イラスト&キャラクター【Tinytoy】 Blog -5ページ目

新説桃太郎 第弐拾弐話                        せめて、鬼らしく


「こ、これはいったい何があったんだ」


イラスト&キャラクター【Tinytoy】 Blog-momo_v



港にそびえ立つモアイ像の脇を抜け、

繁華街に続く道を歩いた先に一同が見たのは荒れ果てた商店街だった。


かつて魔島「鬼ヶ島」の名で、

多くの観光客で賑わっていたこの地に何がおこったのか?


「鬼の洞窟」、地獄をイメージした「地獄遊園地」など、

島に点在する地獄体験を売りにした施設にも

観光客の姿はまったく見えない。


観光客どころか住民すらもまばらにしかいない。


ガタガタガタガタ。

ガーガーガーガー。


人影のない荒れた島にときおり聞こえるのは、

ネジが外れてかろうじてぶら下がる看板が、

寒風に揺らされる音とカラスの鳴き声だけだった。


「何があったんだ!!」

モモタロウは鬼を問いつめる。

シクシクシク、

鬼は泣くばかりだ。


「しっかりしろ!!あんた鬼だろ!!鬼なら鬼らしくしろ!!」


「・・・じ、じつは・・・」


今まで口を閉ざしていた鬼はゆっくりと口開いた。



つづく



予告

かつての栄華はなく荒廃 する鬼ヶ島。

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

淀みに浮ぶうたかたは、

かつ消え、かつ結びて、

久しくとどまりたるためしなし。

世の中にある人と、すみかとまたかくのごとし。


次回「汗、onigasima2」

謎多き鬼ヶ島でモモタロウは何をする?



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新説桃太郎 第弐拾壱話                           レンタル、帆船


漁港(倉敷・大畠漁港)で船をレンタルし、いざ瀬戸内海へ!!

向かうは鬼ヶ島(女木島)!!


女木島。

高松市の北約4kmに浮かぶ島。

島の中腹に巨大な洞窟があることから、別名「鬼ケ島」と呼ばれる。


http://www.city.takamatsu.kagawa.jp/kankou/meisyo/megi.htm



霧の中、慎重に進む帆船。

生あたたかい風が吹き抜ける。

ガーガーガーガーガー!!

「カラス?」

「陸が近いぞ!!」

バババババーン!!!

霧のカーテンを突き破り出現する黒い島影。

「あ、あ、あれが・・・」


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ついにその全貌をあらわした魔島、鬼ヶ島。



つづく



予告

鬼ヶ島 に上陸するモモタロウ。

彼らを迎えるのは男らしくそそり立つモアイ像。

なぜこんなところに?


http://mytown.asahi.com/ehime/news.php?k_id=39000120910220001




次回「せめて、鬼らしく」

謎が謎を呼び、物語は終局に向かっていく。




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新説桃太郎 第弐拾話                      ココも目立つ、アソコも目立つ


「なんだ?」 「うるせ~ぞ」

騒ぎを聞いた近所の人が窓から顔を出す。


モモ「ここじゃ目立つな~、とりあえず中へ連れていこう」


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事務所に連れて来られた男に先ほどの勢いはなく、

ガックリとうなだれている。


猿「ウ~ム、こいつ京に出没してるヤツになんだか似てますよ」

モモ「京の影のことか?おまえが影なのか?」

男「・・・・」

モモ「どうなんだ?」

男は口を閉ざしたままだ。

犬「こいつゥ~たしかァ~、鬼?って~いう~種族?ですよォ~」

モモ「鬼?鬼ヶ島の?!」

きじ「この人どういたします?警察に連絡いたしますか?」

モモ「まてまてまて、警察には届けない」

犬、猿、きじ、男「?!」

猿「どうするんですか?このまま見逃すんですか?」

モモ「いや、行く!」

犬「どっちなんッすかァァァ~?」

モモ「行くのは警察じゃない」

きじ「では、どちらへ?」

モモ「決まってる!向かう先は鬼ヶ島だ!!!」

犬、猿、きじ、鬼「えええええええええええええ!!!!!」




つづく




予告

ドン松五郎のように突如しゃべりだす動物達。

しゃべれたの?

