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オートバイ

素人作業の自分用メモです。
間違ったことも書いてあります。
無いとは思いますが、参考にされても責任なんて持ちません。


夜勤明け、夜まで寝てしまうのは勿体ない天気なのでベロセットで大野山へ行く。

大野山は片道3,40分で行けるお手軽コース。

到着!木彫りの熊が目印。青空が広がっている。

オートバイを留め、頂上へ歩いて行く。
山北と小田原の街並み、奥には相模湾が見える。

頂上に到着。丹沢湖と三保ダム。

そして、富士山も見える。お得な場所だね。


マイナーな場所なので、人っ気がなく穴場だと思う。

命に関わるブレーキです。
架空の出来事と思って読んで下さい。
全ては素人の妄想、幻覚です…?

XSのFドラムブレーキがイマイチ効かない…。
車検に通る程度ではあるが、折角のツーリーディングだからガツン!と効かせたい。

パネルを外し、ブレーキカムの同調を確認。

ブレーキカムの左側(リンクロッドで押される方)はシューと平行になっているが、右側(ワイヤーで引かれる方)に少し隙間が有る。

ツーリーディングはシュー毎にブレーキカムが付いているので、カムが同じように動き、ライニングがドラムへ同時に当たらなければならない。

カムの同調がズレていると、片方のシューが先にドラムへ当たってしまい、もう一方のシューが遅れて当たる片効き状態になってしまう。更に極端な状態だと片方しか当たらない。

ブレーキシューはSR400(3HT)の物が付いていた。
ライニングは極端に減っていない。
見た感じでは分からないけど、ライニングの硬化が進んでいるのかもしれないので交換。

ガレージにデイトナのシューがあった。こちらも3HT-00と表記。


最初に書いた通り、ブレーキカムが同じ動きをしなければならない。

リンクロッドのロックナットを緩めてからロッドでブレーキカムが同時に動くように調整する。
パネルを外した状態で、リンクロッドをグリグリしながらブレーキカムを見れば、どんな動きをしているか分かると思う。

ドラム内に少しサビと汚れが出ていたので、#240の偽スコッチブライトで落とした。

各部清掃&グリスアップ後、車体に取り付けて元に戻して完了。

コレで割と効くようになるかな?

で、ここまでやってもイマイチな場合がある。
以下、そんな時の作業。



まず、リンクロッドを調整してリンクロッドで押される側のライニングが全く当たらない状態にする。

次に、ホイールを回しながら、レバー側のアジャスターを緩めてワイヤーを引く。
ホイールがロックしたら少しアジャスターを戻し、ホイールが引きずるようにする。
コレでワイヤー側のシューがドラムに少し当たっている状態になる。

次にリンクロッドを調整してホイールがロックするようにする。

ホイールがロックしたら、リンクロッドを調整してホイールがロックした所から少し戻し、ホイールが引きずる所に調整。

コレで両方のライニングが同じようにドラムへ当たっている状態になる。

最後にレバーのアジャスターを緩め、ホイールがスムーズに回るようにして、ブレーキの掛かり具合を確認。
上手く同調が出来ていれば、フォークが震えるぐらい効くはず。

効き具合が良ければ、リンクロッドのロックナット締めて完了。

この他にも調整方法があるけど、自分としてはコレが1番分かりやすいかな?

正しいのか分からない能書きをダラダラと書いたが、簡単に言えば、ブレーキカムが同じように動き、ライニングが同じようにドラムに当たれば良いだけの事。

ツイン・キャブの同調とかも一緒だと思う。右と左が同じように動くように基準を決めて調整。



2リーディング・ダブルパネルのドラムブレーキも同じ要領で調整したらバッチリだったよ。








長い信号などで停止した後、加速が鈍く燃料が濃い感じ。

ニードルバルブか油面かな?

