税理士試験 追憶と懺悔の日記

税理士試験 追憶と懺悔の日記

不毛だと思って過ごした毎日が、素晴らしい日々だったと思える日が来ると信じて

Amebaでブログを始めよう!

さっそく9月から来年へ向けての準備をしている。


といっても、週1回TACで問題を解いているのみだけど・・・

不合格通知を待つまでもなく、

自分の努力不足を痛感した情けない僕。


先はまだ長いけど、理論を1つ1つじっくり暗記していこう。

この論点は試験には出ないから覚えなくていいよーなんて、

きっとラクしちゃだめなんだよね。

今のうちにたくさん間違えて、本試験に備えよう。



仕事も私生活もパッとしない毎日だ。

希望も愛も見えない東京での一人暮らし。


職場では、みんなの前で笑顔でいるけれど、どこか物足りない。

僕はいったいどこへ向かっているのだろう・・・



モチベーション。



「よし、やるぞ!」 という気持ち。




8月中旬この時期にこんな気持ちになれるなんて・・・



今回の本試験を通じて得た最大の収穫だ。



気持ちが全く伴わなかった2年間を超えて。



2年ぶりに携帯電話の機種も変えた。



この気持ちを消してはいけない。



もう戦いは始まっている。




相続税2009スタート!


2008年8月の学習予定。

十分に学習ができなかった以下の論点を復習。

 ・相次相続控除

 ・遺産が未分割の場合

 ・延納

 ・物納

 ・納税猶予



合格を信じて疑わない、そんな自分になりたい。



不毛だと思って過ごした日々が、

素晴らしい日々だったと思える日が来ると信じて




この日が来るのが怖かった。


つまづいた日々

羽ばたく努力をしなかった日々

誰にも言えなかった日々


そんな日々に虹をかけよう。



不毛だと思って過ごした日々が、

素晴らしい日々だったと思える日が来ると信じて


ひさしぶりだ!

耳栓をしていても、セミの鳴き声が聞こえる。

胸の奥を突き刺す痛み。

手が震える。


合格したい緊張感?

2年間ほとんど勉強しなかった背徳感?

きっと半分半分くらい。。



今日、

簿記論の試験がもう始まっている。

財務諸表論はお昼から。

消費税は15時過ぎからだった。


明日、

法人税は9時から始まる。


僕はこの4科目を何年もかけて乗り越えてきた。

最後の科目である相続税。

再起した僕はどんな答案を書くのだろう。


今年は届かないかもしれないけど、

目いっぱい手を伸ばしてみよう。

去年はそれすらしなかったのだから・・・

考えたら、涙が止まらない。

2年間逃げ続けて、本当にごめんなさい。。



明日の持ち物の準備をした。

・受験票

・ボールペン2本

・電卓2つ

・耳栓

・指サック

・タオル2つ


今朝早く、携帯電話に非通知着信が3件あった。

誰からだろう?







2001年 簿記論 ○  財務諸表論 ○ 


2000年~2001年

税理士試験の申込書を書いてくれた彼女に浮気され、

その後、次の彼女と些細なことで大喧嘩して別れ、

女性関係はもううんざりだと勉強漬けで臨んだ試験。


試験の神様が舞い降りたのだろうか・・・

不合格になる気など全くなかった。

解答速報を見る必要もないくらい確信に満ちていた。

きっと、後にも先にもこの時だけだった気がする。



ゴウカク通知が来た。

嬉しくて仕方がなくて、友達に電話しまくったアップ



その年、会計事務所への就職も決まった。

この先すべてがうまくいくと思っていた自分は甘かった。


勤務開始とともに、法人税の勉強時間は無くなり、

会計事務所勤務という自分にちょっぴり優越感を感じ、

その後、怠惰で屈辱の3年間連続不合格を味わった。






2005年 法人税 ×  消費税 ○


2002年~2005年

仕事はそこそこできるようになってきた。

でも受験勉強は全くはかどらない。

受験に専念していた勉強仲間がどんどん合格していく。

後から入所してきた年上の後輩スタッフの勉強熱心さ

に感化され、2005年4月末に退職。


100%受験生となり、朝から晩までTACに通った。


夜は本試験の夢ばかり見た。

「ハジメテクダサイ!」

試験用紙を開くと見たこともない文字で変な

図形がたくさん描かれている。

落ち着け、これは税理士試験だ。

解答用紙を見ろ、解答要求事項は何だ?

