http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41152

尖閣諸島や歴史認識を巡って日本と中国の対立が続いている。それは年月が経つごとに深刻な様相を呈し、もはや首脳の相互訪問などによって日中の和解が進むなどと言ったことを考えることも難しくなっている。多くの国民が尖閣諸島付近での武力衝突を懸念する事態にまで発展してしまった。

 日中の対立の原因を、領土や歴史認識を巡っての感情のもつれや言葉の行き違いに求めることは正しくない。対立の根源には「フルセット国家」同志の経済的な対立がある。

 フルセット国家とは、資源やエネルギーは輸入するが、その他の全ての産業を国内に抱えようとする国家である。日本は町工場が作る食器からロケット、飛行機、またできれば全ての農産物を自国で作りたいと考えている。それは中国も同じである。

 これまで、多くの日本人は中国と政治面で対立したとしても、経済面では良好な関係を維持していたいと考えてきた。それは保守論壇に属する人々も同じだろう。中国が尖閣諸島を日本の領土と認め、かつ“正しい“歴史認識を持つのなら、仲よくお付き合いをしたいと考えてきた。

 しかし、それは間違っている。時間が経つにつれて、日本と中国は経済面において対立が深まっており、それが政治的対立に発展したと考えた方がよいと思う。

 日本の貿易収支が赤字に転落したことはよく知られているが、その中身についての詳細な報道に接することは少ない。原子力発電所を止めたために化石燃料の購入費がかさみ赤字の原因になったと報道されることが多いが、それは事実の一部でしかない。 

 本当の理由は、中国との貿易の赤字額が増大したこと、もう1つは稼ぎ頭であったヨーロッパとの貿易で中国に競り負けたことにある。
 世界貿易はリーマン・ショックによって大幅に縮小したが、その後、回復基調をたどり現在はリーマン・ショック前とほぼ同じ水準に戻っている。ここでリーマン・ショックの影響が少ない2008年と直近の2013年を比べてみよう。

 2008年は石油価格が1バレル140ドルを超えるなど資源価格が急騰した年であった。だが、それにもかかわらず日本は2兆5000億円ほどの貿易黒字を確保している。しかし、黒字額は年々減少を続けて、2013年には10兆円もの赤字に転落してしまった。

 石油や天然ガスを輸入している中東との貿易収支の赤字額は2008年が13兆8000億円、2013年が13兆2000億円と大きな変わりはない。これは省エネが進んだことから、原発を休止しても化石燃料輸入量が大きく増えていないことが一因である。

 一方、中国との貿易は2008年時点で既に1兆9000億円の赤字であったのだが、2013年には5兆円に拡大した。米国との貿易は2008年が6兆2000億円の黒字、2013年も6兆1000億円の黒字と変わりない。

 一方、EUとの貿易は2008年には4兆1000億円の黒字を計上していたものの、2013年には6000億円の赤字に転落してしまった。これは、ユーロ危機に伴いEUの景気が低迷して輸入量が減少したからとも考えられるが、景気減速だけが原因ではないようだ。それは、同じ時期に中国からの輸入が急増しているためである。EUの中国からの輸入額は2008年は716億ドルであったが、2012年には2866億ドルにもなっている。2150億ドルの増加であり、1ドル100円とすると21兆5000億円だ。日本からの輸入額の減少をはるかに上回っている。

 景気減速に伴い、品質が良くても高価な日本製を敬遠し、安価な中国製を輸入するようになったのであろう。日本はEU市場における中国との競争に敗れた。

 経済学者は手放しで自由貿易を礼賛するが、それはリガードが言ったようにA国とB国がそれぞれ得意な商品を生産して、それを交易した場合に限られる。両国の生産するものが一致している場合は喧嘩になってしまう。まさに、日本と中国はそのような関係にある。

 世界貿易の大きな部分を占める工業製品において、中国と日本は同じようなものを作ろうとしている。少し前までは、同じ製品でも中国は性能が悪いが安いものを生産し、日本は性能が良いが高いものを生産していた。つまり、違うものを生産していた。だから、その交易はウィン=ウィンの関係にあった。


 しかし、中国の技術が発展したために、日本と中国はまさにキャラクターがかぶる存在になってしまった。そして似たような製品を作れるようになった今でも、中国の人件費は安い。人口も多い。その中国と競争したことが、デフレの原因になり、また、賃金下落の原因にもなった。

 現在、中国との貿易額は米国との貿易額を上回っている。そして、中国はフルセット国家を目指している。人口が13億人もいるのであるから、当然の発想であろう。

 だが、先ほども述べたように、日本もロケット、飛行機から町工場で作る食器まで全ての工業製品を自国で生産したいと考えている。ついでに農産物も自給したい。だから食料自給率にもこだわっているのだ。目指してきたのは「ものづくり大国」である。高い技術を有していれば世界で勝負できると考えてきた。

