Mr.Itagaki a.k.a. Ita-cho "EAT MEAT TO THE BEAT" -5ページ目

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$Mr.Itagaki a.k.a. Ita-cho  "EAT MEAT TO THE BEAT"

こいつのせいで

始まっちゃった

和モノ

日本のレコード

今まで余程の事が無い限り

日本人のアーティストの

日本盤という物は

避けて来た

いい曲が沢山有るのは知っていた

でも9割方 鳴りがショボイ

本当、世界の中でもトップクラスに

ミックスのセンスが悪い

コレは仕事の上でも以前からの懸念材料で

20年くらい前

当時,日本で最後のカッティングエンジニアであった

その世界での超ベテランの方とも話した

簡単に言うと

海外からのマスターは日本のエンジニア界では

殆どの物が事故扱いされ修正されて来たって事

要は日本の全うなエンジニア学校を出てる人たち

その人たちが持つ当たり前の常識が

島国独自の手法だって事

その時は丁度wild pitch系の再発で

はじめて東洋化成のスタジオ入って

gangstarrの曲のチェックをする時だった

マスタリングしつつカッティングみたいな流れで

じゃあ先ず聴いて下さい、って言われた

びっくりした

ローもハイも削られ

ボーカルもこもって

全体のエッジ的な部分は

すべて削り取られたみたいな感じだった

直ぐに質問した

何をしてくれたんですか?

