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計測工房社長・藤井拓也のブログ

マラソン大会などのスポーツイベントのタイム計測のプロフェッショナル、株式会社 計測工房の社長である藤井拓也のブログ。

いつも「今週末は3大会を計測します」

のような週末の計測告知ブログを書いてい

ますが、この場合の今週末とは言うまでも

なく土曜日と日曜日に開催される大会を指し

ます。

 

それで言うと今週末(2026年9月19-20日)

は特殊で、日曜日に大会現場に入りますが

日曜日は大会当日ではなく大会前日になり

ます。

 

週末に計測するのではなく週明けに計測

するというのが正確です。

 

9/21-23(月-水)

信越五岳トレイルランニングレース

(新潟県・長野県)

 

 

 

先週末の上州武尊山スカイビュートレイル
のA1川場スキー場でオペレーション中の
私を公式カメラマンさんが撮ってくれました。
 
ところで10月中旬から12月中旬までは
年間の最繁忙期で2ヶ月間ゾーンに入ります
が、それとは別で現在は今年だけの個人的
な繁忙期が10月上旬まで続くため、すでに
半ゾーンに入っています。
 
 
 

一昨日に弊社で計測させていただいた
白馬国際クラシック(画像は公式LIVEより)
は申込人数が今回2,600名超でしたが、
この人数は国内のトレイルレースでは5番目
の規模だと思います。
 
ちなみに国内のトレイルレースの参加人数
(申込人数)の上位5大会は下記だと思い
ます。
 
<2026年時点の上位5大会>
(100人未満は切り捨て)
・Mt.FUJI100 4,400名 *1
・富士登山競走 3,800名 *1
・Kaga Spa Trail Endurance 100 by UTMB 2,700名 *1
・富士忍野高原トレイルレース 2,700名 *2
・白馬国際クラシック 2,600名 *3
 
*1 報道より
*2 公式スポンサー投稿より
*3 大会リザルトより
 
 
唐突にこの数字を見ても「ふーん」という
感じかも知れませんが、トレイルランニング
の黎明期から20年間この業界に関わって
きた身としては、ようやくマーケットサイズ
がここまで来たかという感慨はあります。
 
マーケットサイズで言うとロードのマラソン
大会とよく比較されるのですが、ロードでは
大規模大会は10,000人以上、その次の規模
である5,000人クラスの大会もかなりあり、
さらに2,000人クラスだとごく普通にあると
いう規模感です。
 
そもそもトレイルはロードと異なり、山の中
のコース上のキャパシティ(シングルトラック
での渋滞などを考慮する必要がある)や
環境負荷(登山道にダメージを与えてしまう)
との兼ね合いから、無尽蔵に参加人数を増やす
ことを良しとする思想ではないです。
 
それを前提としつつも、この20年間において
ここまでトレイルランニング市場が拡大して
きたことは事実であり、関わってきた身と
しては感慨深くはあります。
 
 
 

さる9月12日(土)-13日(日)にかけて、

群馬県利根郡の川場村、片品村、みなかみ町、

そして沼田市の4つの市町村にまたがって、
第12回上州武尊山スカイビュートレイル が

開催され、計測工房でタイム計測を担当

させていただき、二見が計測ディレクターを

務めさせていただきました。私・藤井はサポ

ート役として従事しました。

 

今大会は標高2000mの山岳地帯をコースとし

ハイマウンテンレースと冠しています。

HOTAKA(138km)、TONE(77km)の2つ

の部門で開催され、メイン種目のHOTAKAは、

距離138km、累積標高8000m、制限時間

34時間というロングの大会です。

 

HOTAKA(138km)の高低図。

国内屈指のハードなプロフィール。登っては

下り、また登っては下りの繰り返し。同月の

信越五岳が距離160kmで制限時間33時間

なのに対して、こちらは距離138kmで制限

時間34時間となっており、信越五岳より

距離が短いのに制限時間は長いことからも

その難易度が図り知れます。

 

この大会の前身は山田昇記念杯登山競争と

いう登山競走で、地元沼田出身の伝説的アル

パインクライマーである故山田昇氏にちなみ

1990年に発祥した歴史を持ちます。

 

