里見八犬伝 | MACふん戦記

里見八犬伝

「里見八犬伝(さとみはっけんでん)」は、江戸時代後期の作家・滝沢馬琴(曲亭馬琴)が書いた長編小説です。全98巻からなる大作で、南総里見家の忠臣たちの子孫である八犬士が、数々の冒険と試練を経て、里見家の再興を目指す物語です。

あらすじ

物語は室町時代後期、安房国(現在の千葉県)を舞台に展開します。里見家の姫・伏姫(ふせひめ)は、戦乱の末に妖犬・八房(やつふさ)と結ばれ、死の間際に八つの珠を遺します。この珠は、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌という徳を象徴し、それぞれの珠を持つ八犬士が後に運命的に集結していきます。彼らは妖術や陰謀と戦いながら、里見家を支えるために奮闘します。

八犬士

八犬士は、伏姫の遺した珠の影響で、額に「犬」の文字が浮かび、名前に「犬」の字が入っています。代表的な八犬士は以下の通りです。

1. 犬塚 信乃(いぬづか しの) - 八犬士の中心人物。剣術に優れた青年。


2. 犬川 荘助(いぬかわ そうすけ) - 理知的で冷静な戦士。


3. 犬山 道節(いぬやま どうせつ) - 豪胆で荒々しい性格。


4. 犬飼 珍覚(いぬかい ちんかく) - 医術に長けた賢者。


5. 犬田 小文吾(いぬた こぶんご) - 力持ちで豪快な性格。


6. 犬坂 毛野(いぬさか けの) - 美貌の青年で、変装が得意。


7. 犬江 親兵衛(いぬえ しんべえ) - 若年ながら勇敢な剣士。


8. 犬村 大角(いぬむら だいかく) - 忠義に厚い堅実な男。



影響と現代作品

「南総里見八犬伝」は、歌舞伎や映画、アニメ、漫画などで何度もリメイクされています。特に、アニメ『里見八犬伝』や、映画版(薬師丸ひろ子主演)などが有名です。最近では、ゲームやライトノベルの題材にもなっています。

この物語は、日本の伝奇小説の中でも屈指の名作で、勧善懲悪や因果応報の要素が色濃く反映されています。興味があれば、原作や関連作品をチェックしてみてください。