URASIMATARO Ep17 「因果応報」の巻
Episode17「因果応報 」の巻
「あんたら家に帰りたいんじゃろ。連れてってあげるっちゃ」

THX-1138の以外な言葉に驚く太郎。
しかし、信じられない。
1138に騙されたことが、
この状況に置かれることになったそもそもの発端なのだから。
「なんで?あんたあいつらの仲間でしょ?」
「礼をするって言ったじゃろ」
「礼?」
「じゃけー礼するって言ったじゃろ。
あんた命の恩人じゃ。
助けてくれんかったら死んじょったかもしれんけえの~
いつか礼しようと思っとたんじゃけど、
なかなかタイミングがなかったんよ~
なんもあげられんけど、
これぐらいはせんと、なんかモヤモヤするんよ~
まあええけ~はよ乗りんさい」
1138に騙されたことが発端ではなかった。
太郎が1138を助けたことが全ての始まりだった。
自分の行動が結果を生み出している。
「はよ~乗りんさい。追っ手が来るけー」
このままついて行き助かる保証はない。
また、騙されるのかも知れない。
しかし、ここにとどまっていても捕まるのを待つだけだ。
どちらを選択するのか・・・
行動することにより次はどんな結果になるのか・・・
分からからなくてもいい!!
立ち止まり分かりきった結末を待つよりは、
自分の意志で行動し未来を作っていくほうがいい!!
太郎の強い意志。
ヒミコと出会い、
ヒミコを守ると決めたときに生まれた強い意志。
村にいた時とは違う。
変わっていく太郎の心は今、
行動することを望んでいた。

響く轟音。
太郎とヒミコを乗せ、ガメラ伍号は上昇していく。
つづく
予告
冷静になり立ち止まって考えたほうが
いい結果を生むことがあるかもしれません。
が、ここは若さということで。
後悔しなきゃいいですよね。
次回
「オレたちの帰路」
ほら 足元を見てごらん これがあなたの歩む道
ほら 前を見てごらん あれがあなたの未来
これはkiroro
「夏美殿はエロいであります」これはケロロ
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URASIMATARO Ep16 「既視感 」の巻
Episode16「既視感 」の巻
「星の婿・・・」
『さあ』と、手をのばすベイダー。
「ワシは決めたんだ、ワシはもう決めたんだ」
『決めた?何を?』
「ヒミコさんを守るって決めたんだ」
『守る?ヒミコ?そのメスの事か?そのメスと契りを結ぶというのか?
我が母オートーヒーメーではなくそのメスと生殖するというのか?』
ドクンドクンドクンドクン。ウオ~~~~。
オートーヒーメーの叫びが響き、大地が揺れる。
「どけえええええええええ!!!!」
竿をふり回す太郎。

『ヒー!なんだ、それは。武器だったのか』
「ヴムォォォォォォォォォォォ!!!」
『ヒ~やめろ』
「ヴムォォォォォォォォォォォ!!!」
『ヒー!!ヒー!!!』
後退していくベイダーたち。
「今のうちに!」
走る太郎とヒミコ。
「くそっ!どっちだ!!??」
この星まで乗ってきた乗り物を探すがなかなか見つからない。
「あの先かも。太郎さん」
「なぜ、分かるんですか?」
「ここ、なんとなく見覚えがあります」
ヒミコの言う通りに進むと道はとぎれ広い場所に出る。

格納庫なのだろうか乗り物が並んでいる。
「ここにあるのか?」
「あ、あった。あれです!あれで連れてこられたんです!」
ヒミコが指さした先には光輝くガメラ伍号があった。
「あ!あれあれ!!あれでなら家に帰れるかも!!」
操縦できるかどうかは関係ない、
2人の望みはガメラ伍号にしかなかった。
駆け寄る2人。
「よく、ここまで来れたの~えらいっちゃ」
ガメラ伍号の影から現れたのは、
2人をこの星まで連れてきたTHX-1138だった。

「イシシシシ・・・」
つづく
予告
インディジョーンズなみの、
危機 、危機 、危機 、危機 の連続。
ひ~疲れたび~。
2人は惑星オートーヒーメーから脱出し、
無事に家に帰ることが出来るのか?
次回
「因果応報 」の巻
良きことであれ、悪しきことであれ、結果は行動のあかしだ!!
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URASIMATARO Ep15 「契り」の巻
Episode15「 契り」の巻
『勇敢なる若者、浦島太郎よ。行かせはせぬぞ』

