MACふん戦記 -2ページ目

ろくすけの株戦略


ゴロー 成長性に絶対的な自信を持てる企業の株を一つ見つけたら、その銘柄に資金を集中させた方がいいという気もしますが……。

ろくすけ 投資には「絶対はない」と肝に銘じるべきだ。企業の有価証券報告書には「事業等のリスク」という項目があり、そこを読むと企業が様々なリスクを認識して対策を取っていることが分かる。



ナナコ では、何銘柄くらいに分散すればいいのでしょうか。

ろくすけ 私の経験上、1銘柄の割合がポートフォリオ全体の4分の1を超えると影響がかなり大きいと感じ、その銘柄の日中の値動きが気になってしまう。

最初は1銘柄の比率を5分の1以下にとどめ、5~6銘柄に投資するのがいい。ただ最初から素晴らしい企業の株を5つも6つも見つけるのは難しいだろう。

その場合は資金の一部を預金のままにしたり、投資信託に振り向けたりするといい。





もっとも、「分散した方がリスクは減る」と考えて、保有銘柄の数を増やし過ぎるのも良くない。

それで十分に理解できていない企業の株を組み入れてしまったら、かえってリスクが高まり、リターンも損なわれる恐れがある。

p事業や業績をしっかりフォローできる企業の数には限界がある。私でも十数社で手いっぱいだ。

理解が中途半端な投資先をいたずらに増やすよりも、強く自信を持てる投資先に限定し、その株を複数回に分けて買うことを考えるべきだ。

しっかりと手間をかけて分析した企業の評価がもくろみ通り高まって、株価も大きく上昇した時のことを考えると、

一つの銘柄の値上がりがポートフォリオ全体を押し上げる効果も大きくなるようにしたい。この点からも、保有銘柄を増やし過ぎるのは避けたい。

ゴロー 1銘柄の割合が5分の1を超えたら、一部を売って割合を下げた方がいいのでしょうか。

ろくすけ 株価が伸びる可能性が認められるうちは、伸びるがままに任せた方がいい。

割合の突出が気になるなら、株価と目標株価との乖離、すなわち安全域の大きさで判断し、それが小さい場合には売却を進めて、他の保有株とのバランスを整えるといいだろう。



ナナコ 分散投資の効果を得ながら安定的な運用を行うために、どんなポイントで投資先を選んでいけばいいでしょうか?





ろくすけ まず投資対象を「素晴らしい企業」に絞る。素晴らしい企業の特徴には、①業績が安定して成長する②少ない投資でたくさん稼ぐ③堅固な「堀」に守られている――の3つがあった。

ポートフォリオ全体で安定した右肩上がりの資産形成を図る上でも、こうした特徴を持ち、業績のぶれが少なく、成長の余地が大きい企業の株に絞ることが望ましい。

この基本を守りつつ、多種多様な企業の株を組み入れるといいだろう。

ゴロー 業種をバラバラにするということですか?

ろくすけ 一つはそれだ。一業種に偏らないことが大事だ。

特定の外部環境の変化がポートフォリオ全体に与える影響が大きくならないように、小売業、サービス、メーカー、ITと業種を分散させながら、

それぞれの業種の中で景気変動の影響を受けにくく、「堀」の存在を感じられる企業を探す。

BtoC(消費者向け取引)の定番として圧倒的に支持を受けているとか、BtoB(法人向け取引)で信頼性が高く解約されにくいサービスを提供しているといった点に着目するといい。

個々の値動きのタイミングもずれて、ポートフォリオ全体の資産の増減も穏やかなものになる。

普段は動かずに済む構成に
ナナコ 内需と外需といった切り口もある気がします。





ろくすけ 日本株ではその観点も非常に大事だ。グローバルに事業を展開し外需の長期的な拡大が見込まれる企業は、成長余地が大きいので組み入れやすい。

内需企業でも、将来海外展開の本格化が期待できる企業や、国内だけでも膨大な需要が見込まれて展開余地の大きい企業の株を選びたい。

ゴロー そうやって吟味して厳選した企業に投資すると、愛着が湧いてくる気がします。簡単には売りたくないというか………。

ろくすけ それがポートフォリオに対する正しい姿勢だと私は考えている。相場の動きに合わせていちいちポートフォリオの形を変えていては、相場の後追いになってしまう恐れがある。