 しかし、4Kテレビが爆発的なブームにならないように、技術の発展は、人間が要求する製品の水準をはるかに上回るようになってしまった。人間は最先端の技術に裏打ちされた商品でなくとも満足できる。中国はほどほどの性能の製品を安く作ることによって、日本のマーケットを侵略し始めた。

 ここに述べたことは漠然と認識されてきたことと思うが、貿易統計と突き合わせて定量的に議論したのは本稿が初めてだろう。中国に対抗するためには賃金を切り下げ、派遣を増やし、サービス残業を強制するしかない。そのような状況の中で、苦しみの原因が中国にあるのではないかと気づき始め、とげとげしい嫌中感情を抱くようになった人も少なくない。日中対立の根は深い。

 人口13億人を抱える隣国がフルセット国家として台頭してきた現在、日本は相変わらず「ものづくり大国」を目指していてよいのか、根本に立ち返って考え直すべき時期に来ている。そして、もしこれからもフルセット国家を目指したいのであれば、政治だけでなく経済面でも中国とは距離を置いた方がよいと思う。このあたり、真剣に議論する必要がある。
 
 
 
 

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20140711/frn1407111055001-n1.htm

 先月、韓国に出張した際、学者や元外交官ら複数の取材相手から「安倍晋三首相の外交はうまい。なかなかやる」と指摘された。要所に布石を打ちながら、多角的に外交を進める首相の「地球儀を俯瞰(ふかん)する外交」のことである。

 「日本に『フェア・ゴー(公平に行こうというオーストラリアの精神)』を与えてください。日本は今日の行動で判断されるべきだ。70年前の行動で判断されるべきではない」

 オーストラリアのアボット首相は8日の安倍首相との共同記者会見でこう述べ、さらに強調した。

 「日本は戦後ずっと、本当に模範的な国際市民だった。日本は法の支配の下で行動をとってきた。日本に『フェア・ゴー』をというのは『公平に見てください』ということだ」

 さぞや中国の習近平国家主席は歯がみをしたことだろう。前日の7日の講演で「抗日戦争の勝利から70年となる今日も、依然として歴史の事実を無視し、時代に逆行しようとする者がいる」と述べ、安倍政権を批判したばかりだからだ。アボット氏の言葉は、これへの強烈なカウンターパンチとなっている。

 アボット氏はおまけに、安倍首相が東シナ海や南シナ海で力による現状変更を狙う中国を牽(けん)制(せい)する際に使う、「法の支配」という言葉も口にした。「法の支配」は日豪共同声明にも盛り込まれており、中国にしてみれば最も聞きたくないセリフだったはずである。

  メディアは日中、日韓の首脳会談が開かれないとすぐ「孤立する日本」と書きたがる。だが、中韓の方が極端な少数派であり、彼らを除く世界中で日本は歓迎されている。歴史問題をめぐる対日強硬姿勢で世界から孤立しつつあるのは、むしろ彼らの方ではないか。

 習氏が、中国・ハルビン駅で伊藤博文を暗殺し、韓国では英雄とされる安重根の記念館設置を自ら指示したことや、今月の訪韓時には中国・重慶に創設されたという大韓民国臨時政府の軍隊「光復軍」に言及したことも効果のほどはどうか。

 韓国は確かに喜んだことだろうが、北朝鮮は安をことさら英雄視していないし、金日成国家主席とかかわりのない光復軍についても認めていない。中国が北朝鮮と距離を置いて韓国取り込みを図っていることがうかがえ興味深いが、こうした中韓の接近も拉致問題をめぐる日朝交渉を進展させる上で、日本に追い風となる側面がある。

 政府内では、北朝鮮による拉致被害者の「特別調査委員会」設置と対北制裁の一部解除が4日に行われたのも、「安倍首相が習氏の訪韓のタイミングにわざとぶつけた」(高官)ともささやかれている。

 「『和をもって貴しとなす』の日本は、国際会議のまとめ役になれる。(他国は)みんな自分の主張しかしないから」

 安倍首相は6月にベルギーで開催された先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)から帰国後、周囲にこう語った。会議で首脳らがどんな発言をしたかは極秘とされるが、会議終了後、首相はロシア制裁に慎重な立場のイタリアのレンツィ首相からハイタッチを求められ、制裁積極派のオバマ米大統領からは初めてハグ(抱擁)されたという。

 安倍外交は中韓以外の各国から高く評価されている。いや、本当は中韓も実は評価しているからこそ焦っているのかもしれない。





http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140712/dms1407121529007-n1.htm

 横浜、神戸とまではいかないが、急速に中華街化する東京・池袋で物騒な事件が立て続けに起きた。6日には発砲事件が発生し、50代の女性が死亡。先月下旬には脱法ハーブを吸った男が車を暴走させ8人が死傷した。暴力事件は日常茶飯事で、警視庁関係者は「不良中国人の増加が治安悪化の背景にある」と指摘する。

