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計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

一昨日の5月18日は計測工房の設立記念日

でした。満17年を迎え、会社は第18期に

入っています。

 

気が付けば20周年も見えてきたなあと思う

と同時に、この先も短期、中期、長期で

やらなければならない課題が尽きることは

なく、我が道の重さは変わらないだろうな

と思います。

 

・短期の課題

コロナ禍の間に手が付けられなかった社内

のもろもろを整える。

 

・中期の課題

人員拡大と、次世代に向けての体制作り。

 

・長期の課題

創業社長である私から次世代への承継。

 

 

 

 

昔はそうでもなかった気がしますが、最近は

5月が一年で一番好きな季節かも知れません。

 

暑くなってきてTシャツで過ごせる快適さ。

これ以降は暑くなり過ぎます。

 

仕事量は多過ぎず少なく過ぎずのちょうど良い

季節。

繁忙期は売上が多いものの忙し過ぎ、閑散期は

仕事が少な過ぎ、だいたい計測工房はそのどち

らかばかりで5月のような中庸な月は少ない。

 

ランニングは個人的に1月から走り始めるので

少しづつ作ってきて、そこそこ走れるように

なって来るのが5月。

6月、7月とさらに走力を高めていきますが

暑さとの兼ね合いで快適に走れるのは5月に

軍配が上がります。

 

一年の中であらゆるバランスが絶妙に取れて

いる季節のように感じるのが5月であり、逆に

一年の中でここしかないです。

そんな5月も後半へ。

 

 

この土日は計測工房にとっては2024年に

入って初めて計測がない週末となりました。

 

1月からここまで会社としては19週連続で

週末の計測がありましたので、20週間ぶり

の全社完全オフです。

 

年間に約160大会を計測していていますが

カレンダーの巡り合わせでこういった週末

もあります。

 

 

 

計測の仕事はとにかく機材ありき。仕事が

増えれば機材も増やす必要があります。

 

そして機材は購入したら終わりではなく、

消耗し、経年変化し、故障していくので

常にメンテナンスや買い替えなどでお金が

かかります。

 

この仕事を維持していくためには、適正な

利益を上げて機材にお金をかけ続けていか

ないといけないと改めて思います。

 

コロナ禍の4年間は資金的にも身動きが

取れなかったのですが、その間にも機材の

消耗は進み、今は社内のあらゆる機材が

メンテナンスや買い替えが必要な状態に

なりつつあります。

 

これから夏の間、機材周りのことも対応

していきたいと思います。

 

冒頭写真は、計測の必需品であるUPS

(無停電電源装置)のまとめ買い。

 

 

 

 

国内における同業の計測会社さんは、

 
・弊社のようにそれ専業の会社。
・複数事業のうちの1つとして計測に取り
 組む会社。
 
とに大別できます。
 
コロナ禍において計測の仕事が激減した時
分水嶺になったようで、後者の会社さん
の複数社が事業撤退されてしまいました。
(経営判断としては至極まっとう。逆に
専業の会社は死なないためには生き残るしか
なかった)
 
コロナ後、仕事が戻ったら、担う会社が
減った分、必然的に残った会社の仕事は
増えている状況になりました。
 
栄枯盛衰を見る思いです。
 

気が付けば計測工房も18年目。

この前、10周年を迎えたと思ったのですが

もうすぐ20周年が近付いて来ました。

 

最初の10年はとにかく量的な発展の期間

だったと思うのですが、続くこの10年は

それに対比して質的な発展の期間だったと

言えると思います。あのコロナ禍も質を高め

る期間という文脈では内包されるでしょう。

 

量を高めた10年、質を高めた10年、それら

を経て、その次の10年はまた違った景色が

見られるのかも知れません。

 

 

 

 

 

5月上旬は忙しくて失念していましたが、

計測工房の事業年度は5月始まりなので

第18期に突入しています。

 

前期(第17期)が5年ぶりの黒字決算と

なったので、心機一転のスタートを切った

感はあります。

 

気が付けば18年目かという感じですが、

直近4年間のコロナ禍は必死過ぎてそれ

どころではありませんでした。

 

最近は、新しい受注もさらに増え続け、

また新しいアルバイトスタッフも増加する

ようになり、会社が再び上昇気流に乗り始

めたように感じますが、今度は驕ることな

く地に足を付けて目の前のこと1つ1つに

取り組んでいきます。

 