投資にかかりっきりにならずに時間を有効に使うためにも、素晴らしい企業の事業活動に任せるというスタンスで、普段は動かずに済むようなどっしりとしたポートフォリオをしっかりと作るべきだ。





追跡者 アミール編



三日後、市長にアミールが呼ばれて市長室に入ると何人かの猟師と東堂や檜村が待っていた、指定された席に着くと市長の金子がこれまでの経緯と白い悪魔の掃討作戦の説明が始まった。

総勢10数人の猟師達は赤岳に登るルートを3つに分け、白い悪魔を追い込む作戦だ、裏ルートの2つは朝日岳側からH市の猟師数人が受け持ちアミールと檜村がAルートを、東堂達はBとCに別れて捜索にあたる事が決められた。

ただ市長から動物愛護団体に作戦を知られると、面倒な事になると念を押される、隠密作戦になるようだ。

アミール達が捜索する熊は普通の熊ではない、5年前小さな村で一人の少女がクマに襲われ亡くなる事件が起きた、大規模な熊狩りが行われたが熊は姿を消した、1年が過ぎ捜索チームは縮小され檜村だけが追っていた。

翌朝檜村達は市の公用車でAルートに向かっていた、助手席でタバコを吸っていた檜村がため息まじりに口を開く、

「奴が何故白い悪魔と言われるのは、体毛が灰色で片目が無いおそらく突然変異かもしれん体重は目撃談によると600以上はある、とにかく利口な奴だ俺の追跡を何度もかわされた」

「片目がないのも突然変異!」アミールが聞くと。

「おそらく奴が子供の頃人間に何かされて目を失ったかもしれん、俺の推測だがな」

檜村の眼には憎悪が隠されていた、話終えると彼は新しいタバコに火をつける。

「東堂さんは高齢なので大丈夫でしょうか」

「いや、彼は若い頃、東南アジアで狙撃手として5年ほど戦場を駆け抜けたからな、最強のハンターだ」

「東堂さん、傭兵だったんですか」

二人を乗せたSUVは壮大な大雪連峰を仰ぎ見る、赤岳の入り口Aルートに着くと、車を降り二人は銃と装備品を担いで雪深い山道を登りはじめる。


山小屋の朝は冷えて、外は吹雪で今日はとても捜索どころではない。檜村が朝食を終えタバコに火をつけると、

「これは2、3日足止めかな、まあ山の天気は気まぐれだからな」

アミールは苦笑いすると、そばの無線機から東堂の声が、

「こちら東堂、奴の足跡発見これより追跡する」

「了解、気をつけてこちらは吹雪で身動き取れません、何かあれば連絡ください」

「了解!」アミールが無線を切り檜村をみる、

「東堂のCルートはここから数キロ離れている、キャンプの用意をしとくか」

山小屋の食料と水は1週間分のストックがある、檜村は地図を広げ何やら訳のわからない事をぶつぶつ呟きながら作業を始める。


 どうやらこの悪天候であるのに応援に出かけることになりそうだ、アミールは自分のリックに携帯用食料などを詰め込む、SVD特別仕様の弾丸も忘すれずに予備弾倉にセットする、山小屋のドアの隙間から風の音が漏れてくる、曇りガラスの窓に雪が叩きつける外は相変わらず猛吹雪だ。


「SVDは、ソビエト連邦が1958〜1963年に開発したセミオート狙撃銃である。
作動方式: ガス圧利用(ショートストロークピストン式)、ターンロックボルト
使用弾薬: 7.62x54mmR弾 全長: 1,225mm 口径: 7.62mm 有効射程: 800m」