前身大会時代には、トレラン界のレジェンド

鏑木毅選手の7連覇をはじめ、日本のスカイ

ランニングの創設者松本大選手が5回優勝、

TJAR4連覇の望月将悟選手が3回優勝など、

錚々たる顔ぶれが優勝してきました。

2014年からトレイルランニングレースとして

衣替えされましたが、前身大会の歴史を受け

継ぐ大会です。

 

 

今大会はスタート・フィニッシュ以外に7ヶ所

の計測をおこないました。(全9地点)

 



こちらはA1川場スキー場第4駐車場。

地面にはタイム計測用アンテナマットが

設置してあります。

今回は、私自身がこの地点の担当でした。

 

 

A1川場スキー場に到着した選手。

なお、今大会では参加者の皆さんのゼッケン

に装着されたICチップにてタイム計測をおこ

ないました。

 

 

A1川場スキー場での私の計測風景。

各計測地点では計測工房スタッフがリタイア

人数の集計を含めてリアルタイムでWEBに

上げていきます。

 

 

A1川場スキー場でのエイド風景。

 

 

こちらはA2ほうだいぎスキー場。
地面にはタイム計測用アンテナマットが

設置してあります。

(過去画像)

 

 

こちらはA4かたしな高原スキー場。
地面にはタイム計測用アンテナマットが

設置してあります。

(過去画像)

 

 

こちらはA5オグナほたかスキー場。
地面にはタイム計測用アンテナマットが

設置してあります。
(過去画像)

 

 

こちらはA6赤倉橋分岐。
地面にはタイム計測用アンテナマットが

設置してあります。

 

 

A6赤倉橋分岐での計測風景。

 

 


こちらはA7樹恵里。

地面にはタイム計測用アンテナマットが

設置してあります。

 



フィニッシュ地点は川場村中央公園。

地面にはタイム計測用アンテナマットが

設置してあります。

 

 

TONE(77km)男子優勝の川島隆雅選手
のフィニッシュ。

 

 
夜のフィニッシュ風景。
 
 
夜の計測風景です。
 
 
翌朝のフィニッシュ風景。
 

 

計測工房がフィニッシュ地点で計測オペ

レーションをおこなった記録室はこちらです。

スタートから34時間、昼も夜もオペレー

ションは続きました。

今大会でもWEB速報&人数管理システム

TRAIL SEARCH を運用しました。

 

 

表彰式風景です。

 

 

そのハードな難易度からコアなトレイルラン

ナーに愛され続ける上州武尊山スカイビュー

トレイル。前身の山田昇記念杯登山競争の

時代から幾多の山岳ランナーを育ててきた

質実剛健で玄人好みの大会だと思います。

 

 

 

 

 

群馬県の川場村に入っています。

上州武尊山スカイビュートレイル の前日準備

でした。

 

 


今大会をテーマにした田んぼアートがお出迎え。

 

 

計測機材の準備風景です。

 

 

計測機材の準備風景です。

 

 

標高2000mの山岳地帯を走ることから、

ハイマウンテンレースと冠した今大会は

138kmのHOTAKAと77kmのTONEの

2部門からなります。

 

明日の朝4時に138kmがスタートします。

 

 

 

 

今週末(2026年9月12-13日)の

計測工房は3大会を計測します。

 

9/12-13(土-日)

上州武尊山スカイビュートレイル
(群馬県)
 

9/13(日)

やんばスカイラン
(群馬県)

 

9/13(日)

白馬国際クラシック
(長野県)

 

 

昨年(2025年)の白馬国際クラシックより。

 

今年は賞金総額1000万円の日本トレイルラン

ニング・グランプリシリーズの最終戦として

開催されます。

 

 

 

 

 

本日はスピアーズえどりくフィールドにて

月に一度、平日の夜に開催されている

『edogawa長距離トライアル』の1000m

に出場しました。(非公認大会)

 

 

私にとって2026年の最終戦です。

 

年間の最大目標大会である鉢盛山登山マラ

ソンを8月9日に走った後、左足アキレス腱

の周辺が痛くなりました。3週間走るのを

休み、そこから突貫のトレーニングをして

臨みました。

 

1000mという種目を選んだのはここ2年、

この種目も毎年出場していて今年も是非

ランニング再開後PBを更新したい意欲が

あったからです。

 

