なんてことをタイトルにしてるんだ?

 

素数じゃと?

「ええ、そーすぅ」ってふざけてる場合じゃないぞ。この歳になって数学とか冗談はよし子さんじゃ。(古いなあ)

 

えっと、まずは確認なんじゃけど、「素数」ってみんな憶えているかな?

そうそう、「1」と自分自身以外の数では割り切れない自然数のことじゃよね。たとえば「2」は「1」で割り切れるし「2」でも割り切れるわけだけど、他の自然数ではどうしようもない=素数じゃ。

おお、簡単じゃん。

ならば「3」もじゃろう。「正解」

んじゃ「5」もかえ? 「正解」

「7!」「正解」

 

簡単じゃん!(*'▽')

 

そうね、小さい数だと簡単なのよ、直感ですらすぐに判る。(割る材料が少ないものね)

けどね、素数って無限にあるらしくてじゃな(無限にあることの証明とかしなきゃなんないから数学者って大変じゃな)、大きな数になると「まじで? それ本当に割り切れないの?」って簡単には判んなくなるのじゃったよ。

たとえば100までの数字の内素数は25個あるらしくて、その中の大きな数「89」と「97」は、ほんとうにそうか?

って、ちょっと判断付かないよね。

もしもリーマン予想が正しいとするならば、1024 以下に 184垓3559京9767兆3492億86万7866個(約 2×1022個)の素数が存在する[25]。(ウィキ君参照)

もはや使ったことの無い単位の「がい」が出てるし、とにかく無限にあるんじゃろうね。(そういえばこの字、たみぃさんの漢字クイズに出てたよ)

ここに出てくる「リーマン予想」がじゃな、サラリーマンの田中君が昼食に何を選ぶかみたいなもんじゃなくて、数学界の懸賞が付いて来る証明超難問問題らしいので、ちくわには説明する術もないのじゃった。(うろ覚えだけど、素数が発現する間隔を予想するような話だった気がするざんす。知りたい人は調べてみてね)

 

素数は暗号としても有用なのだそうで、たとえば前出の「89」と「97」を掛けてみると答えはすぐに出るけれど、カチャカチャカチャ「8633」ね、これは素数ではないわけじゃ、「1」の他に上の「89」と「97」で割れるからね。

でも、これがじゃよ、この数字はふたつの素数の積なんだけどそのふたつの素数ってなーんだ? って問題出されたりしたら、100までの全素数で当てはめなきゃならない。ななか難儀になるし、これがもっと大きな数(たとえば10万以下とかね)の積を使えば、高性能コンピューターを使っても総当たりには時間がかかるんじゃな。なんせ、範囲絞らなきゃ上の「がい」なんて単位が襲ってくるんじゃもの。

パソコン上の「鍵」としてはかなり有力なんじゃろうね。

 

それはまあいいわいな。

 

実は今年はあの昆虫の年と言われててじゃね。

そう、13年蝉と17年蝉が羽化する年なのじゃ。

この昆虫が「13」と「17」という素数の年にだけ地上に出てきて、鳴きまわり交尾してやがて死んでしまうわけなんじゃけど、そりゃまあうるさい、うるさいったらうるさい。だって17年ぶりのシャバなんじゃもん、この機会を逃したらまた17年待たなきゃじゃものな、それこそ死に物狂いで鳴くじゃろう。

この二種のセミ、素数なだけに同時期に合致することは稀なんじゃ。それは同族同士が争わないように、或いは別種同士で交わらないように考えた末のことかもしれない、適者が生存するって意味でね。それかホントは10年ゼミとか7年ゼミとか居たのだけど、上の事情のために13と17だけが生き残ったのかもしれない。

よくは分かってないみたいじゃな。

ただ、今年はその素数同士の最小公倍数13×17の年に当たるために同時に発生し同時に鳴きまくるという、お祭りみたいな時なんじゃな。

つまり以前にも同じことはあったわけなんじゃけど、そのまんま二つの素数の最小公倍数である221年前のことだったりするわけじゃ。すごいね。

1803年、日本は享和3年、江戸幕府成立200年の年らしい。特に大きな出来事は無かった年のようなんじゃ。

そんなときアメリカでは蝉が鳴き狂ってたというわけなんだけど、これって書き記した文献とかないだろうなあ、なんせアメリカそのものが歴史的にすごく若い国だもんね、当時見た人は「なんかまじうるさいんだけど」くらいしか思ってい無さそう。

 

 

ということでじゃ。

どんなことが起きるのか、すんごく楽しみなんじゃけど! 

( `ー´)ノ

 

現地は迷惑そのものじゃろうけどな。

ただ、ほんとうにどういうことが起きるのかしらねえ。ワクワク。

これを逃したらもう二度と見ることは無い。ある意味ハレー彗星みたいなものじゃ。

 

この蝉たちがどうしてこの素数の周期を生み出したかについては、上でも書いたけれど実際にはよく分かっていないみたいじゃな。

ともかくね、今回のこの「素数」のお話はね、この蝉についてのトピックがあったからなのでした。

おおっすごいやん! って思った。

こんなのもう見ることもないしな、いっぱい出てきて欲しいなあって思ったよ。

 

素数のこと色々調べるにあたって理解出来そうにない数式がバンバン出てて、それらに関してまたたくさん予想があるんだなあって感心しました。

面白かったんだけど、数学者ってあたまおかしいって思っちゃった。

ええ、褒めコトバでもあるんじゃけどね。

 

みんな、リーマン予想を証明して懸賞金をゲットしてくれー。(下世話だけど、いくらくらい貰えるのかしら)

 

それにしても17年も地中で何してんじゃろうね、カレンダーとかあんのかしらね。あいつら。