『五等分の花嫁』まさかの新作ラッシュ / 『魔法先生ネギま!』に見るリスペクト
本日、5月5日は『五等分の花嫁』に登場する
中野一花、中野二乃、中野三玖、中野四葉、中野五月、
五つ子の誕生日ということで、ファンの間では特別な日となっています。
5月2日には
「五等分の花嫁 SPECIAL EVENT 2026 in TOYOTA ARENA TOKYO」が開催され、
その中で、サプライズ発表が行われました。
現在、原作で描かれなかった物語の短編集、
あさのハジメさんのライトノベル『五等分の花嫁【春夏秋冬】』が3巻まで発売中ですが、
これが新作アニメとして映像化されます。
また、コミカライズ企画も進行されているとのこと。
さらに、新作OVAの制作も発表。
内容は原作からカットされた物語になるとしています。
『五等分の花嫁』の作者は春場ねぎさんで、
2017年から2020年に『週刊少年マガジン』にて連載され、
2019年と2021年にはアニメ版全12話が放送。
その完結篇の映画が2022年に公開。
2023年と2024年にスペシャル版計4話が放送されました。
貧しく借金を抱える家の長男である上杉風太郎は、
全員が赤点という一卵性五つ子の家庭教師を始めることになりますが、
初回に未来の結婚式の描写があり、
風太郎が姉妹の誰かと結婚することがわかります。
誰と結婚するのか、そこから派生するさまざまなミステリーであり、
主人公と五姉妹の成長物語、群像劇です。
私は2023年9月に出会って以来、繰り返し読み続けて数十周。
まだまだ飽きません。
ミステリーとして明らかになっていない部分の気付きもあります。
そんな『五等分の花嫁』ですが、半年ぶりに読んでいます。
これだけ間が開くのは初めてで、その間、読んでいたのが
赤松健さんの『ラブひな』『魔法先生ネギま!』
『ネギま!』の続篇である『UQ HOLDER!』でした。
春場ねぎさんが最も影響を受けたとしているのが
『魔法先生ネギま!』だとしていて、
だからペンネームが「ねぎ」なのかと思っていましたら、
『ネギま!』の主人公ネギ・スプリングフィールドを
そのまま日本語にしていたことに気付きました。
なお、赤松さんは現在、参議院議員。
日本の漫画が世界のポリティカル・コレクトネスにさらされる中、
表現の自由を守ろうとされています。
『五等分の花嫁』は、どの程度、赤松さんの作品に影響を受けているのか。
それを確認するために読んでみたのですが、
かなりの部分でオマージュ、リスペクトを感じることができました。
まず気付くのが『ラブひな』『魔法先生ネギま!』の修学旅行が京都で、
特に『ネギま!』に出てくる清水寺、
東映太秦映画村っぽいところ、伏見稲荷大社っぽいところは、
『五等分の花嫁』でも修学旅行で行っています。
これらは、別にほかの場所でもかまわないはずなので、
春場さんらがあえて、そうしたと考えるべきでしょう。
また、『ネギま!』と『五等分の花嫁』では、
どちらも学園祭が大きな転換点となりますが、
『ネギま!』では、魔法と超科学の力で時間遡行が行われ、
学園祭の同じ時間を何度も何度も繰り返しています。
『五等分の花嫁』はリアル路線ですので魔法も超科学もありませんが、
登場人物それぞれの視点で、学園祭の同じ時間を、
読者は何度も何度も体験することになります。
これも『ネギま!』の影響かもしれません。
また、『ネギま!』はラブコメでありバトル漫画ですが、
『ネギま!』の世界では仮のパートナーになる儀式でキスが行われます。
主人公・10歳の魔法使いネギは、やたらとキスする、されるわけですが、
『五等分の花嫁』でも、姉妹のうち4人にキスされます。
このあたりも踏襲している可能性があるかと思います。
『ネギま!』も『五等分の花嫁』も『週刊少年マガジン』の作品ですが、
『週刊少年マガジン』では、2021年から2025年にかけて
ラブコメミステリー『甘神さんちの縁結び』が連載。
『五等分の花嫁』が、主人公が「五姉妹のうち、誰かと結婚する」なのに対し、
『甘神さんちの縁結び』では、児童養護施設で育った主人公が、
神社の家庭に養子となり、
そこの「三姉妹のうち、誰かと結婚する」というもの。
(そういえば『甘神さんち』でも超常現象で何度も同じ時間を繰り返していた)
これは『週刊少年マガジン』の系譜なのでしょうか。
なお、『甘神さんちの縁結び』は内藤マーシーさんによるもので、
内藤さんは『五等分の花嫁』でアシスタントを務めています。
