<前回まで>
上州武尊山スカイビュートレイル完走記(1)
上州武尊山スカイビュートレイル完走記(2)
上州武尊山スカイビュートレイル完走記(3)
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ここまでいたって順調。
とはいえ、まだ80km以上ある・・・。
エイドでは豚汁2杯、おにぎり2個、かぼちゃ煮などを食べる。
固形物があるのはホントありがたい。
休みながらコースを確認。
ここから次のエイドA4までは13kmほど。
うわさに聞くゲレンデ祭りの区間だ。
「淡々と行きましょう」
トイレに行ってエイドアウト。
ここでもなんだかんだいって、15分ほど滞在。
まもなくゲレンデに到着した。
特にプッシュすることもなくマイペースに登る。
「もうすぐ上りきる」
と思いきや、二段攻撃のごとく奥にもゲレンデの上りが現れた。
ここの写真を撮ろうとスマホを取り出して驚いた。
「げっ、バッテリーが10%以下になってる」
原因はYAMAPで今回のコースルートをトレースしていため。
すぐに止めた。
残りのバッテリーを考えて、写真を撮るのも控えることにした。
上ったらすぐに下る。
「この非条理さ・・・」
ここぞとばかりに走って下りていく選手。
自分は蛇行しながらスピードを落として下りていく。
「ここで脚を終わらすわけにはいかない」
再びゲレンデの上り。
何も考えず、ひたすら足を出す。
さっきよりは短い距離で上りきった。
そして下りる・・・。
「ここを下りきればエイドだ」
エイドが見えた。かけ声も聞こえてくる。
到着してその人が奥宮さんだと分かり、びっくり。
エイドA4(片品高原スキー場)
60km地点 12時間14分 (計画:14時間50分)
写真は撮らず・・・。
エイドではパン、コーンスープを頂いた。
温かいスープが身体にしみる。
そろそろ暗くなってきたのでヘッドライトを準備。
トイレで所用をすませて出発した。
しばらく進むと急登が現れる。
距離も60kmを超え、だいぶ登りにも「うんざり」してくる。
そしてヘッドライトを点灯。
ここからは苦手なナイトラン。
精神的にキツくなってくる。
走れるところでも歩いてしまう。
大会特設の橋を過ぎるとウォータエイドW2はすぐ。
「あと半分しかないから頑張って」
そう応援を受ける。
「たしかにそうだ。楽しまなきゃ」
気持ちは7km先のエイドA5に向いていた。
「カレーライスが楽しみ」
「どのくらい休もうかな。仮眠もとれるかな」
そんなことばかり考えていた。
エイドA5(オグナほたかスキー場)に到着。
75km地点 16時間06分 (計画:19時間00分)
「さすがに疲れた・・・」
疲労困憊の選手の姿もある。
「川場行きのバスがもうすぐ出ま~す」
そんなスタッフの声に心揺さぶられて、リタイアを告げた選手もいた。
「まずはメシ!」
カレーライスを食べる。
A5エイドはドロップバッグの受け取り場所。
お楽しみの「おやつ」には桃缶をしのばせていた。
「うん。美味しい」
着替えを済ませ、ダウンジャケットを着る。
スイーパーで待機していたラスカルさんと話しをしたあと横になった。
タイマーは1時間後の午後10時40分にセットした。
(つづく)
暗くなるとドッと疲れが出る
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