 夜のネオン街に突如、銃声が響いた。6日午後10時40分ごろ、豊島区池袋2丁目にあるホテル内の喫茶店で、中国人女性(51)が拳銃で射殺された。警視庁組織犯罪対策2課によると、撃ったのは女性の夫で中国籍の職業不詳の男(54)。夫婦ゲンカの延長での惨劇とみられ、殺人未遂の疑いで現行犯逮捕された。

 現場は「サクラホテル」のカフェテラスで、JR池袋駅から歩いて4分、西口商店街を抜けた雑居ビルの一角にある。

 飲食店関係者は「24時間営業で外国人旅行者に人気があり、付近で商売する中国人がよく出入りしている。10人以上いた客に被害が及ばなかったのが不幸中の幸い」と振り返った。

 男の知人によると、男は中国東北部出身で、中国人専門の引っ越し業や内装工などで生活。警視庁が自宅を家宅捜索したところ、覚醒剤とみられる結晶が押収されたが、知人は「マフィアではない」と証言する。

 では、なぜ拳銃を持ち歩いていたのか
 
  在日中国人事情に詳しい貿易関係者は「彼らのコミュニティーの中では、拳銃は簡単に買える。ロシア製のトカレフやマカロフなら粗悪品で5万円ぐらい。殺傷能力のあるものだと50万円ほどが相場だ」。簡単に手に入りやすいことや、銃に対する順法意識が低いことも背景にあるようだ。

 池袋では先月24日にも事件が起きた。JR池袋駅西口前で、脱法ハーブを吸引した日本人の男(37)が車を暴走させ、中国人の女性1人が死亡したほか、7人が負傷した。

 男が脱法ハーブを入手したのは、同駅北口近くにある、いわく付きの“中国人ビル”だった。

 関係者によると、このビルは、闇金融の業者らが集まる「闇金ビル」として知られていたが、貸金業法の改正が成立した後の2007年以降、撤退や摘発が相次ぎ、中国系マフィアなどが出入りするようになった。

 「空き室に中国人が続々と入居し、風俗エステ店や美容院、闇金業者、無許可クリニック、脱法ハーブ店などがひしめく“中国人ビル”になった。多くは東北部出身の大連マフィアやその関係者で、警察やヤクザも近づかない無法地帯、香港の『九龍城砦』のような状態になっている」(先の貿易関係者)

  こうした不良中国人がのさばりだしたのは池袋の家賃相場が他の繁華街と比べて安いことに加え、11年10月に全国施行した暴力団排除条例も無関係ではない。

 暴力団が表立って活動できなくなるのを横目に、中国系マフィアがわがもの顔で闊歩し、「ヤクザに代わって飲食店などから、みかじめ料を徴収して回る者が出るようになった」と捜査関係者。

 取り立てのやり口は横暴そのもので、駅西口周辺でエステ店を経営する中国人女性(39)は、「みかじめ料の支払いを無視したり、値切ったりするとひどい仕返しをする。店に押し入って店内をめちゃくちゃに破壊したり、身柄をさらったり。平気で人も殺すから、みんな『ヤクザよりたちが悪い』と言っているよ」と声を潜める。

 この女性によると、「最近も駅周辺に事務所を構えていた中国系の広告代理店の社長が行方不明になった」という。

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http://www.zakzak.co.jp/zakspa/news/20140410/zsp1404101612001-n1.htm


 ここ数年、農家から野菜が消える被害が後を絶たない。警察庁発表の統計では平成24年度の被害件数は3617件に上り、農家の規模からすればかなりの数字だ。

 「親子で梨を盗んだり、近所のお婆ちゃんが盗っていったりする。犯人が行きつけの飲み屋の店長だったというケースもある。客の農場から盗んで店の料理に使っちゃうんだよ。無人販売所泥棒もいる。泥棒というか、一円玉しか入れねえの」(関東近郊の農家)

 このように、手癖の悪い個人による万引レベルの事例も多いが、そうした範疇をはるかに超える被害が近年、急速に拡大している。

 被害に遭った千葉県の農家、井川真則さん(仮名)は話す。

 「畑から大根を20~50本くらい抜かれるんです。しかも1シーズンに5回もだよ。趣味なんてレベルじゃない、たぶん同じ連中だと思う。被害総額は2万円程度だけどさ。運びやすいように、その場で大根の葉を切って持っていってしまう。盗られるのは道路に面した場所が多い。道路に軽トラでも停めて積めば早いからでしょう」

 またほかの農家は「もっと田舎に行くと夜中にトラクターが盗まれてると聞きますね。あまりに被害が出るようなので、被害情報を中古のトラクター屋に提供して売れないようにしてる」と話す。

 農機具の盗難はよく聞く話だが、一体誰が、何のために野菜を盗んでいるのか?

