春風にのって
.
『春風にのって』
明鏡ゆらぎ
モノクロームの空に
祈りを込めて
夜が明けますように
ココロに朝がきますように
願っては俯いた
シンプルグレーの時間
堅くなって身を守って
次季色を待ってたんだね
ある日の 午後に
風の止み間
ふと気付いた君
堅く握った拳
少しずつ開いてみた・・・・
あなたの空に 南西風の便り
春が降ってきて 優色が包む
柔らかい空気が
ふわふわな風が
薄桃色の時間が
あなたに染み込んでいく
優白色に染まる
あなたのココロ
モノクロの時間に
撒いた種達
あなたに温められて
あなたに守られていた
彼等が動き出す
一斉に花咲かせるよ
あなたの笑顔の種
あなたの笑顔の花々
目には見えないけど
あなたが微笑む度
花びらは舞い上がり
南西風に乗って
笑顔の種はまた 飛んでいくんだね
.
桜 Ⅴ
『桜 Ⅴ 』
明鏡ゆらぎ
生い茂る葉桜の木陰で
涼しい風を受けました
強い日向と違ってて
とても冷たい風でした
さっきまでカラダを包んでいた熱を
風が奪っていきました
あまりにさりげない
あっけない出来事に
意外に驚いたよ
風が躍る枝葉
木陰揺れて
地面に届く光
とても綺麗で
爽やかで
何故か素直になれるよなぁ
いくつかある 嫌なことも
落ち着いて
自分のカラダに
変わってく気がします
気がつけば僕の右上に
1つのシャボン玉がありました
あの子供が飛ばしたシャボン玉
葉桜木陰で休んでる僕が
なにもしてあげられないけど
役にも立てないことを望んでる・・・
桜散った 公園で
上手に風に乗れますよう に・・・
桜 Ⅳ
.
『風と桜と公園と』
明鏡ゆらぎ
同じ春には 戻れない
舞う花びらに 囁いた 風
一度きりの 5つで 1つ
その1つが たくさんで また1つ
何も そこまで 想わなくていい
ただ 季節を 感じてくれたならいい…
例えば 考えてみようか
満開に 乱れ咲くことを
たくさんの 1つの 集まりだった
たくさんで 1つの木だったよ
今度は 近づいてみたよ
たくさんの1つの集まりだった
5つずつで 1つの 春だった
舞い 上がる 公園を春に 染めた
1つ 1つが 愛し過ぎて 泣きそうになった
これで最後だよと 風が囁いた
1つ1つが 更に舞い上がって
今年も ありがとうと 応えた 気がした
風に舞う 1つが 肩に止まった
春に直接 触れられた 気がした
僕は ありがとう と 言った





