どもども〜
キミの笑顔クリエイター♡
虎ちゃんだよ〜♪
(前者です。)
※過去にこのタイトルでブログを書いたので
今回はパート2 的な。
今日はちょっと物語を一つ。
鳥とペンギンと魚はとっても仲良しです。
(ペンギンも鳥じゃねぇか!
いつもお互いの事を思いやり
楽しく仲良く暮らしたいと
思っています。
ある時、魚が言いました。
魚「聞いて!聞いて!
昨日ね、すっごく美味しい丸いやつを見つけたの!」
鳥「へぇ〜!そーなんだ!どんなやつ??」
魚「あのね、なんかね、
丸くて赤くて食べると甘いの!
こんな感じのやつ!」
ペンギン「あ、それって木の実じゃない?」
魚「木の実?」
鳥「あ〜俺それいつも食べてるわ」
魚「そーなの!?良いな~♡
あ、でもね!水の中にも美味しいものは沢山あって!
アレとそれとコレと!それから・・・」
-翌日-
鳥(そういえば、魚のやつ
木の実をまた食べたいって言ってたなぁ。
さすがに水中にはないだろうし。
きっとこの間、魚が食べたって言ってたのは
偶然水辺に落ちたやつなんだろうなぁ。
ここから水辺まではちょっと距離あるけど、、、
まぁ、いつもの通り道だし、
コトのついでだ。)
木の実が好きだと言う魚の為に
鳥はほんの少しだけ頑張って
木の実を水辺まで運びます。
鳥(まぁ、大した労力でもないし、
この辺に落としておいてやるか。)
鳥は魚の住処の近くに
木の実を落としてあげました。
-翌日-
魚「聞いて!聞いて!
また木の実が落ちてたの!
もしかしたら水中にも木の実って
なるのかもしれない!!」
鳥「んなアホな(笑)」
魚「やっぱり木の実って美味しいね!毎日食べたい!」
鳥「ほう。そうかそうか(笑)」
ペンギン「(え、どうしよ。これって本当のこと言ってあげた方がいいのかなぁ。。。
でも今は、空気を読んで言わない方がいいのかなぁ。。。
えっと。。。どうしよ)」
-翌日-
ペンギン「ねぇねぇ、これ言っていいのか分かんないんだけど・・・。」
魚「え?どしたの?」
ペンギン「うん、あのさ、ここ最近、よく木の実が落ちてるじゃない?」
魚「うん!そうなの!私きっと木の実を見つける才能があるんだと思う!」
ペンギン「えっと、あのぉ。。。それなんだけど、
実は鳥さんが お魚さんの為に毎日
わざわざ運んで落としてあげてるみたいなの。」
魚「えっ!?そうだったの!?
なんだぁ~!言ってくれたら良かったのに♪
今度会ったときお礼言わなきゃ♪」
ペンギン「うんうん!そうだね!」
-翌日-
ペンギン(あああああ、どどどどうしよう!!
よくよく考えたら、鳥さんがさりげなく
スマートに木の実を落としてあげている行為を
無粋にもバラしちゃった形になってるじゃん!!
あああああ。
鳥さんのプライド傷つけるかもしれない!!!)
鳥「おは~」
魚「おはおは~♪」
ペンギン「(ドキッ!)おおおおはようっ!!」
鳥「どしたの?そんなにビックリして(笑)」
魚「へんなの~(笑)」
ペンギン「あ、い、今ちょっと考え事してて・・・。」
鳥「ふ~ん。ま、いいや、
ところでこの間おもしれぇやつがいてさぁ~・・・」
-夕方-
鳥「んじゃまたな~♪」
魚「またね~♪」
ペンギン「(あれ?結局、魚さんは、
木の実のお礼を言わずに帰っちゃった。。。)」
-翌日-
鳥「おは~」
魚「おはおは~♪」
ペンギン「おはよ~(今日は言うかな?)」
魚「ねぇねぇ聞いて!
昨日ね!木の実と同じくらい美味しいもの見つけたの!」
鳥「へぇ~!そうなのか!!いいなぁ!どんなやつ??」
魚「こんなやつ!」
ペンギン「あ~、貝だね!」
鳥「うん。貝だな。食ったことはないけど
すごく美味しいらしいね!」
魚「そうなの~!すごく美味しかったの♡」
鳥「いいなぁ~俺もそれ
食べてみたいなぁ~」
ペンギン「あ、じゃぁ私が取ってきてあげ・・・
魚「あの辺!あの辺にあるよ!」
鳥・ペン「えっ!?」
魚「あのねぇ、あそこの
大きなコンブの根元辺りに沢山あるよ!
ふふふ~♪」
ペン「えっと、ちょっとそれは、、、。」
鳥「・・・。」
魚「あ、ところであのね!さっきこんなことがあって!・・・」
-夕方-
鳥「んじゃまたな。」
魚「またね~♪」
ペンギン「(あれ?結局、魚さんは、
今日も木の実のお礼を言わずに帰っちゃった。。。)」
・・・
鳥「なぁ、ちょっといいか?」
ペン「う、うん、、、どうしたの?」
鳥「あのさぁ、
この間、お前、俺が木の実を落としてる事
魚に言ってたよなぁ。」
ペン「(ドキぃぃぃ!!)
あ、えと、あの、えとえと、だからその」
鳥「アイツに、俺がやってるって
教えてくれてたよね?