 取材を進めると暴力団、半グレ、一部の不良中国人が関係していることが判明した。背景には中国の経済事情が深く関連しているという。中国人不良グループと関係のある中国人男性に話を聞くと、「中国はPM2.5の影響が酷く野菜なんて食べられたものじゃないんですよ」と話す。また、中国政府による強制労働問題も大きな原因であるようだ。

 「定職についていた男性が帰宅途中に突然拉致され、監視の下、無理やり工場で何年も働かせられていたという話もある」

 拉致されれば一日15時間労働で給与はないに等しく、製品の中に救助を求める手紙を交ぜる強制労働者もいたという。こんな状況ゆえに中国製品に粗悪品が増え、結果的に中国人が安全で質の高い日本製品をあらゆる分野で求めるようになる。中国製の紙オムツは「赤ん坊にはかせるとかぶれてしまった」などの被害も多いことから、昨年は九州地方から日本製オムツ「ムーニーマン」が中国に流れ品薄となった。さらに松阪牛、伊勢海老、マグロなどの高級食材が注目を集めていたが、今年に入ってからは農作物までもが対象となっているのだという。

 「高級食材や野菜は正規ルートだと日本の2~3倍の値段で売買されているが、日本の暴力団や半グレの窃盗団が司る非合法ルートでも野菜が輸出されています」(裏社会の事情通)

 日本食材につきまとう放射能汚染のイメージも「それでも中国の野菜を食べるよりはマシ」(前出の中国人男性)と不問になるという。

 警察関係者はこれについて「新たな暴対法が施行されてから、暴力団員に対する締め付けが激しくなり、表の社会での企業活動は不可能に近い。連中はお金に換わるのであれば何でもするようになってきている」と分析する。
 
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http://news.ameba.jp/20140710-80/


「歴史認識はその国が進むべき未来を示す羅針盤だ。過去の過ちを正視せずに新しい時代を切り開くことはできない。過去の過ちを認めない指導者も新しい未来を切り開けない」

 今年3月、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は「3.1独立運動」の記念式典でこう述べた。

 この言葉は当然、日本に向けて語られたものだが、皮肉なことに、これほど韓国を正確に言い当てた表現はほかにない。韓国が正視してこなかった過去の過ち、それこそが韓国軍による「ベトナム大虐殺」である。

 いまから50年前の1964年から1973年にかけて、韓国はのべ32万人をベトナム戦争に派兵した。朴槿恵の父・朴正煕(パク・チョンヒ)大統領(当時)は、アメリカからの信任や戦争特需を得るため、参戦に前のめりになった。

 韓国は、派兵の見返りとしてアメリカから多額の援助を得た。後に「漢江の奇跡」と呼ばれる韓国の経済発展は、このベトナム戦争から始まったのだ。

 一方、その陰で韓国は、ベトナムにおける「負の歴史」を封印した。1万人以上とも言われるベトナム民間人の大量虐殺事件を起こしながら、そのことは韓国国内で一切の言及が許されないタブーとされ、禁忌に触れたメディアは糾弾の対象とされた。

 それどころか韓国は、韓国兵によるレイプなどでベトナム人との間に生まれた子供「ライダイハン」の存在を黙殺しながら、いまだに日本軍による慰安婦強制連行のデマを喧伝し続けている。

 なぜ韓国は、ここまでして歴史を歪めようとするのか。

 韓国はひたすら「被害者」だと訴え続けることで、日韓国交正常化の際には5億ドルもの金を得た。そしていまなお被害者だと主張することで、様々な利益を得ている。それは金銭面だけでない。たとえば、韓国で噴き上がる政府への不満。その民衆の不満を「加害者」である日本に誘導して、ガス抜きを図る。被害者であることが、歴史的に正しいか否かは関係ない。韓国が存立するためには、被害者になりすまし続けなければならないのだ。  

 韓国がベトナム大虐殺を封印しなければならない理由もそこにある。もしこの実態が白日のもとに晒されれば、韓国が〝なりすまし被害者〟であるどころか、実際には戦争犯罪を行なった“加害者”であることが世界中にバレてしまうからだ。

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http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jcast-208851/1.htm


朝鮮戦争が休戦に近付いた1950年代前半から70年代以降まで韓国版の性奴隷制度「米軍慰安婦」が存在し、国家暴力によって女性の人権を奪われたとして2014年6月25日、米軍慰安婦だったという122人の女性が韓国政府を相手取り、謝罪と賠償を求める訴訟を起こした。

この米軍慰安婦問題は日本では度々報道されてきたが、韓国では「捏造」との反発が強かった。今回、このニュースは韓国内で大きく報じられたが、衝撃が強すぎたのか、ネットの掲示板などに感想を寄せる人は少なく、妙な静けさが広がっている。

