XS650 ツーリーディング ドラムブレーキ調整 | オートバイ

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素人作業の自分用メモです。
間違ったことも書いてあります。
無いとは思いますが、参考にされても責任なんて持ちません。


命に関わるブレーキです。
架空の出来事と思って読んで下さい。
全ては素人の妄想、幻覚です…?

XSのFドラムブレーキがイマイチ効かない…。
車検に通る程度ではあるが、折角のツーリーディングだからガツン!と効かせたい。

パネルを外し、ブレーキカムの同調を確認。

ブレーキカムの左側(リンクロッドで押される方)はシューと平行になっているが、右側(ワイヤーで引かれる方)に少し隙間が有る。

ツーリーディングはシュー毎にブレーキカムが付いているので、カムが同じように動き、ライニングがドラムへ同時に当たらなければならない。

カムの同調がズレていると、片方のシューが先にドラムへ当たってしまい、もう一方のシューが遅れて当たる片効き状態になってしまう。更に極端な状態だと片方しか当たらない。

ブレーキシューはSR400(3HT)の物が付いていた。
ライニングは極端に減っていない。
見た感じでは分からないけど、ライニングの硬化が進んでいるのかもしれないので交換。

ガレージにデイトナのシューがあった。こちらも3HT-00と表記。


最初に書いた通り、ブレーキカムが同じ動きをしなければならない。

リンクロッドのロックナットを緩めてからロッドでブレーキカムが同時に動くように調整する。
パネルを外した状態で、リンクロッドをグリグリしながらブレーキカムを見れば、どんな動きをしているか分かると思う。

ドラム内に少しサビと汚れが出ていたので、#240の偽スコッチブライトで落とした。

各部清掃&グリスアップ後、車体に取り付けて元に戻して完了。

コレで割と効くようになるかな?

で、ここまでやってもイマイチな場合がある。
以下、そんな時の作業。



まず、リンクロッドを調整してリンクロッドで押される側のライニングが全く当たらない状態にする。

次に、ホイールを回しながら、レバー側のアジャスターを緩めてワイヤーを引く。
ホイールがロックしたら少しアジャスターを戻し、ホイールが引きずるようにする。
コレでワイヤー側のシューがドラムに少し当たっている状態になる。

次にリンクロッドを調整してホイールがロックするようにする。

ホイールがロックしたら、リンクロッドを調整してホイールがロックした所から少し戻し、ホイールが引きずる所に調整。

コレで両方のライニングが同じようにドラムへ当たっている状態になる。

最後にレバーのアジャスターを緩め、ホイールがスムーズに回るようにして、ブレーキの掛かり具合を確認。
上手く同調が出来ていれば、フォークが震えるぐらい効くはず。

効き具合が良ければ、リンクロッドのロックナット締めて完了。

この他にも調整方法があるけど、自分としてはコレが1番分かりやすいかな?

正しいのか分からない能書きをダラダラと書いたが、簡単に言えば、ブレーキカムが同じように動き、ライニングが同じようにドラムに当たれば良いだけの事。

ツイン・キャブの同調とかも一緒だと思う。右と左が同じように動くように基準を決めて調整。



2リーディング・ダブルパネルのドラムブレーキも同じ要領で調整したらバッチリだったよ。