を購入しました。

それをニアCF加工した結果どうなるかを手にとって確認して頂けるようにする為です。 

眉唾モノとお疑いのあなた! 感動していただきましょう。ウインク