米軍人相手の売春を「愛国」だとして教育

韓国の大手新聞、中央日報などの報道によれば、韓国の「基地村女性人権連帯」などの女性団体連合がソウル市内で記者会見を開き、韓国政府に対して「基地村」の米軍慰安婦制度の被害者に謝罪し賠償しなければならない、と訴えた。女性団体によると、政府は米国との関係を良くするため女性を性奴隷にしようと考えた。そうした女性には10代の娘もいて、人身売買や拉致によって「基地村」に連行され、暴力によって強制的に米軍人の相手をさせられた。彼女たちは警察に助けを求めたが相手にされず、ただ外貨稼ぎに利用され、米軍人相手に売春することが「愛国」であるといった教育までされた、という内容だ。政府による謝罪と一人当たり日本円で100万円の賠償を求めている。

この韓国政府による「強制的な管理売春」は日本でも度々問題にされてきた。朝日新聞(02年2月24日付)は、韓国の陸軍本部が1956年に編さんした公文書「後方戦史(人事編)」に「固定式慰安所-特殊慰安隊」の記述があり、4か所、89人の慰安婦が52年だけで20万4560回の慰安を行った、との記述があるという韓国の慶南大客員教授の発言を掲載している。最近では「週刊新潮」(13年11月28日号)は「朴槿惠大統領の父は『米軍慰安婦』管理者だった」という特集を組み、韓国は売春禁止なのだが「基地村」では売春が政府公認されていて、そこで働く女性は拉致されたケースもあり、彼女たちは一人ずつドラム缶に押し込まれ「補給品」名目でトラックに積まれた、などと書いている。

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韓国内では一時期、この関係の軍の資料が閲覧禁止だったという。先の朝日新聞によればこの「米軍慰安婦」は隠ぺい工作が行われたのか「韓国でもほとんど知られていない」。しかし09年には韓国系アメリカ人の元慰安婦が米国で提訴するなどの動きもあり、韓国内外で徐々に知られるようにはなっていた。週刊新潮の記事も韓国では話題になったのだが、朝鮮日報の14年2月17日付けの電子版では、朴正煕元大統領が米軍慰安婦総責任者で米軍から給与をもらっていた、という虚偽の動画がインターネットに流れているとし、大韓民国の歴史を歪曲し辱める行為を根絶するため各種外国のサイトを監視する部署を大統領直属機関に置かなければならない、などと書いている。

韓国ではこのニュースが大々的に報じられているのだが、インターネット上は妙な静けさが広がっている。各メディアのコメント欄や掲示板を見ても、この件に関するコメントはなかなか見つけることができない。それほど驚き信じられない出来事ということなのか。やっと見つけたコメントは、

「韓国人慰安婦の人権侵害で米国を糾弾しなければならない。米国は韓国に謝罪も賠償も行わない。韓国人慰安婦の人権を守ろう!」

などといったアメリカへの八つ当たりだった。

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http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20130808-01/1.htm


 韓国では「日本軍慰安婦」が反日キャンペーンの一大看板と化している。主に韓国の若い世代を対象にして繰り広げられている「慰安婦プロパガンダ」の実態を報告する。

 6月8日、土曜午後のソウル中心部・光化門広場は物々しい雰囲気に包まれていた。世宗大王像の目の前で、民主労働組合総連盟をはじめとする複数の左翼団体が合同で主催する集会が開かれ、大勢の機動隊が出動していたからだ。

「民族民主烈士・犠牲者、汎国民追慕祭」と題されたこの日の催しは、民主化に寄与した人々を追慕するという名目で開かれたもので、保守系の朴槿惠政権に反対する政治集会のはずだが、そこには慰安婦問題をめぐって日本政府に抗議するプラカードも掲げられていた。

 この集会に並行して、光化門の目の前では宗教団体、NGOが主催する「平和宣言式と懺悔 200万拝ヒーリングコンサート」が行なわれた。こちらは世界平和と反戦を謳いつつ、中心に「慰安婦問題」を据えている。

 ステージ前には「懺悔台」が設けられ、「日本軍慰安婦被害者の痛みと傷への無関心、守ってあげられなかったことへの不甲斐なさに、私はひとつの懺悔を拝します」と大書されている。20万人を募って一人10回懺悔する(直立姿勢から土下座で拝する動作を繰り返す)ことで、合計200万の懺悔を目指す企画だ。

 来賓の与党セヌリ党国会議員は、「女性の人権保護を主導する国」を目指し、日本に「慰安婦への賠償を求めていく」と宣言した。人権保護の法的整備を進める朴政権の方針が、慰安婦問題にも“流用”されているのだ。

 韓国の「慰安婦」抗議行動と言えば、少女の像が設置された日本大使館前の「水曜集会」が知られている。20年以上続く「水曜集会」の中心には日本政府の謝罪や国家賠償を求め続ける市民団体「韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)」が存在するが、最近はそうした特定の市民団体と直接関係のないところで、若い世代を中心に「日本軍慰安婦問題」を学ぶ者が増えている。



