タンタンパパの犬との暮らしガイド

タンタンパパの犬との暮らしガイド

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桜並木と川の風景

 

寒い日が続くと春が恋しくなりますね。 
今年は特に寒さがこたえます... 

そんな中ふと思うのは、 
寒い冬があるから春を慶べるのだろうなということです。 

常に穏やかな気候で1年中桜が咲いていたら、 
きっと散る花に、はかなさの美など感じることもなく、 
掃除の手間に業を煮やすことでしょう... 

春風に何の趣(おもむき)も感じず、 
目を細めて歩き去るだけでしょう... 

人の心とはそういうものです。 


痛みがなければ悦びも薄れ、 
不本意がなければ本意を楽しむこともできません。 


もしかしたら、 
倖せとは耐えた苦労の報酬なのかもしれませんね。 

砂漠で何日間も彷徨い歩き続けた人には、ただの冷たい水が 
どんな高価なワインよりも美味しく思えるでしょうし、 
週末が楽しいのも月曜から金曜まで頑張って働いてきたからこそ、

開放感に酔いしれるのでしょう...

それとは逆に、 
裕福で働く必要もなく、何不自由なく生活している人には 
生きる喜びも色あせて見えることでしょう。

 
有り余る時間を持っている人は、どうやって暇をつぶすか 
悩んでいるはずです。 


たまに優しくされれば、とても嬉しいものですが、 
常に優しくされていると、鬱陶しく感じられたり、
そうでないときに不満を覚えるのが関の山... 



愛しい人と別れ、傷ついている人も... 

 

大切な人や愛犬愛猫が亡くなって悲しんでいる人も...


病気で苦しんでいる人も... 


仕事に追われヘトヘトになっている人も... 


とりかえしのつかない失敗をして途方に暮れている人も... 

それを遥かに凌ぐよろこびが、

次の角を曲がればすぐそこに 
待っていることに気付きません。 


目前の砂丘を越えれば、

緑のオアシスが広がっていることも 
今はまだ分かりません。

 

砂漠のオアシスと緑の木々

 

 


だからこそ貴方に伝えたいメッセージがあります。


  今つらい人はこれから訪れる倖せに備えなさい 


溢れるほどの心からの感動を噛みしめる準備をなさい。 


道行く人すべてに挨拶をしたくなるような喜びと、 
何でもできてしまいそうな自信に満ちた笑顔... 
生きているのが楽しくて寝てしまうのが惜しくなるような日々が 
もうすぐ始まります。 

特別なことなど何も必要ありません。 


他愛ない日常が不思議とそう感じられるようになるんです。 
それこそが本当の倖せなのだと思いませんか...? 



失ったものなど後でいくらでも取り戻せます。 


そしてそれが意外に簡単なことも

時が来れば分かるはずです... 



間もなく梅が咲き、桃の花がほころび、 
ほんわかとした風が頬を撫でてくれることでしょう。 

そして私たちの街にもまた、
あの懐かしい桜咲く春が 今年も...

 

 

桜舞う春、希望に満ちた夕空

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

 

 

 

肥満気味の柴犬、ダイエットの参考に

 

犬や猫が標準体重より太ってしまうと、

人間に比べ大きな健康的負担が出てくるというお話はしましたが、

じゃあ、どうやってダイエットさせたらいいのかというのは

難しいところですよね。

 

【太っているかどうかの判定】

 

これは長年犬と暮らしている人でもよく分かっていないことが多いですが、

動物病院で「このくらいの体重で適正ですね」と言われた時に、

背中の皮を指でつまんでみた感触を覚えておくことです。

 

それ以上分厚く感じられる時は皮下脂肪が多いということですから。

 

あばらが感じられないほど皮下脂肪がついているの明らかに肥満です。

 

また、短毛種なら上から見てウエストのくびれがなければ肥満気味です。

 

犬猫の体型別BCS判定チャート

 

長毛種だと分かりにくいのでシャンプーの時にチェックするか、触った感触で判断する必要がありますね。

 

一番確実なのは動物病院で体脂肪計を使って体脂肪率を測ってもらい、

肥満度を調べることです。

 

