ここ2〜3日、今日の予定として「土浦〜道の駅もてぎ〜龍門の滝」を巡ろうか?「榛名山」に行こうか?「赤城山」に登ろうか等と考えていたが、この週末に気温が下がる前に各地で気温が上がるというので、滅多に行かない「道志道」を走ろうと思ったが、1人の場合駐車場を考えないとならず、朝そこそこ早めに行こうと思っていたので、「道の駅どうし」に車を停めて山中湖に行こうと思った。

 「道の駅どうし」と山中湖の往復では余りに距離が短いので、今回はついでに三国峠にも、初めて登って見ようと思った。 "Ride with GPS" というサイトで作ったルートはガーミンに落とすことも出来、新しいパイオニアのサイコンにはそのままルートをダウンロード出来る様になっていたので、余裕があれば三国峠から富士スピードウェイの方に下りて「道の駅すばしり」の方から山中湖に登って戻るルートも考慮に入れたルートを作った。

 榛名山や赤城山迄土浦からだと2時間半で着くが、直線距離としてそんなに遠くない「道の駅どうし」は朝早く出て3時間弱かかって午前8時過ぎに着いた。 用意をして朝8時40分過ぎに「道の駅どうし」を出発することが出来た。 道の駅どうし付近の道路には「オリンピックで自転車競技のロードレースのコースになっている」旨の立て看板が道路脇に立っており、地元のオリンピックに対する期待の高さが覗える。 

 朝、出発時点で16℃程の気温で、冬支度で出ると、道志道を山中湖方面に向かうと途中の「山伏トンネル」迄はず〜〜っと登りが続くので、出発して間も無く大汗をかきはじめ、ジャージの前面を全開にして登り始めた。 アンダーは薄手の速乾性の登山用のものを着ていたので前を開ければ汗は比較的直ぐに乾き始める。 また、気温は高いが風が結構強く吹いていて、登りでも突風に突然来られると前輪がちょっとふらつく様だった。

 7年前の2012年4月30日に道志道を津久井湖から出発して走った際には道の駅でも山中湖でも桜が咲いていたが、道の駅どうしを出て間も無く、畑の日陰に残雪が残っているのを見て、この季節、普段だとここいら辺は未だ未だ寒いのだろうと思った。 道路にはオートバイやら地元のナンバープレートを付けた車が多く走っていたが、今回道志道でロードバイク乗りには1台も遭うことが無かった。

 「道の駅どうし」から山伏トンネル迄の距離は、今回走って見ると以前より可成り距離が短く感じ、山中湖畔に付く迄も、以前走った際に感じた「途方に暮れる」感覚も無く、まあ、マップを作りながら想定したのとほぼ同じ「こんなもんかな?」という感覚を抱いて山伏トンネル迄を登った。 山伏トンネルに抱いていた長いトンネルというイメージも2回目に通ってみると、先が直ぐに見える短いトンネルのイメージに入れ替わり、以前に来た際には疲れ果てていたのだろうと振り返ることが出来た。

 山中湖畔に着いて、左折した途端に左折すると、その後暫く別荘地の中を抜けて坂を登っていくと枯れた草の草原に覆われた山が出て来て、其処を登り切ると「三国峠」に到着することが出来る。 峠の手前で富士山の方を振り返ると山中湖と富士山のペアの写真が綺麗な形で撮れる筈だったが、本日は富士山が雲で半分覆われていた。 三国峠手前に展望台も作られており、三々五々オートバイや車を停めて写真を撮っている人もいた。

 三国峠を越えると下り基調になり、時折吹き荒れる強風の温度が一気に冷えて身体が冷え始めた。 そのまま南下し、静岡県との県境に来ると「明神峠」という名前が付いていた。 そこを超すと道路の右下の方からエンジンの大きなうなり声が響いて来ていて、富士スピードウェイで車が走っているのだろうと思い、道路脇に止まって眺めて見たが、それらしい車が走っているのは確認出来なかった。 明神峠を過ぎると下りの勾配が一気にきつくなり、11%の表示が出て、更に行くとそれ以上に勾配がきついコーナーが続いており、トーインがきちんと出来ていかった為か?ブレーキの鳴きが強く、更に効きが一定で無くバンピーに効くので、下りのコーナーで安定せずにストップした。 排水溝に残雪も溜まっていたので万が一凍結ヶ所が有ったらきちんと止まらないと困るので、ブレーキが思う様に効かないままにきつい勾配の下りは大変だと思い、今回は、途中で引き揚げることにした。 次回は、今回の様にBontrager の買った時に付いてきたブレーキシューで無く、Swiss stop の Flassh Evo に付け替えてトーインをきっちり付けて再度チャレンジにしようと思った。 下り勾配がきついだけに、そこを引き返すのも大変だったが、今後ずっと続く急勾配を不安定なブレーキで下るよりは安心。 明神峠迄戻ると、勾配は10%を切るので、普通の坂道の感覚に戻れる。 こんなきつい下りをオリンピックで本当に下るのだろうか?と思ったりしたが、手入れした自転車であれば下れないことも無いだろう。

 三国峠からの下りで見える富士山は、登りの時より雲が少なくなっていて、日も射して来て少し温かみを感じたが、それでも風が強く、強風で前輪だけで無く、自転車全体が振れることがちょこちょこ生じながらの下りになった。

 山中湖畔に戻ると本日初めてすれ違うローディー3台が居た。 其処からは、黙々と山伏トンネル迄登り、その後は下りが続き、本来なら楽な筈が、時折吹く突風で前輪・ハンドルが暫くブルブルと震えたりするので、今回はビビリながらの下りになった。 「道の駅どうし」迄は道志道全体の半分程の場所なので程なく付き、走った距離も短く11時前に今日の1日が終わった。 ところが、帰りはナビの指示で彼方此方振り回されて帰宅に5時間程かかってしまい、運転の方がひょっとして疲れたかな?

 

ルート:

 3月28日 午前8時43分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  2:18:25 時:分:秒
距 離   38.82km

平均心拍数 133 bpm
最大心拍数 155 bpm
平均速度 16.8 km

最大速度 56.7 km

平均ケイデンス  58rpm
最大ケイデンス  95 rpm
平均出力  108  Watt
最高出力  330  Watt
最低高度  655 m
最大高度 1117 m
獲得標高  823 m
高度ロス  821 m

平均勾配  0.0 %
最大傾斜 25.9 %゜
最低気温  9.0 ゜C

平均気温 12.2 ゜C
最高気温 19.0 ゜C

消費エネルギー
(GC)   826kj
TSS(GC)128.2

IF(GC) 0.778
最大ペダリング効率 640 %
平均ペダリング効率 41.9 %

 

道の駅 どうしに到着

 

三国峠、ちょっと下から眺めた富士山。 これは帰り際に撮ったもので、登りの際にはも少し雲が多かった。

 

三国峠付近

 

明神峠過ぎの場所から見下ろした富士スピードウェイ

 