西村知美も井上ひさしもびっくりだ!!


次回「レンタル 、帆船」

社員旅行気分で楽しむ一向。

彼らを迎えるものとはいったい・・・?



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新説桃太郎 第拾九話                         男たちの戦い


犬が男の脚に噛みつく。

バランスをくずして倒れる男。

きじが頭を狙う。

男はきじの脚をつかもうと手をのばすが、

その手を猿がひっかく。


うずくまる男。


しかし、3匹は容赦せず襲いかかる。


イラスト&キャラクター【Tinytoy】 Blog-momo_s



そして・・・


横たわる男。

あたりは静寂につつまれる。



グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!


突如立ち上がり咆哮する男。


その形相は凄まじく、

まさに鬼そのものだった!!



つづく



予告

男は覚醒し、ついにその本当の姿をあらわす。

目の下に黒い線が描かれたその顔はまさに悪者。


次回「ココも目立つ、アソコも目立つ」

鬼の覚醒と開放、コイツはモモタロウが黙っちゃいませんな。

これもシナリオのうちですか?

「全てはこれからだ」



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新説桃太郎 第拾八話                       出口の選択を  


男は厨房を抜けた裏口から出るか、

正面にある入口から出るかで迷っていた。


入口近くのレジにはきじ。

モモタロウと猿は接客。

厨房では犬が一匹、きびをこねている。


どうする。


カランコロンカラン。


客が入口を開け入ろうとしている。


チャンス!!


客を押しのけ店外に飛び出すサングラスの男。

イラスト&キャラクター【Tinytoy】 Blog-momo_r


突き飛ばされた客の声に慌ててモモタロウたちが外に出ると、

100mほど先を土煙を上げて走っていく男の姿が見えた。


「追え!!」


追いつけるのか?



つづく



予告

やはり食い逃げする男。

予想外の展開を見せる事ができなかった作者。

「フフフ、全ては我らのシナリオ通りだよ」


次回「男たちの戦い」

追う者と追われる者、両者の未来はどうなる?




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新説桃太郎 第拾七話                              44皿目の挑戦者

44皿目、最後に1つ残ったきびだんご。

男は親指と人さし指できびだんごをつまみゆっくり口に運ぶ。


「もう、食えね~・・・」


大きくふくらんだ腹をなでながら、男は店内の様子を観察する。


イラスト&キャラクター【Tinytoy】 Blog-momo_q



壁には「新記録45皿!!」と書かれた張り紙と記念写真。

新記録達成で無料になり記念品が贈られる。


男は44皿で終了。

あと少し、無念。


しかし、男はそんなことどうでもよかった。

男の目的は満腹になることだったから。


それでもこれだけの量を食べたのだ、

店から何か反応があってもよかったが、今日は3連休最終日。

次から次にやってくるお客におわれ、

モモタロウもアルバイトたちもこの男のことには

気が付いていなかった。


店内をぐるりと見渡したあと、男は決意する。


そして・・・




つづく



予告

誰がどう見てもこの男は鬼だ。

だが、かたくなに鬼とは書かない作者。

聞いてみよう!!

Q「意図は?」

A「なし!」



次回「出口の選択を」

決意は何を生み出すのか?



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新説桃太郎 第拾六話                      店員に注文、そして



メニューにあるすべての品を注文したサングラスの男。


イラスト&キャラクター【Tinytoy】 Blog-momo_p


ゴクリ


喉を鳴らしたかと思った次の瞬間、

猛烈な勢いできびだんごを食べはじめた。


サングラスの男の食欲は凄まじく、

大食い大会の時のモモタロウに負けず劣らず、

異様なほどの食いっぷりだった。


サングラスの男は

にぎわいう店の中、誰にも気付かれずに、

黙々ときびだんごを食べ続けた。




つづく




予告

きびだんごだけでは飽き足らず、

店そのもの、いや地球に存在する全てのものを

食いつくすかのような勢いのサングラスの男。

この男は一体なに者なのか?


