海の日は、例に依ってをじさん2人の遠出になるかと思いきや、もう1人のをじさんが頚椎症という病気になってロードバイクにしっかり乗れなくなったので、1人遠出に切り替えることになった。 普段行けない所!と思って最近耳にした「奥入瀬渓流」と十和田湖畔周回を併せて見よう!と思って15日の夜に自宅を出発した。 以前、八幡平に行った時には仙台に前泊したが、今回は八幡平よりグーグルマップで見るとほんの数10cmだけ北に位置するので、もうちょっと先で前泊と思って一関のルートインにお泊まりの予約をいれた。 実際は仙台付近のビジネスホテルは満杯だったので、その先を探しただけなんだけど、16日の朝、朝食をとってから十和田湖・奥入瀬渓流に向かった。 東北道に入る前からお空は雲に覆われて青空や光の一筋も刺して来ない風景がずっと十和田インター迄続いた。 インターを降りると空いた国道103号線を一直線に進み、いつしか山道になり、道沿いにあちこち滝の表示が出て来る様になり、登って行くと「初荷峠」という峠から十和田湖が見下ろせる様になる。 初荷峠では強風が吹き荒れており、峠から見下ろした十和田湖の湖面に白波が立っている様子が見えていた。 初荷峠から湖畔の「和井内休憩所」の三方交差点に降りて行くと、右側に反時計回りに1/3程は湖畔沿いの道路を奥入瀬渓流の入口迄進む。 奥入瀬渓流の入口から十和田湖を北東に向かって離れる様に渓流が国道102号線沿いに14km程の距離を流れ降りて行く。 渓流沿いにある滝や渓流脇を歩ける遊歩道が国道102号線とは別にずっと併走しており、多くの観光客がピクニックやトレッキングの格好をして歩いていた。 また、有名な滝周辺の国道は道路脇に路駐の車がずらっと並んでおり、如何にも観光地と言った風景を呈していた。 車で奥入瀬渓流の何処を出発地点にするか迷っていると、ずっと曇っていた空に青空が見え隠れし始め、光の筋が木々の間から木漏れ日として突き抜けて路面を所々照らし始めたので、奥入瀬渓流沿いの国道102号線が奥入瀬バイパスに別れる三差路付近で車を停めて走り始めた。 丁度昼時になっており、渓流を下った時に道路に溢れていた車は潮が引いた様に少なくなって居たので木漏れ日街道化した渓流沿いの国道102号線を十和田湖に向かって走り始めた。 いつも何か忘れ物をするが、今回は心拍ベルトとアイウェアを忘れ、心拍データは取れなかった。 アイウェアを忘れたが、運転用にと思ってユニクロのウェブショップで1000円程でサングラスを買っておいたのを急遽サイクリング用のアイウエァとして流用した。 ユニクロのサングラスは偏光レンズを使っており、自転車にのって上目遣いで前方を見る際にも丁度視野をカバーしてくれて使い心地は2〜3万するオークリーとか、他のブランド品よりずっと良かったので、今後暫くのアイウェアは1000円のユニクロが定着しそう。 奥入瀬渓流の十和田湖に続く登りの勾配は然程きつく無く、交通量は減ったものの、それでも多くの車の往来の中をまあまあの速度で走るのは気持ち良く、ついついオーバーペースで十和田湖畔に到着した。 天気はいつの間にか曇り空に戻っており、所々黒い雲が空を覆い始めていた。 十和田湖畔から今度は右折し御鼻部山を目指す。 十和田湖の奥入瀬渓流入口から反時計回りに2/3程は山道を走ることになり、御鼻部山はその中でも標高が一番高い山で、頂上の展望台の横を道路が走る。 オーバーペースで走って既に足が売り切れた状態で、ノロノロと山道を登り始めると、初めのうちは湖がチラホラと木々の間から見下ろせていたが、暫く登っていくと道路は雲にすっぽり覆われてしまい、見通しが悪くなってしまった。 道路脇に所々「熊注意」の看板が掛かっているので、先の見えない不安の度合いを否が応でも引き揚げてくれていた。 雲に覆われると後も先も見えなくなり、そうなるとどれだけ登って来たのか?あとどれくらい登ればいいのか?解らなくなるので、唯、修行僧の様に黙々とヒルクライムと名の付く修行に励み続けることになり、返って余計な事が思い浮かばないのでひょっとしたら楽かも知れない。 御鼻部山展望台脇に駐車場が有ったが、展望台自体が雲に覆われており、十和田湖方面は全く視界が開けていなかった。 しかし、取りあえず本日の最高標高到達地点1,011mを越え、後は降りるだけになった。 国道102号線をそのまま暫く降りて行くと国道454号線に左後ろから合流する滝ノ沢峠に到着し、その三差路の脇に滝ノ沢展望台がある。 其処まで来た段階でポツポツと雨が降り始め、国道454号線を下り始めると雨で路面も濡れ始めたので、今回は湖畔前の国道454号線の半ばで中断とした。

 天気が良かったら綺麗な場所なんだろうな〜と思った。 そのうちにリベンジしに来ようと思って今回の1日を終えた。

 

ルート:

 7月16日 午後 1時 5分 出発
記 録 データ 単 位
時 間  1:43:10 時:分:秒
距 離   32.22km
平均速度 18.2 km

最大速度 53.7 km

平均ケイデンス  57rpm
最大ケイデンス 105 rpm
平均出力  173  Watt
最高出力  496  Watt
最低高度  278 m
最大高度 1000 m
獲得標高  765 m
高度ロス  425m
最大傾斜 13.5゜
最低気温 18.2 ゜C

平均気温 20.2 ゜C
最高気温 26.7 ゜C

消費エネルギー
(GC)  907kj
TSS(GC) 178.4

IF(GC) 1.022
最大ペダリング効率 66.0 %
平均ペダリング効率 40.9 %

 

 

十和田湖を見下ろす初荷峠の看板はかすれて文字が読めない状態だった。

 

 
初荷峠展望台に掲げられている十和田湖の地図
 
 
初荷峠展望台から見下ろした十和田湖。 この日は強風が吹き荒れ、遠い湖面にも白波が立っているのがよく見えた。

 

 

 

奥入瀬渓流は十和田湖畔から続く渓流沿いの道路になっており、遊歩道と国道が併走しており、観光客(一部は中国人御一行)や家族連れなどが散策を楽しんでいた。 その風景は福島県矢祭町の滝川渓谷の上流に似ていた。

 

 

 

十和田湖なのに「銚子大滝」という滝があった。

 

 

 

 

 

白絹の滝

 

 

 

 

白布の滝

 

 

 

 

奥入瀬渓流の北端にある「渓流の駅おいらせ」の中で展示してあったひょうたんランプ 

 

 

 

 

「渓流のえきおいらせ」を出るとその瞬間、空は晴れ渡っていた。

 

 

 

 

到る処に熊の出現注意の看板が掛かっており、所によっては、何時出現したとかの具体的な記載が追加して貼ってあった。

 

 

 

十和田湖畔で見つけた黒い魚。 ヒルが泳いでいるみたいに見えた。

 

 

今回使ったユニクロサングラス。 オークリーのものより全然使い勝手よく、偏光グラスはしっかりとまぶしさを遮ってくれた。