"子連れフェス"の是非を問う。 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 

 

 

MyFavoMusic_botを始めてから数日
 

徐々にではありますが、フォロワーが増えてきて


何とも嬉しい限りです。


しかし、あくまでブログを読んでる方が多いようなので


ここからブログ読んでない方にまで


上手く広がってくれればなぁ、と。


どうも、トトです。

 

 

 

7月に入り、既にSiM主催のDPFが先陣を切りましたが、


日本でも本格的に夏フェスシーズンがスタートしますね。


まぁ、ライブに行き始めた当初から


サマソニ以外の夏フェスには行ったこともなく、

 

今後もサマソニ以外に行く気はないですが。


とはいえ、各夏フェスも時代と共に変化をしていき


客のことを考えたり考えてなかったり←


もはや音楽好きの為だけではない、ひと夏のイベント


としての認識も高まっているようにも思います。


そんな、これから本番を迎える夏フェスに於いて


今回取り上げたいネタはこちらです。

 

 

 

Warped Tourが、子供に同行する親のための無料チケットの条件を公開(ALTERNATIVE PRESS JAPAN)

 

・1枚のチケットにつき親一人が無料で入場できます。
 
・親の年齢は28歳以上で、16歳未満の子供に無料で同伴することができます。無料で、譲渡不可のリストバンドをお渡しします。ツアーは入場を拒否する権利を有します。
 
・リストバンドを入手される場合はライヴ当日、親の身分証明書、同伴する子供、購入したチケットと一緒にメインゲートの黄色いゲストリスト・テントまでお越しください。
 
・例外は一切認められません。上記3つすべてを提示されない場合、Warped Tourは親への無料リストバンドをお渡しすることはできません。
 
・子供が親と離れて行動することはできません。兄弟、姉妹は同伴する保護者にはなれません。
 
・また親以外に法的保護者がいる場合は、ライヴ当日に有効な必要書類を持ってきていただければ、Warped Tourがあなたと共に働きます。
 
・親がすでにチケットを買っていて、譲渡先等が見つからない場合は、ライヴ当日に黄色いゲストリスト・テントまで購入したチケットを持ってお越しください。

 

 

 

 

2ヶ月という長い期間をかけ


アメリカ大陸を縦断する、USの超大型フェス


Warped Tour親子チケットの条件を公開しました。


リンク元のAP JAPANの記事を見てもらうとわかる通り


これ自体は今年の3月末に出た記事です。


まぁ、Warped 本体は既に先月から開始されてますしね。


今年は、この親子チケットを活用して


Warped を楽しんでいる客もいるんじゃないでしょうか。

 

そもそもこれに対する記事を上げようと思ったのは


元記事の時期的にも、


この近くにあった今年最後のパンスプでのこと、


特に子連れの客が少し物議を醸したことによります。

 


とりあえず、Warped の親子チケットの条件を見るに

 

少し厳しいか?とは思いつつも


16歳以下の子供同伴だと考えれば妥当な気も。


しかし、良いですねー


子連れで行くと、親が無料になるとか。


こうして、最近の流行というか、最前線のバンドが集まるフェスに


親世代を半ば巻き込む形で、現行シーンを無料で体験させられるのは


年を重ねる毎に、音楽に疎くなってしまいがちな部分を


防ぐようなことにもなりますしね。


さすがに14、15にもなれば


どこのステージに行くにも親同伴ってのは


ウザく感じる子もいるだろうけど笑


でも、海外は日本のガキんちょほど拗れてない気もするんだよなぁ。


親子関係良好な家族が多いイメージです。


それも、そういったものを"日本で"見てる、


"日本で"メディアに見せられてる

 

っていう印象操作的な部分もあるかもですが。


当然、日本にも仲の良い親子もいるだろうし、


海外にだって仲が拗れてる親子もいるでしょうけどね。

 

 

 

しかし、こうしたフェスへの


親子参戦


を考えたようなフェスも、時代と共に増えてきてる印象です。


それはここ日本でも。


とはいえ、それも"夏フェス"に限定されてる気もしますが。

 

日本の場合は、大半が


小さい子どもを持つ"親がフェスに行きたい"


ってところから、小さい子連れの親子用の


フロアのスペースだったり、ちょっとした遊具があったり


ってのがありますよね。


そもそも夏ってのがイベントシーズンでもあるので


そういった子連れの集客を見込むのも


主催としては戦略のひとつでもあるでしょう。


ただ、


今年最後を迎えたパンスプみたいに、ラインナップ的にも


そういった親世代が行きたくなるフェスだけど


夏フェスほど、"子ども"のことを考えられていないフェスの場合。


そこはもう親の責任が強く問われる場と化します。

 


そもそも"PUNK"特化の危ねーフェスに
(小さい)子ども連れてくるとかどうかしてんじゃねーの?