数時間後二人は、山小屋を後にする嘘のように晴れ渡った空の下を檜村とアミールはCルートを目指していた。

東堂達はコースを外れ足跡を追っていたが、すっかり凍りついた川の上に雪が降り積り奴の足跡が消えていた。

東堂達は追跡を続ける凍りついた川の上はかなり危険だいつ氷が割れるかもしれない。

彼らは周囲を見渡し、何とか先に進む方法を模索していた。

川の上を慎重に歩みながら、足元に気を配りながら進んでいく、しかし雪が積もりすぎており、足場が不安定であり、川の氷が薄い可能性も考えられる。そこで、彼らは慎重を期して足元の氷の厚さを確認することに、

東堂はアイスピックを使いながら、川の氷を突き、その厚さを計ります。思った以上に氷は薄く、彼らを支えるには十分ではなくさらに、川の下には流れる水があり、落ちると凍死してしまう可能性がある。

東堂達は迷った末追跡を諦め、川の上を慎重に後退し、元の道に戻ることにした。彼らは冷静さを保ちながら、より安全なルートを探し、無事に山小屋にたどり着くことを願っていた。


 檜村達は原生林を抜け朝日岳の稜線が見えるほど視界が開けた、その先には東堂達の山小屋があるだが100メートルも歩かないうちに風が強くなり目の前が白一色に染まり二人は立ち往生する、穴倉を見つけホワイトアウトが収まるのを待つ事になる。

アミールはシートの上で無線機を取り出し東堂へ呼び掛けたが、応答はなく雑音だけが耳に残る、視界が戻るまでアミールはお気に入りのスタンドバイミーを聞くことにするiphonを取り出すとイヤホンから曲が流れる、アミールは曲を最後まで聴くこともなく、意識を失う。

シベリアの極寒の中を父と二人で猟をしていると、突然銃声が耳を抜けると隣にいた父が静かに倒れていくのがゆっくりと目に映る、涙は氷ついて流れないアミールは動かない父の側で立ちすくんでいた、肩を後ろから揺すられ振り向くと紗奈が叫んでいる、「起きるんだ!」。

檜村の声が耳に轟く、咄嗟に銃を探るアミール。

「起きたな、そのまま眠り続けると死ぬぞアミール」

悪夢を見ていたようだ手にはiphonを握っていた、

「アミール出掛けるぞ視界が戻っている、東堂達の山小屋へ行く」

一時間程歩くと丘の上に山小屋の屋根が見えてきた、深い雪の中を登る檜村が突然立ち止まると双眼鏡を取り出し山小屋に向ける、アミールがいぶかしげに檜村を見る。

「様子が変だ、胸騒ぎがするアミール銃を」



用心深く登り着くと山小屋の中に二つの無残な遺体があった。












白い悪魔



二人のオヤジが昔話に花を咲かせる間に、アミールはタバコに火をつけ口に咥え席をたつ、棚の上のグラスを取りオヤジ達の前にグラスを置くと並久とバーボンを注ぐ。



「檜村はアミールとは初対面だったな、彼女は美人で凄腕のハンター料理の腕も凄腕だ」

東堂は笑いながら檜村を見て、目の前のバーボンを一息で飲み干す。


「仲間達から噂は聞いているよ」

そそがれたグラスを手に取ると檜村はアミールを見る。


「アミールお前さんの狙撃銃の口径は?」

「9ミリから熊用に私がカスタマイズした特別な弾丸なの?」

アミールは檜村に向かってニヤリと微笑む、檜村は納得したように。


「そいつで30頭近く倒したとはな!」

「檜村さんほどでは、伝説聞いてますよ感動しました見習いたいです」

 檜村が苦笑いする。


アミールは日本に来てから自分が変ってしまった事をなんとなく感じている、野暮ったいセリフを平気で言うようになった自分に驚いている、1年前の自分ならこんな言い回しはしないだろう。