マークシートの解答用紙が1枚。

ん、今年は理論問題が無い?

計算過程は書かなくていいの?

うわぁぁぁ・・・


「夢中になる」とはこういうことだったのだろうか。

起きたらいつもの普通の世界。

相当やばかったんだな。。



iPodに入れていた

BENNIE K の「サンライズ」という曲だけを聞き続けた。


一度踏み外した 見えない階段があって

怖くなって 大きく感じていたいんだ

嫌いになって 投げ出したって

自分からは 逃げらんないから


歌詞と自分を勝手に重ね合わせて、毎日泣いていた。

いま、このブログを書きながら、また大泣きしている。



気合い入りまくりだったなぁ。

俺が書いた答えが正解に違いない、そう思えた。

試験の神様は見えなかったけど、

終わったあとの充実感は素晴らしかったと記憶している。




ゴウカク通知が来た。

また嬉しくて仕方がなくて、友達に電話しまくったアップ




でも法人税は僕を解放してくれなかった。

あきらめない、その気持ちはまだ消えていなかった。






今年はたった8題の理論暗記で試験を受けます・・・




条文を暗記するという行為。

頭の奥へ塗り込むように何度も復唱する。

忘れては、覚えるの繰り返し。




2年ぶりに理論を覚え、「まわす」という行為。

1度目の暗唱より、2度目の復唱は楽だ。

少し時間をあけて、しれっと言えたあの快感。




・・・思い出した。


一人でこっそり泣きながら、それでも復唱していた自分。

誰もいない場所を探して、おにぎりとお水を持参して。

法人税60題

消費税30題

これだけの積み重ねをしていた過去の自分がいたんだ。





くだらない行為だと思っていたけど、実務では役に立つ。

きっと無駄なことなんてなかったんだ。。




多くの人との出会いがあって今の自分が在る。


こんな僕を支えてくれた人たちに感謝をこめて・・・




①受験勉強初期  1999年~2001年

・当時付き合っていた彼女

  TAC税理士講座の受講申込書を書いてくれた。

  25歳までに税理士に合格して結婚しようねー、とか言って。

  お互い学生だったけど、勉強を始めてから会う回数と時間

  がずいぶん減ってしまった。


  そして、浮気されて別れたっけ。。

  見返してやろうと、必死になって勉強した。

  おかげ様で2科目合格することができました合格


  25歳までに合格することも、結婚することも果たせなかった

  けど、全部合格したら何らかの形で報告しようと思う。




②燃え尽き症候群1回目 2003年~2005年

・最初の勤務先での年上の後輩スタッフ  

  子育てしながら税法の勉強をしていた年上のお姉さん。

  勉強に対する熱意に関してはかなりのものだった。

  問題集を繰り返し何度もやりこむ姿には鬼気迫るものが

  あったように記憶している。

  仕事そっちのけで理論を暗記していた姿にも参った。。

  ラスト1科目に2年を要していたが、官報合格されていた。


  あぁ、そこまでしないと合格できないんだわと思い、

  僕は職場を4月末に退職し、3ヶ月間勉強に専念した。

  なんとか消費税に合格することができた合格




③燃え尽き症候群2回目 2007年~2008年

・次の勤務先で付き合っていた年下の後輩スタッフ

  法人税に合格したあと、ひょんなことから付き合うこと

  になった、事務所では向かいの席だった彼女。

  毎日が楽しくて、勉強そっちのけで遊びまくってしまった。

  全然勉強をしなくなり、初めて試験を受けないこともあった。

  