ニードルバルブを探す。純正が出る。
金額は…¥6,000?単品だよね?め、目眩が…。
いちいち部品が高いの。出るだけマシか。

国産旧車の超人気車種は問題無いだろうけど、割と人気のあるミニトレでコレだと、マニアックなモデルなんて大変だろうな。

ああ、平民な私はなんだか財布に穴が空いている気分がしてきたので、K&Fキャブレターのリペアキットなるものを選択。

¥3,000弱

チャンバーを外さないとキャブが外せない。作業性悪し…。
まあ、ボルト1本とフランジナットを緩めるだけ。それくらいやりなさいって話ですね。

キャブを単体にして透明のホースにガソリンを注ぎ、しばらく放置。

チューブ内のガソリンが徐々に減り、オーバーフローのチューブからポタポタと出てくる。


フロート室を開ける。
中は思っていたより全然キレイでジェット類もピカピカ。一度やってあるっぽい。


右が新品のニードルバルブ。付いていたものは、シート部に跡が付いているけれども摩耗はしていないしバネも問題無し。


油面を確認するとニードルバルブが閉まり切っていない。

マニュアルの油面は23mm±1
23mmに調整。

まさかの油面調整だけで良かった感じ。
リペアキットは悔しいので交換した。
自爆。注文する前に状況をよく確認しなさいって事です。
財布に穴を空けてるのはオマエだ!

グズりは無くなった。

そう言えば、引き取り時に前所有者がコックをONにしておくとクランクケースにガソリンが落ちてしまうと言っていたな。

コレだったのね。


フロントフォーク左右共にオイルでヌルヌルっと濡れている。

見ると、フォークのトップボルトあたりからオイルが垂れて来ていた。

トップボルトにレンチを当てるとユルユル。手締めかな?危ねえ…。

しっかりと締めてから再確認。トップボルトからのオイルは止まったが、左側のオイルシールが濡れている。

オイルシールは純正が出るみたい。

…2枚で¥5,400?
いやーちょっと良いご飯が食べれますね!
少し目眩がする。

出るだけマシ。と言い聞かせながら注文。

フォークを車体から外し、逆さまにしてオイルを抜く。汚いし臭い。水が入ってしまったのか?エマルジョン気味だった。

アルミアングルを噛ませ、バイスに固定。

マニュアル通り、ベルトレンチでシールホルダーを緩める。
以前にパイレンかプライヤーなんかで緩めた形跡有り…。
自分も間違った作業をしている事が有るので気を付けたい。

オイルシールはリップがヘロヘロな所が有った。

径が合うソケットを使い、バイスで挟んでオイルシールを抜き取る。

高級オイルシール。

HIVPのソケットがタリピツだった。バイスで挟んでオイルシールを入れる。

オイルシールが壊れるとアレなんで、様子を見ながら。

インナースプリングを入れる。アウターケースのOリングにシリコングリスを薄く塗る。

スペーサーとインナーチューブを入れる。
インナーチューブ下部のスライドメタルには薄くグリスを塗る。

スライドメタルにグリスを薄く塗って入れる。

オイルシールのリップにシリコングリスを薄く塗り、シールホルダーをベルトレンチで締め付け。

交換終了!

ついでなので右のオイルシールも換えておく。
同じ手順で分解。

あれ…?インナースプリングが入って無い。
マニュアルを見ると左にしかインナースプリングが入っていないのが正解。
少し焦った。

ああ!インナースプリングが入っている左側の方が圧力が強く掛るから、左側だけオイルが漏れていたのかな?

右も交換終了。フォークを車体に取り付け、フォークオイルを入れる。
左右でオイル量が違う。
ちょうど良いのが無かったので、モノタロウ伝票漏斗で注入。キーホルダーは、これからしかられる猫。

トップボルトにガスケットを入れて締め付け。
ガスケットにサビが食い込んでいたので、チマチマと取り除いた。コレは新品が出るみたい。

インナーチューブがトップブリッジ座面にしっかりと当たっている事と左右フォークが水平になっているか注意。

試乗。
オイル漏れなくカラッとしたフォークになった。

おしまい