側溝には残雪が、路面の割れ目からは水が染み出ており、染み出た水が凍っていると、特にコーナーでは前輪が取られ兼ねない。

本日は久しぶりに室外トレーニング?というより、気晴らしに外に出て遠出と言うよりも、近場で未だ行ったことの無い「大宝神社」に行ってみることにした。 早朝の気温が自宅の駐車場で1℃だったので幾分温かくなって、気温が9℃になった10時半頃に出発した。 桜川沿いにイオンを過ぎてから県道128号線に入り、交通量の多い土浦学園線(県道24号線)を横切り、そのまま北上していく、テクノパークつくばを左手に見ながら過ぎ、一ノ矢神社の手前を左折しつくば市市民斎場の脇で東大通り(県道55号線)に出る。 花畑2丁目を過ぎて左折して細かい路地を抜け、その先にある県道53号線に入り、それを西に進み、小貝川の西側の土手のサイクリングロードを右折して北に向かう。 土手の上は見晴らしが良く、右側には川を隔てて筑波山がずっと存在をアピールしている様に佇んでいる。 土手の細めのサイクリングロードをそのまま行くと「小貝川ふれあい公園」の脇に出て、公園の北西の端を左折し、大宝神社に一直線に伸びる細い道を進むと、大宝神社に3つ有る鳥居の中で社に一番近い大鳥居(一ノ鳥居)の前に出る。 一ノ鳥居の右横に「ゑびすや」というお菓子屋さんがあり、その駐車場の脇に自転車を停めた。 茨城県民になって30年余り経ち、国道125号線(通称ワンツーファイブ)で下妻を抜ける際に「大宝神社」の名前を度々見かけて気になっていたが、今日は初めてその大宝神社に辿り着けた。 正月前の昼頃なので参拝客はパラパラと居る程度で閑散とした境内の石畳の上をクリートの靴を履いて、コツ コツ と足音が若干辺りに響かせながら一対の仁王像を両脇に抱える随身門という門を潜り、右手にある「手水舎」という水場でお清めをして正面の拝殿にお参りをする。 本殿は拝殿の更に奥に位置しており、さらりと参拝に行くだけだと見ることが出来ない。 拝殿の右側にご神木としての大銀杏があるが、今はもう葉っぱは綺麗に無くなっていた。 帰りに水場の脇にある「重軽石」という石を持ち上げて、書いてある蘊蓄を読むと、気分に依って重さが異なって感じる石で、気分が暗いと重く、明るいと軽く感じるという主旨の説明があった。 実際に持ってみると、その石の大きさなりの重さだな〜と感じたので、気分は明るくも暗くもないニュートラルなのだろうと思った。 「ゑびすや」の脇の一ノ鳥居からそのまま二ノ鳥居、三ノ鳥居へと大宝城址参道を進み、三ノ鳥居を右折して道なりに進むとそのまま「砂沼」に到着する。 砂沼の回りには遊歩道があり、その脇にすれ違えない程狭い幅の自転車走行ラインが赤く敷いてあるが、砂沼周辺は直線が少なく自転車走行ラインを横に並んで散歩している人々が多いので、ゆっくりと周辺を眺めながらしか勧めない。 沼というより見た感じは「池」で、白鳥等の水鳥が多く水面を泳いでいる。 沼の中央に砂沼大橋という橋が中央から三方に広がる形でかかっていて、中央に飛び立つ鳩に手を伸ばした3人のブロンズ像が建っており、台座には「飛翔」と書かれており、聞き慣れない音楽が像の辺りから流れていた。 砂沼縁の何かの曲なのだろう。 一通りぐるりと回り、来た道を再び戻り、小貝川の土手の道の帰りは東側の土手を走ると、行きに走った西側よりも舗装が綺麗で、道幅は若干広めになっていた。 小貝川サイクリングロードは延々と走ると下館より先迄続いている様子だが、長距離は日が長くなってからの方が気が楽。 ノンビリと走っている積もりが、帰りに両足の腓腹筋で細かくtwitch があちこちで繰り広げていた。 室内トレーニングのローラーだけだと、実走とは異なる条件が多いのだろうと実感した。 土浦に帰ってきて桜川の土手を走っていると未だ2時頃で、幾分夕日は伸びて来たにもかかわらず、幾分か日の光が赤みを帯びた感じがした。

 

 

 

ルート:

12月20日 午前10時30分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  2:54:31 時:分:秒
距 離   73.26km

平均心拍数 147 bpm
最大心拍数 167 bpm
平均速度 25.2 km

最大速度 44.9 km

平均ケイデンス  86rpm
最大ケイデンス 118 rpm
平均出力  110  Watt
最高出力  468  Watt
最低高度    7 m
最大高度   53 m
獲得標高  149 m
高度ロス  134 m

平均勾配  0.0 %
最大傾斜 13.7 %゜
最低気温  5.5 ゜C

平均気温  7.5 ゜C
最高気温 13.7 ゜C

消費エネルギー
(GC)  1148kj
TSS(GC)128.1

IF(GC) 0.666
最大ペダリング効率 66.0 %
平均ペダリング効率 26.9 %

 

 

 

 

 

 

大宝八幡宮(神社)の社に一番近い一ノ鳥居、右側に和菓子屋さんの「ゑびすや」が位置している。

 

 

 

正面を進むと突き当たる「拝殿」、中には鏡の様なものが見えたので他の神社と同じ「天照大神」が祀られているのかな?と思ったが、八幡宮との名の通り祀られているのは「八幡様」の様子。 八幡様って誰?と思ってWikipedia で調べて見ると、737年ごろに「続日本紀」に初めて「八幡」の文字が出て来るものの、その後の神としての扱いは諸説有るらしい。

 

 

重軽石・・・丸い花崗岩で約700〜800g位の重さかな?と思った。

 

 

二ノ鳥居から見た大宝八幡

 

 

 

三ノ鳥居から見た大宝八幡、三ノ鳥居と二ノ鳥居の間が「大宝城址参道」となっており、大宝城址となっているらしい。

 

 

 

砂沼大橋の像、傍に近付くと昔風のメロディーの音楽が流れていた。

 

 

利用客が居ない砂沼サンビーチの滑り台には、人の代わりにカラスが止まっていた。

 今朝は、朝5時に起きて久しぶりに朝日峠に行ってみようと思ったが、出発するのにぼんやりとした頭で用意をしていたら15分程時間がかかってしまった。 5時過ぎだと未だ辺りは真っ暗で、東の空がやや明るくなり出す位。 ライトで道路を照らしながら進むが、馴れていないためか、昼間の様に先が見えないと怖く感じて速度が上がらない。 それでも県道199号線を二本松の交差点迄進むとぼんやりと辺りが明るくなり、 向かう先の道路の輪郭が見え始めた。 朝日トンネル南の交差点を右折して暗い坂を登り始めるが、東の空が明るんできている様子が木々の間からは見えている。 一方、反対側の木々の間や山の斜面は未だ暗く、時折藪の中でザザザと獣でも動いているかの様な音がすると、最近筑波山界隈で増えて来ているという猪が出て来たら嫌だなと思って戦々恐々とした気分になるが、だからといって登る速度が上がる訳でも無く、取りあえず久しぶりのヒルクライムを淡々とこなす積もりで登って行く、途中「ホテルいやしの里」を過ぎると左側の法面の向こうに小町の里〜新治にかけての下界の広がりが所々木々の間から見え始めるが、天気予報は晴れの筈が空が曇っており、晴れていると見えるスカイツリーや富士山の姿は地平線の辺りが霞んでいて見えなかった。 朝日峠を登り、大部明るさが増した空だが、未だ太陽は顔を出していない。 八郷側に降りる入口に向かうと、ガードレールが横に広く行く手を阻んでいるが、両脇はやや開いていて自転車だと難なくスルーできる。 更に進むと、以前は道路幅一杯にバリケードが組んであったが、道路中央から右半分はバリケードが外れていて、如何にも「どうぞ」と招き入れてくれる様だった。 但し、昨日の雨の為か?路面には葉っぱが一面に散乱しており、朝日峠の北側斜面の為か? 未だ所々路面が濡れている様子だった。 降りて行くと、何カ所かの木の枝が折れて道路側に倒れ込んでいたが、通行を妨げる程は突き出ていなかった。 以前来た際に路面は綺麗に掃除されていたが、今回は所々綺麗な路面が見える程度で殆どは落ち葉や小枝が路面を覆って居た。 ずっと降りて行き、蕎麦屋「山居」の手前にあった八郷側のバリケードの地点でも右側半分はバリケードがどけてある状態で、少なくとも軽自動車位の通行は出来そうな状況だった。 バリケードを過ぎ、辻の交差点を左折し、八郷側の不動峠の登り口に向かう。 日の出直前のためか?気温はサイコンで見ると5.7℃迄下がって来ている。 北向き観音のある山の山頂から太陽が顔を出そうとしているかの様に、山の上に浮かぶ雲が朝焼けで輝いていた。 綺麗に写真に写るかな?と思って写真を撮ってから裏不動を登り始めると、裏不動も八郷側のフルーツラインと同じに路面は濡れており、あちこちに水が筋をなして流れており、水の流れが無い所は枝葉が路面を覆って「林道」化していた。 それでも登りだと下り程は滑ることを心配せずに進める。 不動峠を登り切り下りに入るが、其処までロードバイクに行き交うこと無く、下りに入ると2台のロードとすれ違った。 北条大池の渕に下りて来て不動峠の方を振り返ると、太陽は未だ山の向こうで、もうすぐにでも顔を出しそうに山の稜線が輝いていた。 そのままリンリンロードに入り土浦に向かう。 今日はゆっくりペースだったが、以前より途中休憩が無い分トータルで早く帰って来れて、2時間弱で回れたので、時間の予測が付きやすくなってきている。

