時間を見つけては、中学校にお邪魔しています。
失礼だと承知しながら、アポも取らずに職員室に伺います。
3年生を担当されている先生にお会いしたいと。
フリースクール「サードプレイス」です。
「ひるま塾」と通信制「代々木高校」の四日市教室も
やっています。
このように一気に挨拶をするようにしています。
3年前は先生方からあまりよい反応をいただけませんでした。
不登校の生徒の支援として何か連携させていただけることはありませんか。
通信制の高校で自分のペースで学び、自分の夢を見つけ実現していく方法もあります。
進路先の1つとして提案していただけると気持ちが楽になる生徒もいるかもしれません。
このような進路指導は、たぶん、中学校の側には選択肢としてなかったのだと思います。
でも今年はちょっと違います。
多くの先生方と不登校の生徒の進路について悩みを共有する時間を持つことが
できます。
私たちの学年にも学校に来れない生徒がいます。
私たちもどのようにしていけばよいのかわからないのです。
家に引きこもっている生徒はどんな気持ちなのでしょう。
学校に行けない自分がつらいのでしょうか。
このままどうなっていくのか不安でしょうか。
人生経験がないから見通しも立ちません。
先生も悩んでいます。生徒も悩んでいます。
でもそれぞれが一方通行です。
両者が交錯することはありません。
しかしそれでも少しの変化を感じています。
親も一般の大人も、
そして、なんと学校の先生も気づきはじめています。
不登校や引きこもりの生徒に、みんなこう言いたいのだと私は思います。
「学ぶ」場所は学校だけではないよ。
「学ぶ」時も今だけではないよ。
大人に成る道なんてたくさんあるんだよ。