フロントフォーク左右共にオイルでヌルヌルっと濡れている。
見ると、フォークのトップボルトあたりからオイルが垂れて来ていた。
トップボルトにレンチを当てるとユルユル。手締めかな?危ねえ…。
しっかりと締めてから再確認。トップボルトからのオイルは止まったが、左側のオイルシールが濡れている。
オイルシールは純正が出るみたい。
…2枚で¥5,400?
いやーちょっと良いご飯が食べれますね!
少し目眩がする。
出るだけマシ。と言い聞かせながら注文。
フォークを車体から外し、逆さまにしてオイルを抜く。汚いし臭い。水が入ってしまったのか?エマルジョン気味だった。
アルミアングルを噛ませ、バイスに固定。
マニュアル通り、ベルトレンチでシールホルダーを緩める。
以前にパイレンかプライヤーなんかで緩めた形跡有り…。
自分も間違った作業をしている事が有るので気を付けたい。
オイルシールはリップがヘロヘロな所が有った。
径が合うソケットを使い、バイスで挟んでオイルシールを抜き取る。
高級オイルシール。
HIVPのソケットがタリピツだった。バイスで挟んでオイルシールを入れる。
オイルシールが壊れるとアレなんで、様子を見ながら。
インナースプリングを入れる。アウターケースのOリングにシリコングリスを薄く塗る。
スペーサーとインナーチューブを入れる。
インナーチューブ下部のスライドメタルには薄くグリスを塗る。
スライドメタルにグリスを薄く塗って入れる。
オイルシールのリップにシリコングリスを薄く塗り、シールホルダーをベルトレンチで締め付け。
交換終了!
ついでなので右のオイルシールも換えておく。
同じ手順で分解。
あれ…?インナースプリングが入って無い。
マニュアルを見ると左にしかインナースプリングが入っていないのが正解。
少し焦った。
ああ!インナースプリングが入っている左側の方が圧力が強く掛るから、左側だけオイルが漏れていたのかな?
右も交換終了。フォークを車体に取り付け、フォークオイルを入れる。
左右でオイル量が違う。
ちょうど良いのが無かったので、モノタロウ伝票漏斗で注入。キーホルダーは、これからしかられる猫。
トップボルトにガスケットを入れて締め付け。
ガスケットにサビが食い込んでいたので、チマチマと取り除いた。コレは新品が出るみたい。
インナーチューブがトップブリッジ座面にしっかりと当たっている事と左右フォークが水平になっているか注意。
試乗。
オイル漏れなくカラッとしたフォークになった。
おしまい