 

 

ルート:

11月11日 午前 5時21分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  1:55:29 時:分:秒
距 離   38.05km

平均心拍数 144 bpm
最大心拍数 167 bpm
平均速度 19.7 km

最大速度 56.9 km

平均ケイデンス  72rpm
最大ケイデンス 105 rpm
平均出力  166  Watt
最高出力  370  Watt
最低高度    −1 m
最大高度  311 m
獲得標高  738 m
高度ロス  761 m

平均勾配 ー0.1 %
最大傾斜 13.7 %゜
最低気温  5.5 ゜C

平均気温  7.5 ゜C
最高気温 13.7 ゜C

消費エネルギー
(GC)   881kj
TSS(GC) 79.9

IF(GC) 0.640
最大ペダリング効率 67.6 %
平均ペダリング効率 39.1 %

 

 

朝日峠の八郷側入口。 バリケードの右側が外されていた。

 

 

 

フルーツライン、八郷側。 道路は清掃されておらず、到る処に枝葉が落ちていた。

 

 

裏不動の登り口から見上げた朝焼け。

 

朝を迎えつつある北条大池。 太陽が昇ってくる方角が夏より可成り右側にずれてきている。 夏は山の稜線に立っている左側の電波塔より左側から太陽は昇っていた。

 

 夏の最後の休日に、暫く行ってなかった長距離ヒルクライムに出かけた。 水曜日〜木曜日の朝方天気が宜しく無いものの、朝方を過ぎると山梨県甲州市の天気が回復し、夜に若干崩れるという前日までの天気予報にのっとって木曜日の朝9時に、甲州市の市営温泉「花かげの湯」の駐車場を出発して本日の目的地「大弛峠」を目指して県道219号線を延々と登り始めた。 甲州市の北側は何処へ行くにも塩山駅周辺がすり鉢の底になっており、大弛峠に向かうにも大菩薩峠に向かうにも駅を離れると直ぐに登りが始まる。 「花かげの湯」の駐車場は開放されており、朝、車を停めて出発して帰って来たら汗を流し、その後に帰宅をする現地の拠点に出来る。 「花かげの湯」から大弛峠迄の道程は、琴川ダム迄が15km、大弛峠までが30kmと、琴川ダムが丁度その中間に位置している。 また、琴川ダムは概ね標高1500m。 従来1500m迄の標高だと息苦しくならないが、1800mを越えると息苦しさを感じ始めるので、琴川ダム迄が自分にとって好ましい領域。 それ以後は魔の領域。 今回、天気予報に依ると8月30日の甲州市の最高気温は34℃で、甲州市役所・塩山駅が標高400m、気温は100m上がると0.6℃下がると言われているので、標高2365mの大弛峠はきっと22℃位の筈、と此処まで取らぬ狸の皮算用をしながら「花かげの湯」の駐車場を後にした。

 午前9時過ぎに既に気温は30℃を超していた。 また、このヒルクライムは「花かげの湯」の駐車場(標高460m)から市内を抜けて山にかかり始めの琴川にかかる鳥之口橋(標高約940m)までの初めの6kmちょっとの区間の勾配が一番きついんじゃ無いか?と感じるが、その区間の交通量がそれ以後より多かったりすることも勾配のきつさの主観的な感覚と関係しているかも知れない。 とは言っても、夏休み終わりの市内の交通量は殆ど無く、ミンミンゼミが鳴く炎天下の中、体中の水分をまるで雑巾を絞るかの様に搾り取られている感覚を感じながら坂道を登って行く。市内と山の境界に位置する「鳥之口橋」を過ぎると琴川ダム迄の間は殆どが林の中の道路で、暫く太陽と縁が切れた林道を上って行く。 その為、鳥之口橋を過ぎると其れ迄の汗が冷え始めて肌寒さを感じることが出来る。 以前初夏の頃に登った際には林の中はヒグラシの大合唱だったが、今回は無音の暗闇を進む感じがした。 今迄の大弛峠の記憶を辿ると、琴川ダムの後の暫くの登りと、峠直前の3km程の区間の登りが特にきつく感じていたので、其処をどうやって乗り切ろう?と思いながら登っていたが妙案も出て来ないので、取りあえず、無理せずに、初めだけ飛ばして直ぐにバテることを避けることを確実に実行しようと思いながら登っていく。 途中、林の間から空が見えると、鳥之口橋以後琴川ダムを過ぎる迄の間は雲がかかっており、全く風景が見えない状況が続いていた。 雲がかかっていることで日射しが遮られて多少涼しくはなっているのだろうが、風景が見えないと寂しい。 それでも延々と登って行くと、徐々に雲間から青空が見え始め、最後の10km程は結構青空と日射しが戻って来ていた。 琴川ダムを過ぎての路面がコンクリートの区間の登りはきついものの、以前来た時よりきつくは感じずに過ぎ、その後は幾分勾配が緩む場所が所々あるので、風景を楽しみながら登る。 途中から谷向こうの「金峰山」の五丈石がチラホラと目に付くようになり、そのうち、登って山の上に出臍の様に突き出た「五丈石」に行って見たいな!と思いながら延々とペダルを踏んでいく。 最後5km近くからは後何kmという標識がこまめに道路脇に立つようになり、気持ちを励ましてくれる。 今回、気付くと標高1800mを越えた際の息苦しさを感じずに大弛峠に到着。 慌てずにマイペース(ノロノロですが)で登る方がバテないかな?と思った。 その後は、夢の庭園に足を伸ばして、下りに入った。 今迄は下りに入ると寒くてウィンドブレーカーを着て降りることになったが、指先が悴んでしまい、あちこち路面に開いた穴や、グレーチングを填めているコンクリートの部分が盛り上がっていてガツンと衝撃が来たりする前にブレーキをきちんとかけることが出来なかったりしたが、今回、下りに入っても寒さを感じず、指も悴むことが無かったので、ブレーキを掛けすぎ?気味にゆっくりと降りることが出来た。 但し、琴川ダム直前のコンクリートの坂の区間は、こまめにガツンガツンとコンクリートの割れ目の衝撃が来ること迄は防ぎきれなかった。 琴川ダム管理事務所でダムカードを貰い、再び県道219号線を降りる。 登りでは気にならなかった路面に散乱している砂が下りでは滑るので気になり速度を抑制気味に降りて行く。 鳥之口橋を過ぎて市内に入ってからの方が速度を上げやすくなるが、途中で農薬散布車の運転手がこっちを見ながら道路の半ば迄突如として飛び出してきたので肝を冷やし、それ以後は速度が上がらない様に再びブレーキ掛けまくりの下りで終点「花かげの湯」に到着。 1日の汗を流した。

 

 

ルート:

 8月31日 午前 9時15分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  4:04:51 時:分:秒
距 離   62.44km

平均心拍数 139 bpm
最大心拍数 161 bpm
平均速度 15.3 km

最大速度 51.4 km

平均ケイデンス  54rpm
最大ケイデンス  90 rpm
平均出力  123  Watt
最高出力  349  Watt
最低高度  467 m
最大高度 2271 m
獲得標高 1832 m
高度ロス 1730m

平均勾配  6.5 %
最大傾斜 22.2 %゜
最低気温 19.0 ゜C

平均気温 23.3 ゜C
最高気温 32.0 ゜C

消費エネルギー
(GC)    1813kj
TSS(GC) 249.8

IF(GC) 0.783
最大ペダリング効率 64.9 %
平均ペダリング効率 42.0 %

 

 

大弛峠で、去年迄の標識は無くなっており、代わりに地図が描かれた標識が立っていた。

 

 

夢の庭園の入口の看板

 

 

夢の庭園の風景

 

夢の庭園から金峰山(きんぷさん)を見る。 YAMAKEIというWebpage に依ると大弛峠から往復4時間半らしい。

 

夢の庭園と駐車場の間に生えていたキノコ。 この他にも多くのキノコが途中に生えていた。

 

