・・・・・約13,4年前・・・・・
夏休みだったか、あるいはただの連休だったか。
ともかく休みが続く日に、僕は母と2人で母の実家がある兵庫県へ電車で向かった。
その日、何を話したとか、何を見たとか、覚えているわけもない。
が、事件が起きた。
母の実家に着き、お昼をとった(というよりは、おそらくとっただろう)。
祖母と母は1Fで片付けをしながら「みのもんた」をみていた(と、思う)。
僕は1人で2Fに上がり、今では懐かしい“PCエンジン”をやった。
「桃太郎伝説」っていうGAME。
小学生の僕には難しく、すぐにやめた。
ヒマだなぁ。。。
1Fからは“もんた節”に一喜一憂する女性2名の声。
みのもんたに興味などない。
当時、一人部屋なんてもんは与えられていなかったので、一人で部屋にいる・・・
それだけで、ちょっと大人な感じになっていた。
100円ライターが落ちていた。
火が出るものってぐらいは分かっている。
「カチッ」
「ボッ」
これをひたすら続けた(笑)
ティッシュを近づける。
燃えそうで燃えないところでティッシュを引き、“焦げ目”が残るのを楽しんでいた。
焦げた臭いがこれまた香ばしい。
やりすぎた。
近づけすぎた。
手に持っていたティッシュはあっという間に手元に達し、その熱さから“ファイヤーティッシュ”を放す。
ファイヤーティッシュはカーペットの上に落ち、“ファイヤーカーペット”に進化を遂げた。
レベルアップ成功だ!!!!!!!
…カーペットに火が移った。
そらヤバイ思いますよね。
まず、自力で何とかしようとした。
僕は必死で考えた。
が、“完全パニクルー”状態だった僕は、
ティッシュを次々と炎に向かい投げ入れ始めた。
半端じゃない量を入れた。
箱ティッシュがカラになるくらい。
「シュッ」
「ポイッ」
炎がでかかった。
さすがにもう何も僕ができる“消火活動”はなかったので、もんた族2名の手を借りることに。
『かじやぁ~!!!!!2Fでかじやでぇ~!!!!!』
他人事である。
もんた族は座布団を持ち必死の形相で2Fへ飛んできた。
進化した“ファイヤーカーペット”はもんた族の手によりやられてしまった。
あれから十数年。。。
手のひらぐらいの焦げ目は未だに残り、それを隠すようにじゅうたんがひかれている。