次回「44皿目の挑戦者」

きびだんごの在庫はあとどれくらいだ?!



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新説桃太郎 第拾伍話                               家来と主人



モモタロウは激安きびだんご屋

「ももたろうのきびだんご」をオープン!!


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開店資金は、貯金していた大食い大会の優勝賞金。


原料生産から販売までを自らおこない、

世間の平均価格の半分以下の値段で販売。


動物も餓える100年に一度といわれる未曾有の大不況の世の中で、

モモタロウの計画、名づけて「KY(カカクヤスク)作戦」は大成功!


老若男女、人種、動物、種族を問わず連日長蛇の列。


安いだけでなく味も抜群。

モモタロウはこれまで大食い大会で食べた経験をもとに独自に味を研究。


基本の味はおばあのきびだんご。

そのきびだんごに、岡山特産のマスカットのシロップを包んだ

「マスカットきびだんご」や、

昨日のカレーをたっぷりかけた「一晩ねかせたカレーきびだんご」

ロッテの雪見だいふくを包みこんだ「雪見だいふくきびだんご」

などなどバリエーションも豊富にした。



忙しくなってくるとモモタロウ一人だけではまかないきれなくなり、

猿、犬、きじをアルバイトとして雇い、サービスもさらに向上。


主人と店員はその主従関係のワクをこえて

一丸となって店を盛り上げた!!


「お客さまが喜んでいる顔をもっと見たい!」

「働くってなんて素晴らしいのだろう!」

「これが私のいきる道!!」


ただ食べるだけで消費することしか知らなかったモモタロウ。

これまで心の中にあった、将来の行方・未来への疑問・自分は何者?

といった不安な気持ち、心の影が

どんどん小さくなっていくのを感じていた。




つづく




予告

店を物陰から見つめるサングラスの男。

自分の生きがいをお客さまの笑顔の中に見つけるモモタロウ。

今は見知らぬ者どうし。

2人の視線があう日が来るのか。


次回「店員に注文、そして」

サングラスの男ははたして何を注文するのか?



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新説桃太郎 第拾四話                               グ~ウ、獣の腹



動物たち「ガウウウウウウ・・・」

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モモタロウ「私を食べたいの?」

どうする!?どうなる!?絶対絶命!!!


しかし、動物たちの様子がすこしおかしい。

どこが?


『肉食獣と草食獣が一緒にいる!!!』

『即答かい!!え~これは、何と言いますか、とくに深い意味はなく、

ご都合主義ってやつで、気にしないでいただけると嬉しいな~』


なんて、メタな遊びを作者がしている間に、

モモタロウは動物たちの話を聞いていた


「ガウガウ」 「ウキーウキー」「ケーンケーン」「スンスン」

「ウ~ム、なるほどそうか、話は分かった」


頭をかかえるモモタロウ。

考える、考える、考えて、考えて・・・


ポクポクポクポクポクポク・・・チーン!!


「さよちゃん、新右衛門さん、いいことをひらめいたよ!!」

モモタロウはいつのまにか一休さんになっていた。



つづく



予告

空の巾着に奇跡は起きなかった。

一方、一休さんになったのもつかの間、

ある計画を実行するために本来の姿(モモタロウ)にもどる主人公。

その計画のために働く脇役たち。


次回「家来と主人」

計画は成功するのか?そしてその計画とは一体何だ!?



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新説桃太郎 第拾参話                              ちと、反省


「あ~食った食った~、でも食いすぎたかも・・・」


のびをしながら振り返ると、

そこには犬と猿ときじがいた。

「なに?」

グ~~。グ~~。グ~~。

どうやらお腹をすかせているようだ。


「ごめんな~もう無いのよ~」

モモタロウはきびだんごを全て食べきっていた。


イラスト&キャラクター【Tinytoy】 Blog-momo_m




つづく



予告

自分が大食いであると、あらためて自覚し反省するモモタロウ。

極限の空腹状態である3匹の動物を前にして、何もできないいら立ち。


次回「グ~ウ、獣の腹」

空の巾着に奇跡は起こるのか?!




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