台湾のバイク事情と言えば、台北のバイクの滝が代表的だと思いますが、実は台湾では、台北人はバイクが乗れないイメージが強いですね。
台北は台湾でもっとも完備しているMRTとバスを持っていますから、台北生まれで台北育ちの人はバイクを乗る必要もあまりないようです。
でも、台北を出ると違う世界になりますね。
バイクって、みんなの足といえるほど大事です。
愛ちゃんが住んでいる高雄は文明的ではない町?!!で紹介した高雄なら、MRT、路上電車などあって、在台外国人の集落も駅に沿って発展してきたので、日常の需要はバイクなしでも充分だと思いますが、それ以外はバイクがないと大変になると思います。
だから、中南部ではバイクが乗れない人に会うと、「台北人?」って聞きますね。
そして、答えはほとんど「Yes」。
台湾では免許取得の年齢は満18歳以上なので、大学を決めてから学校を休んで自動車教習所の授業を始まって、一気にバイクと自動車の免許をとる人が多いです。
一定期間に一気にバイクと自動車の試験を参加すると、学科試験と人間ドックは1回だけでいいですから、時間とお金を節約するために一緒にとりますね。
免許を取得してからすぐにバイクを買う人もいますが、台湾中南部の大学が広くて寮の部屋数も十分なので、一年生がほとんど学校内の寮に泊まることができますから、バイクがなくても普通に暮らせますね。
でも、旦那との恋愛話①きっかけはバイクかも?と(10年前の)台湾の大学生の社交システムで書いたように、大学生にとって、勉強より恋愛、知識より人間関係ですから、バイクをもってないとやっぱり不便です。
そして、その有名なお姫様病もこの時期から始まると思います。
昔のSNSはMSNなどのチャットアプリでしたが、わかりやすいようにTwitterで例えば、大学一年生の女子たちは、「××へ行きたいなぁ」ってつぶやくと、すぐに「時間があるから、連れていく」、「バイクをもっているよ。迎えにいく」など男子先輩からのメッセージがたくさん出てきます。
美人じゃなくても、周りに可愛い友達がいると、男子たちは協力してもらいたいので積極的に誘ってくれます。
正直、男子のやさしさの裏目的を知っていると、等価交換のような気分で相手のやさしさを受けて、感謝する気もあまりないですから、気をつけないと確かにお姫様病にかかりやすいです。
まぁ、でもこの目線から見ては、お姫様病よりビジネスマン病かなぁ?
そして、二年生からは学校外の寮に引っ越しますから、夏休みが終わると、男女問わずみんな自分のバイクを買いました。
出かけたい時には自分でバイクを乗ってでかければいいです。さらに、私の世代の大学では、大学生女子の金銀銅鉄説があります。
つまり、一年生は大事な黄金だから、最高レベルに可愛がってあげますが、二年生は価値が下落してシルバーになって、出かけたい時には迎えに来る男子はもちろん少なくなります。
そして、三年生は銅、四年生は鉄、雑な扱いをしてもいいですから、出かけたい時に自分で頑張れ。
ひどいですよね。
でも、妻より家族のほうが大事にしている台湾人男性?の記事では親しければ親しいほど雑な扱いをする文化を説明したように、この説の裏には親しくなってお互いに雑な扱いをする意味を隠されているので、女子たちも冗談として口にしていましたね。
「昔は完璧なメイクをしてたのに、なんで今はいつもスッピン?」
「鉄になったから、しようがない。」
という感じですね。
それに、その価値の下落感は実は年のせいではなく、ほかに事情があります。
二年生になると、恋人ができた人が多くなって、女子を口説く人数が減るのはあたりまえですね。
そして、バイクを乗るやる気もだんだん消えていきますから、大学三年生になると、よほど気になる相手じゃないなら、迎えにいくやる気がありませんね。
だから、金銀銅鉄説に対応する待遇になります。
ちなみに、男子の金銀銅鉄説は真逆です。
合コンの相場では、大学一年生の男子は鉄、二年生は銅、三年生は銀、四年生は金です。
もちろん、32歳のわたしから見ては、大学生はみんな若い黄金ですね。