処理の仕方がまだ確立されてない。
6才の息子。
幼稚園児とは言え、もうしっかり人間だ。
同じ年のお友達も、もちろんもうすでに人間になっている。
人間特有の説明しがたい感情も、
もうすでに持ち合わせている。
嫉妬とか
腹黒さとか、
孤独感とか、
そういった泥臭い感情。
多分、
6歳くらいからって既に、
ホルモンの分泌が感情を揺さぶる年齢なんだな。
ホルモンのせいだとしても、
そんなことは息子に説明しきれない。
今朝、幼稚園に向かう途中、
息子の大好きなお友達が歩いていたので急いで追いかけた。
そしたらお友達二人が、
息子を見たとたんに先に走り去って行った。
お友達を見つけて嬉しそうに笑っていた息子の顔は、
みるみる歪んだ。
顔がグシャグシャになって涙をこぼす。
なぜ彼らが走り去ったのかは分からないけど、
息子の涙に、親としては奴らに飛び蹴りを食らわせたい衝動に駆られる。
それよりこの状況、
私は息子になんて声を掛けたらいいのか分からない。
「なんだアイツら!意地の悪い奴らだな!」
って悪口言って、息子がその子たちを変に嫌いになってもいけないし、
「あんた何か嫌われるようなことしたん?」
っていえば、孤独の真っただ中の息子をさらに孤独にさせてしまう。
どうしたもんか?!
アワアワとしている私は結局、
「ママがおるけん大丈夫よ!」
とわけわからん事言いながら息子を抱きしめた。
でも、これが一番息子を動揺させることになったんじゃないかと・・・。
一日中モヤモヤしながら、
幼稚園から息子が帰るのを待っていた。
けれど何の事はない。
彼は何事もなかったかのようにそのお友達と遊んだみたいだった。
そりゃそうなのよ。
こういうのって、小学校中学校くらいまでは
自分も散々繰り返してきた。
大人になって、
相手ともめるのが面倒くさいから
ヘラヘラやり過ごすようになったけど、
それまでは何の遠慮もなく人と接してきた。
ケンカもしたし、仲直りもしたし、そのまま疎遠になることもあった。
意地悪なやつもいたし、
でも急に仲良くなることもあったし、
裏切られたこともあるし、
裏切ったこともある。
そういうの繰り返していくことは人生で避けては通れないことは分ってる。
でも、
息子がそんな目に遭うのはイヤ。
息子を悲しませる奴らは私が全員一人残らず成敗してやりたい。
この衝動を堪えて生きて行くのは、
私に課せられた一つの課題のようだ。
どうやって見守っていこうか。
ベースだけでもしっかり見つけておかないと、
この先困る。
「母さんだけは何があってもあなたの味方よ!」
みたいな方向で行こうかと思ったけど、
若者にとって母さんの愛なんて、なんの励みにもならない。
逆に「俺には母ちゃんしかいないのかよ!ダセーよっ!」
ってもっと虚しくさせそうだし。
「へえ、そうなんだあ、ふーん」
みたいな聞くだけスタイルも、
なんだか自分の性に合わない。
「やられたら、やり返して来い!!!」
的な考えも、
あんまり好きじゃないし。
あー、
どうすりゃいいの。