大切なジュリ |              心理セラピストのいるブライダルショップ

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                                〜幸せはいつもあなたの内側から〜


大好きな大好きな、そしてとても大切なジュリが
昨日に逝ってしまいました。


19歳と8ヶ月
あともう少しで20歳だったね。


今は落ち着いていて、
ジュリを里親協会から譲って頂いた時の写真を見て



拾われた時のジュリと、少し経ってからお姉ちゃんと一緒のジュリ(右)




こんときはこうだったよね、とか
ジュリの面白い写真をみては自然と笑ったりして
旦那さんと過ごしています。


ジュリがいないって探していたら、とある場所へ。
どうやってそこに入ったの?と聞きたいくらい。



ジュリは私が中学生の頃から願っていた
『猫が飼いたい』という想いを叶えてくれた猫でした。

一目で恋に落ちた仔でした。

一緒に布団の中で寝て、じゃれあって、愛おしくて
いつも私の後をついてくる、犬みたいな猫でした。

私たち夫婦のことをとっても愛してくれました。




なぜヘアバンドの中に入っちゃったの!?



何から話していいか、わらないけれど、
突然だったような気もするし、
徐々にだったような気もするし。




1日前かな、2日前かな、衰弱して、
反応もあまりしなくなったジュリを抱き上げて、

『もうそろそろなのかな』と話しかけると、
顔を動かす動作をしました。
半信半疑でもう一度尋ねると、同じく顔を動かしました。

だからジュリには分かっていたのかもしれません。




3年前に大病をしてから驚くほど回復してくれていました
1年前からソファに飛び乗るのも難しそうにしていたり、

朝は私たちの眠る2階に上がってきてベッドに飛び乗って
私たちの顔の周りをうろちょろしながら
起こしに来てくれていたのが、




だんだん、ベッドに上がれなくなり、
おしっこは出るところでするようになり、

ウンチはなかなか自分の力では出せなくなって、
排泄の介助をしたりするようになりました。


今年に入ってからは
なかなか2階に上がってくるのもしなくなって

一階から鳴くようになっていました。

足が麻痺して動かなくなったり、治ったり、
25日辺りから衰弱していたものの、
27日にはヨタヨタながら私のあとをついてきてくれていました。



28日の朝、ジュリはちょっと口を開いて舌を出しながら、
少し呼吸がしづらそうにしていました。

もう1~2時間、2~3時間かもしれない、
そんな気がしていました。

朝仕事を少しして、1時間後に帰ってきていたら、
ジュリはまだそこにいるかのように、逝ってしまっていました。



本当はジュリが逝くとき、一緒に見送ってあげたかった。
胸に抱いて、安心しながら逝かせてあげたかった。

けれどそれはジュリの望んでいたことではなかったのかもしれません。
ジュリは本当に可愛らしいきょとんとした顔をしていました。



目は2日前から、瞑ることが難しくなっていましたから、
開いたままだったけれど、本当に子供の頃に戻ったような
あどけない顔をしていました。



覚悟をしていたはずなのに、
あんなに泣くなんて思ってもみませんでした。

旦那さんに電話をして、お母さんにメールをして、
二人はそばにいてくれました。


体をきれいに拭いてあげて、

お母さんが『ジュリの体を包んであげるきれいなタオルある?』って聞いたので

バスルームの新しいタオルが入っている引き出しを開けて
タオルを取り出し、棚に置くと、コトって音がしました。


見てみると、失くしたと思っていた、
どこにいったか分からなくなっていた

ロンドンから持ち帰ったローズクォーツの石でした。


なぜ、引き出しの中に入っていたのか、

無意識に自分で入れたのか、
入ってしまったのかわからないけれど、


このタイミングでこの石が見つかったコトが
不思議でなりませんでした。




ローズクォーツは柔らかい愛のエネルギーに満ちた石で、
ハートチャクラにとって最も重要なパワーストーンで、
愛の本質を教えてくれる石。

持つ人の心を浄化し、
内面的な癒しと『自己愛』をもたらす石。




私が『一緒に見送りたかった』
『見送ってあげれなかった悲しみ』の中で

突如現れたやさしいピンク色の石から
優しく、ふんわりとした温かいものが内側から湧き起こってきました。

自分を責めやすい『私』へ、ジュリがくれた贈り物のような気がしました。



火葬を終えて、車で帰ってくるとき、
ふと『ジュリ、お家へ帰るよー』っていうと、
何だかふんわりとあったかいものが伝わってきました。



そのあとは、
悲しいのになんだか不思議とあったかいものがある、
なんといっていいのかわからない感覚に包まれていました。



旦那さんが居てくれて本当に良かった。
自分も悲しいのに、いろいろ調べて火葬場も決めて
一緒に来てくれた。

たけちゃん、本当にありがとね。


今はジュリのいない静けさの中を
夫婦二人でたくさんのありがとうの気持ちを感じて
過ごしています。

ずっとずっと
『生きるだけでいい、
 生きているだけで
 すでに愛の灯火(ともしび)となる』
と思っていました。(言葉は私の詩から)

でも違っていました。

物質的な体はなくても 見えなくても
愛の灯火はともっていて、
私の心を温めてくれていました。



ジュリ、本当にありがとうね。
ジュリ、愛しているよ。
長い間そばにいてくれてありがとう。
私、とっても幸せだったよ。
ほんとにありがとう。




sawada june