昨年マークした記録が3分9秒1で、1秒でも

その記録を破ることが本日の目標でした。

 

この日に向けた突貫のトレーニングは、

レペティション400m×3本(レスト6分)

を3回実施し、3回目には3本平均72秒4、

1本最速は70秒8をマークしていました。

その練習内容から、3分9秒の更新には

手ごたえはありました。

 

 

本日の1000mは出場者3名でした。

スタート前にお互いに「どのぐらいの

タイムで走りますか?」という会話になり、

私は3分10秒、1人の方が3分30秒、もう

1人の方が3分40秒ということでした。

この会話から私が先頭で走ると察しました。

 

 

私は目標ペースを頭の中に入れており

200m 36秒

400m 1分13秒

600m 1分51秒

あとはラスト1周を出し切る、でした。

 

 

スタートして予想通り私が先頭に。

「落ち着いて200mを36秒で」
と完全に頭の中に入っていました。
 
が、
 
200m地点(フィニッシュ地点)でタイマー
を見ると、「31秒」!!!
 
「完全にやってしまった」と一瞬で悟り
ました。まさかそんなにスピード出るとは。
こういうことをしてしまうとこの後どうなる
のか誰よりもわかっています。
 
200m 31秒(目標36秒)
 
しかしレースは始まってしまっています。
少し落ち着かせ気味にして400mへ。
 
400m 1分9秒(目標1分13秒)
 
まさかまさかの70秒切りで1周通過。
そしてこの時点から徐々にペースダウンして
いきます。
 
 
600m手前。(家族撮影)
 
600m 1分52秒(目標1分51秒)
 
600mの通過タイム自体は目標通りと
言えましたが、ペースダウンしてきての
タイムなので厳しい・・・。
 
ラスト1周の鐘が鳴るも、体が動かない。
ここで後ろから「3分30秒目標」と言って
いた方に追い抜かされる。
まったく抵抗できない。
体は動かないが、とにかくラスト1周。
 
800m 2分40秒
 
なんと600mから800mまではキロ4分
ペースまで落ちました。
 
前の方とは3秒差ぐらい。ラスト200mは
意地のラストスパートで少しでも差を詰める。
 
 
フィニッシュ直前。(家族撮影)
 
 
フィニッシュ直前。(家族撮影)
前の方とは1秒差までは詰めました。
 
 

タイムは3分21秒09でした。

 
 
まとめ

200m 31秒

400m 1分9秒(38秒)

600m 1分52秒(43秒)

800m 2分40秒(48秒)

1000m 3分21秒(41秒)

 

 
50歳なのに完全に「15歳の走り」を
してしまいました(笑)。
 
まさかまさかの入りの200m31秒(笑)。
そのまま400m69秒(笑)。
「いやこれ3分切るペースやん」と自分
でもツッコミながら走っていました。
もちろん最後まで持たないこともわかって
いました。
 
笑える結果となりましたが、想像すら
していなかった「15歳の走り」が出来た
ことに満足感はありました。
 
予定通り、200m36秒、400m73秒で
推移できていれば、3分8秒は出せたのでは
ないかと思いますが、今後のランニング
人生を送る上では、200m31秒でつっこめた
この経験のほうが先に繋がります。
 
400m69秒での通過というのは、完全に
高校・大学時代の走りです。
唐突にそれが再現できてしまいました。
そこまでのトレーニングが出来ている実感
はなく、自分の想像以上のフィジカルの
パフォーマンスに自分が驚いています。
 
あと1~2年後には1000mは3分を切れる
のではないでしょうか。
(ちなみに昔のPBは2分45秒です)
 
 
これにて2026年の最終戦は終了。
ならびに2026年のランニング自体も終了
します。3ヶ月、休みます。
 
 

一歩でも足を踏み外したら命を落とすような

断崖を涼しい顔で歩き去る、とでも形容する

ぐらいの胆力は身に付いた経営者20年目です。

 

・現実を把握し客観視すること

 

・綺麗ごとだけでどうにもならないことは

 清濁併せ呑むこと

 

・流れを感じ取ること

 

・最後は意志のみ

 

といったことは20年間で体得しました。