健常犬や健常猫の体脂肪率は15〜24%とされていますので

それ以上なら肥満、それ以下なら痩せすぎです。

 

ただし犬種猫種によって標準値が上記と異なる場合もあるので動物病院で

調べてもらってください。

 

このくらいは診察の一環で無料でやってもらえると思いますよ(多分)😅

 

犬の体脂肪測定とヘルスラボ測定器

 

また成長期に獣医さんから「このくらいの体重なら適正ですね」と言われ、

その後もその体重をキープするようにしていると栄養不足になってしまうケースもありますので、成長に応じて適正体重は修正していく必要があります。

 

生後1年間は動物病院に慣らすためにも月に1度はおやつを持って行って、
体重や体脂肪率を測ってもらいがてら、獣医さんやスタッフの方からおやつをあげてもらうといいですね。

 

そういう意味でも生後1年間は動物病院に付属のサロンでトリミングやグルーミングをお願いする方が好ましいわけです。

 

 

 

【太っている場合の対処】

 

愛犬が太っていることが分かった場合、最初にすべきことは『なんで太ってきたか』原因をはっきりさせることです。

 

不妊手術後ポッチャリしてきたというケースは少なくありません。

 

また以前は1日3時間は散歩に行っていたのに事情が変わって1時間しかいけなくなった。

以前はドッグランに通っていたのに行かなくなったなど、運動量が減った場合は別の運動量を増やすか食事量を減らす必要があります。

 

家族の中でひそかに大量のおやつを与えている人がいないかも調査する必要がありますね。

 

うちも老齢の父が自分の食事中にくっついてきてお裾分けを欲しがるので、少しづつ与えていたことがわかりました。

 

そういうときに「もう与えないでください!」と言っても年寄りやおっさんは言われた通りにしないことが多いので、与えても太りにくいカロリーの低いおやつを用意して取りやすい場所に置いておくか、あやつらの食事中は別の部屋に隔離する、または食卓が見えない位置にサークルを置いて入れておくなどの配慮が必要です。

 

またペット専用の10グラム単位で測れる体重計を購入して自発的にその上に乗ってくれるようトレーニングし、

毎日測って記録すると大幅に太ったり痩せたりすることをコントロールできます。

 

 

【ダイエットの基本】

 

ほかにおやつやヨーグルトなどカロリーの高いものを要求に応じて頻繁に与えていない場合は、

ダイエットは簡単です。

 

今まで与えていたフードの量を10%程度減らして体重を測り続け、さらに体重が増えるようならさらに10%減らし、体重が増えなくなった量が『適正量』ですので、そこから体重を減らしたければさらに10%減らし、増やしたければ10%増やすなどのコントロールをすればいいだけです。

 

そのためにもフードは目分量で与えずに計量カップを使い、増減を行うためにはキッチンスケールを持っているといいでしょう。

 

 

それ以外に頻繁におやつを使ってトレーニングをしている場合は、

1日に与える量のフードを一部ポーチに入れてそこから使えばいいです。

 

人間のように朝夕決まった時間にまとめて食べさせる必然性があるわけではありませんので、

全ておやつのように与え朝夕のご飯は特に与えなくても問題はありません。

 

ただし、普段は朝夕まとめて与え、自分が休みの日だけ小出しに与えるようなイレギュラーな与え方はフラストレーションになるのでやめた方がいいでしょう。

 

そして、1ヶ月に元の体重の5%以上を減らすのは危険ですからやめてください。

筋肉も一緒に落ちてしまいますし、心臓が悪い個体は心臓の力も落ちてしまいます。

(心臓も筋肉ですからね)

 

 

【ダイエットフードはなにがいいか】

 

犬は糖質だけでなくタンパク質+脂質でも太りますので、

主食以外の間食については糖質とタンパク質・脂質が極力少ない食材で空腹感を満たせばいいわけですが、

そんなおやつはなかなかありません。

 

脂肪分の少ない鶏のささみやカンガルー肉を使ったおやつも、太りにくいかもしれませんが、

お肉ばかりたくさん与えるとリンが過剰になるので栄養のバランスが崩れます。

 