アミールはドラグノフをケースにしまうと、バーボンを一気に飲み干す。


時が立つにつれ東堂達とアミールは打ち解け、檜村がポツリとアミールの故郷を聞いてきた、檜村はアミールが時折見せる青い瞳の奥に暗い闇を見透かしていた、


さらに檜村は日本に来た経緯なども尋ねる、アミールは用心深く嘘と事実を混ぜながら話をする。バーボンが半分ほどになった頃。



店に猟師仲間が数人やってきた、奥で飲んでいる檜村達を見つけると挨拶もそこそこに、アミール達三人を囲み酒盛りが始まる。


 数時間後、最近の熊の動向について話しが及ぶと、F地区から来た年配の猟師が、

「檜村さん奴が現れたらしい」

一瞬その場の空気が張り詰めた静けさの中、口を開いたのが檜村だった

「奴が消息をたってから1年ぶりか、それで被害は」

「牛が三頭食われた、どうやら奴は赤岳に向かっている様だ」


檜村と東堂は顔を見合わせると、

”来るなここに“


同時に口を開く二人の表情が険しいので、アミールは体の内側から湧き上がる火のような高揚感が駆け巡るのを抑えきれすにバーボンを煽る。


「奴とは、何者ですか」アミールが鋭い声でその猟師に問い詰める。


「白い悪魔だよ」

鬼気迫るアミールに押されながら、猟師が答えたさらに、

「二日前カムイが犬と一緒に奴を追い山に向かった」


「カムイ?あのアイヌの若造か、無茶しおる」


東堂の顔が曇る、

“厄介事が増えたな”

心の中で呟くと檜村と事務所に消える。


残された猟師の一人がアミールに、白い悪魔について語り始める。


“奴の体毛は灰色で白毛が多く、目撃者は離れた所から見た為か白い熊に見えたそうだ、


体長は大きく2メートルはあると言う、片目が無いので普通の熊とは性質が違い気が荒く人を憎んでいる、それに頭が良い!”


隣で聴いて居た若い猟師が自分の銃取り出し、

「こいつはレミントンの最新のライフルだが奴に二発撃ったが、当たりもしない距離は200メートルはあった、奴は振り返り俺を睨みつけたよ片目で!」


「あんたも気を付けた方がいいよ、最近エトロでロシア人らしいハンターが現れたと、そんな噂を聞いた」


彼女の平穏な生活は突如として揺らぐことになる。


北海道に狙撃者が現れ、新たな脅威が迫っていた。


アミールは過去の闘いから学んだ経験と、KAZUから受けた訓練を駆使して、再び立ち向かう覚悟を決める。

何故「カフカの変身」なのか?

あまりにも有名ですが。

偶然、歴史的検知から取り上げる

自分本位に。


さてカフカについて、変身は

プライムビデオで鑑賞している中!

ホラーの主役的形態が衝撃!


もう一度カフカについて、

記録したい。


フランツ・カフカは、20世紀初頭のチェコ出身の作家で、象徴主義文学やシュルレアリスムの影響を受けた作品で知られています。彼の代表作には、「変身」や「城」などがあります。



フランツ・カフカの「変身」は、彼の代表作の一つで、1915年に発表されました。物語は、主人公グレゴール・ザムザがある朝目覚めると、巨大な昆虫(甲虫)へと変身してしまうところから始まります。作品は象徴主義や存在主義の要素を含み、社会的な孤立や家族関係の変容に焦点を当てています。


フランツ・カフカの未完の作品が多い理由は、いくつかの要素に起因しています。主な理由の一つは、彼が生前に作品を完成させることに対して厳格であり、自己批判が非常に強かったことです。彼は自身の作品に対して完璧主義的であり、そのために何度も改訂を行い、満足のいくものができるまで進めなかったと考えられています。


また、カフカは体調不良や心身の不調に悩まされており、これが彼の執筆活動にも影響を与えました。彼の病状が作業を難しくし、未完のままで残る作品が増えたとされています。


