川内原発1号機が定格熱出力一定運転に到達しました。
2015年8月31日お知らせ(1号機)
このお知らせのタイトルによると、日報はこれが最後らしいです。
8/31 19:18現在の発電出力は92.7万kwでした。
電気出力の定格は89万kwですが、これを超えていても発電機など各部の温度が許容値を超過してなければ運転可能です。(原発だけでなく他の発電機も同じです)
定格熱出力一定運転とは、原子炉の出力を一定に保ち、発電出力は出たなりの運転です。冬になり復水器冷却水の海水温度が下がれば更に電気出力は上がります。
出たなりの電力は、自家発の余剰電力買取では一番嫌われ、電力買取単価も安いのですが、原発はOKなのですね。
こちらの続きです。
ある人のツイートを辿っていくと、ボタ山というブログ「卑怯なBKブログ第一弾「汚染水はどこからきた」BKブログより」という記事にたどり着きました。
この中で、「ただフッ素に関しては工場を発生源とするのにも無理があるうえ、この市の土壌の特性からもかけ離れている。このため原因がわからないのだ」というコメントがありました。
さて、フッ素はどこから来たのでしょうか。
製錬所の紹介ホームページです。この中でフェロニッケルの製造工程が紹介されています。石炭が使われていますね。(赤色の矢印とコメントは私が記入)
ある人のツイートを辿っていくと、ボタ山というブログ「卑怯なBKブログ第一弾「汚染水はどこからきた」BKブログより」という記事にたどり着きました。
この中で、「ただフッ素に関しては工場を発生源とするのにも無理があるうえ、この市の土壌の特性からもかけ離れている。このため原因がわからないのだ」というコメントがありました。
さて、フッ素はどこから来たのでしょうか。
製錬所の紹介ホームページです。この中でフェロニッケルの製造工程が紹介されています。石炭が使われていますね。(赤色の矢印とコメントは私が記入)
石炭は燃焼すると石炭灰になりますが、製品のフェロニッケルに混じると製品になりません。そこで、石炭灰は電気炉で溶融されフェロニッケルスラグに移行させていると考えられます。
石炭灰には色々な微量元素が含まれています。リンク先「フライアッシュ中の有害元素の溶出低減方法」によると、
As(ヒ素)、Se(セレン)、Cr6+(六価クロム)、F(フッ素)、B(ホウ素)が出ています。石炭にはフッ素が入ってます。それに、これらの有害物質はKさんの計量証明書でも検出されています。
※石炭中の有害物質は産地、生産ロット毎にバラツキがあります。石炭中の微量有害物質については、ググれば、いろいろな研究機関の報告書が沢山出て来ます。
市民メディアみやざきCMMさんの訴状閲覧3月3日によると、Kさんが裁判所に提出し裁判所が受け取った分析結果は以下の通りです。
【被告】
2015年2月25日付け証拠「計量証明書」宮崎県環境科学協会
・第1工区沈殿池
・環境計量士 M.K.氏
・結果(単位はmg/l)
カドミウム 0.0096
総水銀 0.0073
セレン 0.030
鉛 2.1
六価クロム 0.02
ヒ素 0.52
シアン 0.1未満
フッ素 20
ホウ素 0.23
水素イオン濃度 6.9(27℃)
ある人が製錬所からセレンが出ていないか探していたと思います。製錬所が使っている石炭から来たのかもしれません。
つづく
九州電力ホームページで、川内原発1号機の復水器点検結果および出力上昇予定が発表されました。
2015年8月25日発表
お知らせ(1号機の復水器細管点検結果及び出力上昇予定)
損傷した細管5本施栓および周囲の細管の予防施栓含めて、合計69本の施栓。
ごく普通の対応です。8月27日から出力上昇予定となってます。
発表されてませんが、定期検査で損傷が見つかって施栓されている細管が他にあるかもしれません。損傷することが想定され余裕を持って設計されているので、性能に問題ないと判断したのでしょう。
復水器細管の損傷原因は、プラント起動時に使用する第6高圧給水加熱器非常用ドレン(水滴)が受衝板に当たって方向が変わり、復水器管に当たって損傷した可能性が考えられるとされていますが、私はこの説明には無理があるように思います。
川内原発1号機は、1984年7月4日運開で約30年運転している設備ですので、私は長年にわたる上からのドレンによる損傷のような気がします。
2015年8月25日発表
お知らせ(1号機の復水器細管点検結果及び出力上昇予定)
損傷した細管5本施栓および周囲の細管の予防施栓含めて、合計69本の施栓。
ごく普通の対応です。8月27日から出力上昇予定となってます。
発表されてませんが、定期検査で損傷が見つかって施栓されている細管が他にあるかもしれません。損傷することが想定され余裕を持って設計されているので、性能に問題ないと判断したのでしょう。
復水器細管の損傷原因は、プラント起動時に使用する第6高圧給水加熱器非常用ドレン(水滴)が受衝板に当たって方向が変わり、復水器管に当たって損傷した可能性が考えられるとされていますが、私はこの説明には無理があるように思います。
川内原発1号機は、1984年7月4日運開で約30年運転している設備ですので、私は長年にわたる上からのドレンによる損傷のような気がします。