ちなみにうちでは主食のフードを10%減らし、

輪切りにして5分程度水にさらしたキュウリをおやつやご褒美に使うことで、半年で8.6キロ→7.3キロへのダイエットに成功しました。

 

輪切りキュウリ

 

でもキュウリなんて興味ない子も多いでしょうね😅

 

果物は糖質が高いのでダイエットにはなりませんし、野菜でも根菜類など炭水化物が多いものは使えません。

 

また、生野菜は犬には消化できませんので加熱して細胞壁を壊して与えるか、

ブレンダーなどで粉砕しないと栄養を摂取できません。

 

主食のフードの100グラムあたりのカロリーを比較して、

特に愛犬のアレルギー食材を使っていないプレミアムフードでカロリーの低い物に変えてみるのも効果は大きいです。

 

主食フードを変えないのであればフードを減らした分のかさ増しに茹でた大根のサイコロカットを入れるなどして満腹感を高めるのもいいでしょうね。

 

以前からご紹介している食品乾燥機(フード ディハイドレーター)を使うと

野菜チップスなども簡単に作れてダイエットには最適です。

 

野菜チップス(バナナ、にんじん、かぼちゃ等)

 

(画像にはバナナやカボチャが入っていますが、糖質が含まれているのでダイエットには向いていません)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3才からのエイジングケアフード

100gあたりのカロリーが309kcalしかないのでダイエットにも有効↓

 

 

 

 

 

 

 

 

犬の擬人化、軍服姿の犬

ブリティッシュ・コロンビア大学教授で心理学者のねちっこい語り口でおなじみ、

スタンレー・コレン氏によれば『犬が自分を人間だと思い込んでいる』というのは間違いで、

『犬は人を妙な姿をした犬だと思っている』(擬犬化)ということですが...

 

近年特に言われるようになった『人が犬を擬人化する』って本当にいけないのでしょうか?

 

ここで話す『擬人化』とは、犬に服を着せるとか靴を履かせるなどという表面的ことではなく、

精神的な『擬人化』に限らせていただこうと思います。

 

確かにお留守番中にイタズラした犬を叱ろうとすると、

上目遣いで申し訳なさそうな仕草をするのを見て、

「悪いことをしたと反省してるんだわ」と考えるのは間違った擬人化で、

実際は叱られることを怖がっていたり混乱したりしているだけだったりします。

 

いたずらした犬と割れた食器、床に散らばるトイレットペーパー


犬は『悪いこと』という概念を持っていないので、

いたずらをしたこと自体に罪悪感を感じているわけではありません。

 

もちろん自分がやったことでママが怒っているということは分かってますよ。

 

「これをやったらママに叱られる」<「これやったら楽しい」だったのか、

「今はママがいないから(阻止されないので)やりたい放題」だったのか、

わかりませんがそんなところでしょう。

 

善悪ではなく全ては『条件づけ』でやったりやらなかったりするわけです。

 

「うちの子、悪いことしてるのを見つかるとクロワッサンみたいに丸くなって反省するの」

などというのもクロワッサンみたいに丸くなったら怒っていた飼い主さんが、

笑って許してくれたなどの経験からその行動が強化されたというケースが多いと思われます。

 

犬は『善悪』という概念が理解できていると思い込んでいるから、

「悪いことをしたら叱らないといけない」「悪いことをしたら罰を与えてもいい」

という間違った対応をしてしまうんですね。

 

間違った擬人化による弊害です…

 

犬の粗相を叱る飼い主と困惑する犬

 

 

しかし、擬人化がいけないのは人と犬の相違点を正しく理解せずに同等の対応をしてしまうことであって、共通点を正しく理解していれば人と同様に対応してよい部分のほうがはるかに多いです。


むしろ、『犬は人と違って感情がない』とか『犬は記憶力が悪いからどうせ覚えてない』

などという誤解から精神的な虐待をしてしまうことの方がはるかに危険だと言えるでしょう。

 