琴川ダムから見た大弛峠方面。 金峰山の五丈岩が見える。

 先週の19日に朝日峠を八郷に越えようと登ったら、八郷側の入口のバリケードが左端から右端まで隙間無く強固に張り直してあり、その向こうに溜まった枝葉が一列に纏めてあったので、その後に綺麗に掃除する前なのだろうと思い、そのまま筑波スカイラインで不動峠に行き、不動峠を北条大池方面に降りてリンリンロード経由で出勤した。 朝日峠を八郷側に降りて、裏不動を登ると獲得標高が大きそうだが、朝日峠から筑波スカイライン経由で不動峠に行っても、意外にアップダウンがあるので獲得標高自体は裏不動をのぼるのと余り変わり無い。 今朝は起きたのが午前5時と遅くなってしまい、慌てて用意をして家を5時24分に出て朝日峠に向かった。 朝5時30分過ぎの県道199号線を走ると、日の出の時間が今日は5時7分なので自分の影が道路脇に長く映っている。 また、周囲は日が昇っても未だ明るくなりきっておらず、朝焼けの赤い日のに包まれた風景を呈している。 朝日トンネル南の交差点迄はアップの意味で、ペダリングも力を入れずに回す様に意識して進み、朝日トンネル南の交差点を右折して朝日峠への峠道に向かう。 先週来た時よりペダリングに力は入っていないが早めに着いており、朝日峠の登り口の坂にかかっても気持ちペダリングは先週より軽めに感じて登って行く。 ホテル癒やしの里の脇を抜ける時には心拍数が170を越えており、先週より頑張っている気になれた。 そのまま登ると左にハンググライダーの発着場の駐車場・右がNTT新治無線中継所への登り口のゲートの地点が朝日峠で一番標高が高い地点になる。 其処を過ぎる迄の時間が上りの時間だが、先週は概ね17分だったのが今回は16分迄短くなっていたので、今週はちょっと調子が良いのだろう。 そのまま朝日峠が八郷に降りる方に行くと、バリケードが先週より気持ち緩めに隙間を作って?張ってあり、しかも、バリケードの向こうに整理してあった枝葉等の路上のゴミが綺麗に無くなっていた。 これはひょっとしてゴーサイン?と思い、バリケードを抜けて降り始めると、路面全体が綺麗。 昨晩の雨のお陰なのか?濡れた青苔があちこちに繁殖しており、下りでブレーキを掛けたら即スリップしそうなヶ所が多かったので、下り坂をゆっくりと降りていく。 すると、途中で犬を連れたをじさんが山側斜面の草を採取しながら散歩していたり、4台のマウンテンバイクのグループが登って来てすれ違ったりする等、自分以外の朝日峠道愛好者が八郷側に居てすれ違った。 八郷側の緩いバリケードを越えてからダッシュと思いきや、その後も濡れた青苔に覆われたヶ所があるのでペダルを踏みきれない儘に辻の交差点に降りて左折、裏不動に向かう。 裏不動に至る道路脇の田んぼの稲穂がたわわに実っており、殆どの田んぼの稲は頭を垂れていた。 早々に収穫しないと倒れてしまうのでは?と思う風景が裏不動まで続いていた。 裏不動を登り始める所から、枯れ葉と土砂が混じった塊が筋をなして水の流れに沿って路面のあちこちに居座っている状態が不動峠迄続いており、台風の後に登る様な風景だった。 木漏れ日の中を登っているが、湿度・温度が高くなってきており登っていてとても暑く感じ始めた。 不動峠をそのままパスして表不動を降り始めると、次から次に登って来るローディとすれ違い、その中には、怖々とゆっくり降りる自分よりずっと速い速度で、競争して登って来るローディのペアも居たりした。 北条大池で写真を撮り、リンリンロードを土浦に向かい、これからお仕事。 

 

ルート:

 8月26日 午前 5時24分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  1:50:30 時:分:秒
距 離   37.71km

平均心拍数 147 bpm
最大心拍数 179 bpm
平均速度 20.6 km

最大速度 56.9 km

平均ケイデンス  72rpm
最大ケイデンス 102 rpm
平均出力  184  Watt
最高出力  572  Watt
最低高度   63 m
最大高度  347 m
獲得標高  513 m
高度ロス  536m

平均勾配−0.1 %
最大傾斜 13.8 %゜
最低気温 21.0 ゜C

平均気温 23.1 ゜C
最高気温 27.0 ゜C

消費エネルギー
(GC)   913kj
TSS(GC) 200.7

IF(GC) 1.046
最大ペダリング効率 71.2 %
平均ペダリング効率 43.0 %

 

 

8月19日の朝日峠、八郷側入口の様子。 バリケードがしっかり組まれており、バリケードの向こうの枝葉が1列に纏められていた。

 

 

本日(8月26日)の朝日峠、八郷側入口。 先週有った枝葉は綺麗に片付けられており、緩くなったバリケードが「おいで、おいで」と手招きでもしている様に見えた。

 

 

降りて行く途中の林の切れ目から見下ろした八郷の町:町の家並みの上に雲がかかっていた。

 

 

フラワーパークの看板の風景。 朝陽が差し込んでくると、木々の枝葉が輝いて見えるスポット。

 

 

本日の北条大池の様子。 時間が遅く太陽が可成り高く迄上がって気温も高くなっていた。

 

先週(8月19日)の北条大池の様子。 池の水面に水煙が立っていた・・・ Smoke on the water.

 本日は夜勤明けで、3時間しか仮眠が取れなかったが、半年程前から目を付けていた里山ポタに出かけた。 夜勤先から程近い(茨城県)城里町の藤井川ダムの脇にあるホロルの湯という温泉から出発し、那珂川を渡り土手のサイクリングロードを暫く走って再び城里町に戻り、その後、藤井川ダムに戻るというルートで25km余りの短い距離なので、ついでの近くの楮川ダムも回ろうかな?とも考えながらホロルの湯に着いて車を降りると目眩がするほど暑さを感じた。 寝不足というのもあるかも知れないが、ここ数日は台風のお陰で若干の涼しさに馴れた体には夏を主張する太陽・湿度・鳴り渡る蝉の声は現実味があるのか?薄いのか?半分夢なのか?とも思わせるショックが有った。

