
参院選は自民党の大敗か / RFKJr.が米国の保健衛生の破壊を継続中
現在、報じられているところによりますと、
石破総理は消費税減税を見送るとのこと。
石破茂という人は、芯がない人ですので、
これまでもポピュリズムに迎合する傾向があり、
減税に踏み切るかと思いましたが、
宮澤自民税制調査会長、森山幹事長には逆らえなかった模様です。
野党各党がこぞって消費税減税を掲げている中、
世論も消費税減税の必要性を感じており、
このままでは、参院選を戦えないのではないかと懸念されています。
おそらく「何もしない」ということはないのでしょうが、
現時点でも何かが聞こえてくるわけではなく、
方針を決めあぐねているといったところなのでしょう。
石破総理は、
高所得の方、あるいは高額消費、これも含めて負担軽減がなされることになります。低所得の方が物価高に一番苦しんでいることから考えれば、どうなのか。よく検討することが必要だ
と話していますが、高所得者がお金を使えば、
日本経済にとってはプラスなのですが。
石破総理の理窟だと、
高所得者が得をするから低所得者はそのまま我慢してくれ
ということになります。
低所得者向けの給付金か何かを出してきそうですが、
現時点においても、何一つ出せないのが石破政権の現実です。
所得区分でどういう扱いになるかはわかりませんが、
必ずしも、給付金よりも消費税減税のほうが
国民の生活苦が軽減されるとは限りません。
要は中身なのですが、それを全く示せていないのですから、
野党各党とは、勝負にすらなっていないのです。
先の衆院選で、信じられないことに「裏金問題」を争点にした石破総理。
その時点で大敗が予測できたはずなのに、
なぜか、自ら負け戦を仕掛けました。
このセンスのなさですから、
参院選も無為無策か、ろくな経済対策を出すことなく、
選挙戦に突入する可能性もあります。
消費税の軽減税率8%を恒久的に0%にするべきだ
という提言を提出した中村裕之衆院議員は、
民のかまどから煙が上がってない状況と私たちは見ています
と話しています。
仁徳天皇の伝説からですね。
天皇に即位した彼が高殿から民の暮らしを眺めていたところ、
かまどから煙が上がってないことに気付いたといいます。
民が貧しくて食べるものにも困っていることを悟ったこの天皇は、
三年間の税を免除したと伝わっています。
さて、ロバート・ケネディ・ジュニア保健福祉長官が暴れております。
保健福祉省の広報担当者によりますと、
麻疹を含む多くの疾患を、ビタミンやほかの治療法と組み合わせて、単一または複数の既存の薬剤で治療するための科学的プロセスを活性化するために、全省庁で努力する
と、RFKJr.が話しているとか。
これまでも麻疹の治療にステロイドのブデソニドや、
抗菌薬のクラリスロマイシンを使うべきだと主張していて、
その考えが、国の方針となろうとしているわけです。
麻疹はウイルスが原因の感染症ですので、
抗菌薬で効果が期待できるはずはないのですが。
さらにRFKJr.は、
アメリカ国立アレルギー・感染症研究所に対し、
致死性感染症を研究する研究所に研究停止命令を出しました。
エボラ出血熱を研究できる世界でも貴重な機関なので、
日本でもその研究は活かされているのですが、
今後、SARS-CoV-2の致死性が高くなったり、
新型インフルエンザの流行が起きたりしても、
アメリカの研究はアテにできなくなるでしょう。
当然、
新型コロナワクチンの更新は難しくなります。
その不利益を被る最大の被害者はアメリカの人たちですが、
このRFKJr.が保健衛生の重職に就くことはわかっていたのに、
あの大統領を選んだのですから、
仕方がないといえば仕方がないのかもしれません。
トランプ政権の再発足を懸念していた人たちと、
子どもたちは可哀想なのですけれど。