授業で慰安婦問題に“目覚める”生徒たち

 韓国の歴史の授業で慰安婦問題が取り上げられるのは、日本の植民地時代に入り、「内鮮一体、国家総動員法の名のもとに朝鮮半島から物資や人材が搾取された」という文脈においてである。

 歴史教科書の中でもメジャーな『高等学校 韓国史』(志学社、2012年版)では、2ページにわたって記述が見られる。以下、慰安婦の定義が書かれた箇所を引用する。

「日本軍“慰安婦”とは、日帝植民地時代に日本軍の慰安所に連行されて強制的に性暴行を受けた女性たちを指す言葉である。日帝は日中戦争と太平洋戦争を行なうあいだ、日本の軍人たちの性的欲求を満たすために集団的な性行為施設である慰安所を制度化し、植民地と占領地にいる数多くの若い女性たちを強制的に戦線に輸送、性奴隷の役割を強要した。彼女たちは慰安所に配置され、繰り返し性暴行を受けていた」(231ページ)

 改めて指摘しておくと、「強制連行」されたという証言は元慰安婦のものだけである。証拠も第三者の目撃証言もない。むしろ慰安婦を好条件で募集する新聞広告などが残っており、朝鮮人も慰安婦募集に関わっていた。

 この教科書では当然そんな事実は無視し、「強制」や「性奴隷」といった表現を何度も用いている。教科書編集側の“刷り込み”の意図を感じざるを得ない。

 教師の中には、渾身の手作り資料で講義する者もいる。学校の授業で慰安婦問題に目覚めた生徒たちは、次なるステップを踏むことになる。



 その舞台の一つが「ナヌムの家」だ。これはハルモニ(おばあさん)と呼ばれる元慰安婦たちがボランティアスタッフとともに共同生活を送る民間施設で、併設の資料館には元慰安婦の証言や写真、慰安所の内部を再現した展示がある。多くの児童・生徒が修学旅行で見学に訪れたり、高校生以上の若者たちが一定期間泊まり込んでハルモニと生活を共にしながら話を聞く“奉仕活動”を行なっている。

 韓国の高校ではボランティア活動に費やした時間が点数化され、進学や進級の際に内申点として加算される。また、就職活動ではボランティア歴を記入することで得点を稼ぐこともできる。そのため教師が生徒にナヌムの家での奉仕活動を勧めたり、若者が就職活動を有利にするために訪れたりするケースは多い。

 韓国紙の報道によると、教師に勧められて高校1年の夏休みにナヌムの家で奉仕活動し、ハルモニたちの話を聞いた女子生徒の一人は「中学校の歴史の授業で習った内容だけでは想像もつかないほど衝撃的だった」と語っている。

 元慰安婦は「強制」があったと証言している。繰り返すが、それを立証するものはない。そのような証言にどれほどの信憑性があるだろうか。それでも「強制」や「性奴隷」を連呼する教科書の記述は、元慰安婦たちを「反日戦士」に仕立て上げている。

 慰安婦の説明に「性奴隷」という表現を用いるのは、ネット上でも同じことだ。性奴隷をそのままハングルで読んだ●●●で検索すると、上位の検索結果のうち半分近くが「日本軍慰安婦」に関わるものである。



元慰安婦のためにクラスで募金も

 さらに踏み込んだ教育も始まりつつある。今年3月、慶尚南道教育庁は元慰安婦の証言記録を集めた書籍『私を忘れないでください』を製作し、道内すべての小中高校に配布した。同教育庁はこれを教材に用い、今年から年2時間以上の授業を実施するという。

 その授業の様子を韓国KBSがニュース動画で配信している。「討論の時間」に本を読んで感じたことをグループごとに発表する生徒たち。授業後のインタビューでは「日本は私たちに謝罪しなければいけないと感じた」などと発言する者もいた。

 教育を通じた一連のプロパガンダ策はすでに効果をあげ始めている。

 今年5月にナヌムの家を訪ねた済州道ナムジュ高等学校1年7組は、その後同施設に支援金を寄付した。

 ハルモニの証言を聞いた生徒たちが「日本が懺悔することを願い、水曜集会などに役立ててほしいという気持ちから、クラス会議で毎月定期的に募金して支援金を寄付することに決めた」と韓国のニュースサイトは報じている。

 6月6日、韓国映画『最後の慰安婦』がクランクインした。注目すべきは、ロケ地に2018年冬季五輪会場の江原道平昌が選ばれたことだ。これまでも韓国では数本の「慰安婦」映画が作られてきたが、スポーツの祭典に乗じてプロパガンダを仕掛ける意図が窺える。映画のキャッチコピーにはこうある。

「胸冷え切った慰安婦の悲しみが、今、世に送り出される」



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http://blogos.com/article/88984/


6月20日、「日本政府が同日、従軍慰安婦問題への旧日本軍の関与を認めて謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話の検証結果に関する報告書を公表し、 (1)談話作成時に韓国側と文言調整していた(2)元慰安婦とされた女性への聞き取り調査では、事後の裏付け調査を行わなかった─ことを明記。日韓両政府 が文言調整の事実を対外的に非公表とすることで一致していたなどを明らかにした」と報じた。

