
マスコミが作り上げたストーリーは崩れた 山上被告と統一協会と安倍元総理
安倍元総理を銃撃したとして殺人などの罪に問われた山上徹也被告に対し、
検察は無期懲役を求刑しました。
これまでマスコミは犯行動機を
旧統一教会の広告塔となっていた安倍元総理に対する怨み
であるかのように、報じてきましたが、
15回の公判の中で、
それが作られたストーリーであることを確認できました。
事件は2022年7月22日でしたが、
メディアは安倍元総理を以前から狙い続けてきたかのように報じていたものの、
彼が元総理の行動を調べ始めたのは7月3日のことで、
それまで、自民党議員・候補者の遊説日程を調べた形跡はありません。
この事件について、家族が統一協会にのめり込み可哀想な被告が、
統一協会とグルになっている元総理を殺した英雄であるかのように
受け取っている人たちもいるようですが、
公判で彼が語った内容から、そのような一面は見られません。
そこから見えてくるのは、もっと刹那的、衝動的な動機で、
自暴自棄に近い感覚だったように思います。
また、メディアは被告の母親が渡韓したため、育児放棄されたと報じましたが、
被告人自身がそれを否定しています。
渡韓は短期渡航に過ぎず2泊程度。その間、祖父が面倒を見ており、
食事は作りおきしていたとのこと。子ら全員を韓国に連れて行ったことも。
単身、長期滞在もしていたこともあるものの、
それは被告人を含む子ら全員が成人してからです。
初めての長期の単身渡韓は被告人が25歳の時でした。
母親から「信仰の強制」といった虐待の事実も証言にありません。
精神鑑定の担当医は
高校時代から勉強していなかった
合格したのは偏差値が低い大学だったので恥ずかしかった
と、彼がそう話したとしています。彼は合格したものの通っていません。
経済的困窮や母の反対が原因で進学できなかったというのも虚構です。
さらに、山上家の経済状態ですが、
たしかに、母親がのめり込んだため、多額の献金があったのでしょうが、
旧統一教会からは返金を受けており、2005年から2015年の間、
母は毎月30~40万円を受け取っており、
被告人自身も毎月13万円を受け取っています。
被告人の年齢でいえば、25~35歳の頃でしょうか。
少なくとも、彼はその合意書にサインしているため、
法的には完結しており、
もしも、不服があるならサインしないという選択もあり得たはずなのです。
統一協会から金銭を搾り取られ、
にっちもさっちもいかなくなった山上が犯した殺人事件
というストーリーはあり得ないのです。
統一協会側と山上家との合意に基づいた返金であり、
被告人自身も公判の中で、金銭問題は解決していたという認識を示しています。
一方、被告人の兄が大学受験に失敗し、
母に暴力を振るったことがあり、母は骨折。妹も兄の暴力に怯えていましたが、
兄は妹に謝罪した後に自殺しています。
被告人は統一教会の被害者救済を動機に
大学の通信制で弁護士を目指すのですが、
興味を失ったとして1年で除籍になります。
妹のために大学を中退したという報道は嘘です。
元々、対韓政策で元総理に好感を持っていたようですが、
『やや日刊カルト新聞』で統一協会と関係があると認識し、
「目を向けたくなかった」としつつも、
元総理に対する怒りの感情については繰り返し否定しており、
犯行日直前の期日前投票では、
元総理が応援する候補者に投票したとしています。
2019年に韓鶴子総裁が来日した際、襲撃するため
彼は火炎瓶を所持して愛知県に向かっています。
ただ、実行できずに、より確実性を求めて、
拳銃の入手を試み、
ビットコインで約20万相当を売人に送金したものの、失敗。
ネット情報から手製パイプ銃の製造に開始し、
約60万円分の材料を購入して、試作を繰り返しています。
その結果、借金が200万円以上にもなり、
仕事も辞めていたので、経済的困窮の直接的原因はここにあるのでしょう。
彼は元総理銃撃の前に、統一教会の建物に発砲。
これにより、統一教会への打撃となるとの考えがあったことも認めています。
彼の人生に統一協会の存在が大きく影響したことは間違いないでしょう。
しかし、メディアが作り上げたストーリーにより、
世論が形成されたことは甚だ危険です。
そもそも、彼の犯行動機に関わった『やや日刊カルト新聞』は、
事実かどうかなんてそっちのけのサイトです。
統一協会関連では、鈴木エイトの記事が多く、
一連の公判でも、第三者であるかのように報道番組でレポートしていましたが、
彼はストーリーを作った当事者です。
彼は元総理が統一協会から献金を受けていた、
その証拠があると述べてきましたが、
現時点を以ても、それが示されることはありません。
無数ともいえる世界中の名のある政治家たちが、
同様のビデオメッセージを出していて、
じゃあ、鳩山由紀夫も、バラク・オバマも、
ジョー・バイデンも、ヒラリー・クリントンも、そうなのか。
この程度の接点ならみんな持っています。
鈴木エイトが言ってきたこととはあまりに違いすぎます。
この男はこの元総理夫人が遺族として出席した時、
「被告に謝罪があると思っていた」
と、突然夫の命を奪われた妻その人の気持ちを冒涜するような輩なのです。
元総理によるビデオメッセージで述べたのは
・東京オリンピック開催について感謝の弁
・全体主義国家が力による現状変更を行う策動を阻止すべき
であり、これらの何が問題なのか。
弱小宗教団体の雑魚的存在、
統一協会ごときが政治を動かせるものではなく、
実際に何らかの便宜を図ったという形跡もありません。
鈴木エイトらがそれを誇大なストーリーにしたことで、
山上は元総理を殺し、元総理の命は奪われました。
おそらく、山上被告の犯行動機を私たちが完全に理解することは不可能でしょう。
ただ、メディアが作り上げたストーリーは
でっち上げレベルのものだということは確かです。
そして、ほとんどのメディアは公判で述べられたことの重要な部分を報じません。
彼は自身の境遇に無関係の人物を
大勢の人を巻き込む可能性がある中で、銃撃しました。
海外で売られている既製の銃を使用したとしても、
群衆が巻き添えになる可能性がある中での犯行です。
彼は元総理以外が犠牲になっても構わないという認識だったはず。
しかも、安全性も何もない手製の銃です。
これで無期懲役の求刑あれば、軽すぎるぐらいでしょう。

