タメ口ばかり言っている台湾人の表現法を紹介したら、ペアとして呼び方も説明した方がいいと思います。
日本は「××さん」、「××様」という表現法のように、
台湾は男性を「××先生(シェン・スェン)」、女性を「××小姐(シャオ・ジェ)」や「××女士(ニュ・シー)」と呼びます。
「××女士」は相手が40代以上の貴婦人や学者などの名望のある方に使うのがほとんどです。
でも、あるイベンドでは男性の学者を「××博士」など呼びますが、女性の学者を「××女士」と呼んだので、女性学者を差別したと炎上したことがありますが......
ここではそんなに複雑の状況じゃなくて、日常の使い方を説明したいです。
台湾では「××先生/小姐」を使うのはビジネス場合だけです。
例えば、お客さんに電話するときには「王先生」や「王小姐」で呼びます。
あるいは、知らない人に声をかける時に、「先生,你的東西掉了(シェン・スェン。すみません、落とし物!)」などですね。
友達、近所さん、同僚、同窓などはニックネームや呼び捨てを使います。
初対面に「Hello、××と呼んでいいですよ。」という感じで名を乗りますね。
正式な場合ではないなら、本名は教えないので、知り合って何年間もたったけど、ある日親友の結婚式招待状をもらって、「誰?」って驚いた人は少なくありません。
年上の男性だったら、「××大哥(兄貴のような呼び方)」とも呼びますね。
例えば、私の近所さんには60代の男性がいます。両親の世代で、息子さんも私より年上ですが、お互いに住宅の持ち主として対等にやりとりしますから、おじさんじゃなくて、お兄さん扱いで「××大哥」と呼んでいます。
台湾では男女平等だと言っても、女性が男性を尊敬する姿勢を表した方が人間関係が上手くいくので、職場も日常も「年齢がわからないけど年上みたい」という男性を「××大哥」と呼んだほうが無難です。
でも、職場でも日常でも年上の女性を「××大姊(姉御)」と呼んだら、アウト!
「へっ?なんで年上のことを勝手に強調するの?」「自分が若いって強調したいの?」って不快を感じます。
厄介ですよね。
じゃぁ、年上の女性をどう呼びますか?
まず、周りの人を聞きましょう。
あるいは、「該怎麼稱呼呢?(ガィ・ズェン・モー・チェン・フ・ネ?どう呼べばいいですか?)」って直接に聞けばいいです。
ちなみに、台湾人の名前はほとんど王小明のように3文字ですね。
親切なおばちゃんみたい営業員は距離を縮めるために、年下のお客を「小明」を直接に呼ぶときはあります。
そして、職場でもよく「小明」のように下の名前で呼びます。
すべてはちょっと慣れたけどそんなに親しくない場合ですから、実は私の世代の台湾人(今の40代以下と思いますが)は下の名前を呼ぶのを慣れません。
ビジネス用語みたい感じで使っていますが、親友、家族の間に下の名前で呼ぶと気持ち悪いです。
親友、家族など親しい人の間には、ニックネームで呼びます。
あるいは、
フルネーム。
そうです。
フルネームです。
「おい!王小明!」という呼び方は、親しい人限定ですね。
親しい人に「小明」と呼ばれたら、「あれ?あやしい!絶対に罠がある!」って警戒しますね。