さらに、カフカが死後に未発表の作品が発見され、それが未完のままであったことも一因です。これらの要素が組み合わさり、彼の作品が未完のものが多い結果となりました。



フランツ・カフカ(Franz Kafka、チェコ語: František Kafka、1883年7月3日 - 1924年6月3日)は、現在のチェコ出身の小説家。プラハのユダヤ人の家庭に生まれ、法律を学んだのち保険局に勤めながら作品を執筆した。





レジェンド現れる

レジェンド現われる



✖️✖️✖️✖️年冬朝日岳 am8:24

 雪深い山林で息を潜めて獲物を待つ事はアミールにとって辛いものではない、雪深い獣道を見下ろす丘ノ上に隠れ潜んで1時間がたつ両足の感覚がマヒして来るのを感じていた、



顔には雪が降りそそぎ振り払うのももどかしいが視線を獣道に移すと空気が張り詰めるのを感じスコープを覗く、風も無い笹藪の中で葉が揺れ僅かな雪が落ちた、


冷えた体に緊張が走るドラグノフの照準を合わせると、そこに現れたのは熊ではなく大きな牡鹿が姿を見せた大物だ、息を止め柔らかく引き金を引く鋭い銃声が林の中を切り裂く。



ここ大雪連峰は野生動物の宝庫で主に鹿、熊等が生息している冬になるとアミールは猟を楽しんでいた、これも仕事のうちだ異常に増えた鹿の駆除も依頼されていた。


自衛隊の払い下げジープに鹿を積み山を下る市内の廃棄処理業者に鹿を渡すと、いつもの温泉で冷えた体を温めるそれがアミールのルーティン。



S市には旧メイン通りに銃砲店が

1軒だけあった、そこでは大抵の物が手に入る、夏が近づくと近隣の市や村から猟師たちが銃のメンテナンスの為に店にやって来る。


新しい銃等が入荷していると顔見知りの男たちが店の一角に集まり銃談義に花を咲かせる、店にはメンテンンス用のスペースがあり高いスキルを持った若い店員が二人いてその作業に当たっている。


アミールも時折、店に立ち寄り猟師仲間たちと交流していた。

 


粉雪が風に舞う心地よいある日にレジェントと言われる伝説の猟師檜村が店にやって来た、眉間にシワを寄せ店内を見回し息を吐く、カウンターで銃の手入れをしているアミールを見て少し驚いた表情をしたが白髪頭をかきながら話しかけてくる。


店内では古いラジオから北島三郎の風雪流れが旅が流れている。


「お前さん見たところロシア人に見えるけど、日本語は話せるのかい」


「はい、母親が日本人でしたので」


面倒くさいのでアミールは嘘をついた。緋村は何も答えず頷いただけで薄汚れたジャンパーからタバコを取り出し1本出しアミールに勧めると、檜村も口にくわえたタバコに愛用のジッポーで火をつける、


満足そうに深く吸うと静かに白い息と共に吐き出す。

そこへ店主の東堂がやって来る、二人の顔を見ながら手に持っていたバーボンを無造作にテーブルに置くと太いしゃがれた声で。


「檜村久しぶりだな、1年ぶりか、まだまだ、くたばりそうもないな」


「お前もな」無愛想に答えると檜村は僅かに口元をゆるめるとタバコの灰を落とす。






アミール北日本へ



Kazu の故郷へ。


✖️✖️✖️✖️年冬朝日岳am7:23


1年後アミールは雪深い山林で、息を殺し愛銃のドラグノフを抱え冷たい雪の中で獲物を待っていた。


照準器を覗きながら脳裏に浮かぶのは、死んでいった紗奈の事だった。


自身も足を撃たれ窮地を脱したが、身も心もボロボロになりかけるが、時間流れていく様に紗奈の死も乗り越えていく事ができた。

 