 

ってのが、割とよく見かけた話でもあります。


しかし、親戚や祖父母を頼っても


結果的に、子どもを預けることが出来なかった故に


フェスに連れてくるしかなかった……


子どもの為に親がフェスを断念する選択が為されなかった時点で

 

親の我侭が優先されている気もしますが


今年のパンスプの場合、最後だったってのもあるし


メンツも超豪華だったし、じゃあしょうがないよね


と、思ってしまう部分もあります。


問題は、連れてきたはいいけど、そこでの対応ですよ。

 

 

PUNKフェスなんて、そもそもが

 

大人見するような音楽ジャンルではないんです。


フロアではハーコーかます馬鹿はさすがにいないものの


モッシュが起こり、サークルが起こり、


前線の方ではダイブだって起きる。


そういったノリが平常運転で行われる場所に


小さな子どもを連れてくるってのは、


色々と注意しなきゃいけないこともあるでしょう。

 

まず、多く見かけたのはベビーカーです。


そんなベビーカーに乗せるほど小さな子どもに

耳栓やイヤーマフなしってのはちょっと……


と言われていたのも見かけました。


いくら幕張ほどのデカイ会場、小さな箱でないとは言え


フロアに流れる音量はけっこうな大きさでしょう。


小さな子どもの、小さな耳には


決して良いとは言えない環境です。

 

あと、先述のノリが行われるような激しいピットができるほど


最前ブロック、そのひとつ後ろのブロックあたりの前線にまでベビーカーを持ってきている親……


おいおい、さすがにそれは危なくねーか…


大人ですら、下手すりゃ怪我じゃ済まないこともあるのに


そこはさすがに考えるべきじゃないですかね…


そういう場所でベビーカーに乗ってはいなくとも


抱っこしてたり、肩車してるのも十分危険ですよね。


ライブが始まったら、後ろから人が前へ押し寄せるような場所ですよ。


そんな場所に小さい子を同伴させるのは


さすがに親の配慮のなさを疑ってしまうなぁ。


逆にベビーカーがあるから、小さい子どもがいるから

周りに配慮してもらえる


なんて思ってる親がいるとするなら、さすがにそれは

 

傲慢すぎでしょう。


フェスの形態的には、酒飲んでる人だって少なくない場です。


100歩譲って素面の人にはそんな言い訳が通用しても、


酔っ払いにゃそんなの通用しないでしょう。

 

 

 

パンスプをはじめとした別シーズンのフェスや他のフェスが

 

未だにどこも夏フェスと同じように


子連れ用に配慮されたフェスばかりではありません。


だとしたら、そこはやっぱり主催者の責任じゃなしに


そういった場に幼い子どもを連れてくる親の責任が第一でしょう。


最後を謳ったパンスプに


こういった親子を見かけた

ちょっとあれは危ない


等々の意見も散見されたのは


やっぱりそれだけ周りを見れる常識人も

 

そこそこの数はいたってことの表れでしょうし。


やっぱりライブ会場に幼い子どもって時点で、

 

まともな感覚を持ち合わせていればこそ

 

心配や気遣いが生まれるものです。 親にしろ、客にしろ。

 

小さい子どもがいないライブにしても、

 

そういった気遣いという常識は持ち合わせて当然ですが。


もちろん、自分が楽しむことが第一だとしてもね。


モッシュやサークルしたいと思ってても


ライブ開始前に、近くに幼い子どもがいたらちょっと考えるでしょう。


そういったところも、まずは親が考えないと…

 

 

 

 

しかし、


子どもがそういった幼い頃から


良い音楽が体験・体感できる場所に連れて行くこと自体は


決して悪いことだとは思いません。


海外のバンドマンや、日本のバンドマンでも


いちばん最初に触れた音楽は


親に連れて行ってもらったフェスやライブ、であったり


親が持っていたレコードやCDを聴いたこと、と


語っているバンドマンたちも決して少なくありません。


そういったことがキッカケで、早期から音楽に目覚め、


将来的に音楽で食べていく道を選択するにしろしないにしろ


人生で良き音楽ライフを送るキッカケになるかもしれません。

 

自分の家庭、家族は


今、自分が好んでいるような音楽とは程遠いものでした。


姉が少し流行を追っていた時期があったくらいで、


所詮はそれも当時のチャートで名前を見るような邦楽でしたし。


故に、自分も音楽に触れるのはかなり遅かったように思います。


中学ではゲームのサントラばかり聴いていましたし、


高校に入ってようやく聴き始めたのが"J-POP"


専門学校で、友達の薦めで国内バンドミュージックを聴き、


初ライブは22~23歳


洋楽バンドに行き着いたのは、24~25歳の頃でした。


常々、何度も、毎回、言っているように


こんなに遅咲きな為、後悔がありすぎてありすぎて…


もっと早くから色んな音楽を聴いていれば…


と、思わない日はないほどです。

 

何かを始めるのに遅いなんてことはない


そうじゃないんです。


事実、遅くて後悔してる人間がここにいるのに。


そんな意識高い系が好む言葉には、


音楽聴き出してから、ずっと中指立ててます。 Fxxk


何かを始めるのに、早いに越したことはない


自分が音楽を聴き出して、わかったことはコレです。

 

 

 

なのでね、


子連れフェスは決して悪いことだとは思いません。


是非ぜひ、お子さんが小さい内から


良質な音楽をたくさん聴かせてあげてください。


もちろん、ちゃんと親としての責任を全うし、

 

親が正しい知識とマナー・モラルを考えた上で。


今年も夏フェスシーズンが到来します。


一人でも多くのお客さんが、一組でも多くの親子連れが、


楽しめる夏フェスであることを望みます。

 

 

 

 

 

 

 

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