合格したときの気分 | 税理士試験 追憶と懺悔の日記

税理士試験 追憶と懺悔の日記

不毛だと思って過ごした毎日が、素晴らしい日々だったと思える日が来ると信じて


2001年 簿記論 ○  財務諸表論 ○ 


2000年~2001年

税理士試験の申込書を書いてくれた彼女に浮気され、

その後、次の彼女と些細なことで大喧嘩して別れ、

女性関係はもううんざりだと勉強漬けで臨んだ試験。


試験の神様が舞い降りたのだろうか・・・

不合格になる気など全くなかった。

解答速報を見る必要もないくらい確信に満ちていた。

きっと、後にも先にもこの時だけだった気がする。



ゴウカク通知が来た。

嬉しくて仕方がなくて、友達に電話しまくったアップ



その年、会計事務所への就職も決まった。

この先すべてがうまくいくと思っていた自分は甘かった。


勤務開始とともに、法人税の勉強時間は無くなり、

会計事務所勤務という自分にちょっぴり優越感を感じ、

その後、怠惰で屈辱の3年間連続不合格を味わった。






2005年 法人税 ×  消費税 ○


2002年~2005年

仕事はそこそこできるようになってきた。

でも受験勉強は全くはかどらない。

受験に専念していた勉強仲間がどんどん合格していく。

後から入所してきた年上の後輩スタッフの勉強熱心さ

に感化され、2005年4月末に退職。


100%受験生となり、朝から晩までTACに通った。


夜は本試験の夢ばかり見た。

「ハジメテクダサイ!」

試験用紙を開くと見たこともない文字で変な

図形がたくさん描かれている。

落ち着け、これは税理士試験だ。

解答用紙を見ろ、解答要求事項は何だ?

マークシートの解答用紙が1枚。

ん、今年は理論問題が無い?

計算過程は書かなくていいの?

うわぁぁぁ・・・


「夢中になる」とはこういうことだったのだろうか。

起きたらいつもの普通の世界。

相当やばかったんだな。。



iPodに入れていた

BENNIE K の「サンライズ」という曲だけを聞き続けた。


一度踏み外した 見えない階段があって

怖くなって 大きく感じていたいんだ

嫌いになって 投げ出したって

自分からは 逃げらんないから


歌詞と自分を勝手に重ね合わせて、毎日泣いていた。

いま、このブログを書きながら、また大泣きしている。



気合い入りまくりだったなぁ。

俺が書いた答えが正解に違いない、そう思えた。

試験の神様は見えなかったけど、

終わったあとの充実感は素晴らしかったと記憶している。




ゴウカク通知が来た。

また嬉しくて仕方がなくて、友達に電話しまくったアップ




でも法人税は僕を解放してくれなかった。

あきらめない、その気持ちはまだ消えていなかった。