今日は朝早く出て、2時間弱で大月インター直ぐ傍の「花咲」という交差点の傍にある国道20号線沿いのセブンに到着、そこから西に向かい、大月警察署を道路の右に眺めながら、更にその後ろ上方の山の上に近未来的な建物を見ながら国道20号線を進む。 ダンプ等の大型の車が狭い車道の左端を走っている脇を通り過ぎるので、左脇に生い茂る雑草に体の左半分を擦りながら歩行者通行帯のはっきりしない国道を進む。 すると、「真木」という左右から入ってくる道路が細く、頭上を歩道橋が通っている5方向交差点に出るが、運悪く対向車が続き、そのまま右折出来ず、信号が変わるのを待って右折、県道510号線に入る。 ココからはずっと登り基調の道路が続く。 真木という集落が暫く道路沿いに続くが、殆どが斜面地に家や背の低いビルが建ち並び、道路幅も全体的に狭い。 幸い交通量が少ないので難なく進んでいける。 途中バスが我が物顔に通り過ぎたが、普通車で出会ったらそのまますれ違うのは無理そう。 暫く街中を過ごすと、道路は笹子川の支流の「真木川」沿いに緩やかに登って行く。 標高が高くない所では鬱蒼と茂った木々の中を真木川のせせらぎを聞きながら、また、所々木々の影で暗くなった所ではヒグラシの鳴き声が重なる中を進んで行く。 ある程度登って行くと所々勾配が急な区間と平坦な区間が出て来るが、真木の交差点から本日の目的地の大峠の駐車場迄16.1kmで獲得標高が1184mなので、概ね7.3%の登りが延々と続いているので、慌てて登らなければ、そんなにきつい登りでも無い。 数日前に通り過ぎた台風のせいか?山道に入っていくと木々の枝葉が路面を覆う様になって来る。 今日の目的の雁ヶ腹摺山の山頂からは旧500円札の裏側に描かれた富士山の風景が見えるというご褒美があるものの、大峠に至る途中に見える風景は全く無いと言える程見晴らしが良くない道路を唯ひたすら修行の様に上っていく。 近くの大菩薩峠への登りの方が未だ途中の見晴らしが良く、登っていて気持ちが晴れるが、そこは、500円札の裏側のイメージを抱きながら地味に登って行く。 標高は343mの花咲セブンから1560mの大峠迄の1200m余りの標高差を迄登るので、まあまあ、地味に1000m以上の標高差を一気に登って行くことになる、1000m以上の標高差を一気に登るとなると、甲州市の北西部に位置する大弛峠への登りや、栃木県の高原山、更には乗鞍岳等ある程度限られた場所でしか達成出来ないことが、自宅から片道2時間の範囲では高原山の他に、雁ヶ腹摺山でも練習できることを今回発見した。 あれこれ考えながら標高1000mを越えて行くと、それでも少しだけ見晴らせる場所が出て来る。 それでも何処を走っているのかが全く解らない周囲を山に囲まれた風景の中を登って行くと、漸く「大峠」の駐車場に到着出来た。 大峠の駐車場では青空が広がっており、頭の中には既に旧五百円札の裏の富士山の風景が広がっていた。 其処からは、靴をトレッキングシューズに履き替えて山登りに切り替える。 登山道に入ると、鬱蒼と生い茂った木々の下をアップダウンの激しい行程に変わり、自転車のジャージだと少しでも立ち止まると足や腕に、何処とも無くそこいら中から湧き出たハエが集ってくるので止まっていられない。 木々が太陽をすっかり遮っている為か、笹に覆われていない足下一帯は緑の苔に覆われて降り、さながら湿地帯の様にみえているが、台風の過ぎ去った後の為に一帯が湿っているのかも知れない。 標高が上がってくると、いつの間にか木々の合間にもガスがかかり始め、所々で見えていた木漏れ日が見えなくなってきた。 山頂迄に2人の高齢者夫婦のハイカーとすれ違っただけで、人通りも殆ど無い山道で、ひょっとしたら道を間違えたのか?と思うが、所々に道標が立っているので安心出来る。 山頂手前にちょっと開けた広場が広がっているが、其処に出ると、既に四方八方がガスで覆われており、山頂に立って富士山のあるらしき方角を見ても白いスクリーンを見ている様だった。 今日は夕方から用事があるので、余り待っている訳にも行かず、更に山頂でも立ち止まるとハエがどこからともなく手足に止まってくるので落ち着かない。 今回は旧五百円札の風景は諦めて大峠の駐車場に降りることにした。 駐車場迄降りると空が半分程晴れて来ていたが、大月インターに降りてくると山の方角は厚い黒い雲が覆い始めていた。 また、今度来よう。

 

ルート:

 8月 2日 午前 7時25分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  1:47:14 時:分:秒
距 離   17.33km

平均心拍数 143 bpm
最大心拍数 156 bpm
平均速度  9.7 km

最大速度 31.3 km

平均ケイデンス  53rpm
最大ケイデンス  84 rpm
平均出力  168  Watt
最高出力  614  Watt
最低高度  386 m
最大高度 1498 m
獲得標高 1101 m
高度ロス    3 m

平均勾配  6.9 %
最大傾斜 19.3 %゜
最低気温 20.0 ゜C

平均気温 24.2 ゜C
最高気温 31.0 ゜C

消費エネルギー
(GC)  1082kj
TSS(GC)  135.8

IF(GC) 0.874
最大ペダリング効率 75.0 %
平均ペダリング効率 47.6 %

 

 

 

真木の集落を抜けて笹子川の支流の渓流「真木川」沿いを、川の右に行ったり左に行ったりしながら登って行く。

 

大峠駐車場の横の道標。

 

 

大峠駐車場脇の標識

 

 

登って行くと湧き水があり、「御硯水」とある。 飲めるのかな?

 

 

アドベンチャー的な橋がかかっており、ふらつくと真っ逆さまに落ちそう。

 

 

 

何カ所かにこの様な道標が立っており、迷わない様になっている。

 

 

苔の生えた岩がそこら中にゴロゴロしており、その右脇に何か?

 

 

スポンジか?何かが捨ててあるのかと思って良く見ると、キノコらしい。 この他に天狗茸の様なキノコはそこかしこに生えていた。

 

 

雁ヶ腹摺山の頂上からはこんな風景が見える筈だったけど、実際に見えたのは、

 

 

こんな風景でした。

 

 

大菩薩峠付近にも群生していた黄色い花が、頂上下の原っぱを中心に群生していた。