気い回してくれて
ありがとうな。」
ペン「(ホッ)う、ううん!私も勝手に言うの気が引けたんだけど、、、。
きっと鳥さんからしたら”コトのついで”
なのかもしれないけど、
それでも毎日運ぶのってやっぱり大変じゃない?
だからこれは
教えてあげた方がいいかなって。」
鳥「うん。ありがとう。
見ててくれる人(ペンギン)がいるってだけで嬉しいよ♪」
ペンギン「そかそか♪よかった♪
でもなんで鳥さんは
自分から魚さんに言わないの?」
鳥「え?いちいち言う事でもないだろ?
1)いつも食ってる木の実
2)いつも通るルート
3)ついでだから持って行ってやる
たったこれだけのことを
わざわざ恩着せがましく”毎日俺がやってるんだぜ!”って
言う必要あるか?」
ペンギン「ん~。まぁ。うん~。」
鳥「だがしか~~~し!!」
ペンギン「(えっ!?)」
鳥「今日のアイツのアレはなんだ!!!」
ペンギン「(ヤバっ、なんか変なスイッチ入った!)」
鳥「ペンちゃん!俺今日、アイツに
「貝くいてぇ」って言ったよなぁ!?
なぁ!?言ったよなぁ!?」
ペンギン「(あっ。。。察し)う、うん。。」
鳥「なのになんだアイツは!
コンブの根元にあるよ~♪って
ふざけてんのか!?なんだ!嫌味か!?
潜ることが出来ない俺への当てつけかっ!?
俺がアイツに何かいじわるしたかよっ!?
なぁ!ペンちゃんよぉ!
俺なんか間違ったこと言ってるか!?
あいつは人(魚)としておかしい!!
俺は、毎日アイツの為に
木の実運んで・・・バカみてぇじゃねえか。。。」
ペン「いや、あの、えとえと。。
さ、魚さんも別に悪気があったわけじゃないと思うよ?
その~、恐らくなんだけど、
魚さんは、良かれと思って、
貝のある場所を教えてくれたんだと思う。
なんなら鳥さんのことが好きだから
詳細な場所まで・・・」
鳥「はぁ~?いやいやペンちゃん、
そんなわけねぇってw
どこの世界に、鳥に水中の場所を”良かれ”で教えるやつがいるんだよ」
ペン「えっと、あの、だから、そこなんだけど。
恐らく魚さんは、鳥さんが泳げないってコト、知らないんだと思う。」
鳥「んなアホな!!!」
ペン「いや、本当に。」
鳥「んー。にわかには信じがたいが・・・
いや、仮にそうだとしても!
毎日木の実落としてやってるんだから
普通はお返しに~みたいな感じで
貝の一つや二つ、その場で採ってくんだろ!
大体あいつは・・・」
ペン「(あぁ。。。帰りたい。。。)」
-翌日-
ペン「ねぇねぇ、魚さん、ちょっといい?」
魚「ん~?おはよ。どうしたの?今日は早いね。。」
ペン「あ、うん。鳥さんが来る前に、と、思って。。」
魚「え?鳥さんにナイショの話?ナニナニ?」
ペン「いや、実は”かくかくしかじか”
(昨日の鳥さんとの具体的な話は伏せておきつつ、、、
必要そうな話だけをチョイスしてっと。。。)」
魚「えー!鳥さんって泳げないの!??!?!」
ペン「(やっぱり!)そ、そ~なんだよ~」
魚「へぇ~!そうなんだぁ、じゃあ今度から水中遊泳には誘わないようにするね!」
ペン「えっとぉ。うん、それは是非そうしてあげた方が良いと思うんだけど、
その昨日の貝の話で・・・
かくかくしかじか。」
魚「え?なんで?
別に鳥さんは
食べたいとは言ってたけど
採ってきてほしいなんて一言も言ってないよ?」
ペン「あ~まぁ、それはそうなんだけど。
その~ほら!鳥さんは
毎日木の実を落としてくれてるじゃない?
だから・・・」
魚「え?どういうこと?
木の実を落とす事と
貝が食べたい事と
何の関係があるの?
確かに、木の実については
お礼を言うの忘れちゃってたけど、
今さら言っても仕方ないし。」
ペン「あ、いや、関係って言うか
その〜もともと鳥さんは
魚さんのことを思って木の実を落としてくれてたわけじゃない?
だからその…」
魚「えっ!?それは絶対関係ないよ(笑)
それに私、最初から木の実を落としてくれなんて
一言も言ってないもん。頼んでない!
鳥さんが好きで勝手にやってることなんだから、
それに鳥さんが何にも言ってこないっていう事は
私が食べてる木の実は
鳥さんのやつとは別で
私が自分で見つけたやつかもしれないじゃん!」
ペン「いや、まぁ、、、そう言われると・・・」
魚「っていうか、
ペンちゃんって普段からそういう事考えてたの?
なんか、計算高いって言うか・・・意外と腹黒いんだね!」
ペン「(_:(´ཀ`」 ∠):ずぅぅぅぅううううんん)腹白いけど。。。」
はてさて。この先、
この3人(匹)が
それぞれ、どういう行動をとるのか。
どう歩み寄るのか。
どう相手を理解していくかによって
この物語の結末は大きく変わります。
鳥「実は、毎日木の実を落としてるの俺なんだぜ!」
魚「いつもありがとう!」
魚「もし良かったら、採ってきてあげようか?貝!」