  3つ目の事務所に転職する前に、僕から別れを告げた。

  それでも彼女は僕を大切に想ってくれていた。

  彼女の気持ちに応えられないと思った僕は、彼女に冷たく

  接するようになった。


  2008年7月、彼女から「もう連絡しないから」と言われた。

  頑張って官報合格してくださいというメールを残して。。

 

  きっと僕は彼女との居心地の良さに甘えていたんだな。

  わかったよ、頑張ります。




僕が気落ちを切り替えるときには、いつも女性がきっかけだ。




でも本当に感謝しないといけないのは、こんな僕をあた

たかく見守ってくれている家族と、学生時代からの腐れ

縁で兄妹のようにわがままを言い合い、なんだかんだ

で少し距離をおいて僕の合格を心待ちにしてくれている

女性だということを、僕は決して忘れてはいけない。







受験生活という意味においては、気持ちと体がどこか鈍っている。


4科目めの合格を果たした2006年8月の試験日以降、

真面目に受験勉強をしたぞという記憶がない。



悔しい気持ちはずっとある。

負け癖が付いている自分に納得はしていない。



受験勉強を後回しにしてきた理由なんてないと思う。


自分が怠惰だった。

自分に甘えていた。

周りに嘘をついていた。



言い訳ばかりの、虚勢を張った人生を変えたい。


周りからの賞賛なんていらない。

自分でやると決めたことだから、自分のチカラで乗り越えたい。



怠惰な自分にさよならするために。。




今回の本試験までにやったこと。



【相続税】


・TAC速習コース→直前対策

・速習コーストレーニング 1回転

・TAC財産評価問題集 2回転

・直前対策総合問題 1~9

・基礎答練 1~3

・的中答練 1~3


※応用答練、全答練はやっていない



・理論暗記 8題


 相続時精算課税

 特定同族株式の贈与があった場合の特例

 配偶者の優遇規定

 扶養義務者関係

 みなし個人、公益法人関係

 相続税の期限内申告

 贈与税の期限内申告

 農地等についての相続税の納税猶予



たったこんだけ??

情けないけど、今回はこの装備で勝負する。



もう逃げない。

今年は試験会場に行くのだ。



不毛だと思って過ごした毎日が、

素晴らしい日々だったと思える日が来ると信じて




私は大学在学中の21歳から税理士を目指して受験をしています。



現在30歳です。

東京都内の税理士法人に勤務しています。



専門学校での勉強仲間にも恵まれ、

大学在学中にさくっと会計2科目を合格することができましたクラッカー






ここで燃え尽き症候群にかかりました 【1回目】



会計事務所に勤務しながら、現実逃避や言い訳をかさね、

3年連続で不合格・・・


情けない自分にふと気づき、環境を変え、心を入れ替えました。

その後、2年間で2科目合格し、あと1科目になりました。






ここでまたもや燃え尽き症候群にかかりました 【2回目】


失った20代半ばの時間を取り戻そうと、ビジネススクールに

通い始め、ロジカルシンキング、プレゼンテーション、

ファシリテーション、といった一般の事業会社で重視されている

ソフトスキルを磨きはじめました。


決して無駄な時間ではなかったと思いますが、

税理士試験の勉強は中断してしまいました。


2007年度は試験の申込みをせず、戦前逃亡をしてしまいました。





そして2008年夏ヒマワリ


税理士になりたいと思った最初の気持ちを再び思い出しました。


今日は、2008年8月2日。

試験まであと4日。



今までのふがいない自分をありのままさらけだしつつ、

最後の科目である、相続税に合格するまでの日々を綴っていきたいと思います。




不毛だと思って過ごした毎日が、

素晴らしい日々だったと思える日が来ると信じて