太郎とヒミコの前に立ちふさがったのは、
他の亀たちより二回りは大きく全身を黒い鎧で覆った亀だった。
鎧は光を吸い取るかの如く何も反射せず、
暗黒の闇が続いていくかのようだ。
顔を隠すマスクも黒く、
その中からは無気味な呼吸音が聞こえている。
『太郎よ行かせはせぬぞ。観念せい』
「ううううう・・・頼みます、ワシらを返してくれ」
『ダメだ。太郎よお前は選ばれたのだ』
「選ばれた?」
「太郎さん、さっきから何を話してるんですか??」
「えっ?もしかして・・・この声聞こえない?
ヒミコさんには声が聞こえてないんですか?」
「声・・・?」
黒い亀のマスクからは無気味な呼吸音が響く。
『ワシはお前の頭に直接話しかけておる
ワシの声はおぬしにしか聞こえん』
「さっきもワシにしか聞こえなかった、あれもあんたか?」
『先ほどの声はワシではない。
おぬしに聞こえた声それは、オートーヒーメーの声だ!!!!』
「オートーヒーメーって誰?????
あんたは・・・あんたたちは一体何なんだ?」
『ワシはオートーヒーメーの忠実なるしもべ、カーメ・ベイダー。
そして我らカーメ族はみな兄弟。
母なる星より生まれし種族。
母なる星オートーヒーメーの大地より生まれし生命体。
母は欲しておる、おぬしのことを!!
おぬしは選ばれたのだ母なる星オートーヒーメーの婿に!!」
「婿?母なる星??オートーヒーメーって??」
ドクン!
太郎の足下が波打つ。
「なんだ?」
淡いピンク色だった地面が濃い赤に変化している。
ドクン!!
脈を打つ地面。
生きている・・・。
星が生きている。
ドクン、ドクン、ドクン、ドクン・・・
太郎に見つめられているからだろうか、
脈が早くなっていく。
『おぬしは我らの義理の父になるのだ!!
おぬしはオートーヒーメーと契りを結び、
我らに続く新しい生命を誕生させるため生殖に励むのだ!
それが、我らが母オートーヒーメーの喜び!!
それが、死に向かう母を復活させる最後の手段であり儀式!!
それが、おぬし・・いや父の使命!!!』
つづく
予告
ぶっちゃけ、
早い話が星みたいにでかい生き物とSEXしろってことですね。
どうやってするのでしょう?
次回
「既視感 」の巻
モテモテ太郎はD.T.を星に捧げるのか?
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URASIMATARO Ep14 「惑星オートーヒーメー」の巻
Episode14「 惑星オートーヒーメー」の巻
バキッ!!
太郎が力を入れるまでもなく壊れる格子。
「あら?!ほ、ほらね!信じればなんだってできるんだよ!」
力強くうなずくヒミコ。
一方、監視室では。
「あっほい」生殖行為が行われていた。
「あっこりゃ、あっそれ・・・ゼーゼーゼー」
「なにか変化は?変化は?」
「いや、何も・・・何か別の方法があるのかも知れん」
と、モニターに目をやる。
「あー!!いない、実験体がいない!!」

