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反ワクチンRFKJr.保健長官により米は感染症に弱い国に / 基本を思い出して感染予防を

国際的な週刊科学ジャーナル「Nature」が社説を公開しています。

 


mRNA研究を中止することは最大の無責任である

副題の部分には

世界のほかの国々は米政府の危険な道を追従せず、COVID-19パンデミックから世界を救った技術を維持するだろう

とあります。

今月、ロバート・F・ケネディJr.保健福祉省長官は、
mRNAワクチン開発プロジェクトへの資金提供が打ち切りました。
専門家やシンクタンクなどは、
それがパンデミックやバイオテロへの備えを大幅に弱めるとして警告。
さらに、ワクチンに関する外部委員会の人事に介入し、
疾病対策センター(CDC)内の

予防接種実施諮問委員会(ACIP)委員17人全員を解任しました。
CDCのサイトから、子どもや妊婦に

COVID-19ワクチン接種を推奨する記述が削除され、
感染症などに対する脆弱性が増しています。

RFKJr.はACIPの全委員を解任した理由について、

 


利益相反を抱えている

としています。
医療でいう利益相反とは、研究者や医療者の個人的な利益と
患者や公衆の利益が対立する状況を指し、
具体的には、製薬会社から資金を受けた研究では、
研究結果が製薬会社に有利になるように偏るなどの可能性のこと。

ただ、この件に関しては、

https://www.reuters.com/legal/litigation/vaccine-panel-fired-by-kennedy-had-lowest-rate-financial-conflicts-since-2000-2025-08-18/

利益相反率が2000年以降最低水準だったとされていて、
RFKJr.の主張に根拠はありません。
パンデミック下におけるmRNAワクチン研究では、
無数の論文が発表され、おそらく、その数は史上最多となったはず。
根拠が明示されていなかったり、事実をねじ曲げていたりして
撤回、削除されたものを除けば、mRNAワクチンの評価は高いままです。

なぜ、ほかの国でも高く評価されたままなのでしょうか。
COVID-19に対するmRNAワクチンはアメリカで生まれたものですが、
その国がこの有様では、日本などはチャンスと捉えるべきかもしれません。
しかし、日本政府にその動きはみられません。

mRNAの技術は、感染症ワクチンとしては、
迅速に設計・大量製造できるため、新興感染症や変異株への対応が可能です。
インフルエンザ、RSウイルス感染症、
ジカウイルス、狂犬病、HIVなどのワクチンも研究されています。
さらに、がん免疫療法の分野では、
既に皮膚がんや膵臓がんで臨床試験が行われています。
多発性硬化症、1型糖尿病など、自己免疫が関わっているとされる疾患についても研究。
遺伝子の欠損や異常が原因の疾患でも研究は進んでいます。

日本での研究が進めばと期待しているのですが、
参政党など、日本でも反ワクチン勢力が台頭しているのも事実です。

 




月岡耕漁「能楽百番 殺生石」

 

 

さて、ただ今、COVID-19、新型コロナ患者が増えております。
ようやく、ちらほら報じられるようになりましたが、
ずっと推定患者数は増加を続けていました。


 

 

現在、オミクロン系統の「ニンバス」が流行していて、
欧米などでは「Razor Blade Throat」と表現され、
日本では「カミソリで喉を切るような痛み」
「カミソリを飲み込んだような痛み」と報じられています。
国内ではニンバスとその変異株が8割以上を占めているとされ、
現場でも、発熱と咽頭痛を訴える患者のほとんどは新型コロナ患者だとのこと。
ただ、症状にはばらつきがあり、体温はさほど上がらないものの喉が痛い、
喉はなんともないが熱があるなど、
一概にはいえないようです。

本当はワクチン接種で予防に努めさせるほうが
経済的損失は少なくなるはずなのですが、
目の前の予算を惜しんで、
国民を危険にさらしているのが政府です。
この波が収まっても、いずれ、おそらく冬にはまた流行するでしょう。
各自、まずは基本に立ち戻って
必要に応じたマスクの着用、手洗い、換気に努めましょう。
過去に獲得した免疫はあてにならなくなっています。
 

※追記

 

保健相は、ワクチンに含まれるアルミニウムと小児の慢性疾患との関連性を示さなかったデンマークの研究の撤回を求めた

 

7月にAnnals of Internal Medicine誌に掲載されたもので、

同誌は、この論文を支持

 

撤回は、重大な誤りによって研究結果が無効になった場合、または科学的不正行為が記録されている場合にのみ正当化される。今回の研究では、どちらも発生していない

 

アルミニウムは、硫酸アルミニウムカリウムなどの塩の形で、百日咳から肺炎に至るまでの様々な病気のワクチンに使用され、世界中で何百万人もの人々に投与。これらのワクチンの安全性については広く研究されてきた

 

RFKJr.のように根拠を示さないのは論外ですが、

不安に思われる方がいるのも事実です。

 

えっ!? アルミニウム!?
と、思われるかもしれません。
これはアジュバントの役割…、抗体の獲得を助け、
ワクチンの効果を高める役割を担う物質です。

アルミニウム塩や水酸化アルミニウムの形で利用されていますが、
実はアルミニウムは大気中にも含まれ、
食べ物や飲み水にも含まれています。

呼吸や食事から体内に入ったアルミニウムの量と比べても、
ワクチンに含まれる量はごくわずかです。
たとえば、ホウレンソウひと口ぶんのアルミニウムのほうが、
ワクチンに含まれる量よりもずっと多いのです。


私たちの体は、食べ物や水から入ったアルミニウムを
腎臓などを通して自然に排出しています。
ワクチンのアルミニウムも同じように代謝され、体に蓄積することはないので、
安心してください。