
車輌提供していただいたIS350ユーザーさま、色々とご理解いただき本当にありがとうございました。
去年の11月にレクサス用としてザックス車高調を開発する話しがあり、欧州車の経験が多いシンクデザイン佐藤としては、ザックス&アイバッハの組み合わせによる車高調をどうしても販売したく車輌提供してくださるユーザーさまを探しておりました。
実はOS技研製機械式LSDをIS350へ初装着もこの方です。
すべてシンクデザイン佐藤の説明だけで購入を決意してくださり、本当に感謝しております。
ありがとうございました。
それでは装着に関するインプレッションをしたいと思います。
まずは、もう一度車高調の全貌をご覧ください。

こちらがフロント。
・専用のアッパーマウント(ラバータイプ)
・アイバッハERSスプリング[80N/mm]
・スチールシリンダー
・減衰力固定

こちらがリア。
・専用のアッパーマウント(ラバータイプ)
・アイバッハERSスプリング[70N/mm]
・スチールシリンダー
・減衰力固定
となっており、街乗りでの乗り心地も確保するためのバネレート設定となっています。
そして、肝心なザックス【SACHS】ですが、高圧ガスの単筒式となります。
他に高圧ガスの単筒式で有名なのはビルシュタインですね。
この高圧ガスの単筒式にこだわるのかを説明しておきましょう。
まず、単筒式の説明から、、、、、
単筒式の減衰力特性はピストンスピードが遅くても十分な減衰力が得られる部分にあります。
なおかつスピードがあがっても堅くなりすぎないという特性を持ちます。
構造を説明すると、一本のシリンダーの中をピストンが上下して減衰力を発生させるのですが、一本であるがゆえに径の大きいピストンバルブを使うことができます。
これは、ショック内のオイル量を増やすことができ、熱ダレを防いでショックオイルの寿命を延ばしてくれます。
また、高圧ガスによりガス室がオイル室を圧迫しているので、オイル内の気泡を発生しにくくしてくれます。
気泡が発生すると、オイルの粘度が低くなりますから、減衰力すなわち乗り心地や踏ん張りに誤差が発生します。
つまり、ショックオイルの状態を一定に維持することが一番重要だということです。
高圧ガスであるがゆえに、オイル室を圧迫する力が強いので極度なピストンバルブの移動時に発生する気圧の変化にも対応します。
エアレーションやキャビテーションを発生しにくくしてくれるということですね。
モータースポーツなどでは必要不可欠です。
時間が時間ですので、難しい説明になっていますかね?
もっとわかりやすく説明しますと、家の前にあるいつも通る段差を乗り越える段差乗り越えショックが、2時間後に帰宅した際にも同様な段差乗り越えショックだということです。
長時間にわたり減衰力を維持してくれるので、モータースポーツなどでは必要不可欠という事です。
そして、段差乗り越えショックを重要視されがちですが、コーナーでの踏ん張り・粘りなどでも同じような事が言えます。
これは高圧ガスであるがゆえになせることですね。
そして、この高圧ガスは後注入では実現できません。
ガスを入れるバルブの耐久性が重要ですので、バルブの耐久性以上の圧をかけることができません。
なので単筒式であることだけではなく、高圧ガスも重要なポイントです。
しかし、この高圧ガスにも欠点というかマイナス的要素もあります。
それは、装着直後の馴染みまでの堅さと車高にあります。
今回もそうだったのですが、ガス圧が落ち着くまでに車高が安定しないのと多少反発した乗り味になります。
ですので、一般的に装着直後のインプレッションに関しては良く書かれる事が少ないですね。
これは車種や条件によって異なりますが、馴染むまでに2000キロを要する場合もあります。
車高に関しては1cm~2cmの違いが出ることもあります。
そこで、いままで高圧ガスの単筒式を多く装着試走してきたシンクデザイン佐藤のインプレッションとなります。

まず、低速時の突き上げ感。
アイバッハのスプリングである部分とバネレートを8キロ7キロに設定した部分もあるのですが、予想以上に突き上げ感がありません。
もちろんピッチングのような感覚は感じるのですが、不快感なく走行できます。
この程度であれば、馴染み後にはまったく気にならないほどに解消すると思われます。
まったく心配ないですね。

そして、一番好印象だった部分。
それは、コーナーでの粘りです。
コーナー中にアクセルを踏み込んだ際の粘りが非常に気持ち良いです。
これはビルシュタインなどにはない感覚で、思わずニヤけてしまいました。
結果、コントロールしやすい足回りということになります。
高速走行まではできなかったのですが、今までの経験上から考えるに非常に優れた足回りになるのではないかと予想できます。
全体的なセッティングをみるのは、完全に馴染みが終わってからになりますが、かなりの期待をしても良さそうです。
後日のブログを楽しみにしていてください。
そして、ここで発表があります。
同時販売開始には気が早いかと思ったのですが、レクサス IS250 とレクサス IS-Fに関しても受注を開始します。
足回りに不満のある方やこれから足回りを検討している方はご相談ください。
細かい詳細まで決まっていないのですが、販売開始が確定しました。
このIS350への馴染みが終わり、最終的なセッティングを終わらせた後に受注を開始します。
価格も正確に決まっていないので検討しようがないとも思いますが、失敗して何度も足回りを購入することを考えれば価値のある足回りではないかと思います。
また、高圧ガス単筒式による耐久性からオーバーホールなど5万キロ以下では必要としません。
(一般的な使用状況でサーキットなどでは話しが変わります)
それでは、途中経過や何か変更点などありましたらブログにしたいと思います。
では、帰ります・・・・・
本日もありがとうございました。
シンクデザイン■ホームページ






