惑星オートーヒーメーの中、通路をひたすら走る2人。
『・・・勇敢な若者よ・・・あなたが欲しい・・・』
「え?何?ヒミコさん何か言いましたか?」
「いいえ」
「そうですか・・・」首を傾げる太郎。
ウ~ウ~
突如サイレンが鳴り響く。
「気付かれた!!早く!!」
「はい!!」
通路は外へと続いているのだろうか、向かう先に光が見える。
光に向かい急ぐ。
しかし、早く走ろうと思えば思うほど足をとられる。
地面は柔らかく弾力があり、非常に走りにくい。
ピンク色に染まる通路の中は生暖かく、
一面にはびっしりとパイプのようなものがはり巡らされている。
定期的に脈をうつパイプ。
その動きに合わせて心臓の鼓動のような音が聞こえ、
通路全体を揺らす。
ドクン!!
「ああ!」よろけるヒミコ。
「大丈夫?手を」「ありがとう」
ウ~ウ~
2人を追いつめるように響きわたるサイレン。
サイレン・・?
その音は人工的な音ではなく人の声のようにも聞こえる。
それもしぼり出しようやく音として聞こえるような苦しみの声に。
『ウ~・・・勇敢な若者よ・・』
「あ、まただ」
ヒミコは息を切らせておりしゃべれるような状態ではない。
声にも気が付いていないようだ。
『ウ~・・あなたが・・欲しい・・・』
ささやくような小さな声ではなく誰にでも聞こえそうな鮮明な声。
しかし太郎にしか聞こえない。
「誰だ?」
『ウ~・・・ウ~・・勇敢な若者よ・・あなたが欲しい・・
ウ~・・あなたが・・欲しい・・・あなたのその生命力が・・・』
つづく
予告
太郎にしか聞こえない声。
声の主は一体誰だ?
まあ大方想像はついておられるでしょう。
分かります。
ここはひとつ、知らないふりでお願いしたい!!
次回
「契り」の巻
あなたは誰と契りますか 、永遠の心を結びますか。
作詞、阿久悠!!作曲、五木ひろし!!
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URASIMATARO Ep13 「思考は現実化する」の巻
Episode13 「思考は現実化する」の巻
「脱出しましょう!ヒミコさん」
「え!出来るのですか?」
「はい、ワシがついていれば大丈夫です!!」

そのころ、監視室では・・・
「あっほい、あっこりゃ。これが生殖行動か?生殖行動か?」
「あっよいしょ。う~む、分からん。あっほい」
2人の亀が太郎のタコ踊りを真似ている。
「生殖器はいつ使うのだ?使うのだ?
オスの生殖器とメスの生殖器を接触させなくても、
生命は生まれるのか?生まれるのか?」
「う~む。もしかすると、生殖器は単なる飾りなのかも知れんな~
進化すると生殖器は必要なくなるのかも知れん」
「ならば、生殖器を持たないワタシたちにも
新しい生命を誕生させることが出来るな、出来るな」
「うーむ、そうだな!続けてみよう。
あっほい、あっこりゃ、あっどっこい」
「あっどっこい!なんていうのは、なかったぞ。なかったぞ」
「あー!!しまったー!!最初からだ」
出来る、出来る、出来る・・・
太郎は一人ボソボソとつぶやく。
「太郎さん、大丈夫ですか?」
「大丈夫、信じれば必ず脱出できます!!」
「信じる・・・」
「ヒミコさん!」
「はい」
「ワシは何があってもあなたを守る!!だから、安心してください」
「・・はい」
ワシには今まで女の人にこんなことを言う機会なんかなかった、
あったとしても、ワシにこんなこと言えただろうか。
ワシは臆病で小心者で怠け者の、
男にもなりきれね~、どうしようもない奴だもんな~。
・・・現実では・・・。
でもこれは現実じゃない!!
夢の中だ!!
せめて・・・せめて夢の中ぐらいはカッコ良くありたい!!!
つづく
予告
立ち上がる浦島太郎。
はたして脱出は成功するのか。
そして、タコ踊りを続ける亀たちは、
妊娠 することが出来るのか?
次回
「惑星オートーヒーメー」の巻
急に男んなったね。byドーラ「天空の城ラピュタ」
昨日放送してましたね。
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URASIMATAROU Ep12 「オヨヨ!ごたーいめーん!」の巻
Episode12 「オヨヨ!ごたーいめーん!」の巻