両国政府の事前の「文言調整」が行われたことが判明し、調整はなかったと主張してきた両国政府のこれまでの発言が虚言であったことが判明する一方、文言調 整プロセスで韓国側から圧力があったこと、慰安婦への聞き取り作業がなかった等が分かった。その結果、「河野 談話」の信憑性が土台から崩れる可能性が出てきた。

報告書によると、韓国側から「問題を解決させるためには韓国国民から評価を受け得るものでなければならない」として、日本側に慰安婦の「強制連行」の記述 を要求していたことが明らかになった。それに対し、日本側は「軍当局の意向」という表現で問題を決着しようと努力した。最終的には「要請」で落ち着いた が、「河野談話」は慰安婦問題で最重要ポイント、「旧日本軍の強制連行」に関して事実確認ではなく、文言調整プロセスの妥協の産物であったことが確認され たわけだ。韓国側はその後、日本批判の武器として「河野談話」を拡大解釈して利用してきたことは周知の事実だ。

一方、日本側は慰安婦問題の外交的早期解決を優先し、「事実関係をゆがめることのない範囲で、韓国政府の意向・要望は受け入れる」といった妥協姿勢を貫い てきた。その結果、慰安婦問題が後日、両国間の政治問題となる道を開いてしまったわけだ。その点で、日本側の責任も見逃すことはできない。

予想されたことだが、韓国政府は20日、外交部報道官声明を通じ「日本政府が河野談話を継承するとしながら検証を行ったこと自体が矛盾した行為だ」」(聯 合ニュース)と、日本政府を激しく批判した。韓国側は日本政府が「河野談話」の検証を公表した時、「河野談話」否定は韓日関係を破綻させる」と警告し、日 本側の検証への試みに強い警戒心を見せてきた経緯がある。

「河野談話」の検証結果のニュースを見ていると、韓国側が「河野談話」の検証を恐れ、安倍政権を批判してきた背景が少し理解できた。韓国側が「河野談話」 の外交舞台裏の暴露にパニック反応を見せる理由も分かる。検証結果は慰安婦問題を反日攻勢の武器として利用してきた韓国にダメージを与えるからだ。繰り返 すが、韓国の反日攻撃の最大武器であった「河野談話」が事実検証の結果ではなく、日韓両国政府の外交の文言調整の妥協の産物だったことが判明したからだ。

付け加えるが、河野官房長官(当時)が「河野談話」には記述されていない「旧日本軍の強制連行」を認める発言を記者会見でしてしまったことは、日本外交 上、消すことができない汚点となった。いずれにしても、日本側は「河野談話」の見直しの考えがないことを発表済みだから、韓国は「河野談話」の検証問題に ついて、これ以上、批判を広げるべきではない。

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http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20140519-01/1.htm

 あらゆる企業に「13億人市場」が魅力的に映ることは当然だ。一方で、中国進出と同時に始まる日系企業への「嫌がらせ」に辟易し、撤退する企業も増えている。しかし、撤退すら一筋縄ではいかないのがこの国の恐ろしさだ。

日系商社Aの上海支社に中国当局から屈辱的な通知が届いたのは昨秋のことだ。

 A社では安全性の高い日本製の屋内配電ケーブルを中国で生産・販売しようと2009年から営業活動を続けてきた。11年秋には北京のマンション建設業者から受注し、いよいよ中国での市場開拓に目途が立った。ところが、中国での販売に必要な「CCCマーク」(日本の「JIS」「PSE」などに相当)の取得がハードルとなった。同製品は日本ですでにPSEを取得済みで安全性に問題はなく、中国での申請は容易に済むはずだったが、役所はのらりくらりと認証を出そうとしない。

 担当の役人からは「もう一歩でなんとかなる」と言われ、露骨な裏金要求もあった。「あと一歩」がいつまでも続き、様々な名目でカネを取ろうとする。払った額の合計は数百万円。さんざん待たされた挙げ句、「専門家の意見」を理由に通知された結果は、やはり「認定不可」だった。

「新型ケーブルは中国のものよりコストが安い上、漏電しにくく火事のリスクも低い。中国のケーブル会社を保護するために参入阻止したのでしょう」とA社社長は憤る。

 A社が被害にあったように中国企業に有利になるよう仕向ける(加えて現場の役人が裏金を要求する)パターンはかねて行なわれてきた日本企業いじめの典型例だが、特に12年に尖閣諸島問題がクローズアップされてから、嫌がらせの対象は広範になっている。それによって財界が日本政府に「中国に妥協すべき」と働きかけることを狙っているのは言うまでもない。