 ホロルの湯の隣に藤井川ダムがあり、走り始めたかどうかの時に事務所に行き、早速ダムカードを貰う。 門の所には「立ち入り禁止」と札が乗っており、更にその脇には「ダムカードは1人1枚で、それぞれの個人が特定出来る様な写真と返信用の封筒・切手を同封して郵送すること」と例として事務所の閉まった門の柵の前で自撮りした写真を載せて説明してあったが、施設周辺の草刈りをしている作業の人が門周辺に散らばっており、門が開いていたので事務所に行くと、人が居て、「ダムカードは2階だよ」と優しく教えて呉れた。 早速ダムカードを貰ってしまうと、このまま帰ろうか?という気になるものの、そのまま出発。 藤井川ダムの上に走る、自動車2台はすれ違いが出来ない狭い道路の上からダム湖の写真を撮っていたら、ダンプカーが道路幅一杯に広がってやって来た。 自転車を道路の壁に立てかけていたが、ダンプに引っかけられそうだったので、壁に寄りかかって自転車を手で持って立ててスレスレにダンプカーを避けた。 写真を撮り終えてからはダムを渡りきり、その後は県道52号線に向かって降りて行く。 道路は日陰の所が濡れて滑り易くなっているのでゆっくりと降り、県道52号線を左折し那珂川方面に向かう。 暫く行き県道51号線との「小松」の交差点を右折し、那珂川に至る県道356号線へ向かう。 ルートを考える時にはグーグルマップを見ながら道路を選んでいくが、グーグルだと道路の幅や舗装状況が解らないので、今回も那珂川に出る県道356号線に県道51号線からどうルートを引っ張ろうかとルートをグーグルに選んで貰ったところ、実際に走って見ると、藤井町の辺りから県道356号線に至る細い道路の幾つかは砂利道になっていたり、対向車が来ると避けないと通れない道路を選んでいた。 急ぐ旅でも無いので風景が楽しめれば良いか?と思いつつ、次からは細そうなルートはストリートビューで確認するか?確認出来ないルートは外そうと思った。 たんぼ道を進み何とか国道125号線と県道356号線の交差点付近に出て、北東に県道356号線を進むと那珂川にかかる那珂西大橋を渡る。 台風の為か?若干水量が増えている様に感じる那珂川を渡ると、自転車道路が川の土手の上に出来ており、自分が向かおうとする左側からローディーが1台此方に向かってきているのが見えた。 左折して「那珂川サイクリングロード」に乗り、そのローディーと挨拶を交わしてすれ違い、サイクリングロードを北西にのんびり進むと更にもう1台、泥で汚れた長袖ジャージを着たローディーと再び挨拶を交わしてすれ違う。 そのままノンビリとした田園風景のを見下ろす那珂川の土手を進むと、途中でサイクリングロードは途切れるので併走する県道102号線に異動しないとならないが、サイクリングロードの北端で移ろうとすると、ここも又砂利道だった。 県道102号線を今度は北西に向かうと若干のアップダウンのある道路で、何度か道路の先が見え隠れしていると、若干がに股のペダリングをするローディーの背中が見えて来た。 以前に見えなかった物が見えて来ると言うのは自分の速度の方が早いのだろうと思いつつ、進んで行くと、思いの他距離が縮まらない儘に県道61号線との三方交差点に着く。 赤信号で距離が詰まるかと思うも、先行したローディーが交差点にかかる頃に信号が青に変わり、自分もその青信号で左折し、後を追う。 別に後を追わなくても良いが、自分の設定したルートをそのローディが先行して行くので付いて行く形になっている。 暫く行くと千代橋という橋で那珂川を渡り、城里町に戻ってくる。 千代橋の上で先行したローディーに程なく追いついたが、余りピッタリくっつくのもポタリングをしている身からすると場違いなので程良い20m位の距離を開けて後を追う様に進む。 すると、橋を過ぎて間も無くの所で先行していた「がに股ローディー」は右折してしまい、視界から消え、自分はそのまま直進、下圷の交差点から国道123号線に名前を変えた道路を直進し、石塚城跡をぐるりと左に回って城里町の市街地に入る。 「笠間街道入口」の交差点を右折して県道61号線に入り、以後は延々と道なりに進み、左折すると「ホロルの湯」と表示が出た交差点を左折する。 すると暫く道なりに行くと道路の右側に潺の音を立てて流れる川が併走し始めるが、この川が「藤井川」になる。 また、併走を始める辺りに「竜潭淵」という水戸黄門が褒め称えた渕が史跡として残っており、静かな佇まいに藤井川が澄んだ水をたたえており、黄門様が腰掛けた岩があるというが、どの岩かは見ても解らなかった。 そこを過ぎ、田園風景の道路を進むと、あっという間に本日のポタリングの終わりを告げる様に「ホロルの湯」の駐車場に戻ってきてしまった。 余り距離を乗っていないのに、バテまくっており、今日の仕事は大丈夫かな?と若干心配になったが、まあ、いつものことなので大丈夫。 

 

ルート:

 8月10日 午前 9時10分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  1:09:42 時:分:秒
距 離   25.62km

平均心拍数 155 bpm
最大心拍数 181 bpm
平均速度 22.1 km

最大速度 48.2 km

平均ケイデンス  74rpm
最大ケイデンス 100 rpm
平均出力  106  Watt
最高出力  406  Watt
最低高度   17 m
最大高度   85 m
獲得標高  154 m
高度ロス  155 m

平均勾配  9.4 %
最大傾斜 19.3 %゜
最低気温 31.0 ゜C

平均気温 32.8 ゜C
最高気温 39.0 ゜C

消費エネルギー
(GC)   442kj
TSS(GC) 62.9

IF(GC) 0.874
最大ペダリング効率 75.0 %
平均ペダリング効率 47.6 %

 

 

 

 

城里町健康増進施設 ホロルの湯

 

藤井川ダム・ダム事務所

 

藤井川ダム(放水側)

浪波と水をたたえる那珂川

 

那珂川サイクリングロード

 

竜潭淵の説明文

 

うなぎ地蔵(右側)

 

竜潭淵の風景

 

 

 

 今日は朝早く出て、2時間弱で大月インター直ぐ傍の「花咲」という交差点の傍にある国道20号線沿いのセブンに到着、そこから西に向かい、大月警察署を道路の右に眺めながら、更にその後ろ上方の山の上に近未来的な建物を見ながら国道20号線を進む。 ダンプ等の大型の車が狭い車道の左端を走っている脇を通り過ぎるので、左脇に生い茂る雑草に体の左半分を擦りながら歩行者通行帯のはっきりしない国道を進む。 すると、「真木」という左右から入ってくる道路が細く、頭上を歩道橋が通っている5方向交差点に出るが、運悪く対向車が続き、そのまま右折出来ず、信号が変わるのを待って右折、県道510号線に入る。 ココからはずっと登り基調の道路が続く。 真木という集落が暫く道路沿いに続くが、殆どが斜面地に家や背の低いビルが建ち並び、道路幅も全体的に狭い。 幸い交通量が少ないので難なく進んでいける。 途中バスが我が物顔に通り過ぎたが、普通車で出会ったらそのまますれ違うのは無理そう。 暫く街中を過ごすと、道路は笹子川の支流の「真木川」沿いに緩やかに登って行く。 標高が高くない所では鬱蒼と茂った木々の中を真木川のせせらぎを聞きながら、また、所々木々の影で暗くなった所ではヒグラシの鳴き声が重なる中を進んで行く。 ある程度登って行くと所々勾配が急な区間と平坦な区間が出て来るが、真木の交差点から本日の目的地の大峠の駐車場迄16.1kmで獲得標高が1184mなので、概ね7.3%の登りが延々と続いているので、慌てて登らなければ、そんなにきつい登りでも無い。 数日前に通り過ぎた台風のせいか?山道に入っていくと木々の枝葉が路面を覆う様になって来る。 今日の目的の雁ヶ腹摺山の山頂からは旧500円札の裏側に描かれた富士山の風景が見えるというご褒美があるものの、大峠に至る途中に見える風景は全く無いと言える程見晴らしが良くない道路を唯ひたすら修行の様に上っていく。 近くの大菩薩峠への登りの方が未だ途中の見晴らしが良く、登っていて気持ちが晴れるが、そこは、500円札の裏側のイメージを抱きながら地味に登って行く。 標高は343mの花咲セブンから1560mの大峠迄の1200m余りの標高差を迄登るので、まあまあ、地味に1000m以上の標高差を一気に登って行くことになる、1000m以上の標高差を一気に登るとなると、甲州市の北西部に位置する大弛峠への登りや、栃木県の高原山、更には乗鞍岳等ある程度限られた場所でしか達成出来ないことが、自宅から片道2時間の範囲では高原山の他に、雁ヶ腹摺山でも練習できることを今回発見した。 あれこれ考えながら標高1000mを越えて行くと、それでも少しだけ見晴らせる場所が出て来る。 それでも何処を走っているのかが全く解らない周囲を山に囲まれた風景の中を登って行くと、漸く「大峠」の駐車場に到着出来た。 大峠の駐車場では青空が広がっており、頭の中には既に旧五百円札の裏の富士山の風景が広がっていた。 其処からは、靴をトレッキングシューズに履き替えて山登りに切り替える。 登山道に入ると、鬱蒼と生い茂った木々の下をアップダウンの激しい行程に変わり、自転車のジャージだと少しでも立ち止まると足や腕に、何処とも無くそこいら中から湧き出たハエが集ってくるので止まっていられない。 木々が太陽をすっかり遮っている為か、笹に覆われていない足下一帯は緑の苔に覆われて降り、さながら湿地帯の様にみえているが、台風の過ぎ去った後の為に一帯が湿っているのかも知れない。 標高が上がってくると、いつの間にか木々の合間にもガスがかかり始め、所々で見えていた木漏れ日が見えなくなってきた。 山頂迄に2人の高齢者夫婦のハイカーとすれ違っただけで、人通りも殆ど無い山道で、ひょっとしたら道を間違えたのか?と思うが、所々に道標が立っているので安心出来る。 山頂手前にちょっと開けた広場が広がっているが、其処に出ると、既に四方八方がガスで覆われており、山頂に立って富士山のあるらしき方角を見ても白いスクリーンを見ている様だった。 今日は夕方から用事があるので、余り待っている訳にも行かず、更に山頂でも立ち止まるとハエがどこからともなく手足に止まってくるので落ち着かない。 今回は旧五百円札の風景は諦めて大峠の駐車場に降りることにした。 駐車場迄降りると空が半分程晴れて来ていたが、大月インターに降りてくると山の方角は厚い黒い雲が覆い始めていた。 また、今度来よう。