ドキッ!!
振り向いたその人影は美しい女性だった。
その肌は白く、窓からの光に照らされて透き通るように美しい。
「あなたは・・どこから来られたのですか!出口は!!」
「あ、いや、ワシも連れてこられたんです・・・」
「そうですか・・・」とがっくりと肩を落とす。
「え~と、そのワシは浦島太郎っていいます。え~とあなたは・・」
「わたしは、ヒミコと申します」
「ヒミコさん。ヒミコさんあなたはいつからここに?」
「三日前からです。
三日前の夜、儀式の最中に天から現れた光りに包まれたと思うと
気がつくとここに・・・」
「儀式?」
「あなたは?太郎さんは?」
「ワシは亀を助けて何か貰えるっていうんで来てみたら、
こんなことに、アハハハハ、アホですね」
「・・・」
2人は監視されていた。
ギーギーギー
「生殖行動まだか、生殖行動まだか」
「手順があるんだろう、様子を見よう」
ギーギーギー
「ここからは出られないのでしょうか」
「う~ん」
太郎は牢の中を見渡すが、
見えるのは身長の倍以上の高さにある小さな格子窓のみだった。
首をふる太郎。
ヒミコの頬を涙が流れる。
「ああああ、いや、ごめんなさい、大丈夫、大丈夫です。
ん~そうだ、いいもの見せます」
太郎はヒミコから少し離れる。
窓から入る光が太郎をスポットライトのように照らす。
「では、いきます。・・・あっほい、こりゃ、よいしょ」
体をぐにゃぐにゃとくねらせる太郎。
不思議そうに太郎を見るヒミコ。
「あっほい、あっこりゃ。
どうですか、村祭りの踊りです、かっこいいでしょ。あっよいしょ」
「なんだかタコみたいですね」
「そうですか~あっこりゃ、ほいっ。
村ではこの踊りが上手いともてるんですよ。あっよいしょ」
「おかしい。上手ですよ、すごく」
ギーギーギー
「これは、生殖行動か?生殖行動か?」
「いや、分からん。いや、そうなのかも知れん」
ギーギーギー
つづく
予告
太郎とヒミコは生殖行動に入るのか?
そんな、まだ早いでしょう。牢の中だし。
いやいや、大人の男と女。
いったい何が起こるか分かりません。
次回
「思考は現実化する」の巻
潜在意識を活用すれば人は宇宙も飛べるのだ!!
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URASIMATARO Ep11 「接近」の巻
Episode11 「接近」の巻
「起きろ、起きろ、起きろ、起きろ・・・」
・・・時間は過ぎていく。
よっぽど強く殴られたなあ、まあいいやそのうち目を覚ますだろ~
グウ~
腹減ったな~、にぎりめし食いてえ。
それにしても夢の中でも腹減るんだな~
ん!ワシの夢だろ、これは。
だったらワシが思ったことが出来るんじゃないか?
よし!!
「にぎりめし、にぎりめし、にぎりめし・・・・にぎりめし出てこ~い」
・・・時間は過ぎていく。
はあ~、だめか・・・
薄暗い牢の中、太郎は一人。
「お~い、誰かいね~のか、誰か~出てこ~い」
「しくしくしく」

「なんだ?」
「しくしくしく」
すすり泣く声が聞こえる。
声は牢の奥、影の中から聞こえる。
「うえっ!誰かいた!!思った通りになったよ」
「しくしくしく」
影の中にはぼんやりと人影が見える。
「お~い、あんたも連れてこられたのか~」
「・・・・」人影は答えない。
「お~い」
「・・・・」
太郎は立ち上がり、恐る恐る影の中に入って行く。
つづく
予告
なぜ、太郎は連れてこられたのか?
人影の正体は?
影の中で太郎は現実を受け入れることが出来るのか。
次回
「オヨヨ!ごたーいめーん!! 」の巻
ひと目会ったその日から、 恋の花咲くこともある。
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URASIMATARO Ep10 「夢の中へ」の巻
Episode10 「夢の中へ」の巻
「せっかく寝よう思うたのに、
まったく亀使いがあらいの~、うちの上司は」
太郎を牢まで連れてきたのはTHX-1138だった。