オリジナルとかけ離れ過ぎてる

せっかく現物も確認用に渡してたのに

なんて責めてると

こう言われた

”言ってる事は凄く良く分かります

でも元の音源のままじゃ日本では事故音源です

日本ではあの状態では使えないんです、って

先ずローが出過ぎなんで何dB以下はカットしました

ハイの部分は定期的なノイズが多すぎるので

全部細かく消してなじませました

ボーカルが一番の問題で

シ音(さしすせそ、の空気の音)が出てたままなので削りました、って

ここから元に戻してもらう事が大変だった

これらは日本で仕事する

”ある意味マトモな”エンジニアに取っては

許されない事らしく これらを修正しないと

日本の大手レコード会社からクレームが来て責任問題になるらしい

だからまず全部の責任はオレが取るから安心して

オレの言う通りやってくれ,って事から始まり

ドンシャリがこの手の音楽にとっての生命線だって話をしても

それは技術的にあまりにリスクが高いです、的な話になる

そお言っておもむろにルーペでアメ盤の溝を見せてくれた

”溝は深さがローで横振れがハイなんで

音にパンチがあると隣の溝にまで影響が出て

針飛びする可能性があるって

だから

こんなに溝同士が接近して干渉しそうなものは

日本のプロのカッティングエンジニアはやらないとの事だった

じゃあそこは音質は弄らないで

ワイドグルーヴにてカッティングしましょう、と提案し解決へ

”でも、見た目が変わりますよ、なんて心配してたけど

音が変わるより100万倍良くないですか?!で納得して貰い

ハイの定期的なノイズ?に付いても

サンプリングとループとhiphop的なバイブスを説明をして

元の音が他所のレコードから取ってる音源だって事も理解してもらい

シ音に関してもスピットしてもそれはノイズではなく

その人それぞれの個性でトレードマーク

歌い手の大事な個性だからの説明にも不安な顔を覗かせる

やっぱり決め台詞は

勿論あとで苦情なんか言いませんよ、だ

そんな説明に小一時間はかけた

回を重ね 数タイトル以降からは

大分まともな状態でリリース出来るようになった

そのくらい音に対する洗脳?制約?があり

作業してる人自体の感覚と言うか慣習が違うと言う悲しい話

どっかの誰かセンスの欠片も無い一部の人間が決めた

下らない決まり事を押し付け続けた結果

残念な没個性マンセーな発想

鳴る方がコレだから

鳴らす方も

日本の家庭に昔からよく有ったミニコンポみたいな物も

同じ日本製でも使われる国によって違いが有る

国内じゃギャグみたいな鳴りしかしないそれも

欧米に輸出されてるものはそれなりの音が出る

文化、センス、住環境、何だか知らないけど

悲しい話だ

歌謡曲や演歌

pcで音楽聴く人たちには無関係だが

クラッシックとか聴く人たちとか

ハイエンドのオーディオマニアとかが

なにを思ってるのかは興味がある

余談の余談だが

その後時間かけて都合50タイトルぐらい作業して

すっかりこの手の音楽に慣れてくれたと思っていた時

slum villageの12”のマスタリングを頼んだ

音源を先に渡して

あとでスタジオいったら

苦笑いで

”これ、もし今までの作業や話をしてこなかったら

僕らにとっては悪い冗談みたいな音源ですね、って言ってた

長くなったがそれくらい全てが違うってこと


で、話を日本盤戻して

海外に行った時に有ればチェックする位のモノだったが

今回のあれが(イントロのLoop)まさか、まさかの日本人だったって気付かされたのが

3ヶ月前くらい

と同時に数百曲の和モノをチェック出来る機会があって

主に興味が有ったあたりのタイトルとジャケを大量に

最近お休み気味の海馬のレコBinにインプットし

ゲットしてはそれを削りを

ここ2ヶ月間ほぼ毎日繰り返した

まず最初は手始めに

東京、千葉、埼玉のルーマニアを中心にほじくり返し

その間にベタな都内のレコ屋で勉強+粗捜し

それも一段落した最近は

ひたすらにマイナー系のthriftを巡ってる

だいたいLPで100円

EP(7")で50円が平均的な値段だけど

某所で発見した105円で10枚セットはヤバすぎた

一塊にシュリンクされて売られてるから

背ジャケだけしかチェック出来ないし盤質も見れない

全部で20塊位しか無かったけど

一枚でも興味の有るモノの入ってる塊を7つゲットした

結果半分以上当たりだった

なかでも一枚

個人的には全く知らないレーベルのサンプラーが混入していて

中身はオールジャンルで相当イナタかったが

その中のとあるグループ

そいつらの2曲

びっくりした

多分ロック系のグループで

一曲はドラムブレイク入りファンクロック

もう一曲は哀愁系で

展開が恐ろしく良く

後半のブレイク部分でのメロディなんか

カッコ良過ぎて

聴いていてぐったりしちゃう程だった

日本語のボーカルもバッチリだったし

ただただ ご多分に漏れず

音質は昭和歌謡そのものだけど

それでもこれが10円でゲット出来ちゃうなんて

オレのdigの守護神さまに感謝!

しかもそのグループどんだけネットでチェキっても

何の情報も出てこないのがまた嬉しい!

それでもまあモノによっては付け焼き刃の知識で考えて

無理めな(ノベルティー、元来流通が少ない、地方色が強い)モノっぽいのは

ユニオン辺の買取りの値段と照らし合わせながら

ネットも使ってって感じで

そんな日々の中で

たまたまある日の検索プレイ中

こんなソソる文面が

【-街の電気屋さん-. 下町の電気屋のホームページです。 在庫レコードの店頭販売を復活しました。 ... # レコードは過去の在庫を再販しております、古い盤なので一部品質が劣化....】

たまにコノ手の情報がネットに有っても

数年前の死んだネタが多いが

これは違った

現役ビンビンのネタだった

その足で駆けつけてみると

小さい電気屋の半分をレコードが占めている

全て日本盤

洋楽、邦楽、歌謡曲、演歌にロック、フォークにお子ちゃま

ソウルにディスコも

年代もLPで

1500円、2000円、2200円あたりから

2800円の時代まで

個人経営の昔から有る店と同様に

レコード会社の訪問セールスの圧力による押し売りと

全品買い取りと言う当時の強引な?システムにより

規模の割にはジャンルが幅広いのと

cd への移行期に処分されずに

自社の倉庫に置いてあった事

そして最近

その倉庫を壊した事により

再び電気屋の棚に当時の状態のまま戻ってきた

奇跡の電気屋(レコード屋)