 

ルート:

 8月 2日 午前 7時25分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  1:47:14 時:分:秒
距 離   17.33km

平均心拍数 143 bpm
最大心拍数 156 bpm
平均速度  9.7 km

最大速度 31.3 km

平均ケイデンス  53rpm
最大ケイデンス  84 rpm
平均出力  168  Watt
最高出力  614  Watt
最低高度  386 m
最大高度 1498 m
獲得標高 1101 m
高度ロス    3 m

平均勾配  6.9 %
最大傾斜 19.3 %゜
最低気温 20.0 ゜C

平均気温 24.2 ゜C
最高気温 31.0 ゜C

消費エネルギー
(GC)  1082kj
TSS(GC)  135.8

IF(GC) 0.874
最大ペダリング効率 75.0 %
平均ペダリング効率 47.6 %

 

 

 

真木の集落を抜けて笹子川の支流の渓流「真木川」沿いを、川の右に行ったり左に行ったりしながら登って行く。

 

大峠駐車場の横の道標。

 

 

大峠駐車場脇の標識

 

 

登って行くと湧き水があり、「御硯水」とある。 飲めるのかな?

 

 

アドベンチャー的な橋がかかっており、ふらつくと真っ逆さまに落ちそう。

 

 

 

何カ所かにこの様な道標が立っており、迷わない様になっている。

 

 

苔の生えた岩がそこら中にゴロゴロしており、その右脇に何か?

 

 

スポンジか?何かが捨ててあるのかと思って良く見ると、キノコらしい。 この他に天狗茸の様なキノコはそこかしこに生えていた。

 

 

雁ヶ腹摺山の頂上からはこんな風景が見える筈だったけど、実際に見えたのは、

 

 

こんな風景でした。

 

 

大菩薩峠付近にも群生していた黄色い花が、頂上下の原っぱを中心に群生していた。

 

 

 

 

 

 

 

 今朝も4時半起きで、5時ちょっと前に出発、朝日峠・不動峠を回って出勤するルートでお出かけした。 朝4時に自宅周辺は霧がかかっていたが5時前には霧が晴れ、北西方面の空は晴れていたが、筑波山の方は雲に覆われていた。 県道199号線に土浦北インター付近から入り北上しながら朝日峠方面に目を遣ると、丁度八郷側から新治川に雲が山を乗り越えて流れ落ちてくる様子が建物や林の木々の間から見え隠れしていた。 朝は未だ体が起きていないので、ゆっくりペースで北上し、県道53号線と交わる二本松の交差点を過ぎると山の上から新治川に流れ落ちてくる雲も少なくなってきていた。 朝日トンネル南の交差点を右に曲がりフルーツラインを上り、朝日峠を目指す。 途中、岩盤浴の「ホテルいやしの里」を過ぎると新治側の下界の視野が開けてくる。 新治方面は晴れており、北条一帯は雲が覆っていた。 自宅付近に朝張りつめていた霧も上から見るとこんな様に見えるのかな?と思いつつ、朝日峠に着くと、峠付近は雲に覆われていた。 峠をパスしてフルーツラインを八郷側に降り始め様と、バリケードの方に向かうと、ガードレールの向こうにあるバリケードが台風の風の為か?殆ど破壊されている状態で、素通りで八郷側に降り始めることが出来た。 八郷側のフルーツラインが通行止めになったきっかけは台風で法面が崩壊したためだったが、一昨日〜昨日の台風で大丈夫かな?とちょっと心配しながらソロリソロリと降りて行く。 枝葉が散乱し、暫く前の状態に近づいており、2ヶ所程で木の幹が道路側に倒れて道路を塞いでいた。 また、新治側の路面は乾いていたが、八郷側の路面は半分以上濡れており、直前迄雨が降っていた様子。 濡れた枝葉と青苔が重なる所はタイヤがスリップして倒れそうになるが、何とかこらえて降りる。 八郷側の辻の交差点に着いて周囲を見回すと矢張り八郷は雲に覆われていた。 裏不動に向かい、登り始めると、裏不動の路面は殆ど濡れており、青苔と枝葉が重なる場所は矢張り滑り易い。 幸いに気温は高く無いので登っていて辛くは無いが、見晴らしが良く無いので余り面白く無い。 不動峠に着いて直ぐに表不動を降り始める。 表不動は空は晴れ渡り下界が広く見渡せていた。 暫く行くとガシガシ踏んで登って来る2人のローディーとすれ違った。 表不動も半分程路面が濡れて滑り易かったのでゆっくり降りて行く。 筑峯学園手前でもう1人のローディーとすれ違い、北条大池に着いて振り返ると丁度朝陽が差し込んで神々しい風景だった。 その後はリンリンロードを黙々と一定のペースで土浦に向かう。 これから今日はお仕事。

 

ルート:

 7月29日 午前 4時54分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  1:51:36 時:分:秒
距 離   38.11km

平均心拍数 142 bpm
最大心拍数 176 bpm
平均速度 20.6 km

最大速度 51.3 km

平均ケイデンス  72rpm
最大ケイデンス 104 rpm
平均出力  179  Watt
最高出力  407  Watt
最低高度   71 m
最大高度  359 m
獲得標高  523 m
高度ロス  537m
最大傾斜 12.9゜
最低気温 20.0 ゜C

平均気温 21.7 ゜C
最高気温 24.0 ゜C

消費エネルギー
(GC)   911kj
TSS(GC)  193.0

IF(GC) 1.021
最大ペダリング効率 69.0 %
平均ペダリング効率 42.1 %

 

 

 

7月29日の帰りの風景。 土浦市の郊外は、未だ未だ田舎の風景が残っている。

 

 

朝の朝日峠の登り口の風景を久々に撮ってみた。

 

 

朝日峠から八郷側に降りる入口:過去、台風が来る度にフルーツラインは壊れていたが、今回はバリケードが壊れていた。

 

 

 

下って行くと、この様に道路を横に跨いだ倒木が道を塞いでいた。

 

 

 

もう1ヶ所では道路の半分を塞いでいた。 一瞬、山側の土砂が道路に崩れ落ちてきているのか?とも思ったが、木々だけだった。

 

 

北条大池から振り返り様に見返した不動峠方面。

 

 

 

 

 

 

 

 今日は、近場で行ったことの無い場所の一つ、谷川岳一ノ倉沢・奥利根ダム巡りをしに行こうと、昨晩のうちに茨城県を出発したが、圏央道と関越道で雨が間欠的に強めに降っており、本日の天気を心配させる材料になった。 今朝は朝6時に起きて窓の外を見ると厚い雲に空は覆われており7時にルートイン渋川を出て、関越道を出発点の水上温泉駐車場を目指したが、関越道の途中では雲が切れることが無く、水上インターを降りる頃に雲間に青空がチラホラと見え始め、ラッキーと思った。 水上温泉街の中央に位置する「温泉街駐車場」は無料の駐車場で、そこそこの広さを有する。 車を停めて用意をしていたら、後ろの方の車列の中の白いフィットのドライバー側のドアが開いたままで、その脇に太った男性が倒れ込んでいた。 酔っ払って車の横で寝ているのかな?と思い、そのまま近付くこと無く駐車場を後にした。