また『弁別』能力は人間よりはるかに優れていますから、

『家族の中でママがいるときはソファーに乗っちゃいけないけど、パパしかいないときはいい』とか、

『ママがいるときはキッチンに入っちゃいけないけど、パパはキッチンに入っても怒らない』など細かなルールが理解して覚えていられます。

 

人間は汎化は得意ですが弁別は苦手ですから、微妙な違いを区別するのが難しく、職場でも先輩によってルールが違ったりすると非常にストレスを感じますよね。

 

女性が男性を叱る様子

スタンレー・コレン氏もおっしゃっています。


「擬人化や擬犬化がなくては、犬がみごとに家畜化され人間の家で暮らし、人間のコンパニオンや仕事仲間になることはなかったと思われる...」

 

犬についてもっと勉強しましょう。
そして理解した上で正しく擬人化しましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怒る老人

 

先日、公園で背後から無言で近づいてきて犬に触ろうとしたじいさんに驚いて、

いつもおとなしい知り合いのワンコが「ウー!」とうなったら、

「しつけの悪い犬だな!ちゃんとしつけとけ!」と怒鳴って行ったという話を聞きました。

 

それは、チャイムも押さずに玄関に入ってきた見ず知らずの人に気づいて「わぁ!」って驚いたら「おたくは礼儀知らずだな!」と怒り出すようなものだと思うのですが…😓

 

 

昔の人は、

犬はどんなに人間が雑に触ったり脅かしても絶対におとなしくされるがままにならなければいけない

という偏見があって、どんなひどいことをしても唸ったり吠えたりしたら「しつけが悪い」と怒っていました。

 

野良犬を蹴飛ばして咬まれたら保健所に連絡して「狂犬だから殺処分してくれ!」などという輩(やから)が普通にいましたからね。

 

今では幼児でさえ見知らぬ犬を撫でさせて欲しい時は飼い主さんに「撫でてもいいですか?」と確認して承諾を得てから触るのが常識だと親から教わっているのに...

 

まぁ、まれに非常識な親が子供に教えていない場合もありますが😓

 

タバコを吸う男性

 

思い起こせば私が子供の頃もおっさんたちは本当にマナーが悪かったです。

 

タバコの吸い殻・空き缶・ガムを道路にポイ捨てする。

(道や川は常に空き缶空瓶、排水溝はタバコの吸い殻で溢れていました)

 

「カァーッ、ペッ!」って所構わず痰を吐き捨てる。

(だから駅構内にはタンツボなるものがありました)

駅ホームの柱にしんおおさか表示

交通マナーの悪さ

(自転車は歩行者に対してチリンチリン鳴らしてどかしながら走っていましたし、

自動車もちょっとでも邪魔だとクラクションを鳴らして脅していました。

 

電柱に立小便をする。

(犬より量が多い分始末が悪いですよね)

 

品の悪いセクハラで女性を小馬鹿にする。

(お尻を叩くのが挨拶代わりの上司なんてのがザラにいました)

 

男尊女卑の言動をすることが男らしさだと思っている。

(だからお散歩時に偉そうな暴言を吐かれるのも大抵女性です)

 

先日キス強要などの性加害を行ったENEOS元会長の杉森氏もそうです。

 

困った顔の老人と対話する女性

 

 

書き出せば限りなく出てきますがそんなことが日常に溢れていました。

 

そんな連中は時代の流れで少しづつ減ってはきましたが、いまだにじいさんたちに刷り込まれた古い価値観は根強く生きていてことあるごとに本音として出てくるのです。

 

 

 

政治家の重鎮も、ジャパンケネルクラブや警察犬協会、大日本猟友会(名前からして古臭い)、日本犬保存会などの上層部のじぃさまたちも、

もういい加減長いこと生きてきたんだから自分達の既得権益のことばかり考えずに、

社会の『浄化』とか地球環境や野生動物を守ることに目を向けられないものでしょうかねぇ...

 

ほんとに今時の古いもんは...😮‍💨

杖を持つ困り顔の老人

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬用ハーネスとリードのセット

 

犬について正しく学び始めると犬具についてもいろんなことが見えてきます...

