テレビ番組 時事ネタなど書いていきます。はい。 -7ページ目

政権担当能力がない政権で2度大災害 / トンデモ連立誕生が心配

メディアが予想していたように、参院選で自民党が大敗しました。
私は議席数30台前半もあるかと思っていましたが、
そこまでではなかったもよう。

先の衆院選で、わざわざ相手の土俵「裏金」で戦った結果、
惨敗していた自民ですが、
なぜ、わざわざ「裏金」を焦点にしたかといえば、
党内の敵対勢力の力を削ぎたかったという理由以外思い浮かびません。
「裏金」を前面に出して戦えば負けることは子どもでもわかることで、
もしも、それでも「裏金」で戦うなら、
立民の誰それもれいわの誰それも「裏金」があると
泥仕合に持ち込むしかないでしょうが、それをしませんでした。

その結果、党内の保守派が力を失ったのですが、
同時に、国民の保守派の票まで失ったのでした。
そして、この参院選につながったというわけです。
失った保守票を取り戻さねばなりませんが、
残念ながら、今、党内の保守派に力はありません。

今回、石破らが遠ざけていた保守派議員が数多く落選していて、
彼らは総裁選で石破に投票していないでしょうし、
本当に可哀想なのは彼らのような人たちなのでしょう。

この結果を受けて、石破は「辞めない」としていて、
その後、一部メディアで「8月いっぱいで辞任」と報道したものの、
それが否定されました。
こういう報道が出ること自体、政権の末期症状で、
続けたとしても、無力な政権に何ができるかといったところでしょう。

これまで石破は何度も、時の総理大臣に辞任を迫ってきました。
散々世話になってきた麻生政権の時もその一つ。
2009年の「麻生おろし」では、農林水産大臣だった彼も加担しています。
麻生氏に辞任を迫り、彼から「じゃあ、お前やるか?」と返されて、
絶句したという話が伝わっています。

 


彼の裏切りの歴史はこちらでも触れていますが、
そういう男です。

 

 

選挙に負けたのに続投するのは理屈が通らない
私だったら即座に辞めて、落選した人に謝ってまわる


2007年の参院選で大敗した安倍政権に対し、総理の続投をこのように批判。
2012年、衆院選で民主が公示前の約4分の1と大敗し、
当時の野田総理に対し、

恥を知れと言いたい
自分たちのために日本の国があると思っているような内閣は、一日も早く倒さねばならない


と言っていました。
これは民主・自民・公明の三党党首会談が不調に終わった後での発言です。
人に辞めろ、辞めろと言っておいて、自分は辞めない。
そういう男なのです。
衆院選で大敗し、参院選でも大敗。
その間にあった都議会選でも、石破政権は自民候補の足枷になりました。
事実上、大きな選挙3連敗でも、総理の席にしがみついているわけです。





バーサ・ボイントン・ラム
「Hollyhocks」

 

 

政権運営が困難な状況で、
森山や石破は何とか連立の形ででも、
自分の影響力を残したいと考えているかと思います。
1994年に発足した「自社さ連立政権」では、社会党から村山富市総理が誕生し、
それまで社会党が掲げてきた政治理念との不一致、政策の迷走など、
史上まれに見る最悪の政権となりました。

そんな中で起きたのが阪神淡路大震災で、
初動から失敗し、経済復興も遅れました。

不運なことに、2011年の東日本大震災も、
政権担当能力がない民主党政権で起きています。
今後、もしどこかとの連立政権が形成され、
ろくでもない首班が担がれることになれば、
大災害などへの対応ができるのか、それが心配です。

この選挙の責任者の一人でもある小泉進次郎農水相は、
基本的には自公で政権を担うとしつつも、
参政党を含めた連立について「充分ありうる」としています。
前回お書きしたナチスの話と本当によく似ています。

弱小政党だったナチスが共通のアイデンティティ、

共通の敵、誤情報を含む持論を展開して台頭し、
政権運営ができなくなった与党が連立を考え、
ヒトラーが首相になりました。
彼はそうやって、絶大な権力を得たのです。

波動米なんていうインチキ商品を売り、
自身がマルチ商法に関わっていた神谷宗幣。
「食糧自給率100%」が公約なのに、反農薬、反慣行農法。
投開票日当日でも、ウェブ広告を新規に出していた輩です。
法律を守ろうという気持ちなんてサラサラありません。

これまでも言うことをコロコロ変えてきた男で、
都合の悪いことには、聞かないフリをしてきた男です。
こんな男に、実際に権力を握らせてしまったのです。

参政党は宗教? “教祖化”した神谷代表の「もろさ」 参政党創設者・KAZUYA氏が語る「十字架を背負った」の真意

 


こんなのが実際に権力を手にしてしまいました。