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くじゃくのブログ

ワイルドとしか言いようのない父。
そして、家族の思い出になればいいな。

ワイルドな治療法ばかりご紹介しているので、父は年中怪我をしているように思われるかもしれませんが、
そういうわけではありません。


たまにする怪我やアクシデントがインパクトが強すぎるだけなのです。


こんな怪我がありました。


運送業の仕事中、荷物を積んでいるときに、うっかり手の中指の第一関節から先を荷物の間に挟んでしまいました。それにより指先はつぶれ、つめは黒くなり腫れて、裂傷もおこしていました。

とても痛そうでした。


しかしまた父は医者にいかず、帰宅してしまったのです。
「明日医者に行く」と言っていました。


しかし傷は父が思っていた以上に重症で、痛みのあまり眠れなかったようです。そこで、父は、漬物小屋から例の”まむし焼酎” を持ってきてちょっとしたどんぶりにつぎ、枕元に置きその指を一晩中まむし焼酎につけていました。


当時、両親と一緒の部屋で寝ていた私も、その強烈な匂いでほとんど眠ることが出来ませんでした。
温かくなると、マムシが出てきます。

私の通っていた小学校にも、マムシとかげが出てきて、同級生が捕まえてきたりしました。
今は、そんなことはないそうですよ。


田舎では、マムシかまれないように注意しなければなりませんが、


おじいさんがわざわざ罠を仕掛けてマムシをつかまえます。


そのマムシは生きたまま焼酎につけられて、保存されます。


そのマムシ焼酎は万能薬として、怪我や打ち身などに使います。



ひいおじいさんが作ったマムシ焼酎もあり、何年のものかわからない、泡盛で言えば古酒です。



しかし、これが臭い!飲んでいる人を見たことはありません。


どうせ飲むなら、おいしいお酒を飲みたいものです。

仕事柄、大きな傷を作ってしまうことがある父、もちろん健康保険には入ってますから、医者に行けばいいのですが、お医者さんがもう終わってしまっていたりします。


痛い、痛いと苦しんでいる父をほとんど見た記憶はありませんが


その日は手の指に大きな裂傷がありました。はっきり言ってパッカリいってました。

帰ってくると父は私たちにその傷を見せます。肉と言うのでしょうか脂肪と言うのでしょうか?

赤と白の交じったものが、見えますね。


って、こちらの血の気が引いていきます。「そんなもの見せないで、医者いってよ」


「医者はもうやっていいない、明日行くしかないだろ」と余裕の父。


また、その日も思いついてしまいました晴れ


手負いの父は、私たちに「お母さんの裁縫箱持ってきて」
包帯かわりに何か、布でやるのか????????今日は割と普通の考えか目



父は母の裁縫箱から縫い針を1本取り出し、黒い木綿の糸を通しました。


何を縫うの????はてなマーク
と思っていると、父はその針をライターで炙りメラメラ始めました。

小学生の私にはまだ判りません。姉は「まさかっ」という顔をしています。

「火で炙ると、消毒できるんだ」父はその針と、黒の木綿糸で自分の傷口を縫い合わせていきました。


父はお酒が飲めませんので、もちろんシラフです。麻酔代わりになるものなんて何も服用していませんよ。


茶の間は悲鳴に包まれます。父は「縫物してるんだから、静かに!!」といいますが、

私たちは、気絶しそうです。


縫い終わるとまた、「よしっ!!」って。


あまりに上手く出来たらしく、もう医者にはいきませんでした。数日後、傷口はきれいにくっつき、


抜糸が行われました。


「縫う時より、抜糸が痛てーんだよな」と言いつつ、ツンツンと黒い木綿糸を抜いていく父でした。


傷口を縫う時に、縫い針はしっかり炙って消毒していましたが、よーく考えると、木綿糸は消毒していませんね。
針に糸を通す時には、しっかり何度も糸の先を舐めて、糸を通していました。


針だけ消毒してもね