こちらに帰って来てからトレーニングを再開していましたが、先週月曜にゴルフの練習に行った翌日から体調に異変が発生。昨日あたりから漸く復調したと言える状態にはなりましたが、高熱が出た具合からするとこちらに帰ってくる途上でインフルでも貰ったんではないかと疑っています。
東京で働いた頃はよくインフルを食らいましたが、私がどれだけ外で貰って帰っても絶対に感染する事のなかった我が家の鉄人と呼ぶべきカミさんが今回は回避できず私から数日遅れて寝込みました。「流石に歳をとってきたかな」などと笑いながら昨日は結婚以来初めてというくらい久しぶりに私が食事の準備をしました。当然大したものではないので大きな声では言えませんが…。
そんなこんなで今朝から漸くカミさんの熱も平熱くらいに下がってきたばかりで、首都転進計画を立てる我が家はこちらに戻ったら下見に行ってみようと話しながら帰ってきたんですが、全てが停滞しています。しかしながら、野球シーズンが終了して大して休む間もなく一時帰国したりずっと慌ただしくしていましたので、「少し休みなさいという神様からのお告げなのだろう」と今はじっくり休んでいます。
さて、久しぶりに日本に一時帰国していくつか気付いた事がありましたので、それをメモしておこうと思います。(以下を一応書くには書いたのですが、読まれるのは日本にいらっしゃる皆さんという事を考えた場合、これが良いのか悪いのか…と思案していたら一日経ってしまいました…が、これが今の私が素直に感じる事という事で公開してみましょう。)
一つはこちらの国は都会のない田舎の国、日本は巨大な人口、巨大なマーケットを抱えた都会の国だという事。関東、関西の人口の多さ、人口密度の高さは語るに及ばずでしょうが、所用で立ち寄った広島でさえ人が多いなアと実感しました。古い友を訪ねて大竹まで足を伸ばしましたが、あんなにも電車が混んでいるとは思わず驚きました。(得意のアポなし突撃訪問を繰り出しましたが、大失敗…アニマルのお医者さんて意外に自由が利くのね…。)こちらは国全体で四国に毛が生えた程度の人口しかありませんのでね。
ただ、一方で感じたのはこれだけのマーケットでありながらあれだけ厳しい価格設定をしないとやって行けないのかという事。(あの大竹方面の電車も三両編成であんなに乗車率を高めないといけないのか…この価格設定の権限はお役所が握っているんだろうが…。)いずれにせよ久しぶりに帰って殆どのものを安いと感じた事を付け加えておきます。(当然中には高いなあと思うようなものもあった訳ですが。)
そして、昼間に動き回っていてハッとしたのが二極化、二極化とは言うものの片方が極端に大きな一極化の間違いだろうという事…誰かにとって都合の良いように報道されているのか…大多数が平等に貧しい国に向かおうとしているのではないかという事です。(これで数少ない豊かな方を責めるのもお門違いで本当はより多くの人が豊かになる社会の方が幸せなのではないかと私は思います。)
久しぶりの日本では帰国早々に面白い体験もしました。
成田空港(空港第2ビル)から石川町(横浜)まで移動するのに最初は電車を選択しました。電子マネーは以前に処分して出国していたので切符を買いに行ったのですが、これが自販機では中々難しい(苦笑)。それで、人がいる所に行って「アクセス線特急に乗ってこういう経由で行きたいんだけど」と話すと、「こちらで発券できますよ」と窓口のお嬢さんが仰る…が、発券してくれたのはなんと品川までの切符で彼女はその後我々がどうすれば良いのかの説明も一切付け加えない…日本というのは会話の通じない国、話にならない国になったのかと一抹の不安を覚えました。ちゃんと日本語で会話したんですがね…石川町まで行きたいんだって。
ホームに行くと電車に乗る前に人身事故発生の報が流れたので、慌てて改札口に戻り払い戻しをお願いして東京駅までの格安バスに切り替えて移動しましたが結果的にこれが正解でした。同乗者は外国人が主でした。皆よく知ってますな。
最後に税制における日本の不思議を一つ取り上げておきましょう。ちょっと気になったんで調べたら、やっぱりこの人は過去にこの点をつついたんだな、という事は分かりました。ちなみに、こちらではImputation方式が採用されています。(日本最大の税の不思議は社会保険料でしょうが…言葉でごまかしてますが、これは確実に税です。)
「やっぱりおかしいい配当二重課税」 (NIKKEI STYLE、松井証券社長・松井道夫氏、2012/7/5)
http://style.nikkei.com/article/DGXNMSFK0201Z_S2A700C1000000?channel=DF280120166593&style=1