 激しい反日デモが起きた12年9月に、ユニクロを運営するファーストリテイリングがターゲットになったことは記憶に新しい。上海の警察当局からユニクロ店舗のショーウィンドウに、「支持釣魚島是中国固有領土」(尖閣諸島は中国固有の領土であることを支持する)という貼り紙を貼るよう繰り返し強く要求され、店長の判断で貼ったところ、官製デモ隊らに撮影されて「日本企業もこう言っている」と政治利用された。

 中国市場でビジネスを展開する日本の製薬会社B社は、尖閣問題の後、こんな嫌がらせを受けた。

「当局から、B社の薬と似たような効果がある中国製の薬がある場合は日本のものは使わず中国の薬を使うようにというお達しが出た。何年もかけて販路を開拓してきたのに、お達し一つですべてが白紙になってしまうから日本企業いじめは恐ろしい」(中国の日系企業幹部)

 圧力をかける手口は様々だ。

 例えば税関で「あれこれと難癖を付けられる。当然、賄賂も要求される」(電子部品メーカーの上海駐在員)のはよくある話だ。

 上海では日本の各都道府県が窓口として事務所を設置、観光誘致のほか地元企業の中国でのサポート業務などを行なっている。日中関係が緊張するたびにそれらの事務所に市の役人たちが突然訪れ、書類を漁っていくという。

「理由も開示されず、抜き打ちで検査されました。普段は問われないような軽微な違反を見付け圧力をかけてくる。3か月間の営業停止を命じられた自治体事務所もありました」(東北地方の事務所職員)

 反対に、日本企業が犯罪の被害を受けても警察はまともに捜査しない。

 上海にある日系メーカーC社工場では12年以降、レアメタルなどの高価な金属が盗難される事件が頻発した。防犯カメラの画像や目撃者の証言から、犯人はC社の中国人社員であることが濃厚だった。

「本人が認めなかったため、警察に通報した。ところが警察は『その中国人社員がやったかどうか100%の確証はない』などと言って事情聴取すらしてくれませんでした」(C社関係者)

 共産党の御用メディアばかりのマスコミもまた、日系企業の難敵だ。

 黒龍江省ハルビン市が今年はじめ、市内のタクシーにトヨタ車を使用すると発表すると、人民日報系の自動車ニュースサイト「中国汽車報」が噛み付いた。「釣魚島問題や靖国参拝に際して我々は日本製品ボイコットを行なってきた」「ハルビン市政府は民族としての尊厳を売り払うべきではない」。

 進出企業のコンサルティングを行なうなど中国ビジネスに詳しい高田拓氏が解説する。

「報道による日本叩きは日常的に行なわれています。メディアから日系企業に『おたくの批判記事を出しますよ』と連絡し、記事を掲載しない代わりに高額の広告掲載を求めてくる事例もあります」

 様々な嫌がらせに辟易し中国から撤退する日本企業は多い。高田氏が続ける。

「人件費や家賃の高騰、競争激化などにより収益が見込めなくなり、昨年末から今年にかけて日系企業の撤退や事業縮小が続いています。明治乳業の粉ミルク販売休止、ロート製薬の上海現地法人の解散、薬用化粧品ドクターシーラボの撤退、日本ガイシの中国生産子会社解散、イトーヨーカドー北京望京店の閉鎖などがそうです。撤退までしなくても、共産党政権による嫌がらせや日本商品不買運動が多くの企業に影響を与えていることは間違いない」

 しかし、撤退すら容易でないのが実情だ。日系企業は撤退しようとして突然課せられる“手切れ金”に悩まされることがある。税理士でコンサルタントの日上正之氏が解説する。

「広東省など地方都市では地元政府の権限が強く、『郷に入りては郷に従え』ということで独自の簡略化した納税方式をとらせ、一部では政府自らが脱税を容認してきた経緯がある。ところがいざ撤退となると突然手のひらを返し、『未払い分の税金と追徴課税を払え』と請求してくる場合がある」

 撤退時に数十億円の課税請求を受けた日系企業もあるという。

 中国当局はあの手この手で撤退を阻止しようとするため、工場を単なる倉庫として使って、事実上の休眠状態にしている会社は少なくない。

 中国人従業員を解雇する際の交渉も一筋縄ではいかない。従業員側は弁護士を連れてきて「あの時実は私は残業をしていた」などと言い張り、補償金を不正に吊り上げようとする。かつては給料の2週分くらい渡せば解雇できたが、今は6か月分が相場になっている。

 日本企業にとって、中国でのビジネスは進むも退くも困難な時代を迎えている。


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http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jiji-2014071200146/1.htm


2014年7月12日(土)13時24分配信 時事通信

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で12日、中国海警局の「海警」2隻が日本の領海を約2時間航行した。中国公船による領海侵入は5日以来で、今年17回目となった。
 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、海警「2101」「2151」が12日午前10時ごろ、魚釣島西北西で相次いで領海に入った。海保の巡視船が退去するよう警告したが、応答はなく、正午ごろ、同島南南西に抜けた。 

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