URASIMATARO Ep9 「ワシは男だ!」の巻
Episode9 「ワシは男だ!」の巻
「指令通り連れてきたっちゃ」
「うむ」
「ぶち、せんなかったんじゃけの~、分かっちょりますかね~、
は~も~死ぬか思うたんじゃけ~、
礼ぐらい言ってくれてもええんじゃないかの~」
「礼?貴様は貴様の役目があるだけありがたいと思え!!」
「冗談っちゃ、じょ~だん」
「ここから消えろ!!次の指令がでるまで待機していろ」
「へ~い」

白い部屋に連れてこられた太郎は、
部屋の中心に置かれた台の上に乗せられ彼らの話を聞いていた。
だが、太郎に聞こえる彼らの声はギ~ギ~と虫が鳴くような音。
彼らが何を話しているのか、太郎には全く分からなかった。
「お礼してくれるって言ってたよな~、何だろうな~・・・・」
部屋を見渡す太郎。
部屋は床も壁も天井も継ぎ目なくつながっている。
完全に球体の白い部屋。
視線をおろす。
台の下、部屋の床にあたる場所。
いたるところに点々と染みのようなものが付いているのが見える。
顔を上げる。
前後左右、部屋の壁にあたる場所。
染み・・・・ここにも染みが付いている・・・・あそこにも。
赤黒い染み・・・。
何かが爆発して飛び散ったかのように、
その赤黒い染みは部屋中に広がっている。
太郎は天井を見ようと見上げる。
「!!」
マスクをつけた2人の男が覗き込んでいる。
手には鋭いナイフのような物を持っている。
ギ~、ギ~。
「解剖、解剖」
「待て、まず生殖器の確認が先だ」
「ん~生殖器見つからない、見つからない、
THX-1138間違えた、解剖、解剖」
「待て、これじゃないか。小さくてよく分からんが、おそらくこれだ」
「生殖器あった!あった!生殖器小さい!!小さい!!」
「小さくとも一応オスだな」
「オス、オス、実験!実験!!」
裸にされた太郎は何も出来ずに、横たわっていた。
ギ~、ギ~、ギ~。
つづく
予告
実験材料となってしまった太郎。
一方、THX-1138は自室に帰り眠りにつく。
次回
「夢の中へ」の巻
皆さんお元気ですか。失礼します。By 陽水
☆よかったら、クリックで応援お願いしま~す☆
↓ ↓ ↓ ↓
