後悔の先にあるもの | 澤田 准 生命の輝きを取り戻すセラピー

澤田 准 生命の輝きを取り戻すセラピー

Body, mind, spirit のホーリスティックアプローチから
あなたの心と体、ハートを元気にする身体心理セラピスト 澤田 准のブログ


私たちは『後悔』という想いを抱えている時、
とても大きな苦しみを感じます。

それはどんな苦しみかというと、
過去を変えることができたのではないか
と自分を責めて責めて、
怒りと悲しみと無力感、様々な感情や想いが入り混じった苦しみです。


私たちはこういった想いを感じることがとても苦手です。
きっと体自身からも息苦しさがあったり重さを感じているかもしれません。

もしかしたら
そういった感覚をできるだけ感じないようにして、
頭痛や疲労感、イライラとして表現されたりしているかもしれませんね。


けれど、『後悔』といった想いの先(奥)には
重くネガティブなものではありませんでした。



今回は私が持った『後悔』という思いを
問いかけ、EFTをしながら出てきた思いの
お話をしていきたいなと思います。



愛猫がなくなった時に感じた
私の『後悔』の想いの先にあったもの。


それを辿っていくことで、
みなさんの感じる(た)後悔の先にあるもののヒントとなり、

たった今『後悔』の中にある人のこころが
少しでも軽くなったらと思って書いてみました。




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愛猫のジュリがなくなって私はずっと
『あの時〇〇すればよかった』という後悔の中にいました。


あの時 もっとずっと前に排泄を手伝ってあげれば、
あの時 もっと水を飲ませていれば、
あの時 もっとご飯を食べさせていれば、

あの時 一緒に隣で過ごしてあげたれば、
あの時 仕事に行かなければ、


実際は、ジュリのことを気になりながらも、
ただただ通り過ぎていった『あの時』に
私はずっと縛られて、ずっと原因探しをしていました。




そしてその思いの先には、


もっと水をあげたかった、
もっとご飯をあげたかった、
もっと楽にしてあげたかった、
もっとそばにいてあげたかった、

もっともっと愛したかった私がいました。 


それと同時に、

『なんでそうしてあげれなかったのだろう』と責める心の奥には、
はっきりとジュリの死が近づいているということを受け入れるのが
恐い私がいました。

(これは潜在意識(無意識)の思いで、
 顕在意識では心の準備ができていると思っていたんですけどね)



そうした思いと直面しないでいることで、
(無意識の中で、)


恐さや悲しみを抑えて、感じない(ふり)でいることができ、
感情的にならずにすみ、
平静な自分でいられて、
できるだけ普段通りの生活をすることができました。


そして、『またいつものように持ち直してくれる』という
微かな期待を持ったままでいられました。



こうやって自分の気持ちを掘り下げていくと、
後悔の先にあるもの、そこには愛しかありませんでした。


そこには、
ジュリの死を受け入れることができずにいる、
傷ついてる私がいました。


ジュリともっと一緒にいたくて、
ジュリのことをもっともっと愛したくて、
私の愛をもっと受け取って欲しくて、


だからこそ『自分が悪い』ことにして、
必死に原因を探して、自分のせいにして、

二度とこんな悲しい思いをしないで済むように、
二度と愛する人、生き物を失う悲しみを味わないようにしている、

必死な私がいました。

分を責める、そんな苦しい枷をしていてまでも、
失う悲しみから『私』を守ろうとしてくれている、
そんな愛おしい私がいました。



過去を巻き戻しして、過去を変えようとして、
現在の、そしてこれから味わうかもしれない未来の
私の悲しみを無くそうとしてくれている
私がいました。



そんな『私』に気づいてから少し、

朝、ふと目覚めの間際に

ジュリがなくなるだいぶ前から、
ウンチを踏ん張るたびに 体の力がなくなり、
バスマットの上でへたり込んでいる、そんな姿がなんどもありました。

そのことを思い出し、

ジュリはあれが精一杯だったのかもしれない
ジュリは精いっぱい生きたのかもしれない、

そう感じて、腑に落ちて、
体の中がふっと軽くなっていく感じがしました。


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後悔』の先にあったもの、そこに辿り着いたら

自然に今まで見えてなかった現実が思い出され、
ありのままの現実と自分が調和していきます。



私を守りたかった私』は、

どの瞬間瞬間もその時できるベストを生きていて、
それしかできなかったこと

それがベストだったことを受け入れて

癒されていきます。


どのプロセスも全てが完璧で
あなたの中の愛が、逸(はぐ)れたあなたの一部と
再び出逢うための奇跡なんだと思います。




sawada june


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