 温泉街駐車場から取りあえず目指したのは谷川岳一ノ倉沢という雪渓が綺麗な谷間。 距離にして14.2kmで標高差は400m程の緩やかなヒルクライムになる。 途中谷川岳ロープウェイからは歩行者か自転車しか通れないのでのんびりと行けそうだと思っていた。 朝8時過ぎだと水上温泉街は通勤時間帯の為か交通量が多く、JR上越線湯檜曽(湯桧曽)駅付近迄はなんだかんだと車にビクビクしながらゆっくりとした山道を登っていく。 空は晴れ始めたものの、未だ雲が半分青空が半分で、谷間を走る国道291号線は所々樹木に覆われている為に太陽が出ても木漏れ日街道を走る感じで暑さを感じない。 ゆっくりと徐々に晴れる空の下を街道沿いに行くと、ドライブイン等の沿道の店・々の向こう、線路のオーバーパス手前の右側に「土合駅」の砂利の駐車場が広がっていた。 土合駅は「下りホームが新清水トンネル内にあり、駅舎(地上)から10分ほど階段を下りないと到達できないことから、「日本一のモグラ駅」として親しまれている」とWikipedia にある様に、駅舎から地下のホームに向かって階段が永遠に地中に伸びていくらしい。 暑い時は涼しくて良いのかな?なんて思って見ていると、駅から三々五々に山登りの格好をした年配の女性のパーティーが道路の反対側のバス停に向かって道路を横断して来て、時折行き交う車が歩行者の為にしばし停まって横断を促しており、田舎ののんびりとした雰囲気を醸し出していた。 土合駅を過ぎると少しの間は勾配が其れ迄よりきつくなるが、それを過ぎると谷川岳ロープウェイの駅が見えて来る。 その脇を抜けると一般車両は通行止めになっており、3回程ヘアピンカーブを抜ける迄の間、結構きつい勾配が待っている。 そのカーブを抜けると再び緩やかな勾配に戻り、道路の右下から清流の潺の音が響いてくる木漏れ日街道をのんびりと進む。 そこそこトレッキングをしているパーティーが道路沿いに歩いており、中には子供連れの親子も居た。 マチガ沢という沢の看板がまず現れ、その沢ではロッククライミングに取りかかっている2人組の男性が、崖の上迄ロープを掛け、そのロープを使って登る練習を始めていた。 その脇を通り抜けて木漏れ日林道を先に進むと左折するヶ所があり、其処から風景が開けて待ちに待った一ノ倉沢が前方に姿を現す。 一ノ倉沢は「日本3大岩壁の一つの大絶景。真夏に見る一ノ倉の残雪は圧巻。アルピニストを惹きつけてやまない岩壁は一見の価値あり」と町の観光協会が評している一方、統計が開始された1931年(昭和6年)から2012年までに805名の死者が出ており、日本のみならず世界のワースト記録としてギネス認定されている等、登ることを突き詰める人間に対しては厳しい山の側面を持っている。 目前に「立ちはだかる」という言葉以外思いつかない程広がりを見せ、ひょっとするとこっちに倒れ込んでくるんじゃないか?と思わせる圧巻の規模の岸壁は「み ご と」としか表現出来ない。 チベット付近の山々にしばしば出かけて映像を見せて暮れる先輩が1人おり、「すごかったよ〜」と返って来る度に繰り返し言う言葉が脳裏をよぎった。 しばし見とれていると、パトロールの巡視員が回って来ており、何でも今年は雪渓の量がとても少なく、例年は多い6℃の水の量も今年は少ないと言う。

 風景でお腹一杯になったところで、次の目標の奥利根ダム巡りに繰り出すことにした。 いつの間にか空はすっかり晴れ渡り、ぼうっと上を向いていたら両足に数匹のアブが集っていたので慌てて払い、登って来た道路を湯桧曽駅手前迄下る。 駅手前を左に伸びる細い路地に入り、その後県道63号線に合流、東に向かう。 栗沢の交差点を左折すると暫くの間はひたすらヒルクライムが続き、トンネルを潜って後に南北に長く伸びる藤原湖の上1/3辺りに出て道なりに今度は下って更に北上し、その後もアップダウンの激しい山道をひたすら矢木沢ダムを目指す。 途中、森の茶屋という食堂のある三差路を左に行くと、暫くして「ここから管理用道路で一般道路ではありません」「矢木沢ダム専用道路」という標識が川を渡ると出ており、その先は厳しいヒルクライムを経て洞元湖という湖岸道に至る。 途中の道路脇に「日本製紙木材社有林」「入山禁止」等の標識が立っており、国有林の山かと思っていたら民間の会社所有の山が洞元湖周囲を取り囲んでいる様子。 南北に細長い洞元湖の湖岸に接した比較的平坦な道程を延々と進み、矢木沢ダムの麓に着くと、其処から標高差約80mで厳しめの勾配の登りがあるが、ゴールが見えている分頑張れる。 矢木沢ダムに堰き止められている湖は「奥利根湖」と言い、1km程北に広がり、其処から更に北東と北西に別れて、それぞれ3〜4km程奥に広がりを見せている。 目の前に広がる奥利根湖は結構干上がった様に見え、湖岸の斜面には流木が折り重なる部分が広がり、2つある排水用の水門の下限より水面が低かった。 一通り、ダム周辺を回って次の奈良俣ダムを目指し出発。 行きとは異なって下り基調に洞元湖の南限に位置する森の茶屋の三差路を左折して反時計回りに回って暫く登って行くと、奈良俣ダムが地表から天に向かって聳え建っており、その右端に銀色に輝く近未来的な建物が目に映って来る。  そのダムの上に登るルートが近付くとダムの麓に看板があり、ダムの上に行くにはダムをぐるっと回る遊歩道を上るか?道路を先に進んで回って登るかしかなく、略図の地図で見ると「車で5分」と書いてあったので道なりに自転車で進んで行くと、幾ら行ってもなかなかダムの上に行く道に行き当たらない。 ダムとは違う所に行くのかな?と思い始めた辺りで標識が出現、左折して山の斜面を登り始めると、それはそれで結構疲れる登りになっている。 登りの最後にトンネルがあり、出て右がダム事務所で、左が「ヒルトップ奈良俣」という展望台になっている。 まずはダム事務所に行きダムカードを貰って、その後にヒルトップ奈良俣に登って辺りをぐるりと見回して見た。 矢木沢ダムでは端から端まで歩いて回ったが、この頃になると疲れも溜まってきており、早く最後のダムの藤原ダムに行きたくなってくる。 早々に炎天下の奈良俣ダムの展望台での観光を済ませ、来た道を引き返すと途中に再び登りの区間が有り、八木沢ダムへ別れる森の茶屋の三差路を過ぎると下り基調が以後は続く。 藤原湖畔の南東側沿いにダムに向かうとダムの直前にスノーシェッドの中を急な勾配でダム迄下りダムに到着する。 藤原ダムは余り観光できる造りにはなっておらず、ダムの管理支所に寄ってダムカードを貰う。 「さて、水上温泉まで残りを下ろう!」と思って建物の外に出るとパラパラと雨が降り始めており、道路の先の上空に暗雲が立ちこめていたので、今日は藤原ダム管理事務所を終点に切り替え、時間も経っていたので午後4時以後でも貰い湯の出来る温泉を探し、町営温泉で「湯テルメ・谷川」という所を探し、ゆっくり汗を流し、長い1日を終えた。

帰宅後に八木沢ダム貯水率を調べて見ると50%、奈良俣ダムは69%、藤原ダムは89%だった。 

 

 

 

ドローンで見た「一ノ倉沢」の一部

 https://youtu.be/8-I4t4TVVV0

 

ルート:

 7月26日 午前 8時10分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  4:26:39 時:分:秒
距 離   80.21km

平均心拍数 136 bpm
最大心拍数 163 bpm
平均速度 18.2 km

最大速度 51.4 km

平均ケイデンス  64rpm
最大ケイデンス 106 rpm
平均出力  152  Watt
最高出力  411  Watt
最低高度  493 m
最大高度  938 m
獲得標高 1482 m
高度ロス 1277m
最大傾斜 25.0゜
最低気温 22.0 ゜C

平均気温 27.7 ゜C
最高気温 36.0 ゜C

消費エネルギー
(GC)  1816kj
TSS(GC)  257.3

IF(GC) 0.766
最大ペダリング効率 74.0 %
平均ペダリング効率 38.8 %

 

 

水上温泉「温泉街駐車場」出口

 
 