 

首輪にリードを繋いでグイグイ引いたり、引っ張らせたまま散歩していると、

頸椎や舌骨を痛めたり眼圧が高まりすぎて眼球が飛び出てしまうこともある。

だから首輪ではなくハーネスを使った方が犬の健康に良いということ...

 

チョークチェーンやプロング(スパイク カラー)などは嫌悪刺激による『正の弱化』だから使わない方がいいこと...

 

『伸縮式リード』は緊急時に犬を止めたまま自分が近寄ること(手繰り寄り)ができず、

犬同士がグルグル回ってしまうと容易に離すことができない。

 

そして暗くなるとストリング(ひも)部分が見えにくくなるため、自転車などが間に飛び込んでくる可能性が高いので危険であること...

 

犬具のプロングカラーとチョークチェーン

 

でも、だからといって「私、あの人チョークチェーンで散歩させてるから嫌い!」とか、

「伸縮式リード使っている飼い主は迷惑をかけるから許せない!」とか、

「あの人優しそうな顔してるけどプロングを使うような人だから関わりたくない」などと決めつけてしまうのはいかがなものでしょう?

 

それこそ『バイアス』(偏見)ではないでしょうか?

 

もちろん、昔ながらの『支配性理論』信奉者で「犬は主人である飼い主に絶対服従であることを常に知らしめるために痛みを与える犬具を使うべき!」と言い放ち、他の飼い主さんたちにもその考えを押し付けようとする人は困りものです。

 

ですが、「本当は使いたくないのだけどプロングを使わないと他の犬と出会ってしまった時に制御できない」という飼い主さんもいらっしゃいます。

 

そういう人に対して、「制御できないなら飼わなければいい」とか、

「小さい頃から厳しくしつけないからだわ!」などと

追い詰めてどうなるというのでしょう?

 

「その犬具をやめて身体に優しいハーネスにしてください。話はそれからです...」などと飼い主さんの事情も聞かず、現状の問題の解決案も提示せずに自分のポリシーだけを押し付けてくるトレーナーやインストラクターもいます。

 

自分のポリシーに1ミリでも外れるようなら相談は受けませんということなのでしょうね...

 

それって犬には優しいのかもしれませんが、

飼い主さんに冷たすぎませんか?

 

 

 

犬と飼い主は一つのパック(群れ)...

 

飼い主さんの気持ちを受け止めずにその犬だけを救うことなどできません!

 

 

じゃあお前ならどうするんだと聞かれたなら、

どんな犬具を使っていようと飼い主さんの考え方次第ですから、

相談されない限り個人的に私の考えを押しつけはしません。

 

私の犬友さんの中には首輪に1.2mリードでお散歩している人も多いですし、

大型犬にプロングを使ってお散歩させている方もいらっしゃいます。

 

飼い主さんが今の状態で問題意識を持っているかどうかがポイントであって、

もし現状を問題だと感じていて意見を求められたら、

「私はこう思います」とアドバイスしますし、

古典的条件づけや正の強化トレーニングによる改善方法も提案するでしょう。

 

でも、「今すぐその犬具を外しなさい」とは言わないでしょうね。

 

正しい方向へ向かっているなら過渡期にプロングを使ってようが、

イージーウォーク ハーネスを使ってようが構いません。

 

それを禁じ手にして追い詰めてしまうことの方がよほど危険だと思います。

 

もしどうすればいいのか分からずに悩んだ上で相談なさっている飼い主さんなのであれば、

現状なんとかそれで過ごせている方法を大らかに受け止めてあげればいいじゃないですか!

 

ドッグフードの切り替えと同じで、いきなりきっぱり切り替えなくてもいいんです。

 

少しづつ、犬に負担のない犬具でもトラブルが起きないようトレーニングすること。

 

そこからどうしていけばいいかを一緒に考える『仲間』のようなインストラクターやアドバイザーになれたらと私は思うのです...

