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還暦建築士の日記:リフォーム百科事典

YouTube『リフォーム百科事典』を主宰する田口が、住まいと人生の最適解を求めるために、自分で意思決定して自分の人生を歩むため家つくりについてのヒントをお届けします
 

ちょっとした天井のシミ

洗濯機の水をこぼしてしまった

床がふかふかするような感じがする

外壁に亀裂が入っている

 

なんか心配になりますよね。

でもほとんどの場合、ほとんどの場合

大したことがないんですね。

 

一つ一つ、建築の知識思って説明していく事は簡単なんですけども

ここではちょっと字数が足りません。

 

なので結論だけ

お客様が心配してることのほとんどは必要ないことなんです

 

もちろん大きな劣化がある場合もあります

だからといって、家がすぐダメになる事はまずありません

 

あまりピクピクして不安になって暮らしているよりも、

楽観的に暮らす方が長生きできますね。

 

そして、ビクビクしていると、業者の鴨なってしまいますね。

 

まずは、楽観的に

そして、正しい知識を持って対処しましょう。

 

 

 

システムキッチンは組みあがってしまえば、どのメーカーを選んでも立派に見えますが、

組み立てる前の部材の段階は、貧弱なものも珍しくありません

 

そもそも

システムキッチンの施工は、キャビネットと呼ぶ箱を並べて、その上にカウンターを乗せるだけです

実際には水平を見たり、細かな部品を取り付けたり、パネルを貼ったり、水栓や燃焼機器を取り付けたりと、組む仕事は大変なのですが

思い切り大雑把に言うと、箱を並べてカウンターを乗せるだけです

 

仮に、ひ弱な箱で運送途中に壊れていても並べてカウンターを乗せてしまえば、わからなくなります

 

箱の作りが頑丈かどうかと水に強い素材かどうかが実は大切な問題です

最近のキッチンは引き出し式なので、キャビネットの底板(床)や背板(奥の板)がほとんど見えません

見えないところが段ボールのような板で作っているものもあります

 

手で押すとペナペナします

水がかかると凸凹になったりします

 

こういったことは、ショールームで見えるところだけを見てもわかりません

引き出しを取り外してみて箱のつくりを見るのもいいでしょう

 

その点では、ステンレスキャビネットのクリナップ ホーローキャビネットのタカラスタンダードはおすすめです

 

 

家電量販店でよくある看板で

他店より安い場合は値引きします。

このような言葉が書いてある店があります。

 

いろんなお店を回って、ネットで調べてそして買い物に来るお客様に納得していただいて買っていただく。

値段では絶対負けませんよって言う自信の表れですね。

 

でも、ちょっと待ってください。

家電品は、この店で買おう

家電品は、このお店のあの人に助言してもらって買おう

そういうお客様にとって見るとどうでしょう。

 

必ずこのお店で買うお客様が高い値段で買って、

値段で比べるお客様に安い値段で売る

 

おかしいと思いませんか?

おかしいと思うのは私だけかなぁ。

 

ここで働いてる人たちって、電卓弾いて安く売れればそれでいいんでしょうかね。

お店のファン、働く人のファンになってもらおうって

そう思っているなら、自分たちの価格に自信を持って仕事をすればいいんじゃないでしょうかね。

 

耐震診断や耐震、補強の助成金を使う場合、行政の担当者のやりとりが頻繁に行われます。

 

私の場合、YouTubeからの依頼で関東近郊以外にも行きますので、多く区市町担当と話をする機会があります。

 

はっきり、大心に関する考え方がバラバラです。

おんなじ建物でも担当者によってこれほどまでに見解が違うのかと驚くというか呆れるばかりです。

 

中には重箱の隅を突くような書類上の細かな点を徹底的に追求してくる担当者もいます。

それによって、耐震改修が半年以上も実施できないと言う事例すらあります。

 

1つの例を挙げると、

耐震補強の教科書では、5点の強度があるとされる壁補強を計画したとします。しかし、実際に解体してみると、100%教科書通りには施工できなかったとします。

その場合、診断者の判断で4点に強度を下げて計算し直したりします。

これが行政の担当者は許せないんですね。なぜ5点ではないのか? 4点の根拠を出せと言うんです。

担当者を納得させるだけでしたら、ここは5点で計算して提出すれば済むんですね。

ただ、少しでも不安があるならば、安全側に振って点数を下げて計算するのが正解のはずです。

 

根拠を出せ、根拠を出せ、エビデンスを出せ、エビデンスを出せ

新築と違うんですよ。

既存住宅を改修するのですから、どこかの大学や施設で実験を行うような数値にはならないんです。

だから、安全にということで、点数を下げた上で改修計画を作るのですよね

 

なんでしょうね。安全にするのが目的ではなくて、単なる書類上の掲載を整えるために仕事をしてるんでしょうか

本当に、本質がわかっていない担当者がいますが、でもその担当者を説得しないと助成金が出ないんですね。困ったもんです。

YouTubeを見た方からいろんな相談があります。

結構多いのが工事の品質についての相談です。

 

写真を送ってきてもらったり、実際に現地に行って施工確認したりします。

確かにひどいなぁと思うこともたくさんあります。

 

見積書を見せてもらうと、極端に安くて

この金額では良い仕事ができるわけないよねって言うこともしばしばです。

 

本当だったら三日間で仕上げる工事を1日で終わらせないと利益にならないとしたら、良い仕事ができないですよね。

 

自分の仕事にプライドを持っている職人ならそんな依頼は受けないのですが、

やっぱり日銭を稼がなければいけないような職人だと無茶な依頼を引き受けてしまいます。

 

かなり問題発言をしますが、

安さを売り物にしている。リフォーム会社の職人は、安い仕事をする職人が集まっている

過激なことを言うならば、安い仕事しかできない職人とも言えます。

今の時代職人が足りなくてほんとに困ってるんです。

腕の良い職人には値段に関係なく仕事が集まるはずです。

 

あまりね、過激なことを言うと問題ですから、これぐらいにしときましょう。