小学校で80回目のおはなし会でした。
6年生 でした。
教室に行くと、既に机を後ろに下げて、全員が防災クッションに座って、お話会の準備OKでした。素晴らしい!
けれど、必要以上に左右に広がり過ぎです。
明らかに、「聞く気ないよ」って感じの男子の集団が、右の奥と左の端に数人づつ固まっています。
奥は放っておくとして、左端の子に「おばちゃん、こうやって本を持つから、そこだと見えないよ。見える所に移動してね。」と言っても、「いえ、音声だけで結構です。」なんて答えて動こうとしません。
じゃ、いいわよ。
そのままで、読み始めました。
●「わらしべ長者」北川幸比古/文 新井リコ/絵
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わらしべ長者 (絵本むかしばなし傑作選 (14))
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今回、久しぶりに高学年の担当になり(去年の10月以来です)、何を読もうかと悩みました。図書館から10冊以上借りて試行錯誤しましたが、やっぱりこの「わらしべ長者」が読みたくて、しかも、2年前と同じプログラムに決めました。(「(2017.3.9)力強く願う 5年生」)これを読むのは4回目です。
物々交換の楽しさだけでなく、主人公の力強い意思のある物語を、高学年に伝えたいのです。
初めは後ろを向いていた左端の男子が、話の面白さに引かれてか、途中から乗り出して聞き始めたのです。
やったー 心の中でガッツポーズです。
広げた絵本をゆっくり左右に振って、端の子にも絵が見えるようにして読みました。
●「パパのカノジョは」ジャニス・レヴィ/作 クリス・モンロー/絵 もん/訳
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パパのカノジョは (海外秀作絵本シリーズ)
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この絵本を読む時は、いつも、子ども達のこれからの人生で、こんな人に巡り合って欲しいなあと思って読んでいます。
見掛けと中身って違うんですよね。それに気付いて欲しいですね。
女の子が、クスクス笑ってくれました。
帰りがけに、担任の先生が「娘3号さん、お元気ですか?」と声を掛けて下さいました。
娘3号が所属していた音楽クラブの担当の先生でした。(「学年の壁」)
娘3号はあまり上手ではなかったし、熱心ではありませんでしたが、休まずに参加していました。そんなところを見ていてくれた先生なのかな、、嬉しいですね。