 

犬と飼い主が川沿いの道を散歩

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬の学習性無力感、訓練士の体罰

 

預託(訓練所に犬を預けて訓練すること)を受けて

体罰精神的圧迫で犬を変えようとする訓練士たちに、


「犬を学習性無力感に陥れている」

 

「洗脳の手法で一時的な服従状態にしている」

 

と言っても、頑として言い返すのが

「犬と人間は精神構造が違うのだから一緒にするな!」です…


そういう訓練士たちを擁護する人々も雑な認識で

「犬を擬人化するな!」と言います。

 

 

しかし、犬は世界中で飼育されているため臨床例も多く、

人間に起きる精神障害の多くが犬にも起きることが確認されています。


犬だけでなく強迫性障害などの精神疾患を抱える様々な動物が確認されており、

そもそも人間に使われている向精神薬などは主に犬を使った実験で開発されてきたのです。

 

 

強い体罰や怒鳴り、及び完全無視などを使った強制服従訓練は、

犬を精神障害に追い込んで変えただけの非人道的な『虐待』にすぎず、

それは『治った』のではなく『壊した』だけなのです。

 

人間を拉致・監禁し拷問を続けたらきっと同じようなことが起きるでしょう。


それは決して飼い主の望み通りに矯正されたのではなく、

大きな爆弾を秘めた危険な精神状態でしかありません。

 

横たわる犬の悲しげな表情

 

2014年のTEDにおけるローレル・ブレイトマン博士のプレゼンでは、

 

「動物と人間の精神疾患は確かに違うでしょうが、

人間同士のケースだってそれぞれ違います。 

動物の精神疾患を種のレベルで見るのではなく、

『個』として見ることが必要です」

 

と述べています。

 

違うから考える必要がないのではなく、

違うからこそ理解しようと努力し、

人間に置き換えたらこういうことではないかと類似点を探すことはとても大切なことです。


博士は最後にこう締めくくっています。


「愛する動物に対してできる最高のことは擬人化することかもしれません」

 

(日本語字幕が出なかったらギヤマークの設定の中で字幕を日本語に変えてみてください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自己嫌悪から成長する人々の姿

 

みなさんは失敗や自分の理想と現実のギャップに直面した時
凹みますよね...

あ~ 何であんなことしちゃったんだろう?
あ~ 恥ずかしい! なんであんなこと言っちゃったんだろう?
なんで、あの人みたいにできないんだろう?
なんで我慢できなかったんだろう?


自分が嫌になってしまうこともあるでしょう。


誰だって自分を好きでいたいですよね?
自己嫌悪なんて感じなければいいのにって...


でもね、自己嫌悪って実はとても大切な心理現象なんです。
自己嫌悪があるからこそ人類は進歩したとも言えるんですよ。


考えてみてください...
世の中の人がみんなポジティブ思考で、
失敗を苦に思わず、何事も明るく流してしまったらどうなるでしょう?

戦争による惨劇を繰り返し、公害を垂れ流し続け、資源を無駄遣いし、
今ごろ既に人類は10分の1くらいに減っているはずです。
世の中怪我人だらけで、病院は常に溢れ返っているでしょう。

そう、人間だれでも恥ずかしい思いをして...
歯噛みするような屈辱感を感じて...
死にたくなるような自己嫌悪を経験して...
少しづつ成長して行くんです。


そのくらいのショックを受けないと人はなかなか変われませんからね。

二度と同じ悔しさを感じないように
明日は今日より少し自分が好きになれるように
自分をより良い方向へ変化させていってください。

一度変われたら自信がついてどんどん変われるはずです。

女性が花を手に微笑む様子

晴れやかな空の下、虹を見上げ笑顔になる男性



そうではなく自分を甘やかして、
責任を自分以外のなにかに転嫁して、
何度も同じ失敗を続けるのであれば、

その人にはどれほど後悔してもとりかえしのつかない、
苦しみが待っていることでしょうね...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子犬の顔、保護犬の様子

 

皆さんは愛犬の前で子供を叱ったり、

夫婦喧嘩したりすることはありませんか...?