恐怖で抵抗する気力もなくなり、
導かれるままに牢の中に入る太郎。
「あの~私、これからどうなるんでしょうか?」
「なんか、観察する言いよったで」
「観察?」
「知的生命体のオスを連れてこいって言われただけじゃけ~、
それ以上のことは分からんのよ~、すまんね~。
でも、あんたがオスで助かったわ~、
確認すりゃ良かったけど、怪しまれると思ったけ~ね~」
「オス?」
「あんた、男じゃろ。ま~、がんばりんさい」
立ち去る1138。
残される太郎。
ワシ、何してんだろ。
家に帰ってご飯食べて寝ようと思ってたのに・・・
村のみんなは何してるかな~、
ワシのこと探してるかな~、
そんなわけないか、
怠け者が居なくなってせいせいしてるよな~
これからどうなるんだろ~。
ここはどこなんだろ~。
ワシ、死んじまったのかもな。
じゃあ、ここは地獄かもな~。
それとも、夢見てるとか。
地獄より夢の中のほうがいいよな~。
夢!
そうだ、これは夢だ!!
悪ガキに殴られて、浜辺で気絶してるのか、
それとも、布団の中で寝てるのかも。
そうだ、ワシは夢を見てるんだ!!!
つづく
予告
現実逃避を繰り返す浦島太郎。
それとも太郎が言うように本当に夢の中なのか?
次回
「接近 」の巻
このままだと一番やってはいけない、
夢オチになってしまいそうだぞ!!
さあ、どうする?
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URASIMATARO Ep9 「ワシは男だ!」の巻
Episode9 「ワシは男だ!」の巻
「指令通り連れてきたっちゃ」
「うむ」
「ぶち、せんなかったんじゃけの~、分かっちょりますかね~、
は~も~死ぬか思うたんじゃけ~、
礼ぐらい言ってくれてもええんじゃないかの~」
「礼?貴様は貴様の役目があるだけありがたいと思え!!」
「冗談っちゃ、じょ~だん」
「ここから消えろ!!次の指令がでるまで待機していろ」
「へ~い」

白い部屋に連れてこられた太郎は、
部屋の中心に置かれた台の上に乗せられ彼らの話を聞いていた。
だが、太郎に聞こえる彼らの声はギ~ギ~と虫が鳴くような音。
彼らが何を話しているのか、太郎には全く分からなかった。
「お礼してくれるって言ってたよな~、何だろうな~・・・・」
部屋を見渡す太郎。
部屋は床も壁も天井も継ぎ目なくつながっている。
完全に球体の白い部屋。
視線をおろす。
台の下、部屋の床にあたる場所。
いたるところに点々と染みのようなものが付いているのが見える。
顔を上げる。
前後左右、部屋の壁にあたる場所。
染み・・・・ここにも染みが付いている・・・・あそこにも。
赤黒い染み・・・。
何かが爆発して飛び散ったかのように、
その赤黒い染みは部屋中に広がっている。
太郎は天井を見ようと見上げる。
「!!」
マスクをつけた2人の男が覗き込んでいる。
手には鋭いナイフのような物を持っている。
ギ~、ギ~。
「解剖、解剖」
「待て、まず生殖器の確認が先だ」
「ん~生殖器見つからない、見つからない、
THX-1138間違えた、解剖、解剖」
「待て、これじゃないか。小さくてよく分からんが、おそらくこれだ」
「生殖器あった!あった!生殖器小さい!!小さい!!」
「小さくとも一応オスだな」
「オス、オス、実験!実験!!」
裸にされた太郎は何も出来ずに、横たわっていた。
ギ~、ギ~、ギ~。
つづく
予告
実験材料となってしまった太郎。
一方、THX-1138は自室に帰り眠りにつく。
次回
「夢の中へ」の巻
皆さんお元気ですか。失礼します。By 陽水
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URASIMATARO Ep8 「おいでませ」の巻
Episode8 「おいでませ」の巻
「ぎもぢわるい~」
「あ~そこには、はかんといてや~、座席の前に紙袋があるから~」
ガザガザ。
「おえ~」
超光速航法、「どこでもドア航法」は慣れないと、
船酔いに似た症状がおこる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
何もない暗闇に浮かぶガメラ伍号。
進んではいるのだろうが、
対象物がないので静止しているように見える。
ビ~ビ~ビ~ビ~!!
けたたましく鳴る、警告音。
「太郎さんもう着きますからね~」
暗闇の中、
前方に円形の虹が現れたかと思うと急激に大きくなり近づいてくる。
目の前にせまる虹。
通り抜けようとした瞬間、
虹は消え、無数の星の煌めきが広がる。
通常空間に戻ったのだ。
「おいでませ、わが母なる星、オートーヒーメーへ」
「なんだ、こりゃ」

太郎が目にしたのは、グロテスクきわまりない巨大な惑星だった。
つづく
この作品はフィクションであり、
実在する、人物・地名・団体とは一切関係ありません。
予告
オートーヒーメーに到着するガメラ伍号。
太郎は星の奥へ奥へと案内され、
そして・・・
次回
「ワシは男だ!」の巻
共学になって間もない学校に転校 してきた現・千葉県知事が、
ウーマンリブ打倒のために立ち上がる!!
剣道部とバトン部の壮絶なバトルが始まった!!!
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