台湾のマイハウス購入経験談①始まり
台湾のマイハウス購入経験談②お金事情
台湾のマイハウス購入経験談③台湾の住宅スタイル
台湾のマイハウス購入経験談④新築v.s中古
台湾のマイハウス購入経験談⑦買うなら、まずは買い手市場を見極めること
今日は台湾の掲示板で住宅購入トラブルについての記事を拝見しました。
その記事の概要は、
場所:台湾の北部
物件:青田売りの住宅
Aさんは1500万元(台湾ドル)の物件を買おうとして、建築会社のセールスマンと交渉しました。
必死に交渉してようやく1498万元で合意を得ました。
セールスマンは「紅単」という契約書を出して、価格の場所に1500万元を。
「1498万元ではありませんか?」ってAさんが聞いたら、セールスマンは「価格は1500万元、2万元は自腹です」って答えました。
Aさんは納得してサインをしましたが、その後、政府の「実価登録サイト」に「1498万元」を登録すべきだとAさんの主張していることに対して、建築会社は「価格は1500万元だから」って断りました。
何度もケンカしてもお互いに譲りませんから、建築会社はこの取引をキャンセル。
昔はセールスマンたちが「このあたりの値段が高いですよ」って言うと、私たち買い手は疑っても本当の相場がわからないので受けるしかありませんでしたから、2012年から「物件の本当の価格を実価登録サイトに登録する」ことが法律で義務になりました。
それ以来、買い手も実価登録サイトの価格を見て、売り手と交渉することができるようになりました。
Aさんは
1.契約を締結したので、建築会社は取引を破棄する権利はない
2.1498万元の物件を「実価登録サイト」に1500万元を登録することが違法
って主張しましたが、皆さんはどう思いますか?
まずは、一般人が住宅を購入する時の流れを説明しますね。
どの物件でもかならず「底価(売り手が納得できる最低値段)」と「開価(売り手が最初に出す値段)」があります。
例えば、
開価:1500万元
底価:1450万元
買い手が「1400万元で買いたいです」って言うと、セールスマンは売り手の態度によって「1400万元なら行けるかも」って思ったら、売り手と交渉してくれます。
ただし、必死に交渉して成功しましたが、買い手が後悔して「1400万元でも買わない」って言ったら、セールスマンの努力が台無しになるので、ここでは保証金&契約で誠意を証明する必要があります。
普通は、10万元です。
契約には「売り手は1400万元という価格を認めると、この10万元が取引の前金になりますが、買い手がその後に契約を破棄すると没収。しかし、一定な期間に売り手を説得することができないなら、この10万元を買い手に返します」のような条件を載せます。
このステップは「斡旋(ウォー・シェン)」と言います。
そして、売り手は1400万元がOKって認めてくれると、次は取引の契約を締結して、どちらかが後悔して破棄すると、10%くらいの違約金を支払わなければなりません。
「物件を買った」や「取引が成立」などを言うのは、普通はこのステップ。
では、上のAさんはどのステップですか?
実は、どちらでもないです。
to be continued
台湾のマイハウス購入経験談⑧サインしたら契約成立?(中)