7”もLPも当時の定価の半額で販売していて

何枚か買えば適当に何枚かをタダにしてくれたり

結構アバウト

ようするに

ここのおばちゃん

通称レコードおばちゃんとのDeal次第

店は狭くても地べたの分も合わせて

全部見るにはそれなりに時間も掛かるし

この店でなら

おばちゃんとのゆるい会話に適当に付合うのも悪くは無い

ただ店内は売りもん?のテレビと

おばちゃん用の小さいテレビ

それにAMラジオらが結構な音量でわめいている時が多く

かなり下世話な雰囲気かつ五月蝿い

プラス、おばちゃんに会いに来る近所のばばあ達も頻繁に

店内を出入りするので共存がマストだ

また店を紹介していたサイトには

「レコード販売について

- 誠に恐縮ですが、お電話での商品検索のご依頼にはおうけできません。

  予めご了承のほどお願い致します。

- 商品は過去の在庫品のみとなります。また全品未使用ではありますが、

  長期間倉庫にて保管しておりましたので、品質は店頭にてご確認の上

  ご納得の上でご購入頂きたくお願い致します。

- 店頭販売のみとなります。通信販売には対応しておりません。

- 基本的に、個人でレコードをお楽しみ頂きたい思いで販売しております。

- 店内は狭いので、大人4名くらいでいっぱいになります。

  皆様ゆずりあってごゆっくりご参照ください。」

こんな但し書きもあるんで

自分のばあちゃん家でレコード見せて貰う位のやさしい気持ちで

チェキリを入れに行って欲しい

中古で買えばもっと安く買える物も沢山あるけど

何十年もの間 誰に触られる事も無く

ただじっと各々の家のプレイヤーで口開けされる日を今か今かと待っていた

デッドストックとでは話が違うはな、って人は

早めに行ってみれば

$Mr.Itagaki a.k.a. Ita-cho  "EAT MEAT TO THE BEAT"

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Pimp's Bin

暇つぶし専用のエサ箱

PIMP'S Bin

見た方がいいモノ

見ない方がいいモノ

ごちゃ混ぜにすんで

御閲覧に関しては

自己責任で







and Return of

今月11日に発売になったコレ

$Mr.Itagaki a.k.a. Ita-cho  "EAT MEAT TO THE BEAT"

Bambu Electric Boogie Encounter mixed by Mr.Itagaki a.k.a. Ita-cho

皆さんチェックして頂けてるでしょうか?

ガキの頃から一度こんな感じのミックス作ってみたかった、

を形にしました

”こんな感じ、って言うのは

Master mixの事で(メガミックスとも言う)

80年代後半位に主流になったスタイルで

元々はオープンリールのテープで録音して

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ハサミで切って編集していたなんて聞きましたが

当時、一般的にはMTRでの重ね録り

$Mr.Itagaki a.k.a. Ita-cho  "EAT MEAT TO THE BEAT"

