こんばんは。
後藤 眞由美です。
本気で自分とじっくり向き合う事を決意し、振り返りを綴っています。
時々出てくる、まゆこ とはこの人のことです。
登場上人物は、仮名の場合もあります。
前回の話はコチラ㊻趣味の違う彼
同期社員とおつき合いがはじまり、私は、会社を辞めたい気持ちが、ピークに達しました。
仕事を辞めたい・・・。
前々から母には、仕事の愚痴をこぼし、辞めたいと言ってました。
母は、私を可哀想と思ったろうし、そんな話を聞くのも辛かったのだと思う。
辞めることに、反対はしませんでした。
父に相談することもなく、
3月の年度末で辞めることを、
上司に話ました。
結婚退職が定番の時代、
上司からは、引き止められました。
『テラー(窓口)から、希望の係に変更しても良いから。』
『ボーナス貰えるし、せめて6月末まで働けないか?』
本当にありがたいことです。
ですが、私の気持ちは変わらずでした。
とても以外だったこと。
それは、私が退職することに、父が反対だったのです。
母から、聞き知りました。
優しくて、いつも私の味方の父が、どうして?
父は、私には優しい人です。
ですが、仕事には、厳しい人だったのです。
私が、初めてボーナスを支給された時、
ボーナス額を聞いた父は、
『こんな入ったばかりの子に、これだけの額を出す会社は、大変だな〜。』
と、つぶやいたのを、忘れません。
” 仕事は目で盗め ”という職人の世界。
見習い職人を育てる父は、相当厳しかったと思う。
親方として、見習い職人を厳しく育てるからこそ、親方の代わりを任せられる立派な職人となるのだから、当然のこと。
私は、職人の世界でいう、見習い職人時代に、ボーナスまでもらって、やっと独り立ち出来るか出来ない5年の月日で、会社を辞めてしまう。
父から見た私は、蹴飛ばしてやりたいくらい、甘ちゃんだったのでしょう。
父は、
『嫌な人がいるくらいで、会社辞めるなんて・・・
お隣さんがどんなに嫌な人でも、簡単に引越しなんて出来ない。
逃げ回ってなんかいられないんだ。』
と、母に言ってたそうです。
当時、母から聞いた時は、まったく聞く耳を持たない私でしたが、
今になって、父の言うことが理解できます。
母が厳しいのは、ただの小言であって、自分を守るため。
母は、私に厳しいのではなく、甘やかしてた。
父の優しさは、愛情だった。
私は、優しさの勘違いをしていたことに、気づきました。
怖い人が苦手なのは、不都合な自分を認めたくなかったから。
楽チンんでもあり、苦手な部分もある彼の存在は、父の見せなかった部分を見せてくれてたようにも感じます。
嫌なことは、無いことにする。
楽な方へ逃げる。
今でも変わってない、私の大きな課題。
つづく㊽箱入り娘⁉︎
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まだお読みでない方、覗いてみてね。
後藤 眞由美ってどんな人?
本気で自分とじっくり向き合う事を決意し、
振り返りを綴っています。
幼少期から結婚までの
25年間を向き合った全50話
【向き合う旅〜まとめ〜】
振り返りの中で、一人の時間が好きなことに、気づき、更に掘り下げていった10話
『一人の時間が好き 〜まとめ記事〜』
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