日本のリベラルは不寛容なエセリベラル / 参政党の狡猾さに騙されるな
高市早苗総理大臣が2月1日のNHK「日曜討論」の出演を取りやめたことについて、
日本共産党と社民党が抗議文を発表しました。
両党とも、リベラルを標榜する政党ですが、
病気や怪我を理由に欠席や欠勤の人に対し「抗議」を行うなど、
凡そ、リベラルな行いではありません。
日本ではずっと、世界基準でリベラルではない人たちが
リベラルを自称してきた歴史があります。
元々のリベラル(liberal)は、自由な、自由主義の、自由主義者などを意味し、
古典的なリベラルは
政府の介入を最小限にし、自由な市場競争を重視します。
社会は個人個人の経済活動により発展すると考えるスタンスです。
これは現代の米・共和党や、日本維新の会の思想に繋がっています。
近代的なリベラルの考え方では、
社会的な不平等の解消し、個人の自由を保障するには、
政府の役割が重要だと考えます。
経済的格差、人種、ジェンダー、性的指向などにとらわれない寛容な社会を目指します。
米でいえば民主党で、欧州では多くの左派や中道左派政党がこれにあたります。
日本でリベラルといわれる政党は、
なぜか社会党などの「革新」とされてきた党でした。
日本国憲法、特に第9条を金科玉条とします。
世界では、民主主義を守るための軍事力行使を認めるリベラルも多いのですが、
日本では皆無です。
何よりも、最も世界のリベラルと異なるのは、
自民党の「保守」に対する対抗軸として
「革新」であることに意味があると考えています。
今、総選挙では保守かリベラルか
なんていう二項対立であるかのように喧伝されていますが、
私たちにとって、そんなことはどうでもよくて、
自分が、家族が、友人が、国民が
安心できて安全に暮らせる国であることが重要なのです。
国家や国土は、そのために守られるべきなのです。
リベラルであれば、自分と異なる意見や性質を受け入れるべきなのですが、
それとは異なる反応を行っているのが日本のリベラルです。
れいわ新選組で一線を退いた山本太郎はかつて、
難病の潰瘍性大腸炎を患っていた安倍元総理に対し
「またポンポン痛なるんちがうやろな」と当時のTwitterでtweet。
そして今、彼自身が大病を患った訳ですが、
私は聖人ではないので、「お大事に」とは思えません。
あの時は潰瘍性大腸炎を詐病であるかのような放言をしましたが、
彼が議員辞職したのも、彼の考えに従えば、
スリランカへのサーフィン渡航疑惑の追及を恐れたからだという考えが成り立ちます。
以前、小池百合子と鳥越俊太郎が戦った都知事選のことをお書きしました。
鳥越の応援演説で瀬戸内寂聴のメッセージが代読され、
その中に
あの厚化粧の人に都知事になんかなってほしくない
というものがありました。
コメントを求められた小池は
私は顔にアザがあるので色々な化粧品でカバーしています
と説明。このやりとりは手練れの小池の圧勝でした。
多くの人は反安倍でも反高市でもなく、
そういう人の票を取りに行かなくてはならないのです。
高市総理は関節リウマチの持病があり、
さらに、遊説先で手を強く引っ張られるという事件があり、
その動画が出回っています。
人を疾患を詐病と決めつけたり、
嘲笑したりすれば票を減らすだけというのがわからないのが
日本のリベラルです。
【握手にはお気をつけください⚠️】
— やはた愛❤️東大阪の女(衆議院議員候補) (@aiainstein) February 1, 2026
ジャーナリスト畠山理仁さん、
強風の東花園駅でのご取材ありがとうございました!!#東大阪の女 #やはた愛 pic.twitter.com/pRSV3dFzr5
れいわの八幡愛のpost。
これを見てこの女に、あるいはこの政党に投票しようとする人がいるなら、
この女同様に人非人だということです。
仮に政治的な考え方に相容れないものがあったとしても、
疾患や身体的特徴を嘲笑うなんてことがあっていいはずはなく、
しかも「何も言っていないのに炎上した」なんて開き直る女に、
リベラルを自称する資格はないのですから。
この党は、ALS患者を比例で国会に送り込みました。
そのこと自体の是非はともかく、今回のことを以て、
それが単なる広告でしかなかったことが明らかになったわけです。
高市総理も、NHK「日曜討論」の出演がマストであるなら、
午前に診療を受けず、出演したかもしれません。
しかし、他局を含め、多くの番組で討論しており、
党としての主張は、政見放送や選挙公報で確認できます。
だいたい、これまでの"討論番組"や"討論企画"も、
一部の出席者がルールを守らず、ギャアギャアうるさいだけで、
"討論"になっていなかったのです。
そんな番組に価値はないのです。
自分たちが「敵」と認定した人であれば、
道理を無視して攻撃してもかまわない。
それは習近平やプーチンのやり方です。
そんな社会にしてはいけません。
さて、与党圧勝の予測が続く中、
私が気になるのは参政党の結果です。
この政党は、粗雑なのに狡猾という特徴があり、
なぜ、支持者がいるのか不思議なのです。
反医療、反ワクチン、反慣行農法で食糧自給率100%実現など、
国民の生命、健康の敵なのですが、
選挙になると、それらの反科学の主張をおくびにも出さず、
まともな政党であるかのように振る舞っています。
「日本人ファースト」が党是のようですが、
なぜか、中国に対する批判は少ないです。
ウクライナ危機以降、
ロシアも日本の脅威として認識すべきですが、
プーチンの代弁者のような発言をしてきました。
神谷代表は迷惑だとしていますが、
私が今まで見てきた限りでは、親露派とはいえないかもしれないものの、
ろくにロシアやプーチンを批判してきていないのはたしかです。
「日本人ファースト」をウリにするなら、
中国共産党に対して猛批判すれば、アピールになるはずなのに、
目立った発言は少ないです。
反ワクチンなどの反科学を隠し猫を被っているのは、
議席が欲しいからでしょうが、
今ひとつ、ロシアや中国への批判が少ないのは理解できません。
ただ、選挙が終わったら
反ワクチン、反農薬の主張をしてくるはずで、
プーチンの代弁者も見られるかと思います。
狡猾なのは、公示前ぐらいまでは
「高市総理を助ける」としていたのに、
実際は総理に近い候補者の選挙区に対立候補を立てていて、
それがバレると「高市総理を助ける」という姿勢を引っ込めたこと。
高市総理の支持者の中には
「高市さんは支持するけど自民党は…」という人が少なくありません。
それが政権支持率と政党支持率の差に出ているわけですが、
当初はそれを当て込んでいたのです。
ただ、粗雑なのですぐにバレてしまう。
自民党広報は、他党に投票しても政権の助けにはならないと明言しているのでした。