簡単に言えば

自分の好きな曲やフレーズ、SEなんかを重ね録りして

最終的に合体させ

一つの曲の固まりを作る

その合体のさせ加減でセンスを見せるミックス

それを初めて聞いたのはオレが中学生くらい

真偽の方は分からないけど話では

ススキノのdisco 釈迦曼荼羅のDJのデモテープで

60分のカセットの中に

ポールモーリア、アース、果てはユーミンにアイドルの歌謡曲まで

BPMが合ってれば何でもミックスしちゃうみたいなスタイルで

ただ、その頃不思議でならなかったのが

なんで違う曲同士が繋がっているのかって事だった

その手法が初めて分かったのが

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Ultimate DJ Handbook

この本の中のモンチ田中さんのメガミックスの解説だった

しかしその頃は機材なんかよりも

レコードと服にしか金を回せなくて

その内に時が過ぎ音楽の趣向も巾が広がり

すっかり記憶の片隅に追いやられていた

その後も人の勧めで

デジタルのmtrをゲットしたけど

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使い方憶えるのが面倒くさかったし

Mixtapeなんかは初期の頃は全部一発録りだったし

結果2タイトルのミックス作ったくらいで

ほぼ使わなかった

今回このミックスを作るきっかけになったのは

皆も知ってると思う某old schoolのradio音源がアップされてるサイト

そこで久しぶりに

"Latin Rascals"のradio showの音源を聴いてから

プレイされてる音源、手法があまりにも懐かしすぎて

まさに "青春!って感じだった

それから一ヶ月くらいレコード部屋ひっくり返して

ノスタルジックに浸りながらシコシコ制作に勤しんだ

おっさん達の耳には郷愁を

その時代を知らない世代には

目新しさを感じてもらえるミックスになったかと

80年代後半から90年代前半のdisco,club,dj,hiphop,唄モノ

これらのキーワードにアンテナが反応したら

ぜひとも聴いて貰いたい!



で、このcdのリリースパーティーも兼ねて?

青山 ZERO にて

イベントやります!

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そうです

また、おっさん達でやらかします!

四人四様 好き勝手に

ただひたすらに良い曲のみプレイします

さらに

不確かな情報ですが

あの小林さんが

人生初めてのmixを

作るとか作らないとか

当日の現場のみでしか手に入らないモノになるとか

皆さん

乞うご期待!!

extra extra !

Bambu Electric Boogie Encounter
mixed by Mr.Itagaki a.k.a. Ita-cho
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明日 7/11 です



Classics

昨日のVisionでの"Classics"

$Mr.Itagaki a.k.a. Ita-cho  "EAT MEAT TO THE BEAT"

来て頂いたお客さん、関係者、スタッフの皆さん

ありがとうございました

凄く良い感じでした

普段あまりリンク出来ない面子とも楽しい時間を過ごせたし


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w/ Krush

$Mr.Itagaki a.k.a. Ita-cho  "EAT MEAT TO THE BEAT"

Krush, オレ, Muro, Maki the Magic, Denka (敬称略)





ゴールデンウィークも忙しくて遊べないよ、って人や

未だまだ遊び足りない、って人たちへ

ちょっと先ですが

今月第三日曜日に再び

" Sunday Afternoon Lounge "

やります

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日曜の夕方

極上のGrooveと

EN-SOFが誇る sound system

そして美味しいお酒で皆様をもてなします

モチロン飲まないあなたも酔わせます

前回も相当イイ感じだったので

皆さん

買い物や街ぶらのついでに

立ち寄ってみて下さい

お待ちしてます





以前ブログでも触れた

新しい Mixcd

動き始めました

Bambu Electric Boogie Encounter

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内容ですが(コピペ)

ブラックミュージックに於ける
soul.Funk,disco,garageから俗に言う現代的なR&Bに移行する過程で生まれた
N.Yダンスミュージック界の徒花的な時代の歌モノを中心の"Electric Boogie"にスポットを当て
その時代に(89’前後)N.Yのラジオショーなどで脚光を浴び、その後主流になっていた
Master Mix 的な手法で構成されたミックス
Fever,Vendetta,Sleeping Bag 等のN.Yのダンスレーベルの作品の中に
残されたスタイルのエナジー溢れる楽曲の中で
Larry Levan, Latin Rascals,Mantronix などがプロデュースやミックスで
絡んでいる 今聴いてもイケてるビートの作品や
メジャーやマイナーのソウルダンサーな曲に
45kingなどに代表される
Middle SchoolのdopeなBeatを加えて仕上げた内容
高値も付かなければ再発もされていない、けど未だまだ
イケてる曲が隠れている時代、まさに”最後の重箱の隅を
突ついた、的な楽曲を中心に光を当てた作品

こんな感じです

イケてる街のレコ屋さんで

ボチボチ予約も始まってると思います

取り扱いしたいと思ってくれる

レコ屋さん、洋服屋さん等、有りましたら

今回、流通を担当してくれてる

Jazzy Sportさん迄、問い合わせしてみて下さい

宜しくお願いします