 

犬にネガティブな感情を見せないようにすること…


これって実はとっても重要なことじゃないだろうかと近頃感じています。

 

 

愛犬に対しては直接怒鳴ったり叱ったりはしていないかもしれませんが、
パートナーに対してイライラをぶつけたり、子供に愚痴ったりしている姿も、
繊細な犬の心には悪影響を及ぼすんじゃないでしょうか…

 

タンタンはうちの家族がちょっと大きい声で私に話しかけるだけで
ワンワンと吠え続けるようになった時期がありました。


きっと喧嘩をしていると思って心配していたのかもしれません…

(そのため、私と家族は滅多に口喧嘩しなくなりました😅)

 

ピンクの服を着たフォックステリアが芝生でくつろぐ

 

信号無視したり、一時停止しない自転車に対して、
つい独り言で悪態をつくのも犬には汗の匂いや声のトーンで、

飼い主のネガティブな感情が伝わります。

 

それは人間の子供に対しても同じことだと思うのですが、
親同士がいがみ合っていたり、電話で愚痴をこぼしているのを聞いているだけで、

心が荒(すさ)んでくることはよくある話。

 

言葉が理解できないから問題ないと思っていたら、
むしろ人よりも犬の方が傷ついているかもしれません...

 

大切なのは自分自身がネガティブな感情をコントロールして心を落ち着けること


自分の内にある支配性に気づき、犬たちの模範になれるような、

大らかな心を保てるように努めること。

 

飼い主が犬のリーダーになる必要があるとしたら、

それはまさにこういうところでしょう。

 

犬育ては人育て…

 

これは夏目 真利子先生の言葉ですが


犬を知れば知るほど、
犬との暮らしは飼い主自身を育てる学びの時間なのだなぁと
痛切に感じます…

 

 

寝ている犬のクローズアップ写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夕暮れに犬と向き合う人のシルエット

 

よく『正の強化トレーニング』を始めたばかりの人が壁にぶつかり、

「やっぱり褒めるだけで叱らないで犬をしつけるのは難しいよね」という暗礁に乗り上げることがあります。

 

私もタンタンを育てる中で何度も

「やっぱり厳しく躾けないといけないんじゃないか?」

「いけないことはいけないときつく叱らないと覚えないんじゃないか?」って

揺れてしまうことがありました。

 

なにかやってほしい行動を『強化』(その行動の出る確率を上げる)するのは比較的簡単です。

 

その行動をした時によいこと(褒めたりおやつを与える)があれば、

その行動はよほど嫌なことでない限り強化していきます。

 

一方なにかやってほしくない行動を嫌悪刺激(犬にとって嫌なこと:叱られたり体罰を与えられることなど)を使わずに『弱化』(その行動の出る確率を下げる)するのはなかなか難しいものです。

 

行動強化と行動抑制の4象限図

 

根気よく「やめてね」と伝え、

やめたタイミングを逃さずに「そう! いい子ね」と褒めておやつを与えることで正解を教えたり、

やってほしくない行動を続ける限り無反応を返すなどの対処法は、

罰を与えることに比べ即効性が弱く、

やって欲しくない行動を増長させているだけのようにも感じられるからです…

 

そのため多くの飼い主さんは、

『褒めるけど叱るときは叱る』

『褒めるけど時々叱ってしまう』

という折衷案で落ち着いていると思います。

 

しかし英国のHiby. E.F、 Rooney, NJ、Bradshaw, JWSらの2004年の報告によれば、

364名の犬の飼い主さんに対するアンケートから、

罰だけを使ったトレーニングや罰と報酬(褒めるだけを含む)を両方とも使ったトレーニングに比べ、

報酬だけを使ったトレーニングの方が訓練の達成度が高いと伝えています。

 

 

私も今では自分を含めた『環境を変容』させることで、犬にやってほしくない行動をしないで済むように調整する方法を考えることに慣れてきましたが、

オペラント条件づけだけでトレーニングを続けていたら、そのジレンマに心が折れていたかもしれません。

 

 

しかしここに古典的条件づけ(レスポンデント条件づけ)をベースにした犬とのコミュニケーションを加えていくと

犬との信頼関係や絆が深められることが解ります。

 

損得だけで行動していた犬の心の中に、

「飼い主が喜んでくれるから行動する」

「飼い主が悲しむからその行動をしなくなる」

といった感情が生まれるのです。

 

そのためには犬から

「飼い主は決して自分を傷つけない」

「飼い主はいかなる時も自分の味方だ」

という信頼を得なければいけません。

 

だから怒鳴ったり叩いたりしてはいけないのです...

