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自民党総裁選2025 ~増税しそうな候補者は誰か~

自由民主党総裁選挙が行われます。
9月22日告示、10月4日投開票というスケジュールです。

現時点で出馬表明しているのは、
林芳正官房長官、茂木前幹事長、小林鷹之元経済安全保障担当大臣、
そして、高市早苗前経済安全保障担当大臣で、
本日、小泉進次郎農水大臣が出馬の記者会見を開くとされています。

各氏とも、国民のための経済を重視する姿勢を表に出していますが、
私が最も気になるのは、
財政規律、プライマリーバランスに対する考え方です。

「クニノシャッキンガー」というような
財政規律を最重要とする政治家が国のトップになりますと、
消費税などで増税が待ち受けることになります。
そこで、誰が最も増税まで遠いのか、
これまでの発言から、それを見てみましょう。

林氏は消費税を「社会保障の貴重な財源」と明言し、
財源確保を重視する政治家です。
「持続可能な社会保障を実現する」と述べ、
参院選で公約に掲げた一律給付金については
「受け入れられなかった。臨機応変に対応しなければならない」
としました。

茂木氏は「財政再建は必要。しかし景気を腰折れさせてはいけない」と述べていて、
緊縮財政の考え方ではあるのでしょうが、
同時に経済成長をさせると言っていました。

小林氏は、立候補の時に「時限的な定率減税」という発言があり、
消費税の恒久的な減税は「簡単ではない」ともしていました。
条件付き、時限的に財政規律は脇に置いておくのかもしれません。

高市氏は税収を増やす必要性を話しながらも、
それは増税ではなく、成長を以て実現するようです。
これまでも日銀の金融緩和維持、大胆な財政出動を主張していて、
出馬表明会見でも、世界の潮流は「責任ある積極財政」だと主張しています。
一方、消費税減税は即効性がないとして消極的です。

最も読みにくいのが小泉氏で、
常に何かを言っているようで何も言っておらず、
わかったようなことを言っていても何もわかっていない人ですので、
私には理解できません。
ただ、中道的で市場を重視しそうな雰囲気はあります。
党内では給付や減税の方向性は出さないと見られているようで、
大規模な緩和策にはならないのではないでしょうか。

現時点での印象では、増税が遠いのは高市氏で、
小林氏がその次でしょうか。
茂木氏も当面の増税はなさそうですが、それでも財政規律は重視しています。
最も増税の必要性を感じているのが林氏というのが私の印象です。

逆に、増税が近い順では、
林氏、茂木氏、小林氏、高市氏という並びになります。

小泉氏は今日の会見でわかる部分もあるかと思いますが、
結局、それっぽいこと言って終わるような気がします。
雰囲気に流されやすいので、
今の世論に沿った主張になるのではないでしょうか。
今のところ、この人が次期総裁に最も近いかもしれません。
私の印象では、財政規律においては、
茂木氏と小林氏の間ぐらいの人かなと思っております。

なお、ここまで増税という視点でお書きしてきましたが、

社会保障費の負担増という形になる可能性も含めておくべきかと思います。

政党のトップを選ぶ選挙ですが、
今のところ、事実上総理大臣を選ぶ選挙ですので、
社会的に注目されることになります。

自由民主党総裁選挙は公職選挙ではないため、
公職選挙法は適用されません。
公職選挙法はすべての人を対象にした法律ですが、
総裁選のルールは、候補者や党の議員、党員が対象です。
既に露骨で激しい空中戦が行われているかと思います。
私を含め、国民の大半は党員ではないでしょうが、
それでも、全国民がよく見ておくべき選挙ではあります。
 



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