こんにちは
音楽家の心身をガイドするクラリネット奏者

谷上真実です。
クラリネットはもちろん、吹奏楽器を演奏する皆さんは、楽器を吹く前に、吹くための準備運動は何かされるでしょうか?
(ここで言う準備運動は、楽器を扱ってのロングトーンや指練習、基礎練習ではなく、肉体的な運動や、精神統一といったもの)
スポーツをする人たちは、必ず、準備運動をします。
道具(ボール、ラケット等)を持つ前に、ランニングしたり、柔軟体操したりして、身体を激し目(本気)の運動に備えて、準備しますね。
音楽する人は、何故しないのでしょう?
いや、する方もいると思いますが、経験上、楽器を組み立ててすぐ吹き始めるという人たちが多いように思います。
プロの友人たちも、「ウォーミングアップ」と言って、ロングトーンから始めるのはよく見ますが、体幹、軸の運動をしている人はあまり見かけません。
歌、ヴォーカルは、体が楽器という認識があるので、比較的、レッスンの最初に体操してたりするのを見かけます。
ピアノ、弦楽器の人たちにおいては、全く見かけません。(私が知らないだけならごめんなさい。)
ミュージシャン友達の中には、体力維持のためマラソンが日課な人もいますが。
私が最近お勧めしているのは、吹く前の体軸運動。
脊椎をぐにゃぐにゃ動かしたり、片足上げて呼吸をしたりするだけですが、何もしないで始めるより、身体が起きた状態になるので、ロングトーンで起こす必要がなくなり、1音目から音質が良くなり、時短できます!!

今春、Greg Holdaway 先生から、動きや協調作用、呼吸について多くを学びました。
「ぐにゃぐにゃ」 は彼が使っていた言葉で、私もお気に入りです。
「先生!ヨガ教室みたい!!」
身体が起きてなさそうなクラスや、まだクラリネットを吹くための体力が弱い初心者のクラスでは、私は、よく準備運動、体つくりを念入りにしてから、吹くことを始めます。
最初の10分ほどですが、格段に音が出やすくなり、その後のレッスンが生き生きとしてくるので。
吹奏楽器を演奏するという事=全身運動
なので、正直、「運動が嫌いなので、音楽やってます」というスタンスの人は、考え方が変わる事でしょう。
どちらかというと、五感を使っての表現活動と体力増強 が見込まれる習い事です!
上記の「ヨガ教室みたい!」という感想はある生徒さんからの声です。
吹奏楽器にとって、大切なのは、指練習やタンギングの前に、まずモーター部分である胴体が行う「呼吸」です!
そこを大切に、吹く為の体作りをしていきましょう!
そして、世間一般に言われてる「腹式呼吸」の仕組みがわかれば、呼吸が変わります
逆に、どういうメカニズムか「何だかよくわからない」人は、呼吸にストレスがあったり、しにくいと感じる、苦しいということが起こっています。
一番多い誤解は、「腹式呼吸で息を吸うと、空気がお腹に入る」 です。
お腹が膨らむため、はたまた、そう指導を受けたため、こう思っている方の多い事!!
残念ながら、空気は「肺」にしか入りません。
お腹が膨らむのは、吸うために横隔膜が下がり、その結果、内臓たちが腹部で四方八方に逃げる為、二次的に起こっている事なのです。
文字情報だけでは、お伝えしにくいですが、レッスンでは、解剖図などを使って、分かりやすいよう、納得いくまでお話ししますよ!
私自身も、曖昧だった腹式呼吸。学生時代は、無理やりお腹膨らませながら吸っていました。
肩が上がっちゃいけないと教えられていたので、20代の頃、高校生たち(吹奏楽部)にレッスン行くときは、同じように教えていました。
(当時の生徒さんたち、ごめんなさい
)
人は、教えてもらったように次の後輩たちに教えていくので、学校吹奏楽部は信じられないほど、間違った情報の伝言ゲームが行われています。
勿論、レッスンプロが教えている学校の中には、いい習慣を伝統を受け継いでいるクラブもあるとは思うのですが。
私も、アレクサンダー・テクニークを学んで、呼吸の仕組みを理解してからは、格段に吸いやすく、吹きやすく、楽になりました。
長年の謎も解けました。
先輩や指導者の皆様は、正しい知識を得て、伝えていくことを目指してほしいと思います。
話が、準備運動から腹式呼吸に流れていっちゃいましたが、
まとめとしては、演奏するという事は全身運動なので、自分の身体の仕組みや筋感覚にも関心を持ってみましょう!
ということでした

音楽家の心身をガイドする
クラリネット奏者/谷上真実
【Time Art】
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もっと楽しく&上手に♪