北欧の国々を彷徨いながらも謎のスナイパーの追跡をかわし、執拗な攻撃に身を曝しながらも、辿り着いたのが日本だった。


アミールがまだ18歳の時、特殊部隊の訓練生に抜粋されKGBで射撃訓練を受けていた、その時の指導員が日本人のKAZUで、教わった事は射撃意外にあらゆる事を教えてくれた。

 

アミールが最後の隠れ家に選んだのはKAZUの故郷北海道。


山々に囲まれた自然豊かなS市にアミールが足を踏み入れたのが秋、紅葉の時期も過ぎた頃に、ホテルで3日ほど過ごすと大きな荷物が届けられる、むろん中身はドラグノフ入念に偽装されていたので問題無く手に届けられた。


数週間後、アミールは原生林の中で銃の調整をしていた、そこへ何人かの叫び声が微かに聞こえてきた、


用心深く声のする方へと照準器を向ける、大きな黒い熊らしき動物が目に入る、


1人の男性が熊と格闘している、このままでは命が危ないと判断するとアミールは銃を熊に照準を合わせると、素早く初弾を装着!


その瞬間引き金を引く発射音が大きくこだますると大きな熊が仰け反りゆっくりと倒れるのが見えた、襲われていた男がよろけながら立ち上がり息絶えた熊を茫然と見ている、


そこへ数人の男達が駆け寄り男を抱きかかえる、男達はアミールに気がつくと彼女に向かって手を振る。



負傷した男はS市の有力者で市長の金子という人物で、命の恩人アミールにS市で暮らしていけるように仕事と住居を提供してくれた。


S市は近年、熊の被害が増え対策に追われていた、問題は猟師の数が足りなく、その為駆除する手段が罠を仕掛ける方法に頼るしか無かった、


そこにアミールが現れ見事な射撃で市長を救った事で、市長は市直属のハンターとして彼女を雇うことになる。






Aiについて思う

最近チャットGPTをよく使っている


質問ばかりだけど、答えてくれるのは嬉しいが


たまにほんとそれ‼️ていう事がある。


追求すると、いつもの言い訳が帰るだけ。


冷たいね、と感じてしまう事がある。


自分の事を○○と呼べと教えると、


次の日には他人です、機会的


当たり前だけどね!




才能なしよ

久々に小説を書く気になり、

いざ途中まで描き始めると

適切な言葉が出てこない、


これって作家としたら

致命的。



アミール日本へ

プロローグ


イタリアの田舎街シェーナに於いて、元CIAの紗奈が謎のスナイパーにより狙撃され亡くなる。

アミールも左脚を撃たれ、逃げ場を失うも痛む脚を庇いながら、シェーナの街を観光客に紛れて脱出する。



5分前、二人ともすっかり気が緩んでいた、繁華街でショッピングを楽しんでいる時だった、


顔に違和感を感じて視線を400メートル先のビルに向けた時ビルの窓から反射光が眼に入るアミールは咄嗟に身をかがめるが、


耳元に風を切る鈍い音が抜けると、背後で沙奈の細い体が崩れ落ちた、声を上げる間もなく第二弾がアミールの左太腿を襲った、


焼ける様な痛みと焦燥感で混乱したが、諦める事なく這いつくばりながら遮蔽物を探して車の下に潜り込むだが、その周りに容赦なく銃弾が降り注ぎ土煙が上がった。


照りつける太陽の下血を流し倒れている沙奈を見て観光客が騒ぎ出すと。


いつしか狙撃者は姿を消していた。








ヘルストームというバンドのボーカルに惚れた

正しいバンド名ではないかも、英語は苦手で。

 

彼女の歌は心ふたれた、殴られたようだ。

 

何度もリプレイしながらヨゥていた。

 

爆音で聴くヘッドホンだけど、ブルース

 

Is Make Love To You 

 

おそらく愛の歌だろう、本物を久々に聞いた。

 

ジャニタレの口パクは見飽きた。