RYUの生き方、逝き方 -29ページ目

2人の事情


命がけで愛し合ってる2人が、


かならず共に人生を送るとは限らない。


RYU

















為(な)す

物事には、


語らず、


考えず、


ただ為(な)すべきことがある。


結婚がそうだ。


恋愛時代は、共に楽しく語り、


お互いを理解しようとし、


また「この人と生涯やっていけるか?」と


考える。


ただいったん結婚したら、一つの信仰のように、


ただ実践、つまり愛すればいいのだ。


結婚してから考え、お互いを語ると、


ろくな事はない。


ただ愛すればいい。


RYU


























欠けと依存とシンパシー

男と女はもともと一つの綺麗な球体で、それが分かれて欠けた状態になっったので、

人はその欠けを埋めるために恋愛をするという話しを読んだ事がある。

この話しを信じているわけではないが、人は何かしら欠けたものを埋める為に、

行動しているというのは当たっていると思う。

それが恋愛遍歴なら可愛いものだが、

欠けた部分を「依存」という形で安易に埋めようとすると色々弊害が出てくる。

アルコール依存症、ドラッグ依存、ギャンブル依存、親に依存、子に依存etc.,など様々だが、

俺はそこに球体の話しじゃないが、欠けた部分を探す為、彷徨(さまよ)う人の根本的弱さを、

見る。

弱さ故、中には刑事事件を起こす人も出てくる。

俺の敬愛する中島らも氏は、生前大麻所持、吸引で逮捕され、おまけにアルコール依存症、抗精神薬依存だった。

ただ俺はその同じ弱さを持った人間の一人として、

依存に走った人達を「駄目な人間、悪人!!!」と

断罪する気にはなれない。

どこかにシンパシーを感じてしまうのだ。

せめて法にふれることだけは、したくないが、、、、、、。

RYU

ストイックな生活

随分長い間、ストイックな生活をしている。


食欲、性欲、睡眠欲にストイックなのだ。


理由はさておき、食はカロリーセーブで常にダイエット状態である。


彼女も長い間いない。


睡眠は早寝早起きで4時起きだ。


真剣にいつでも出家出来る状態だ。


移動は新幹線でよくするが、いわゆる観光旅行にも行っていない。


このまま禁欲的な生活をしていると、いずれお釈迦様のように、


菩提樹の木の下で悟りをひらいてしまうかもしれない。


多分一切は「空(くう)」なのだろう。


諸行無常、色即是空、空即是色、生者必滅、会者定離の


定めを背負って生きるのが、人なのだ。


駄目だ!悟ってしまいそうになってきた。


RYU

限界設定

自分の限界とは、実はたいがい自分が設定したもので、



一度限界を定めず生きてみると、



本当はもっとスペックがあるかもしれない。



また違った自分に出会えるかもしれない。



RYU

失敗の人生

人生に勝ち負けはない。


嘘だ。


人生に成功も失敗もない。


嘘だ。


ある程度年を重ねると、


それが分かってくる。


分からない人は、


目を背けてるだけで、


心の底では、


分かってる。


自分の人生が光り輝いたものだったのか、


涙の結晶でつくられたものなのか?


まずそこの認識からはじめないと、


何も変わりはしない。


RYU

拒絶の結果

君は人に拒絶されてると言うけれど、


それは君が人を拒絶してきた結果だよ。


君は今、本当に人と交わりたいのかい?


じゃあ天使も悪魔も受容する事だね。


人は君を愛し、尊重し、尊敬もするだろう。


ただ人は君を侮辱、嘲笑、憎みもするだろう。


RYU

御伽草子

こんな風にお酒を飲み、


しゃべるなんて珍しいね。


自慢話くささがしない今日のあなたは、


好きだよ。


きっと会いたいんだろうね、


その女性(ひと)に、


その頃の自分に、


RYU
















好きな話

故中島らもさんの本に書いてあった話ですが、

四国の高名な学者が、古希か喜寿のお祝いに、

周りの人が資金をつのって先生の銅像を建てようとしたところ、

この先生は断りました。

「老生は像となって高い所から諸君を見下ろすよりは、

むしろ橋となって多数の人に踏まれることを望む」。

この橋は完成し今も親しまれてるそうです。











彼女の鞄

神戸の夜景を眺めながら、


彼女が昔の恋物語を、


たった一つの秘密みたいに話す。


旅のカバンなら、


その一番奥にそっとしまうはずの、


大切なものと分かる。


RYU