 

 

昨日は東京都新宿区の国立競技場で開催

されました陸上競技の第103回関東インカレ

のハーフマラソンのタイム計測を計測工房

で担当させていただき、私・藤井が計測ディ

レクターを務めさせていただきました。

(冒頭写真は計測工房スタッフS氏撮影)

 

 

関東インカレは関東の大学の陸上部にとって

最大の祭典とも呼べる大会で、大会の歴史

は100年を超えています。

4日間にわたってトラック&フィールドの

対抗戦が実施され、各校による応援合戦の

盛り上がりは、日本の陸上競技の大会の中

でも随一だと思います。

 

 

計測工房ではその中の種目の1つのハーフ

マラソンの計測をおこないました。

ハーフマラソンは国立競技場を発着点として

隣接する神宮外苑の周回コースで実施されま

した。

 

 

計測箇所は全部で5地点。

 

 

1周が約1kmの周回コースのため、5km、

10km、15km、20kmの4地点はほぼ同じ

位置にあります。約18mごとの等間隔に

4つの地点が並びます。

写真の手前から20km、15km、10km、5km

となります。

地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。

(計測工房スタッフS氏撮影)

 

 

写真手前が10km地点で、写真奥が5km

地点です。

(計測工房スタッフI氏撮影)
 

 

なお、今大会では選手の皆さんのゼッケン

に装着されたICチップにて計測をおこない

ました。(計測工房スタッフI氏撮影)

 

 

国立競技場のフィニッシュ地点です。

地面にはタイム計測用アンテナマット

設置してあります。

 

 

計測工房のオペレーションルーム。

全5地点の記録をリアルタイムに集計して

いきます。

 

 

また、周回コースでのレースなので周回

誘導の競技役員さんに選手の周回数を知ら

せるシステムも提供しました。

タブレット端末にリアルタイムで周回数が

表示されていきます。

 

 

関東インカレのハーフマラソンは難易度の

高い仕事ですが、任せていただいた役割を

全うすべく今年も取り組みました。

 

 

 

 

 

 

本日は 関東インカレ のハーフマラソンを

計測させていただきましたが、計測工房と

しては2021年からご依頼をいただき4年目

です。

 

関東インカレは関東の大学で陸上をやって

いる学生にとってはチームとしての最大級の

目標と呼べる大会です。

出場する選手だけでなく、出場しない部員も

一丸となってサポートや応援をおこない、

これぞ部活動という大舞台です。

 

かつての私自身も関東インカレでその経験を

してきたので、関東インカレへの思い入れは

強く、懐かしさを禁じ得ません。

 

大学を卒業して26年が過ぎましたが、自分で

創業した会社が関東インカレから必要とされ

る会社になれたということは、極めて感慨深い

ものがあります。

 

しかもご依頼をいただけるようになったのが

2021年からで、その年はコロナ禍だったゆえ

の特殊事情があったからでした。

本来、関東インカレのハーフマラソンは本日

のように大会の本体と同一会場で実施されます。

しかし道路を使う特性上と、大学駅伝ファン

の皆さんが沿道に大勢いらっしゃることから、

コロナ禍においては「無観客試合」を実施する

ため、2021年はハーフマラソンはクローズド

された別会場で実施されたのでした。

別会場実施に伴う人員的、運営的な事情から

その年のハーフマラソンのタイム計測を弊社

にご依頼くださり、以後、引き続きご依頼を

いただくようになりました。

 

あの艱難辛苦のコロナ禍のおかげで関東イン

カレの場に従事させていただくようになった

ということは、人間万事塞翁が馬、禍を転じ

て福と為す、禍福は糾える縄の如し、という

ことなのだと実感せざるを得ません。

 

また、そういう機会をいただける大前提とし

てそれまでの積み重ねがあったことは言うま

でもなく、日々の積み重ねがいかに力を発揮

するのかを痛感しますし、日々の積み重ねに

邁進する大切さを改めて思います。

 

 

 

 

国立競技場にて開催されている陸上の

関東インカレ は本日が大会3日目。

 

4日目の明日実施されるハーフマラソンの

計測の前日準備でした。

 

 

本日の全競技の終了後、フィニッシュ
地点に計測マットを設置しました。
 
ハーフマラソンは明日の一番最初の種目
となります。