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馬脚を露し続ける小泉進次郎 -県連も自陣営も統治できない男に日本を任せられない-

本日、投開票となる自民党総裁選。
週刊文春が小泉進次郎によるステルスマーケティングを報じ、
自分を褒めるコメントや
高市早苗候補に対するルッキズムに基づく
誹謗中傷を含むコメントを書かせていたとして、
非難を浴びています。

その後、進次郎陣営の広報班長・牧島かれん元デジタル大臣が辞任。
それで終わりにしたかったのでしょうが、
いかにも文春らしく、波状攻撃を仕掛けてきました。

 


彼の地元の自由民主党神奈川県支部連合会で、
826人の党員が無断で除籍されていたと報じたのです。
その多くは高市候補支持だったという論調で、
意図的にライバルの票を減らす意図があったのでは、という話。

彼は直ちに抗議しました。
それが以下。

 

 

この問題を初めて知った
参議院選挙以前の話だ


としているのですが、最悪なのは
党費を払っているのに、除籍されてしまった826人に対する謝罪がないことです。
仮にも彼は県連の会長であるわけです。
何よりも最初のひと言は「申し訳ありませんでした」であるべきでしょう。
これが意図的かどうか以前に、迷惑をかけた人たちに謝るのが筋です。

ステマの件についても、牧島かれんの広報班長辞任は、
身の危険を感じた彼女の意向を受け入れたという説明で、
ステマの責任をとったものではありませんでした。
何もかも、物事の本質がわかっていません。

県連の問題で明らかにすべきなのは、
826人の除籍が人為的なものなのか、事務的ミスなのか、
そして、ステマがどのように指示され、
どのように実行されたかです。

ステマでは、さらなる続報を放り込んできています。

 


知らなかったとする進次郎ですが、牧島は以前から
このような依頼をしていたとする記事で、
進次郎も出席している研修会で、
牧島からパワーポイントで作成された資料を配布し、
そこにSNSに投稿する「コメント例」が提示されていた、
というもの。

つまり、進次郎も牧島がそういうことを進める人物であることぐらい、

当然、知っていたはずだというのです。

いずれも週刊文春がソースの話ですが、
進次郎の反論や抗議は、物事の本質から外れています。
826人除籍の件だって、6月の時点で石破政権は死に体で、
長くはないと予想するのは容易な状態。
ならば、総裁選でライバルになりそうな
高市候補の票を少しでも減らしたいと考えた…
また、自身が会長の県連で負けることが恥ずかしい…
そういうストーリーだって描けるのです。


私はこのストーリーはないと思っています。
いくら何でも手口がわかりやすすぎるからです。
ただ、ステマの件があっさり発覚したあたり、
悪事を働くにしても、脇が甘い連中なのでしょう。
絶対にこのストーリーがあり得ないかどうかには自信がありません。

石破茂は就任直後からの選挙3連敗の責任を取る形で、
総裁の座から降りることになりました。

なぜ、惨敗続きなのかといえば、
自民が保守票を失ったからです。
どうすれば、次の衆院選に勝てるのかを考えるなら、
どうすれば、保守票を取り戻せるのか、
そこを第一に考えるべきだと思います。

 


松野奏風「能面特輯 大癋見」
松野奏風「能面特輯 大癋見」
 

 

現時点では、野党が首班指名選挙で
候補者を一本化することは難しいことから、
引き続き、自民党総裁が総理大臣になる見込みです。

一連の騒動の原因の全てを

彼が知らなかった可能性は充分にあると思います。
ただ、そうだったなら、
小泉進次郎が組織を統治する能力に欠けていることの証左となります。

県連も統治できない、総裁選の自陣営すら統治できない。
そんな男に、自民党のみならず、
政府、国民、国家を統治できるのか、
特に、自民党の現職議員たちはよくよく考えてもらいたいものです。