台湾のマイハウス購入経験談①始まり
台湾のマイハウス購入経験談②お金事情
台湾のマイハウス購入経験談③台湾の住宅スタイル
台湾のマイハウス購入経験談④新築v.s中古
今朝、義妹と一緒に物件を見に行ってきました。
その価格を見て、不動産市場の変化の激しさにはとても感慨深いです.........
マイハウスを購入したのは4年前(2017年)、あの頃の私は物件見学歴3年近く(2015年から)だったので、もちろん、不動産市場のトレンドが少し感じられました。
あの頃は「これから不動産の相場はもっと下がっていくので、今買うのはバカ」という噂が拡散されていたので、不動産市場が停滞していました。
「もうちょっと待たない?」って周りの人たちに言われていましたが、迷わず買いました。
理由は自分の目でみた事実です。
不動産の看板に載せる情報によると、同じ立地の物件は価格が2015年の1000万台湾ドルから800万台湾ドルになったので、相場が下がっているように見えましたが、よく見てみたら、サイズも一緒に減少して、実際の坪単価は変わっていませんでした。
さらに、2017年の新築住宅は私にとってやや狭すぎるし、この年の相場は予算に合ってるし、相場の下がることを待つより、この不動産市場が停滞しているチャンスを掴んで、自分の交渉で条件のいいハウスの価格を「下げた」ほうがましだと思いました。
結局、その判断は正しかったです(たぶん)。
噂のおかげで買い手の人数は物件の数よりはるかに少なかったので、売り手はみんな積極的で、価格へのこだわりも強くなかったです。
もっとも印象深いのは、ある日、市場から帰宅の途中、新築住宅を見かけて、ついでに値段を聞こうって寄った時のこと。
冷凍の肉を買ったので見学する時間がない私は、もし値段がOKだったらまた来るって思いながら玄関の外から「開價(売り手が最初に出す値段)はおいくらですか?」って聞きました。
「紹介しますから、どうぞ上がってください。」
「今は時間がないので、まずは値段を知りたいですが.........」
「1100万(台湾ドル)ですが.........」
「はい、わかりました。では。」って帰ろうとした時、相手は焦って私を引き留めました。
結局、その日、普通に近所さんと喋る感じで、買ったばかりの食材を持って玄関の外で、300万台湾ドルくらいの割引をいただきました。(この物件を買いませんでしたが)
買い手市場というのは、こんな感じでしょう?
その後、私は「バカ」として7割の価格で、不動産市場が停滞する前に完成した広めの新築住宅を買いました。
それ以来の相場を気にしていなかったので、予想から乖離したかどうかわかりませんが、最近義妹と一緒に物件を見ていると.........
やっぱりその時買ってよかったです。
今の台湾は、コロナ禍からの影響を最低限に抑えたし、TSMCの重要性が何度も世界中のマスコミに報道されたし、台南のド田舎でも不動産価格が高騰。(建材のコストが上がるのも理由のひとつ)
さらに、これからの不動産相場の上がりを予測して、「今のうちに買わないと買えなくなってしまう」って焦る買い手がたくさんいるので、完全に売り手市場になりました。
もう、どう交渉すればいいかわからなくなりました。
だから、個人的な感想ですが、目的は投資ではないマイハウスなら、やっぱり、売り手市場か買い手市場かということを見極めるこそカギ。