最近はよく「台湾人男性にとって、妻より家族が大事」という話を耳に入ってきますが、それは方向的にはちょっと違うと思います。
まずは、台湾人男性は結婚してから豹変することから説明したいですね。
自分の生活でいっぱいで、大事な人生を義家族のために使いたくないので、旦那と交際していた時にずっと結婚しないで別々に自分の家族を世話したほうが楽だと必死に説得しましたが、旦那に「結婚しないと不安」と言われました。
毎日自宅で猫とゴロゴロしたいこの私はどこか不安要素をもっているかわかりませんが、とにかく、いろいろと相談してから結婚しました。
結婚してから、旦那は明らかに安心しました。
夫婦というみんなに認められる関係って、莫大な安心感を与えてあげたようです。
そして、その安心感ね.........
豹変する理由です。
夫婦=家族=誰よりも親しい家族
つまり、家族以上の家族。
家族愛が強い台湾人だから、家族以上の家族である妻をもっと大事にすべきでしょう?では、どうして妻より両親の意志を尊重している様子になりましたか?おかしいでしょう?
実は、台湾人は親しければ親しいほど雑な扱いをする文化を持っています。
下記の記事もその傾向をすこし見えるはずですが.........
よく見ると、マザコンが酷い男性(女性もたぶん)でも両親に雑な扱いをしていることがわかりますが、でも恋人から家族に昇格(実は降格?)したばかりの私たちにとって、もっとも大事なのは「私と結婚したそのやさしい男性はどこへ行った?」ということですね。
それに、気をつけないと、家族以上の家族である妻はもっとも雑な扱いをされてしまいますよ。
「親しい人にも丁寧に扱うと、仮面をかぶっているようで疲れすぎる」という持論をもっている台湾人は多そうですが、私には無理です。
私にとって、親しい人だからこそ、しっかり相手の目を見て、しっかり相手の声を聞いて、しっかり相手の心に寄り添うべきだと思います。
フリーランスである私と違って、みんなは職場で仮面をかぶらないとだめだから、家で仮面を外したい気分がわかりますが、雑な扱いよりいい方法があると思いますから、安易に豹変することは許しませんよ。
だから、時間をかけて旦那との関係を修復するために頑張りました。
「私は旦那を愛してるので、結婚して慣れない台南にきたけど、大事にしてくれないと、いつか旦那のことを愛しなくなったら、ここに残る意味もなくなって、離婚も視野に入るよ。」
「90歳になっても、91歳の旦那にとって年下の女性として可愛がられたいので、今から頑張ってください。」
そして、日常では「私が望んでいる恋の形」を実演して見せています。
例えば、旦那が一日中の運転で体が痛い時、眠れない時には、寝る前にアロママッサージしてあげたり、誕生日でも記念日でもない普通の日に、旦那にプレゼントをしたりして、結婚しても心を大事にする方法を教えました。
恋人時代ではやさしい男性なら、恋愛の面白さがわかっていると思いますから、「夫婦になっても恋愛し続ける」ということを教えてあげると、そちらの恋愛脳もよみがえると思いますね。
でも、方法については人によって違うと思いますから、旦那に効果のある方法がかならずしも他の男性には適用するとは限りませんが.........
とにかく、ポイントは、台湾人の豹変をやめたいなら、「家族と同じように大事にしてください」ではなく、「私はご家族とは違うよ」という方向へ進んだ方が、台湾人にとってわかりやすいかもしれませんね。