 

少女とゴールデンレトリバーが寄り添う温かい光景

 

まずは名前を呼んでは無条件に褒めて、

小さなトリーツを与えるところから始めて...

 

名前を呼ばれることが純粋な喜びとなり、

最終的には飼い主といることが絶対の安心となる必要があります。

 

この犬との暮らしの基本姿勢が身について、

どんな時にも犬に怒りや不満を感じずに暮らしていけるようになると、

あなたは犬の行動を無理やり変えようなどと思わなくなり、

犬はあなたを悲しませても自分の要求を通そうと考えなくなってくるのです…

 

この古典的条件づけをどのように応用して犬との暮らしを豊かにするかに関しては、

『犬の森』というフェイスブックのグループに参加すると少しづつわかってくると思います...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬小屋で休む犬

 

みなさんの近所には犬をチェーン等で繋いで外飼いしている家はありますか?

 

50年くらい前まで日本では犬を屋内で飼うなんて不衛生で非常識だと思われていました。

 

でも今ではほとんどの家庭は屋内で犬と暮らしています。 

 

特に都市部にお住まいの方は...

 

 

一般社団法人ペットフード協会が行った2017年の調査によると、屋外で犬を飼育している家庭は全体の10.7%だったそうです。

 

当時の統計で見ると全国で89.2万頭の犬が屋外飼育ということになります。

 

もちろん完全に昼夜問わず屋外なのか、真夏も真冬も屋内に入れないのか、チェーン等で繋がれているか、散歩に連れて行っているかなどという状況でも違ってくるでしょう。

 

でも屋外飼育は犬を孤立させることで精神的に苦しめ、暑さや寒さ、雨風、虫刺されによる病気感染、毒へびなどに噛まれる危険性、飲料水や食べ物の不足、繋ぎ紐の絡まり、泥や糞尿による汚濁など犬にとって虐待とも言える環境になっているケースが少なくありません。

 

繋がれた犬と犬小屋

 

敷地の外から毒餌を投げ入れられて食べた外飼いの犬が死亡したという事例もあります。

 

きっと前を通ったら吠えつかれたとか、鳴き声がうるさいとかという理由で腹を立てた近所の人がやったのでしょう。

 

飼い主さんは激昂してSNSで怒りをぶちまけていましたが、私は飼い主さんに素直に同情できませんでした...

 

飼い主の目の届かないところに放置しておくということはそういうリスクもあるということです。

 

すぐに愛犬の異変に気づかずに対処が遅れることも充分想定されます。

 

アメリカでは2018年4月時点で32の州とワシントンDC、そして300以上の郡や市においても繋ぎ飼いは規制されています。

 

屋外で繋がれている犬を見かけたら通報でアニマルポリスが無許可で侵入して救助するでしょうね。

 

 

日本ではなんで犬の屋外での係留飼育を規制しないのでしょうか?

 

確かに日本犬の多くは番犬として歴史的に玄関近くに繋がれて飼われてきました。

 

今でも柴犬や秋田犬などは性質的に庭で生活することを好む個体が一定数いるようですが、だからといって年中外に繋いで大して世話をしないというのは言語道断です。

 

「田舎じゃ外飼いが普通だからぁ」などという常識は昭和の時代で終わりました。

 

犬は家族と関わり合いながら暮らすことを求めています。

 

孤独に過酷な環境で耐えながら過ごすのが好きな子などいません。

 

暗い夜に明るい窓越しに笑顔で楽しそうに話している家族が見えるのを、

寂しそうに眺めている犬の姿を想像してみてください。

 

屋外で繋いで飼うつもりなら犬を迎えないでほしいものです。

 

犬の屋外での係留飼育は虐待です!

 

参考資料

 

 

 

カミナリや花火にガタガタブルブルな子たちに
体を包むように圧迫することで不安が軽減される効果が見込めます。
小型犬にはグレイの、中大型犬には下のピンクのタイプを
着せてみてください↓