つくしインフルエンザ

タマゴ

卵アレルギーがあるとインフルエンザワクチンは接種できないと、よく言われていますが、卵の加工食品が問題なく摂取出来る方へのインフルエンザワクチンの接種は特に問題ありません。

注意が必要なのは、卵でショックを起こした方、くらいでしょう。

妊婦

妊婦さんへの接種は在胎１４週以降とされています。妊娠中は何かあるとコワイという感覚的な抵抗感から、接種を控えるように指導する産科医が多いですが、妊娠中にインフルエンザ罹患した場合の方が遙かにハイリスクですから、欧米では積極的に接種するように推奨されています。

実際医学的に、インフルエンザワクチンが胎児に悪さをすることは考えられません。「妊娠中にインフルエンザワクチンを接種すると、胎児がインフルエンザになって死ぬから絶対にダメだ」と言ったドクターがいましたが、自分はアホですと言っているようなもんです。

１歳未満

こっちのブログは実に１ヶ月ぶりくらの更新になります。来月からは実際にワクチン接種が始まりますが、１年はインフルエンザを中心に回っているかに思えるくらい、な～んか大変です。

もともとは予約作業のために立ち上げたインフル専用ブログですが、ワクチンそのものについてのウンチクもご紹介することにします。期間中よく受ける質問への回答が中心になるかと思います。

まず、何歳から接種できるかというと、生後６ヶ月以上とされています。ただ１才未満児へのワクチンの効果を実証したデータがないので、効果があるとも言えないし、無いと断言することも出来ません。

インフルエンザは免疫の過剰反応によって脳症などが起こるとされています。つまりウイルスが脳に入って悪さをするのではなく、強いウイルスが来たので体がこれを攻撃するものの、勢い余って自分自身を傷つけてしまうという構図です。

１歳未満の赤ちゃんは、免疫が不十分なので色々と風邪をひきますが、インフルエンザに対しては過剰に反応できるほどの免疫がないので、結果的に軽症であると言われています。

じゃあ、実際に接種はどうしたらいいの？ってことになりますが、現時点ではやっておいた方がベターかなと思っています。

ポリオ

毎年、インフルエンザワクチンの接種時期とポリオ接種とが重なって、どうしたらよいかと相談を受けます。

結論から言うと、ポリオは急いですべきワクチンではありませんので、インフルエンザワクチンを優先させるべきと考えます。

ポリオ接種の後は４週間他のワクチンができません。インフルエンザワクチンの間隔は最大４週間で、インフルエンザワクチン接種後１週間はポリオを含む他のワクチンは接種できないので、結局、インフルエンザの合間にポリオを接種することが出来ないことになります。

ポリオに罹患する確率はゼロに近いので、日程の調整がつかないなら、先ず最初にインフルエンザをやっておいて、ポリオは来春でも構いません。

11/19申込予約進捗状況

18日締め切りで11/19の空き枠に応募いただきました。40組限定でしたが３倍以上の応募があったので、抽選としました。

とはいっても、みなさんよくご存知の方ばかりなのでセレクトするのも心苦しかったので、色々考えた挙げ句、単純に受診回数が多い順に上から選んでしまいました。

こういうやり方に賛否あるのは分かってるんですが、抽選とせざるを得ない状況自体に問題があるので、外れた方にとってはどんな方法であっても、納得していただくのは難しいかなと思います。

もともとのお約束では、当選者だけにメールでお知らせし、あとはこのインフルブログで結果を知っていただくということでしたが、全員に当落のメールを20日に出しました。

当選の方の日時はこれから、予約表を埋めながら個別にご連絡します。なんせ全部手作業なので時間がかかって仕方ないです。少々お待ち下さい。

応募の締め切り

当ブログご覧の方からの応募は出尽くしたようなので、ひとまず今回の一連の応募は終了させて頂きます。

今後、当ブログの更新は、掲示板でご案内します。

掲示板利用者を先ず優先して予約をとったのは、掲示板をご覧の方は当院のよき理解者である、と考えているからです。

毎年のインフルエンザワクチン接種は、今回の予約作業をから始まり、実際の接種を含め、かなりの重労働で、ハッキリ言えば、整形や耳鼻科ででも接種できるワクチンを、休憩休日全部返上してまでやりたくはないのですが、ごひいきの方のためには、そうも言っておれないので、ひと肌抜がんといかんなあ、との思い一つでやってます。

ということで、今後も掲示板はマメにチェックしておいて下さい。接種に関する重要事項も流します。

予約期間中だけ目ざとくチェックして、あとは知らん！という、趣旨に反した方はおられないと善意に解釈しております。