水上の温泉街を抜けると、ずっとこんな風景が続く。 湯桧曽駅の手前迄は道路脇を流れる川は利根川だが、湯桧曽駅手前で二手に分かれ、湯桧曽駅を過ぎて谷川岳に向かう川は利根川の支流の「湯桧曽川」に名前が変わる。 右側に伸びて藤原湖に至る支流は利根川のまま。
 
日本一のモグラ駅として知られる「土合駅」
 
 
 
谷川岳ロープウェイ駅を過ぎて最初に目前に広がる沢が「マチガ沢」。 
 
 
マチガ沢の脇でロッククライミングに勤しむ2人組
 
 
今日の最初の目標「一ノ倉沢」目前に広がるパノラマの規模に圧倒された。
 
 
矢木沢ダム
 
 
 
矢木沢ダムの辺から臨む奥多摩湖。 この時点で矢木沢ダムの貯水率は50%
 
 
 
奈良俣ダムを下から見上げた所、
 
 
奈良俣ダムを横から眺めたところ
 
 
回ったダムのダムカード。 あと、須田貝ダム(東京電力管轄)のカードもある様子だが、何処に行くと貰えるか?解らなかった。

 海の日は、例に依ってをじさん2人の遠出になるかと思いきや、もう1人のをじさんが頚椎症という病気になってロードバイクにしっかり乗れなくなったので、1人遠出に切り替えることになった。 普段行けない所!と思って最近耳にした「奥入瀬渓流」と十和田湖畔周回を併せて見よう!と思って15日の夜に自宅を出発した。 以前、八幡平に行った時には仙台に前泊したが、今回は八幡平よりグーグルマップで見るとほんの数10cmだけ北に位置するので、もうちょっと先で前泊と思って一関のルートインにお泊まりの予約をいれた。 実際は仙台付近のビジネスホテルは満杯だったので、その先を探しただけなんだけど、16日の朝、朝食をとってから十和田湖・奥入瀬渓流に向かった。 東北道に入る前からお空は雲に覆われて青空や光の一筋も刺して来ない風景がずっと十和田インター迄続いた。 インターを降りると空いた国道103号線を一直線に進み、いつしか山道になり、道沿いにあちこち滝の表示が出て来る様になり、登って行くと「初荷峠」という峠から十和田湖が見下ろせる様になる。 初荷峠では強風が吹き荒れており、峠から見下ろした十和田湖の湖面に白波が立っている様子が見えていた。 初荷峠から湖畔の「和井内休憩所」の三方交差点に降りて行くと、右側に反時計回りに1/3程は湖畔沿いの道路を奥入瀬渓流の入口迄進む。 奥入瀬渓流の入口から十和田湖を北東に向かって離れる様に渓流が国道102号線沿いに14km程の距離を流れ降りて行く。 渓流沿いにある滝や渓流脇を歩ける遊歩道が国道102号線とは別にずっと併走しており、多くの観光客がピクニックやトレッキングの格好をして歩いていた。 また、有名な滝周辺の国道は道路脇に路駐の車がずらっと並んでおり、如何にも観光地と言った風景を呈していた。 車で奥入瀬渓流の何処を出発地点にするか迷っていると、ずっと曇っていた空に青空が見え隠れし始め、光の筋が木々の間から木漏れ日として突き抜けて路面を所々照らし始めたので、奥入瀬渓流沿いの国道102号線が奥入瀬バイパスに別れる三差路付近で車を停めて走り始めた。 丁度昼時になっており、渓流を下った時に道路に溢れていた車は潮が引いた様に少なくなって居たので木漏れ日街道化した渓流沿いの国道102号線を十和田湖に向かって走り始めた。 いつも何か忘れ物をするが、今回は心拍ベルトとアイウェアを忘れ、心拍データは取れなかった。 アイウェアを忘れたが、運転用にと思ってユニクロのウェブショップで1000円程でサングラスを買っておいたのを急遽サイクリング用のアイウエァとして流用した。 ユニクロのサングラスは偏光レンズを使っており、自転車にのって上目遣いで前方を見る際にも丁度視野をカバーしてくれて使い心地は2〜3万するオークリーとか、他のブランド品よりずっと良かったので、今後暫くのアイウェアは1000円のユニクロが定着しそう。 奥入瀬渓流の十和田湖に続く登りの勾配は然程きつく無く、交通量は減ったものの、それでも多くの車の往来の中をまあまあの速度で走るのは気持ち良く、ついついオーバーペースで十和田湖畔に到着した。 天気はいつの間にか曇り空に戻っており、所々黒い雲が空を覆い始めていた。 十和田湖畔から今度は右折し御鼻部山を目指す。 十和田湖の奥入瀬渓流入口から反時計回りに2/3程は山道を走ることになり、御鼻部山はその中でも標高が一番高い山で、頂上の展望台の横を道路が走る。 オーバーペースで走って既に足が売り切れた状態で、ノロノロと山道を登り始めると、初めのうちは湖がチラホラと木々の間から見下ろせていたが、暫く登っていくと道路は雲にすっぽり覆われてしまい、見通しが悪くなってしまった。 道路脇に所々「熊注意」の看板が掛かっているので、先の見えない不安の度合いを否が応でも引き揚げてくれていた。 雲に覆われると後も先も見えなくなり、そうなるとどれだけ登って来たのか?あとどれくらい登ればいいのか?解らなくなるので、唯、修行僧の様に黙々とヒルクライムと名の付く修行に励み続けることになり、返って余計な事が思い浮かばないのでひょっとしたら楽かも知れない。 御鼻部山展望台脇に駐車場が有ったが、展望台自体が雲に覆われており、十和田湖方面は全く視界が開けていなかった。 しかし、取りあえず本日の最高標高到達地点1,011mを越え、後は降りるだけになった。 国道102号線をそのまま暫く降りて行くと国道454号線に左後ろから合流する滝ノ沢峠に到着し、その三差路の脇に滝ノ沢展望台がある。 其処まで来た段階でポツポツと雨が降り始め、国道454号線を下り始めると雨で路面も濡れ始めたので、今回は湖畔前の国道454号線の半ばで中断とした。

 天気が良かったら綺麗な場所なんだろうな〜と思った。 そのうちにリベンジしに来ようと思って今回の1日を終えた。

 

ルート:

 7月16日 午後 1時 5分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  1:43:10 時:分:秒
距 離   32.22km
平均速度 18.2 km

最大速度 53.7 km

平均ケイデンス  57rpm
最大ケイデンス 105 rpm
平均出力  173  Watt
最高出力  496  Watt
最低高度  278 m
最大高度 1000 m
獲得標高  765 m
高度ロス  425m
最大傾斜 13.5゜
最低気温 18.2 ゜C

平均気温 20.2 ゜C
最高気温 26.7 ゜C

消費エネルギー
(GC)  907kj
TSS(GC) 178.4

IF(GC) 1.022
最大ペダリング効率 66.0 %
平均ペダリング効率 40.9 %

 

 

十和田湖を見下ろす初荷峠の看板はかすれて文字が読めない状態だった。

 

 
初荷峠展望台に掲げられている十和田湖の地図
 
 
初荷峠展望台から見下ろした十和田湖。 この日は強風が吹き荒れ、遠い湖面にも白波が立っているのがよく見えた。

 

 

 

奥入瀬渓流は十和田湖畔から続く渓流沿いの道路になっており、遊歩道と国道が併走しており、観光客(一部は中国人御一行)や家族連れなどが散策を楽しんでいた。 その風景は福島県矢祭町の滝川渓谷の上流に似ていた。

 

 

 

十和田湖なのに「銚子大滝」という滝があった。

 

 

 

 

 

白絹の滝

 

 

 

 

白布の滝

 

 

 

 

奥入瀬渓流の北端にある「渓流の駅おいらせ」の中で展示してあったひょうたんランプ 

 

 

 

 

「渓流のえきおいらせ」を出るとその瞬間、空は晴れ渡っていた。

 

 

 

 

到る処に熊の出現注意の看板が掛かっており、所によっては、何時出現したとかの具体的な記載が追加して貼ってあった。

 

 

 

十和田湖畔で見つけた黒い魚。 ヒルが泳いでいるみたいに見えた。

 

 

今回使ったユニクロサングラス。 オークリーのものより全然使い勝手よく、偏光グラスはしっかりとまぶしさを遮ってくれた。